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世界一周旅行の途中で寄ったスペインの美食の街 San Sebastián (サンセバスチャン) 。BAR(バル)めぐりが楽しい場所です。今回は実際に行って美味しかったお店をご紹介いたします。
※2019年の旅行記です。
San Sebastián
San Sebastián (サンセバスチャン) は、フランスの国境近くに位置している、コンチャ湾を望む海辺の街です。その旧市街にある路地には、BAR が100軒以上も集まっており、美食の街とも言われています。
サンセバスチャンへは、日本からの直行便がないので、ヨーロッパの都市を経由して入ることになります。一番近い空港は、オンダビリアという隣の町(タクシーで30分ほど)にあります。
今回は、ドイツ・フランクフルトからフランスのボルドーまで飛行機で移動し、陸路でいったんサン・セバスチャンに入りました。
移動のようすはこちらでどうぞ。
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【国境越え】ボルドーからサンセバスチャンまで ~列車の旅 ~
ボルドーからサンセバスチャンへの乗り継ぎ情報です。
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夜のBARめぐり
BARは、ピンチョス と呼ばれる小皿料理とともにお酒などの飲み物を頂きながら、友人らと語らう場所です。
ピンチョス とは、スライスしたパンにアンチョビやサーモン、シラス、スペイン風オムレツなど串に刺してのせている軽食です。その他、肉詰めのピーマンやコロッケなどの一品料理もあります。
カウンターに並べられているピンチョスを自分で取り、立ったまま食べるのが一般的です。会計は串(ピンチョ)を数えることもありますが、串を刺してないものもあるので、その場合は申告することで支払います。
BARめぐり
BARが集まっているのは、マヨール通り、サンタ・マリア教会の南側の地区です。サンセバスチャンでは、短時間でお目当てBARを巡り、いろいろなタパス料理を味わうのがおすすめです。
旅のスケジュールとお腹の具合いを探って何軒巡るかを決め、そこから逆算して、1軒につき1人2品までなど、ルールを決めておくのもいいかもしれません。
BAR ARALAR
グラスが見えないのですが、チャコリが注がれています。
どれも美味しそうで迷ってしまいます。
時間が早かったせいかお客さんはまばらでしたが、どんどんピンチョスが並べられました。
しかし、1軒目でお腹をいっぱいにしてはいけません。
まずはこちらの2品。
私たちが出る時には人がいっぱい集まっていました。小皿料理といってもけっこうボリュームはありますね。
SIRIMIRI
誰でもが気軽に入れる雰囲気のお店です。隣の "Atari Gastroteka" とは姉妹店のようです。
ある時期、サンセバスチャンにはまっており、ここへは毎年通っていました。久しぶりにやってきましたが、相変わらずの人気店です。
釣りしてる?お店の上に飾られている彼(?)が目印です。Basílica de Santa María del Coro という教会のすぐそばにあります。
何故か?このとき周りの人々がジントニックを頼んでいたので(私も久しぶりに)頼んでみました。手前にあるのは、サングリアです。
こちらも、どれも美味しそう。
こちらのBARでは、カウンターに並べられたピンチョスの他、メニューでも注文できます。迷った末、メニューから「シシトウの素揚げ」を選んでみました。粗塩が効いていて美味しい、お酒がすすみます^^
隣りのテーブルの方が召し上がっていた「イカと海老の小皿」。こちらもおいしい!
海老のピンチョス。
シメのタコ(笑)。
ここには、昼間に高級ホテル・マリア・クリスティーナでお会いした日本からのツアーの方々もいらしてました。私が注文したタコ料理にみなさん目が釘付けになり、その後注文されていました。柔らかくて、おすすめです.
BARめぐり(はしご)のコツは「1皿+1ドリンク」なのですが、こちらのお店は美味しくて、つい頼みすぎてしまいました。なのでこの日はこれで終了です。
La Cuchara de San Telmo
多くの方がブログで紹介されている超人気店。壁の女性の絵が目印です。
行ったとき、中は凄い人でスペースがありませんでした。BAR巡りは楽しいのですが、立っているのに疲れてきてしまいます。諦めようかと思ったとき、外のテーブル席が空くのを発見!座ることができました。
このお店ではタコやお肉が有名なようです。しかし、今回選んだのは、貝の盛り合わせ・イカの炭ぎ焼き・カニ味噌リゾットのシーフード。小料理というより、きちんとしたレストランでいただく一皿のようで、どれもとってもおいしかったです!
サンセバスチャンのBARでは、ウニ料理も有名なのですが、私たちが行ったときはシーズンではなかったので、あまり見かけませんでした。この点は残念でしたが、季節によって違ったお料理が楽しめるので、いつ行ってもいいですね。
朝のBAR
BARは夜のイメージが強いですが、朝もピンチョスやチュロス、コーヒー、フレッシュオレンジジュースなどをいただけます。BARの朝食は甘いものが多いです。留学していたとき、毎朝通っていたら、1カ月で6㎏太ってしまいました。
BAR GORRITI は市場のそばにあり、どちらかというと地元の人が多いBARです。
カウンターに並んでいたのはオープンサンドなので、朝に丁度良かったです。ベースのパンも外はカリカリ中はフワフワで朝からまたまたいっぱい食べてしまいました。
さいごに
美味しいお店を見つけるコツは、人がたくさんいる店を探すことです。
サンセバスチャンは、もともとあったピンチョスという食文化を向上させて観光客を呼び込もうと町ぐるみでレベルアップに努力した結果、細い路地にひしめくバルに人が集まるようになった町だそうです。中でも、美味しいお店には溢れんばかりの人が集まっています。
特に、人気店の SIRIMIRI と La Cuchara de San Telmo は、オープン直後を狙うといいようですよ。
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