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【シンガポール航空】B777長距離路線ビジネスクラス・搭乗記

2023-03-04

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「旅とアロマ」にお越しくださり、ありがとうございます。

12月のフランス・シンガポール旅行記の続きです。

シンガポールとパリの間は、13時間前後の長いフライトになるので、飛行機の座席も長距離仕様となります。搭乗機材は、B777-300ER。座席の種類が変わりました。今回は、不思議な造りのシンガポールシンガポール航空・ビジネスクラス(長距離路線)の座席と機内食ををご紹介いたします。

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B777-300ER

座席配列は1-2-1.窓側のソロシートを選択しました。

スコットランド製レザーにダイアモンドスティッチを施した座席です。

ちなみに、真ん中の座席でのパーテションはしっかりあるので、プライバシーは保てそうです。

B777ですが、中央に荷物棚がありませんでした。

荷物棚がない分、機内が広く感じます。

18インチのスクリーン。他のエアラインのモニターに比べると、少し小さく感じました。

ただし、不朽の名作から人気の大ヒット作まで、映画の種類は豊富です。クリスフライヤー会員のアカウントにログインすると、閲覧履歴に基づいたおすすめのコンテンツが表示されたり、着陸前に観終えることができなかった映画を観ることができるそうです。

モニター横のコンパートメントを閉めた状態(左)と開けた状態(右)。鏡も、前方に設置されていました。

ヘッドフォンやペットボトルの水は、サイドに収納されていました。

シンガポール航空の機材の良いところは、収納ボックスがたくさんある点です。

長時間のフライトになると身の回りに必要なグッズを置いておきたいものです。この点は、ストレスフリーでした。

テーブルは、横から引き出すタイプ。

コンパートメントを空けるには、一度扉を押して、ロックを外します。

座席の横にも収納スペース。そして、USBなどのユニットがありました。

扉がないので、離着陸時にものは収納できませんが、航行中は必要なものを置いておくことができます。

座席のリクライニングの操作は、こちら。

操作ボタンの絵だと180度近くになるような感じですが、実際は、そこまで倒れませんでした。

この機材も、足を伸ばす部分がとても狭かったです。

しかも、寝るときは、斜めにならなくてはなりません。座席幅を広くした分、前後の幅が短いのでしょうか。爆睡できたので問題はないのかもしれませんが、ちょっと変わった構造でした。

リップクリームなどが入ったアメニティは座席に置かれていましたが、長距離著路線でも、スリッパなどはリクエストベースでした。

離陸後の食事 SIN→CDG

さて、長距離路線の機内食サービス。

ワゴンで、サテが運ばれてきました。

やっぱり、美味しいです。

その後、オードブルサービスが始まりました。こちらは、ミールカートによるサービスです。

スカイトラックス(英国の格付け会社)のビジネスクラスのランキングで、シンガポール航空は、よくカタール航空と1位2位を争っています。しかし、カタール航空のミールサービスはほとんどが手配りです(これ、けっこう大変!)。ワゴンならまだ見栄えが良いのですが、けっこう年季の入ったミールカートでのサービスは、一昔前といった感じで、ちょっとびっくりしました。

こちらは手配りのパンサービス。

オリーブオイル(バルサミコ酢入り)があったのが、嬉しかったです。

Beach road prawn mee soup

今回も「Book the Cook」から事前オーダーしました。

Beach road prawn mee soup は、シンガポールを代表するローカルフードの一つであるプラウンヌードルの専門店『Beach Road Prawn Noodle House』のメニューのようです。

『Beach Road Prawn Noodle House』は1920年に創業し、90年以上にわたりシンガポールで愛され続けているプラウンヌードルの名店です。お昼には、行列ができるとか。エビの出汁が濃くて、すごく美味しかったです。添えられた唐辛子(?)の粉で、味変ができます。気圧の高い機内(沸点が低い)で熱々にするのは難しいのですが、こちらのヌードルはスープも熱めで、美味しかったです。

デザートは、フルートとアイスをもらいました。

アイスは、パリパリのチョコレートが良いアクセントになっていて、正直、もう一つ食べたかったです。

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座席からベッドへ

そうえいば、長距離路線なのに毛布が見当たりません。

客室乗務員の方に毛布をお願いすると『ベッドにしましょうか?』と言われました。わけが分からないまま立っていると、座席の上の裏側に手を突っ込んで何かし始めました。

背もたれの部分が前に倒れて、敷布団(?)がセットされているベッドに変身しました。

背もたれ部分に、大きな枕とベッドリネンも入っていたようです。こんなスタイルの座席は初めてだったので、かなりビックリしました。

寝心地はですね・・・

やはり体を斜めにしないといけないので、座席がそのままスライドしてフルフラットになるタイプに比べると、慣れるまで時間がかかりました。それでも少し休めましたが。

到着前の食事 SIN→CDG

長距離路線なので間食もあるのですが、食べずに映画を見ていました。

そして、ベッドでウトウト・・・

到着4時間前に起こされ、そまま食事サービスが始まりました。

座席を戻さずに食事サービスが始まったので、まるで病院のベッドの上で食事をしているかのようになりました(病院食の経験はありませんが)。

オードブルとガーリックトースト。

こちらも「Book the Cook」からステーキをオーダーしておきました。

シンガポール航空の機内食の中でステーキの美味しさには定評がありますが、やはり美味しかったです。

デザートは、フワフワと不思議な食感で、最初『なんだこれ?』と思いましたが、アーモンドソースが美味しくてクセになる味でした。

機内食 CDG→SIN

パリからシンガポールまでも、同じ機材でした。

勧めてくれたリースリングの白ワインをいただくことにしました。

シンガポール航空の公式サイトでは「Book the Cook」から予約できるだけでなく、通常搭載の機内食も確認できますので、選択肢はかなり広がります。帰りの便では通常搭載の機内食の方が魅力的だったので、「Book the Cook」の予約はしませんでした。

Sauteed Prawns with Red Pepper Sauce

オードブルは「Sauteed Prawns with Red Pepper Sauce」。

プリプリの海海老にレッドペッパーソースをつけていただます。不味いわけがない!組み合わせです。付け合わせの半生のドライトマトも美味しかったです。

Kai Krapow

「Kai Krapow」は、チキンをスィートバジルや野菜とともに炒めたタイ料理です。

他には、シーフードヌードルスープやローストビーフなどがありましたが、なんとなくアジアの味が恋しかったので、タイ料理にしてみました。

美味しかったです。

ちなみに、お隣の方のシーフードヌードル。こちらも美味しそうでした。

デザートは、ワゴンサービスです。

ライチのアイスクリームと、チョコレートトリュフケーキをもらいました。

ライチのアイスクリームが甘すぎて、チョコレートケーキにたどり着けず・・・。

あとでチョコレートケーキを食べようとラップをかけてサイドテーブルに置いておいたのですが、結局食べられずお返ししました(残念)。

到着前の食事

シンガポール到着4時間前。

ふと、機内が明るくなっている気がして目を開けると、『お食事はいかがですか』と、いきなりサービスが始まりました。

この座席の難点は、自分で座席に戻せないことです。何回か挑戦してみましたが、コツがあるようで、できませんでした。

食事サービスが始まりましたが、やはりベッドの上に足を伸ばしたままです(サービスの前に座席に戻してもらえばよかったのですが)。

お料理は美味しいのですが、なんか落ち着きません。

イメージとしては、病院のベッド食といった感じでしょうか(笑)。

さらに、シャンパンを頼んだのですが、忘れられました。

メインはパンケーキにしてみました。

しっとりフカフカ♡ 甘いのですが、食べるのを止められない美味しさでした。

やっぱり、シンガポール航空の機内食は美味しい。

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さいごに

毎年、航空関連の格付け会社スカイトラックス (SKYTRAX) でカタール航空と1位を争っているシンガポール航空ですが、機内サービスだけをみると、カタール航空の方が断然いいと思いました(あくまでも個人の感想です)。カタール航空の機内食のサービスはもっと丁寧だし、A350でもバーカウンターを設置してるし、なにより、ビジネスクラスの洗いはお手洗いがとてもきれいなのです(SQは、時間が経つにつれゴミが溜まり、汚れが・・・)。

ただし、機内食の種類やBook the Cook、エンターテインメントでは映画の種類の多さ、さらに定刻の離発着に関しては、シンガポール航空の方がいいなと思いました。よく遅れるカタール航空に比べ(私の体験の範囲ですが)、4回ともすべて早着したので、予定通りの行動ができ、総合的には満足感が高いフライトとなりました。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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