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久しぶりの台湾は高雄(たかお)から台中を通って台北過多帰国する台湾縦断の旅。日本から高雄までは直行便でも行くことができるのですが、台湾高速鉄道(新幹線)でも簡単にアクセスすることができます。
第一弾は、高雄までの2つのアクセス方法と現地の公共交通機関(MRT・ライトレール)をご紹介いたします。
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高雄
高雄は台湾の南部に位置する都市です。現地の言葉では「ガオション」です。 古くから港町として栄える高雄港を有し、台湾の貿易の拠点としても知られています。
年間を通して温かな気候ですが、8月は酷暑、10月に行ったときも汗ばむほどでした。
日本から高雄までの主なアクセスは、2つあります。1回目は飛行機で直接高雄へ、2回目は台北から台湾高速鉄道で移動しました。
高雄まで
1.直行便で高雄国際空港を利用する
2.桃園国際空港(台北)へ行き、台湾高速鉄道(新幹線)を利用する
高雄国際空港
日本から高雄国際空港までは4時間ほどの飛行です。
今回はチャイナエアラインを利用しました。
成田国際空港(NRT)から高雄国際空港(KHH)まで、エアバス A321neoという新しい飛行機が就航していました。
通路が1本の小型機ですが、座席は(比較的)ゆったりとしており、個人用画面も大きくてきれいでした。
高雄の空港はこじんまりしている空港なので、入国までの動線も(桃園国際空港に比べ)短いのがいいですね。便数も多くないので、入国審査も混んでいません。事前に入国カードをオンラインで申請したのでよりスムーズでした。
オンライン入国カードについてはこちらをどうぞ。
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【台湾】入国はweb申請が便利!チャイナエアラインのおすすめ座席はここ! -台湾ひとり旅-
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高雄国際空港
到着ロビーには、両替するための銀行やSIMカードを売っているお店もありました。こじんまりとした空港ですが、必要なものはそろっているので困りません。24時間空港ではありませんが、深夜に発着する便もあるようです。
電車に乗るための悠遊カード(EASYカード)もこちらで買うことができるようです。
空港から市内へ
高雄国際空港は、市内へもMRT(地下鉄)で簡単にアクセスできます。
MRTの乗り場へは、税関を出たら左の方へ進み、いったん外へ出ます。すると、すぐのところに地下鉄「高雄國際機場站」があります。悠遊カード(EASYカード)やタッチ機能が付いたクレジットカード(Visa・Mastercard・JCB・アメックスなど)も使えるので、おすすめの移動手段です。
MRT
・紅線(赤ライン)
・橘線(オレンジライン)
・高雄環状軽軌:ライトレール(緑)
ところで、高雄にはMRT(赤ラインとオレンジライン)とライトレールがあります。
2023年10月に行ったときはライトレール(環状線)の一部が繋がっていませんでした。しかし、現在は全ての駅が繋がりより便利になりました。
ライトレール(C)とMRTは、以下の駅で乗り換えることができます。
- C3:前鎮之星 (Cianjhen Star) 駅 ⇔ R6:凱旋 (Kaisyuan) 駅
- C14:哈瑪星 (Hamasen) 駅 ⇔ 01:西子灣 (Sizihwan) 駅
- C24:愛河之心 (Heart of Love River) 駅 ⇔ R13:凹子底 (Aozihdi) 駅
高雄国際空港からアクセスした場合、3駅先の凱旋駅でライトレールに乗り換えることができるので、空港到着後に簡単に観光に出かけられます。
なお、MRTやライトレールの駅情報は路線図で確認することができるので便利(台湾のネット情報は使い勝手がいい)です。
桃園国際空港から高雄へ
もう一つの方法は、桃園国際空港(台北)に入り、台湾高速鉄道(新幹線)で高雄に行く方法です。
台湾の列車
台湾には、西側を貫通する「台湾高速鉄道(新幹線) 」と台湾を一周する「台湾鉄道」があり、その中にいくつかの観光支線があります。また、都市によっては、さらに台北MRTや高雄MRTなどの地下鉄やライトレールなどの路線もあります。
台湾を列車で移動するとき、まず知っておきたいのは、以下です。
電車の種類
・台湾高速鉄道(高鐵):台湾の新幹線
・台湾鉄道(台鐵/TRA):在来線
・MRT:地下鉄
この3つの違いが分かっていれば、初めてでも、簡単に移動できます。
例えば、台湾高速鉄道(新幹線)に乗れば、桃園国際空港から2~3時間で高雄(高鐵・左營駅/さえいえき)に着きます。高鐵・左營駅は、台湾南端にある台湾高速鉄道(新幹線)の駅です。この駅から高雄のMRTに乗り換えて、市内へ行くことができます。
台湾高速鉄道と桃園国際空港での両替については、こちらをどうぞ。
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【2023年】台湾高速鉄道の旅 ~桃園空港からの移動方法~
台湾高速鉄道を使った移動方法です。
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高鉄・左營駅
高鐵・左營駅は、きれいで、適度な広さの新幹線の駅です。
すごい!と思ったのが、公式サイトで、ロッカーなどの空きが分かることです >>>【公式】左營駅
さて、台湾高速鉄道(新幹線)で高鐵・左營駅高雄に到着したら、MRT(地下鉄)に乗り換えます。
構内には案内板があちらこちらにあるので、簡単にMRTの駅にたどり着けました。
MRTの左營駅は隣の建物なので、エスカレーターなどで一度外に出て、さらに下ります。
ここからは、悠遊カード(EASYカード)なども使えます。
MRT(地下鉄)の列車内はとてもきれいでした。
台北の地下鉄同様、飲食は禁止です。
台北から高雄に行って散策するには、「新幹線」+「MRT」と覚えておけば大丈夫です。さらに、ライトレールにも簡単に乗り継ぐことができます。なお、新幹線が発着する「左営駅」から台鉄・高雄駅を目指さなくても、新幹線の駅から直接あちこちへ行くことができるので慣れてしまえば便利でした。
この便利さが高雄をおすすめする一番の理由です。
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ライトレール
ライトレールは、全通後は、高雄市内を一周する全長22.1kmの環状線です。
MRTと合わせて利用すれば、ひとり旅でも安く簡単に高雄市内を観光できます。
ただし、MRTとライトレールの駅は構内では乗り継げません。MRTの西子灣駅でライトレールの哈瑪星駅に乗り継いだのですが、3分ほど歩きました。案内があるので迷うことはありませんでした。
乗り方
ところで、ライトレールの駅には改札がありません。
代わりに、ICカード用のカードリーダーが駅のホームやライトレールの車内に設置されています。以前は1階だけでよかったのですが、現在は、乗るときと降りるときの2回タッチが必要です。
利用可能なICカードは一卡通(iPass)、悠遊カード、有銭卡(HappyCash)など。以前は距離にかかわらずどの区間も同一料金でしたが、環状線が完成したので、距離に応じた運賃に変更されました。なお、ICカード(一卡通・悠遊カードなど)を使った方が割安となります。
MRT同様車内は飲食禁止なので気を付けましょう。違反すると1,500元~7,500元の罰金が科されるそうです。
ライトレールが停車後、乗るとき、降りるときは(停止してから)ドアについているボタンを押すとドアが開きます。
慣れればとても便利な乗り物です。
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さいごに
高雄は、コンパクトシティであるだけでなく、公共交通機関の使いやすいのでひとり旅でも費用をかけずにあちこちへ行くことができます。高雄の市内へは高雄国際空港からも近いですし、台北からも新幹線を使えば日帰りも可能です。
次回は、公共交通機関と徒歩で周った高雄市内観光のようすと高雄に行ったらぜひ食べたいものをご紹介したいと思います。
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