Singapore

【シンガポール】乗り継ぎ時間も観光できる! ~電子入国カードとMRT情報~

2023-03-11

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「旅とアロマ」にお越しくださり、ありがとうございます。

ほぼ3年ぶりのシンガポール、乗り継ぎの時間を利用して観光してきました。

今回は、乗り継ぎでも利用できるシンガポールの電子入国やMRTの変更点についてご紹介いたします。

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チャンギ空港【乗り継ぎ旅客】無料ツアー

シンガポール・チャンギ空港では、コロナ禍に中断されていた「乗り継ぎ客向けの無料ツアー (フリーシンガポールツアー) 」が再開されました。

If you are transiting through this tiny island-state, you can discover Singapore’s sights and sounds, and rich heritage with the Free Singapore Tour. For travellers with at least 5.5 hours to 24 hours to spare till your connecting flight, join one of our free 2.5-hour guided tours. 

Free Singapore Tour

(大意)

シンガポールでの乗り継ぎ時間が5時間30分以上24時間未満の乗客は、2時間半のガイドツアーのうちの1つに参加することができます。ツアー代金は無料です。

ツアー申込カウンターは、第2ターミナルの入国審査場手前にありました。

シンガポールに入国してしまうとツアーに参加できません。

市内観光ツアー
ジュエルツアー(ウォ―キングツアー)

2023年10月現在、2種類のツアーが遂行されていました。

ツアー

・市内観光ツアー
・ジュエルツアー(ウォ―キングツアー)

ジュエルツアーはウォ―キングツアーなので、荷物があっても大丈夫だと、スタッフの方に伺いました。一方、市内観光ツアーのバスヘは大きな荷物(機内持ち込みできる小型スーツケース等)の持ち込みができません。

第3ターミナルには制限エリア内に荷物を預ける場所もあります(下記に説明あり)ので、参加される方で荷物がある方はそちらをどうぞ。

なお、ツアーに参加するには、以下のものが必要です。

必要な書類

・パスポート
・搭乗券
・エントリービザ(該当する場合)
・予約確認書

チャンギ空港内の荷物預かり所

乗り継ぎの時、貨物室へ預けた荷物は、最終目的地で受け取ることになります。

しかし、小型のスーツケース(100ml以上の液体類なし)なら機内に持ち込まれる方も多いと思います。その場合、乗り継ぎ時の荷物の扱いをどうするかという問題が発生します。

幸い、チャンギ空港・第3ターミナルの制限エリア内には、荷物を預かってくれる場所(有料)があります。

場所は、ゲートAとBの間にあります。lululemon(隣はアディダス)の横の通路を入っていきます(今後お店は変わってしまうかもしれませんが)。案内板もありますので、カウンターはすぐに見つかると思います。

2022年12月現在

10kgまでのスーツケースなら10SGD (シンガポールドル) で、夜10時まで預けることができます。

支払いはクレジットカード(Visaタッチも可)が使えました。シンガポールでは、タッチ決済の方を推奨されました。

PCに必要な情報(メールアドレスなど)を入力して、画面に表示されたQRコードの写真を撮っておくと便利です。(QRコード付きの控えももらえます)。受け取る際には、スマホに保存したそのQRコード(写真)を見せればOKでした。

シンガポール入国

シンガポールへ入国するすべての渡航者は、シンガポール到着に、 SG Arrival Card (電子入国カード・健康申告書) の事前登録が必要です。SG Arrival Card は、国籍にかかわらず、シンガポール到着の 2日前以内(到着日を含めて3日前以内)に登録可能です。

※2020年3月より紙の出入国カードは廃止されています。

電子入国カード・健康申告書の登録

SG Arrival Card (電子入国カード・健康申告書) の登録は、無料です。

スマーフォンでもPCでも、どちらでも行えます。アプリもあるようですが、使わなくても大丈夫です。

必要な情報

1.有効なパスポート情報の登録
2.居住地の登録/E-mailアドレス登録 
  ※e-Pass(電子訪問パス)の受け取りに必要
3.旅行スケジュール(フライト情報・ホテル情報など)

日本での表示もありました(記入は英語、もしくはプルダウン)ので難しくはありませんでしたが、ちょっと迷った点は以下です。

・乗り継ぎの合間に入国する場合は、”トランジット” と入力します。

名前はパスポートの順通り「姓・名」で記入します。

・全て英数字で入力しますが、メールアドレスなど、英語は自動で大文字になりますが問題はありません(ただし、大文字と小文字を混ぜている場合は違うメールアドレスにした方がいいかもしれません)。

間違ったら?

なお、間違って「名+姓」の順で提出してしまっても、申請し直せば問題はありません。

申請が通ると、登録したメールアドレスに、”Acknowledgement of SG Arrival Card & Health Declaration submission”という表題のメールが送られてきます。

入国

2022年12月、入国審査場(パスポートコントロール)でパスポートを見せるだけで、大丈夫でした。

step
1
入国審査


入国管理官にパスポートを提示。

指紋のスキャンや顔写真の撮影など、指示に従う。

入国審査を終えると、電子入国カードに登録したメールアドレス宛に、「Electronic Visit Pass(電子訪問パス)」が送られてきます。

step
2
税関検査

(預け入れ荷物がある場合は引き取り)、申告するものがない場合は「グリーンチャンネル」、申告するものがある場合は「レッドチャンネル」を通る。

これで、入国完了です!

自動化入国審査

2023年4月25日、移民検問局(ICA)は、自動化クリアランス・イニシアチブ(ACI)の対象が、スタート時の16ヵ国から51ヵ国のパスポート保持者に拡大されたと発表しました。

上の写真の国のパスポートを持っている人(6歳以上)が、自動化クリアランス・イニシアチブ(ACI)の対象者です。日本も含まれていますね。

前回は(上で紹介したように)有人カウンターを通過しましたが、現在は、スキャナーを使用して自動化ゲートを通ることで、入国審査をクリアできるようです。有人カウンターを通過したとき同様に、入国審査を終えると、電子入国カードに登録したメールアドレス宛に、「Electronic Visit Pass(電子訪問パス)」が送られてきます。

チャンギ空港のターミナル

シンガポール・チャンギ国際空港には4つのターミナルがあります。

日本から到着する場合、主に、ターミナル1(JAL)かターミナル3(SQ)に到着すると思います。ターミナル間は、Skytrain で簡単に移動できます。

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MRTで市内へ

市内へは、MRT という電車に乗って行くと便利です。

MRTはMass Rapid Transitの略で、シンガポール国内を網羅する公共の交通機関です(時間はかかりますが安いです)。

空港にも乗り入れており、郊外では高架線、市内中心部では地下鉄になっています。MRTの空港での乗り場は、「 チャンギ空港駅 (Changi Airport CG2 ) 」のみで、ターミナル2(T2) とターミナル3 (T3) の地下にあります(どちらからも行けます)。

なお、ターミナル1(T1) やターミナル4 (T4) に到着した場合は、Skytrain に乗って、T2かT3に移動します。

ターミナル1から

f:id:monteverde-aroma:20200212151902j:image

飛行機を降りたら、”Arrival” の方へ進み、入国審査(パスポートコントロール)を受けます。

あとは、預けた荷物を取って、税関のグリーンチャンネル(申告ナシ)の出口を通って出ます。

f:id:monteverde-aroma:20200213105752j:plain

出口からまっすぐに進むと「JEWEL」という商業施設があります。

「Train to City」と書かれている右方向へ移動します。

ちなみに、左方向に、インフォメーションやATMがあります。

その先に「Train to City」の表示が出てきますので、あとは今案内に沿ってエスカレーターを上がるだけです。

ターミナル1から市内行きのMRTに乗るには、一度出発階に戻って、Skytrainに乗ってターミナル3へ行って、MRTの乗り場に行くようです。

つまり、”Skytrain to T3” と "Train to City" は、どちらも同じ方向(動線)です。

とにかく迷路のようですが、矢印に沿って歩いていると、Skytrainの乗り場に着きました。

あとは、MRTの乗り場を目指すだけです。

約2分ごとに運行しているので、乗り過ごしてもすぐにやってきます。

無事入国できたので、市内へ行くMRTに乗ります。

市内へ行くには "Train to City" と書かれた方向へ進みます。MRTの駅は地下にあります。

MRTチケット

ところで、MRTのスタンダートチケットを買おうと券売機に行くも、以前あった券売機や表示がありませんでした。

MRTのPassenger Service(改札のすぐそば)で聞いたところ、2022年1月にスタンダートチケットは廃止になったとか。

MRTに乗るには、EZ-LINK Card (10SGD:シンガポールドル)を買うか、VisaタッチやApple Payなどの非接触決済ができるクレジットカードやデビットカードで乗車することになります。

EZ-LINK CARD

1.5年間有効(期限が過ぎると無料で交換)
2.5SGDのディポジットが必要(払い戻しなし)
3.利用時は最低3SGD残っている必要がある(残高は払い戻し可)
4.割引がある

シンガポールに何日か滞在してバスやMRTによく乗られる方は、EZ-LINK CARDを買った方が割引もあるのでいいと思います(Suicaのように使えますしね)。

しかし、EZ-LINK CARDは、3SGD(シンガポールドル)以上入金されていないと改札を通れなかったり、2SGD以上しかチャージできなかったりと、短期旅行者にとっては却って割高になる点もあります。なので、ユニバーサルスタジオ・シンガポールへの往復なら、Visaタッチの方が便利だと思いました。

なお、「Passenger Service」は、朝8時から開いているようです。

ちなみに、EZ-LINK CARDをチャージ(Top-up:トップアップ)するときは、改札のそばにある機械で行います(最低2SGD~)。

Visaタッチで乗車

今回は、Visaタッチで乗車しました。クレジットカード(非接触決済型)を改札のリーダーにタッチして、そのまま乗車できます。

シンガポール国外で発行されたクレジットカードの場合、改札を通るごとに0.5SGD手数料がかかってしまいますが、EZ-LINK CARDのディポジットを払うよりは安く済みます。

クレジットカードの表面に、VISAはタッチ決済、マスターカードはコンタクトレス決済のマークがあれば使用できます。

使用方法は、タッチ決済に対応したクレジットカードかデビットカードをMRT改札やバスのカードリーダーにタッチするだけです。利用額が自動的にカードに課金、または銀行口座から引き落とされます。

今回、シンガポールのあらゆる場所でVisaタッチなど非接触決済が使えました。日本ではまだあまり馴染みがありません(知っている人は使っているくらい)が、海外ではかなり普及しているようです。

EZ-Linkカードでは降車の際に利用料金とチャージ残高が表示されますが、タッチ決済では利用額が表示されません。利用料金や乗車履歴等の明細を知りたい場合は、「TL SymplyGo」という公式アプリを使えば確認できるようです。(アプリに登録しなくても、タッチ決済は利用可能です)

なお、SimplyGoの Q&A には、海外発行のクレジットカードでは、請求の都度0.6 SGD(値上がり!)の手数料がかかると書かれていました(2023年3月現在)。

An administrative fee of $0.60 will be applicable per day of use for fare payment. You may view your travel history and its related fares, including any admin fee charged to your bank card via the TransitLink SimplyGo Portal or TL SimplyGo app. Additionally, foreign cardholders may be subject to other fees imposed by their Issuing Banks.

FAQs

VisaとMaster Cardでは、請求のタイミングが異なります。

請求

・Master Card:5日分か合計金額が15SGDに達した場合
・VISA:1日毎

For Mastercard contactless bank cards, fare charges will be accumulated for up to 5 days or after a total of $15 is spent on transit fares, whichever is earlier. For Visa and NETS contactless bank cards, fare charges will be accumulated daily.

FAQs

ほんの些細なことですが、何日か滞在する場合、毎日請求されるVisaより、まとめて請求されるMaster Card の方が、手数料が少なくて済みます。

私は、日帰りだったので関係ないのですが(笑)。

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MRT乗車

それでは、MRTに乗車してみましょう。

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空港に直結している「Changi Airport」駅からユニバーサル・スタジオ・シンガポールへ行く場合は、下の路線図② "Tanah Merah (タナ・メラ) " で乗り換えます。

"Tanah Merah (タナ・メラ) " 駅で乗り換えた様子が以下の写真です。

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"Tanah Merah (タナ・メラ) " 駅では、乗ってきたMRTの両方の扉が開くので、市内へ行く場合は降りる方向に注意が必要です。

「Joo Koon Koon」行きか、その先の「Tuas Link」行きのMRTが来るプラットフォームD 方向に降ります。

空港からユニバーサル・スタジオ・シンガポールまでは、約1時間かかりました。

市内から空港へ

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反対に、市内から空港へ戻る際は、Platform (プラットフォーム) C から乗りました。

このとき、市内からのEast-West Line は、同じプラットフォームに着きましたので、そのまま空港行きのMRTを待っていれば大丈夫でした。

写真と文字だけで見ると分かりにくいのですが、乗り換えはとても簡単です。初めてでも迷わずに乗ることができました。

車内でのの注意事項

MRT内には禁止 (罰金あり) 行為がありますのでお気をつけください。

MRT内のNG行為

  • 飲食:罰金500ドル
  • 喫煙:罰金1,000ドル
  • ペット・動物の持ち込み:罰金500ドル
  • ドリアンの持ち込み:罰金500ドル
  • 可燃液体の持ち込み:罰金500ドル

※ 罰金の金額は、2020年当時のものです。

こんな感じで簡単に入国、市内まで行ってくることができました。

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荷物受取り場所から近い場所にあるエスカレーターからでもシルバークリスラウンジに戻れます(途中に、クリスフライヤ-・ゴールドラウンジあり)。

19時ごろに戻り、荷物を受け取り、搭乗までシルバークリスラウンジでゆっくりしました。

夕方は、さすがにシャワールームも混雑していましたが、日本ほどではありませんでした。

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さいごに

ほぼ30年ぶりのシンガポール航空、そして3年ぶりのシンガポール。

さいごは、シンガポールの入国・乗り継ぎのようすをご紹介いたしました。

シンガポール・チャンギ空港は、ハブ空港としてとても充実していて使い勝手がよかったです。そして、空港から市内までのアクセスも簡単で、乗り継ぎ時間に市内を楽しむことができました。

2023年4月には無料の空港ツアーも再開しました(申し込みカウンターは第3ターミナル内)。なので、次回は参加してみたいと思います。

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