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久しぶりに台湾高速鉄道(台湾高鐵)の旅を楽しみました。日本から台湾・桃園国際空港に到着したら、MRTで「高鉄・桃園駅」に向かい、そのまま台湾高速鉄道に乗り継げます。
今回は、台湾高速鉄道のお得な周遊券(レイルパス)と桃園国際空港空の移動方法についてご紹介いたします。
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台湾高速鉄道(高鉄)
台湾高速鉄道(Taiwan High Speed Rail)は、日本の新幹線の車両技術を導入したもので、2007年に開業しました。最北端の「南港駅」から「左営駅(高雄)」までの345kmを、最高速度300km/hで走る台湾の新幹線です。
端から端までの所要時間は、ノンストップ便だと約1時間30分、最も時間がかかる場合でも2時間25分だそうです。
日本からの直行便が就航している台湾・桃園国際空港から、台湾高速鉄道が発着している「高鐵・桃園」駅まで、MRT(地下鉄)で簡単にアクセスできます。
今まで、その台湾高速鉄道を使って、高雄、台南、台中を旅行してきました。台北に宿をとって、どの都市へも日帰り可能です。
外国人旅行者対象・周遊券
今回、外国人旅行者を対象にした周遊券「Taiwan High Speed Rail Pass(連続した3日間に有効)」を購入しました。
この周遊券は、短期滞在(180日以内)、またはビザ免除で台湾に入国している外国人旅行者のみを対象 とした割引パスです。2日間(フレキシブル)に台湾高速鉄道を利用できるパスもありますが、連続した3日間乗り放題になるタイプの方がお得な気がします(あくまでも旅行の日程によりますが)。
私は、この3日間パスを "Klook" で購入しました。
これだけお得!
※普通車両の背景色は青です。
台湾高鉄の運賃表(2023年10月現在)を見てみると、桃園駅から高鉄・台南駅までは、片道 1,190 新台湾ドル/元(TWD)。日本円に換算すると、5,712円(1TWD=48円計算)です。しかし、同日Klookで周遊券を見てみると、3日間で、10,140円。桃園駅から台南を往復するだけで元が取れます。
しかも、座席指定もできます!
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桃園国際空港から高鉄桃園駅へ
さて、台湾に入国したら、まずMRTを目指します。
ターミナル2のMRTの乗り場は地下にあります。
あちこちに案内板がありますので、その案内に沿って進めば大丈夫です。
その前に、両替しました。
両替
今回は、こちらの自動両替機を利用しました。
機械は日本語にも対応していますので、操作は簡単でした。
パスポート情報を読み込ませ、スタートします。
米ドル・日本円・人民元・ユーロから台湾ドルに両替できます。レートは銀行と同じで、手数料はかかりませんでした。ただし、1万円などの高額紙幣のみ両替可能です(2023年10月体験)。
なお、少額紙幣だと、MRT乗り場の近くにある銀行でも両替できますが、有人窓口で両替する場合、100TWDの手数料がかかると言われました。
MRT
次は、自動両替機のすぐそばにあるエスカレーターで、MRT乗り場に進みます。
日本語の案内もあるので、乗り場を見つけるのは簡単です。
MRT 桃園機場駅 (Taoyuan Airport MRT) から 高鐵桃園駅までの所要時間は17分。駅の運賃表によると、料金は35元 (約168円)でした。
5年前に乗った時と値段は同じでしたが、円安のため、40円も高くなってしまいました。
※ターミナル1からの所要時間は20分(35元)です。
MRTの桃園空港から 高鉄桃園駅(A18)に行くには、ブルーの列車に乗ります。同じ乗り場に紫色の列車も来ますので、間違えないようにご注意ください。なお、高鉄桃園駅は、台北市内とは逆方向です。
なお、悠遊卡(EASYカード)を使うと、割引があります。
悠遊卡
なお、台湾国内をMRTなどの公共交通機関で移動する予定のある方は、悠遊卡 / Easy カード(日本の交通系ICカードのようなもの)を買っておいた方がお得で便利です。
悠遊卡は、事前にKlookでも購入できますが、MRTの改札口そばにあるコンビニでも購入可能です。
MRT内のようす
MRT内はきれいです。日本の電車と違って、MRTの車内では、飲食禁止なので気を付けましょう。
なお、車内には、荷物置き場もありました。
高鐵・桃園駅へ
MRTの高鉄桃園駅に着いたら、改札を出て、左(出口1番)に進みましょう。
エスカレーターを降りると、もうそこは、台湾高速鉄道の桃園駅です。こちらから台湾高速鉄道に乗ります。
周遊券の引換
Klookで台湾高鉄周遊券を購入すると、QRコード付きのバウチャーが送られてきます。
乗車当日、パスポートとこのバウチャーを持って、台湾高速鉄道の窓口へ行くだけです。
何種類かラインがあるのですが、” Today's Ticket / Advance Purchase " に並びました。
Klookで購入時にパスポート番号や有効期限を入力しましたので、当日窓口では、パスポートを窓口の係員に渡しただけで、周遊券に引き換えてもらえました(QRコードは見せるだけでした)。
窓側で『いつから使いますか?』と聞かれたので、『今日から。台南へ行きたい』と答えると、座席指定もしてくれました。窓口の方は親切で、時々日本語で対応してくれる人もいました。
乗りたい時間帯を係員に伝えると、係員の方が、いくつか候補をモニターで示してくれます。なので、希望の時間選びましょう。すると、(上の写真のように)周遊券に記入、もしくはシールを貼ってくれます。
もし、指定席が満席、もしくは座席指定しない場合は(周遊券に引き換えた後)自由席に乗れば大丈夫です。自由席も満席の場合、通路に立っている人もいました。
2023年10月の平日に利用した時、かなり混んでいましたので、事前に座席指定することをおすすめします。
時刻表
ところで、台湾高速鉄道の公式サイトでも事前に座席指定することもできます。
時刻表やプラットホームの「南下:Southbond」は、「南港駅」から「左営駅(高雄)」方面へ、「北上:Nourthbond」は、「左営駅(高雄)から「南港駅」への進行方向を示しています。
- 最新の時刻表はこちら:【公式】台湾高速鉄道
高鉄桃園駅・構内
周遊券の場合(外国人専用なので)、駅員さんに、パスポートと合わせて提示します。
確認次第、改札を開けてくれます。
毎回、ちょっと面倒だったのですが、激安チケットなので仕方ありませんね。パスポートの顔写真のページと、周遊券の最初の見開きのページ(個人情報あり)を一緒に、開いて渡すとスムーズでした。
ホームは地下にありますので、エスカレーターかエレベーターで下がることができます。
なお構内(下がる前)には、コンビニやお土産もの屋さんがたくさんあります。台湾高速鉄道のお弁当は温かいので、一度試してみる価値がありますよ!
台湾高速鉄道・車内
台湾高速鉄道は、日本の新幹線技術を輸出したので、車両は東海道新幹線の700系改良型車両だそうです(←間違っていたらすみません)。
車両内部は2-3席の配列で、まるで日本で新幹線に乗っているような感じでした。ただし、車両ドアが半自動だったことや、自由席に優先車両があったのが違っていました。
座席番号は、窓側に表示されています。
日本では見かけなくなった、車内販売もありました。
台湾のMRTは電車内飲食禁止でしたが、台湾高速鉄道の車内では飲食OKです。
のんびり食べたり飲んだりしていると、あっという間に目的地に着いてしまいました。高速鉄道内ではWifiも繋がりますので、時間を持て余すこともありませんでした。
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さいごに
今回は、お得な周遊券(外国人専用)と桃園国際空港から台湾高速鉄道の乗り場や車内をご紹介しました。
日本の新幹線が導入されているので、乗り心地も良く(表示も漢字に似ているので)、中国語が分からなくても想像がつきました。「站(駅)」と「月台 (プラットフォーム)」だけ覚えておけば簡単に旅できるので、台湾国内の移動によく利用しています。おすすめです^^
最後までご覧いただきありがとうございます。