オーストラリアの都市・アデレードは、あまり知られていませんが、のんびりするには最適な場所でした。2019年夏の旅行の体験をもとに、空港からのアクセスなどをご紹介したいと思います。
アデレード空港到着
1AUD(オーストラリアドル)=76円(2019年8月現在)
アデレード空港は、とてもコンパクトな空港です。国内線と国際線が一体となったターミナルで、出発と到着も同じフロアーを使うタイプでした。今回は、メルボルンから国内線を使って到着しました。
こちらの記事の続きです。
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【メルボルン空港】国内線への乗り継ぎと空港ラウンジ
メルボルン空港のラウンジと国内線のようすです。
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矢印に沿って進むと荷物引き取り場(Baggage Reclaim)に簡単に出ることができます。
ターミナルの外へ
荷物引き取り場から外へはどの出口を使っても広場に出ます。到着時はちょうど雨があがったところ。日本と季節は反対になりますので、冬となります。日中の気温は、15℃前後のようです。
建物を背に、右手の方向にエアポートホテル「ATURA」があります。最終日は朝早く出発するので、このホテルに泊まりました。空港に直結していているので便利で、しかもリーズナブルでした。
路線バス乗り場
タクシーなどの乗り場は、ホテルとは反対方向にあります。「バスはこちら→」の案内はあるのですが、ざっくりすぎて、なかなか見つけることができませんでした。路線バス乗り場は、タクシー乗り場を通り過ぎて(左手に見ながら)1~2分進みます。
前方にバス停・Stop 10 が見えてきました。
市内へ行くバス
アデレード空港には、Adelaide Metro が運行する路線バスのバス停「Stop 10」 があります。「Stop 10」 を通る路線のうち、以下の J で始まる番号がついた2路線が市内まで行くようです。
- J1・J3: グレネルグ・インターチェンジ ー アデレード・シティ
- J1X: アデレード空港 ー アデレード・シティ ルート
J1X は、Jet Expressと呼ばれる2階建てのバスが運行しています。今回は、アデレードの鉄道駅の近くにホテルをとったのですが、空港からホテルまでは約30分位のようです。
バスのチケットを買う
Adelaide Metro が運行している公共交通機関(電車・バス・トラム)に乗るには1回ごと購入するメトロチケット(Metro Ticket)、1日乗車券、そしてメトロカード(Metro Card)*1の選択肢があります。
今回は、メトロカードを買うことにしました。
メトロカードは、空港のバス停にある機械で買えます。クレジットカードと現金、どちらもOKです。メトロカードは、AUD5で購入して、AUD5以上(AUD5・10・15・・・)ずつTop up(トップアップ:チャージの意味です)して使います。
毎回運転手さんから買うメトロチケットに比べて安いのですが、払い戻しができず(利用料AUD5は戻らず)、使い残しが出ることがデメリットです。
種類と運賃
カードの種類 | ピーク時 | オフピーク時 |
Regular Metrocard | 3.77 | 2.07 |
Singletrip ticket | 5.60 | 3.70 |
Daytrip ticket | 10.60 |
ピーク時: 平日の~9:01、15:00~、土曜日の終日
オフピーク時:平日の9:01~15:00、日曜日・祝日の終日
上記は2019年7月時点での運賃です。最新情報をお確かめ下さい⇒ Adelaide Metro
メトロカードを購入するときに必要だった「5ドルが不要になった」、という記事を複数見つけたのですが、2019年7月現在、公式サイトで下記のような一文を見つけました。
New regular metroCARD $5.00 (plus a minimum $5 credit required to get you travelling. https://adelaidemetro.com.au/Tickets-fares/Fares
「新しいメトロカード5ドル、さらに乗車時は最低5ドルのチャージが必要」と書かれています。2019年に料金が改定になったようで5ドルの手数料が必要なようです。さらに、払い戻しはできません。 公式サイトのQ&A 中に以下の文を見つけました。
metroCARD or any products produced by the metroCARD system are non-refundable (払い戻し不可) with the exception of Senior Card(シニアカード以外) Holders in line with current policy. 公式サイトのQ&A より
いろいろ変わるようなので、公式サイトで最新の情報を確認されることをおすすめします。
実際に乗ってみました
ちょうどバスがいたので、直ぐ出発できました。平日の13時過ぎだったので、オフピーク料金(AUD2.07)、約160円で市内まで行くことができました。空港からホテルまでは30分くらいのようです。
前方からバスに乗ったらすぐにメトロカード を機械にあてます。目的地に着いたら、そのまま降りるだけです。
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事前(Wifiが繋がっているとき)に、Google mapで空港からホテルの経路をダウンロードしておきます。すると、インターネットに繋げていなくても、Google mapを開くと(オフラインで)現在位置を確認することができて便利です。
空港と市内を結ぶバスですが、荷物置き場がないので、車いすのスペースを利用させてもらいました。バスを降りたいときは、車内の「STOP」ボタンを押して知らせます。ボタンを押さなかったり、バス停に乗客がいない場合は、素通りされます。
バスを降りるとき、乗客の皆さんが「Thank you」と言って降りているのが印象的でした。
乗るときに「〇〇に行きますか?」と聞いたのですが、運転手さんが覚えていてくれて「STOP」を押してないのに、そのバス停に停まってくれました。降りながら「Thank you!」最初から親切な人に会い、いい旅の予感がします(^^)
今回の交通費
今回、メトロカードを使ってAUD20をチャージ(top-up)しました。バスの車内ではできないので、トラムに乗った時などに5ドルずつチャージしました。
市内には無料区間があるので、かかった交通費(それぞれ往復) は以下でした。
区間 | メトロチケット | メトロカード |
空港⇄市内 | 3.70 | 2.07 |
サンデーマーケット | 7.40 | 4.14 |
ハーンドルフ | 11.20 | 7.54 |
合計 | 22 .30 | 15.75 |
最初にメトロカードを買った分(AUD5)を足すと、かかった費用はAUD20.75です。今回、土曜日(終日ピーク料金)にハーンドルフへ行ったので、少し高くなってしまいました。土曜日に市内観光(無料区間)すれば、安く抑えられたのですが・・・。
また、チャージした分は使いきれずAUD4.25余ってしまいました。なので、次回に使いたいと思います。
市内から空港へ
帰国時、市内から空港へ行くときはCurrie St.(クリー・ストリート) のバス停から乗りました。Currie St.にはいくつものバス停があるので、一つ一つ確認したので、少し時間がかかりました。早めにバス停に来ていてよかったです。バスは、ギムスアーケード近くのバス停に来ました。
まとめ
空港と市内は30分弱、路線バスを利用すると安くて便利でした。最初、空港の乗り場を探すのに手間取ってしまいましたが、分かると簡単!次回はもっとスムーズに移動できそうです。
最後までご覧いただきありがとうございます。
*1:日本のSuicaやICOCAのような交通電子マネーカードです。