「旅とアロマ」にお越しくださり、ありがとうございます。
いつもは飛行機での移動が多いのですが、久しぶりに新幹線で移動することにしました。
今回は、Suica(対象の交通系ICカード)だけで新幹線に乗れるという便利なシステムを利用してみました。2023年4月に実際に体験した、JR東日本のチケットレスサービス「新幹線eチケットサービス」の予約から乗車までをご紹介いたします。
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新幹線eチケットサービス
新幹線eチケットサービスは、2020年3月に始まったJR東日本のサービスです。
きっぷを受取ることなく、新幹線eチケットに紐づけた交通系ICカード・モバイルSuicaなどを自動改札機にタッチするだけで、そのまま新幹線に乗車できるサービスです。
対象区間等
詳細
・対象新幹線:東北・北海道、上越、北陸、山形、秋田
・座席:自由席・普通車指定席・グリーン車・グランクラス
「えきねっと」のアプリはありますが、新幹線eチケットだけに特化したアプリはありません(2023年4月現在)ので、PCやスマーフォンから予約・購入しました。
利用できるのは、全国相互利用サービス対象の10種類です。
Suicaエリアでご利用できない交通系ICカード(特別割引を適用しているICカード等)は、利用できません。
Suica機器等での最後のご利用日から10年間一度も利用がない場合、使用できなくなります。
新幹線eチケットの運賃は、普通車指定席、グリーン車、グランクラスの場合、みどりの窓口や券売機で購入するより、200円(一律)安くなります。なお、自由席は同一価格です(出所:利用できるICカードの種類 2023年4月現在)
注意点
新幹線eチケットは、いちどに最大6人分の乗車券を予約できます。
しかし、チケットレスで乗車するには、乗車時に全員の交通系ICカード(全国相互利用対象の10種類)が必要です。乗車する全員が交通系ICカードを紐づけしなければなりません。
全員分の交通系ICカードがない場合は、決済に利用したクレジットカードを利用して、「みどりの窓口」や「指定券販売機」でチケットを受け取る必要があります。
「えきねっと」で予約・購入
新幹線eチケットの販売は、一般の新幹線チケットと同様に、乗車日から1か月前の10時から始まります。
しかし、事前受付(乗車日の1か月と7日前の5時30分から1ヵ月前の9時54分まで)というシステムもあります。事前受付の場合、自分で好きな席を選ぶことができないというデメリットはありますが、通路側や窓側といったリクエストはできます。
販売開始になったら事前受付順にチケットを取ってくれ(購入)、登録したメールアドレスに結果が送られてきます。なお、事前受付は、第3希望までリクエストできます。
取れなかった場合は、販売開始後に空席を探して予約・購入。
手順
それでは、実際に予約・購入した手順をご紹介いたします。
今回は、東京から軽井沢までのチケットを事前予約しました。
step
1えきねっとにログイン
新幹線eチケットは「えきねっと」から(事前)予約・購入します。
初めての人は会員登録後にログインしてください。
「乗車地」や「降機地」、「日付」、「時間」、「人数」を入れて、検索をタップします。
すると、希望の時間帯で乗車可能な新幹線が表示されます。
予約したい便を選んで「きっぷ・座席の種類選択へ進む」をタップすると、右の画面が表示されます。
①新幹線eチケットを選んで、②トクだ値30%を選んで次に進みましょう。
列車によっては「トクだ値」の割引5~40%が適応されるようで、この便は最大30%オフになるようです。
※時期によっては、お先にトクた値50%オフになるときもあります(2023年2月15日~28日など)。
なお、事前予約なので空席数は表示されません。
新幹線eチケットサービス株主優待割引・大人の休日倶楽部割引を利用する場合、「+株主優待割引・大人の休日倶楽部割引の利用」を押し、表示される選択肢から希望の割引を選択してください。
座席は選べませんが、通路側や窓側といったリクエストは送ることができます。
後は申込内容を確認して、確定しましょう。
難しい点はありませんでした。
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予約確定
乗車日の1ヵ月前の10時になると、順番に予約・購入してくれます。
予約開始日の10時2分頃、”04月02日分【申込成立/支払完了】事前受付結果(JRきっぷ)のご案内” というメールが送られてきました。これで、予約・購入できたことになります。
今回は、幸い、行きも帰りも第一希望の新幹線のチケットを予約・購入できました。
第2、第3希望の新幹線は、自動的に無料キャンセルとなります。
なお、予約・購入できた後に座席を変更しようと思いましたが、(今回は混んでいたせいか?)「えきねっと」ではできませんでした。
ICカード番号紐づけ
事前予約した場合は、購入後に、ICカード番号を入れることで紐づけできます。
「ICカードを設定してください」と書かれている部分をクリックすると、入力画面が表示されます。
複数の利用者を一緒に予約した場合は、全員分のICカードの情報が必要となります。また、ICカードでの乗車は、予約のたびに交通系ICカードとの紐づけが必要です。
なお、ICカード情報の入力は、マイページからも別途入力することができます。
座席と紐づけすることで、ICカードを新幹線自動改札機にタッチして乗車できます。
なお、紐づけしたICカードを紛失してしまった場合でも、他のICカードに変更すれば、チケットレス乗車ができるそうです。
ICカードに紐づけられているかどうは不安な時は>>>交通系ICカードをちゃんと紐づけたか不安です。 | えきねっと Q&A よくあるご質問
在来線改札口から乗車
ここで一つ疑問が生じました。
東京駅から乗るのですが、その前に在来線の改札口を通らなくてはいけません。
そんな場合、どうするのか?
「新幹線eチケット」の予約に紐づけたICカードを利用します。
在来線改札口から新幹線乗換口へ、登録したICカード1枚で通過して乗車できました。
在来線の自動改札を通過する際Suicaの残金が表示されましたが、そのまま新幹線の改札を通るので、運賃が引かれることはありませんでした。新幹線→在来線の改札を通るときも同様でした。
なお、在来線の清算はありませんが、ICカードの入金(チャージ)残高が初乗り運賃(IC運賃)に満たない場合は、新幹線駅の在来線改札口を通過することができないようです。
新幹線に乗車する
それでは、実際に乗車したようすを紹介します。
東京駅で在来線の自動改札を通過し、その後、新幹線の自動改札を通過しました。
在来線も新幹線も、自動改札機の読み取り部分に登録済みのSuica(もしくは モバイルSuica)などをかざすだけです。
新幹線の自動改札を通過する際、Suicaの残金しか表示されませんが、登録したメールアドレスに、”〇月〇日分【新幹線自動改札機通過】座席番号(JRきっぷ)のご案内” が送られてきます。そちらで、座席などを再度確認することができます。
モバイルSuicaを利用した場合、改札通過後にスマートフォンの予約確認画面を見ると、購入したチケットの状況が「未使用」から「使用済」に変わっているそうです。
なお、今回は指定席だったので車内検札はありませんでしたが、自由席の場合は、車内検札時に予約画面を見せればOKとのことでした。
変更・キャンセルなど
一度購入した新幹線eチケットは「えきねっと」から変更やキャンセルができます。
乗車日時の変更・キャンセルをする場合
変更可能時間は、乗車日当日の出発時刻4分前まで、かつ22時54分までです。
「えきねっと」のトップページで画面右上の "サービスメニュー" から "予約内容の確認・変更・払戻" を選びます。
普通車指定席やグリーン車、グランクラスの場合、払い戻し手数料と乗車日時変更条件は、「えきねっと特典」の対象であるかどうかによって異なります。
自由席ならキャンセル料はかかりません。キャンセルを忘れて乗車しなかった場合でも、翌日以降に全額払い戻されるので、特に手続きをしなくても大丈夫だそうです。
紙のきっぷ
ところで、『やっぱり紙のきっぷでないと安心できない』と思う場合は、紙のきっぷを発券して利用することも可能です。申込みが成立している割引は、そのまま適用されます。
しかし、紙のきっぷを発券した場合、Suica(交通系ICカードでのチケットレス利用)とは、その後の変更内容やJRE POINTの付与数など取扱いが異なります
新幹線eチケット(えきねっとトクだ値・お先にトクだ値・お先にトクだ値スペシャル)をSuica(交通系ICカードのチケットレス)乗車される場合と、紙のきっぷとして発券した場合の主な違いは以下のとおりです。
払い戻し 手数料 | 発行前 日時の変更 | JRE ポイント | |
---|---|---|---|
Suicaなど | 320円/1名 | 3ヶ月以内で何度でも変更可 | 5% |
紙のきっぷ | 340円/1名 乗車2日前まで (※1) | 1回目までは無料 2回目以降は払い戻し・新規申し込み | 0.5% (指定席販売機) |
(※1)乗車前日または当日の出発時刻までは指定券の30%
なお、紙のきっぷ発行後は、変更できません。また、窓口で発券した場合、JREポイントの付与は対象外となります。
- 詳細や最新情報 >>> こちら
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さいごに
今回は、事前に申し込むことで、割引きっぷを購入することができました。
この方法なら、10時の販売時にPCを操作する必要もありませんでした(ただし、混雑が予想される期間は、購入の可否はすぐに確認する必要はあります)。
新幹線改札口を通るときが、一番緊張しました。
しかし、拍子抜けするくらい簡単に通過でき、その便利さを実感したのでした。この方法は、おすすめです!
最後までご覧いただき、ありがとうございます。