【韓国】T-moneyが壊れたらどうする？～バスと地下鉄を乗り継いで秋のソウル観光～

「旅とアロマ」にお越しくださり、ありがとうございます。

今回の旅の目的は秋のソウルでの紅葉狩り。お天気にも恵まれ汗ばむほどの陽気となった1日でした。

しかし、その際にトラブル発生！約20年ほど前に買った T-money (ティーマネー：交通系ICカード) が壊れてしまったのです。前回「大変なこと」と書いてしまいましたが、怪我とか事故ではありませんので、安心して読んでいただけると思います。

今回は、トラブルでへこんでいたことも忘れさせてくれた美しい紅葉のようすと念願の甘いもの、そして T-moneyが壊れたときの解決策をご紹介いたします。

地下鉄で梅軒 (メホン) 市民の森へ

この日は、金浦国際空港近くのホテルから地下鉄を乗り継ぎ、江南の近くにある「梅軒 (メホン) 市民の森」へ。

最寄り駅は「良才（ヤンジェ）市民の森」、2022年に「梅軒 (メホン) 市民の森」と改名される前の名前がそのまま駅として残っています。Googleマップは、韓国では徒歩検索時には役立ちませんが、地下鉄やバスなどの公共交通機関の経路検索には問題なく使えます。

地下鉄の駅に着いたら、メホンロ（メホン路）を通り、メホン市民の森へ向かいます。

なお、明洞方面からバスで来る場合は、Maeheon Citizen’s Forest, yangiae Flower Market で降りると徒歩３分ほどです。

しかし、ここでトラブル発生！

T-moneyが壊れた！？

T-moneyは、地下鉄や市内バス、タクシーを利用するのに便利な交通系ICカードです。帰りはバス（車中ではチャージできない）なので、地下鉄の駅構内にある機械で T-moneyにチャージを済ませておくことにしました。

いつものようにチャージしていると、完了までに時間がかかりました。その後、T-moneyの読み込みができなくなってしまい、何度機械に乗せてもエラー画面しか出なくなってしまいました。すぐそばにあったインフォメーションで確認してもらったところ、スタッフの方が持っている機械には残金が表示されるのですが、カード自体が壊れてしまったらしく使えなくなってしまったとか。残金は83,000㌆、先ほどチャージされた分がきちんと入っているのですが、カード自体が使えなくなってしまいました。

チャージはされているのですが、その T-money では改札を通れないようです。

親切な女性スタッフの方が T-moneyの裏に書かれている番号に電話してくれ、対処方法を聞いてくれました。

しかし、冷静になった今考えると、本来の仕事以外のことでかなり煩わせてしまいました。東京駅のJRの事務所でSUICAが壊れたと言っているようなものですものね。本来の業務以外のことで時間を取らせてしまって、本当に申し訳なかったです。

対処方法

・コンビニエンスストアで返金用の封筒をもって送付
・口座に返金してもらう

すぐそばにコンビニエンスストアがあったのですが、そこには専用封筒がなく、また別のお店に行って封筒を貰わないといけません。封筒は後回しにして、もう一枚持っていた T-money にチャージしておくことにしました。

しかし、韓国に銀行口座をもっていないのにどうやって返金してもらうのか？

いやその前に書類は英語で書かれているのか？

結局900円ほど入っているT-money は諦めないといけないのか？

ここまで順調だったのですが、突然のトラブルにちょっとへこみました。

でも、せっかく来たのだから紅葉を楽しもう！

そう気持ちを切り替えて観光することにしました。弾丸旅行は切り替えが大切です！（←そう自分に言い聞かせました）

梅軒 (メホン) 市民の森

メホン市民の森は、韓国で初めて「森」という概念を取り入れた公園です。1986年、江南 (カンナム) の土地開発にともない、散策路やジョギングコースがある広大な敷地が整備されました。メホンロを境に、憩いの場である北側のエリアと慰霊塔がある南側のエリアに分かれています。今回訪れたのは北側のエリアのほんの一部ですが、美しい景色がひろがっていました。

地下鉄の駅からは徒歩３分ほどのところにある１番の入口から散策開始します。

森のようになっている公園に一歩足を踏み込んだら、さっきまでのモヤモヤしていた気分が一気に吹き飛んでしまいました。

もういいや。900円・・・

明洞あたりはまだ緑の方が多い状態でしたが、公園内の木々はちょうどいい感じ。赤と黄色、そして緑の混じり具合がとてもきれいでした。

フカフカした落ち葉の上を歩くのも気持ちいい。

裸足になって歩いている方もいらっしゃいました。

桜吹雪ならぬ、風にのって木の葉が舞い降り、まるで映画のワンシーンのような光景。ところどころベンチがあるのでお水を飲みながらしばし休憩することに。

これから葉を落とす木ですが、力強い生命力を感じました。

金浦国際空港からは1時間ほど、明洞エリアからは30分ほどで来られるメホン市民の森。今人気の聖水というおしゃれな場所の近くにこんな素敵な公園があるとは思ってもいませんでした。この時期に来られて良かったです。

バスで広蔵市場へ

さて、お昼ごはんを食べに広蔵市場へ。

メホン市民の森の近くにはカフェ通りもあり、また近くには今人気の聖水のカフェ通りもあるのですが、買いたいものと食べたいものがあったので広蔵市場に移動します。

路線バスは前方のドアから乗り、運転手さんの近くにあるカードリーダーに T-money を読み込ませます。

降車時にはボタンを押して、中央のドアから降ります。降りるときもドアの近くにあるカードリーダーに T-money をタッチします。

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途中、漢江（はんがん）を渡って広蔵市場へ向かいます。

漢江のあたりも紅葉がきれいでした。

途中通過した繁華街・明洞の近くも紅葉・黄葉が始まっていました。

T-moneyカスタマーセンター

ところで、メホン市民の森から広蔵市場までは140番のバスで40分くらい。「もう諦めよう」と思っていたのですが、少し時間があったので T-money のトラブルに関する情報はないかと検索してみました。すると、旅行サイトのKONESTさんで、T-moneyカスタマーセンター(旧 T-money Town) について書かれている記事を見つけました。

T-moneyカスタマーセンターでは、残高２万ウォン以下のカードが複数枚あれば１枚にまとめたり、払い戻しができるそうです（手数料無料）。場所はソウル駅。広蔵市場のあとはソウル駅に行こうと思っていたので、行ってみようと思います。

もしかしたら壊れたT-money も対処してもらえるかも！

少し明るいニュースです。

しかし、なぜ T-moneyのコールセンターでカスタマーセンターを教えてくれなかったのかは謎です。どこか手続きしてもらえる場所がないか聞いたのですが（私の韓国語ではうまく通じなかったのか？）。