カタール航空の本拠地 ドーハ・ハマド国際空港(Hamad International Airport)には、2つのタイプの空港ラウンジがあります。
一つは、エコノミークラス利用時でも使える空港ラウンジ(ワンワールドのステイタス別に2種類あります)。そして、もう一つのタイプは、ビジネスクラス以上を利用した場合のみ入ることができる「アル・ムルジャン・ビジネスクラスラウンジ」と「アルサファ・ファーストクラスラウンジ」です。
今回は、後者の豪華ラウンジをご紹介いたします。
※ この記事は2017年11月時点の情報です。現在とは異なる場合がありますので、参考程度にお読みいただけますと幸いです。
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ドーハ・ハマド国際空港
2014年5月にオープンした ハマド国際空港(DOH) は、24時間運営、カタール航空の本拠地・巨大なハブ空港です。
ハマド国際空港のターミナルは星形になっていて、中央にセキュリティーと 黄色のランプベア があります。
なので、乗り継ぎの場合、空港ターミナルの中心部(黄色のランプベア)を目指すことになります。そして、セキュリティチェックを受けて、再度、中心から離れて次のゲートに向かいます。乗り継ぎ時のセキュリティーは到着に合わせて対応してくれました。とてもスムーズで、ヨーロッパの乗り継ぎ空港に比べるとゆるめのチェックでした。
アル・ムジャン・ビジネスクラスラウンジ
セキュリティを通過したらエスカレーターを降りて、目指すは、世界一豪華!?なラウンジ。「黄色のランプベア」のそばにラウンジへ入り口となるエスカレーターがあります。
アル・ムルジャン・ビジネスクラスラウンジ(AL MOURJAN BUSINESS LOUNGE は、有償のビジネスか、ファーストクラス乗客でないと利用できないラウンジです。カタール航空の最上級会員でも、エコノミークラスに搭乗やアップグレード時は入れない厳しい決まりがあります。
エスカレーターの下にスタッフがいるので、入り口で搭乗券を見せ、次のゲートを教えてもらい、ラウンジへ進みます。
シャワールーム
まずは、ドーハまでの疲れを取るため、湯量たっぷりの温かいお湯で疲れた身体を癒しましょう。
機内では静電気をたくさん浴びているので、お湯を浴びて調整します。砂漠の街にいるのを忘れてしまいそうなシャワールームです。シャンプーやコンディショナー、ボディソープは、日本未進出のRITUALS。タオルなど必要なものはありますが、ドライヤーはないので、シャワールームのスタッフにお願いして借りることになります。ラウンジの規模にしてはシャワールームが少ないのですが、待っていればすぐに使えます。
中のようす
ラウンジには、1階と2階があり、それぞれに食事ができる場所があります。
また、いろんなタイプの椅子があって、そのそばには飲み物があるので、とても使い勝手がいいです。
ビジネスラウンジもあり、無料でパソコンやコピー機などを使うことができます。
ダイニング
こちらは、1階にある人気のサンドイッチが食べられるレストランです。
ここだけでも十分な広さです。
朝と昼・夜用のメニューがあり、座ると レストランのように注文を取りに来てくれます。
飲み物やサンドイッチは注文制ですが、その他、ビュッフェスタイルのスープやサラダもあります。
スープは、香辛料が効いていて美味しかったです。
夜食はビーフサンドにしました。
そして、朝食はチキンサンド。どちらも美味しかったです。
この時の乗り継ぎは7時間弱だったので、たっぷりラウンジを堪能することができました。
2階のレストランではビュッフェ式のお食事がいただけます。
そこに行くと底なし沼に落ちてしまうので、今回は見学だけです。
Quiet Area
ラウンジの1階奥には、クワイエット・ルームがあり、毛布を借りて仮眠することができます。
快適なので、 寝過ごさないように目覚ましかけて休みました。
クワエットルームなはずなのですが、難点は、個室ではないことです。このときは、少し離れた場所から聞こえてくるいびきが煩かったです。でも、横になれる椅子はありがたい存在です。
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アルサファ・ファースラウンジ
カタール航空のAl Safwa First Lounge。
有償でファーストクラスを利用する乗客と、カタール航空の最上級会員(ビジネスクラス以上利用時)のためのラウンジです。
入り口で搭乗券を見せると「クワィエットルームは予約しましょうか?」と尋ねられました。
Al Safwa First Loungeのクワイエットルームは個室になっていて、あまり数が多くないので競争率が高いのです。
静かです。
水が上に登っている泉がラウンジ内にあります。聞こえるのは微かな水の音だけです。有償ファーストクラス旅客と、プリビリッジクラブのプラチナ会員(ビジネスクラス以上の利用時のみ)だけの空間なので、ほとんど人がいません。
ダイニング
スタッフに案内されて、進みます。
「準備しますのでお食事楽しんでくださいね」と、レストランに案内されました。夜中だったので、貸し切りでした。
中東の国にいるとは思えない雰囲気です。お酒も自由に飲めます。
まずは、1人ウェルカムシャンペンから。
メニューから好きなものを好きなだけ選べます。
やっぱり、スープ。美味しい♡
夜中なのに、ステーキ。
ちょっと焼きすぎだけど柔らかくて好みの味で、完食してしまいました。
お腹いっぱいなのに頼んでしまったマンゴームース。甘さ控えめで美味しかったです。
スタッフも親切で、いろいろ勧めてくれるので、つい食べ過ぎてしまいます。
最後はカモミールティでホット一息つきました。
Quiet Area(個室)
レストランは、入り口から入って左側に位置していました。一方、右側は、クワィエットルーム。
丁度食事が終わったころ、先程アテンドしてくれたスタッフが、搭乗券を返しにきてくれ、「お部屋の予約okです」と連絡してくれました。お腹いっぱいになりましたので、部屋に向かいます。
行くまでの空間も贅沢で、 調度品も素敵、まるで博物館のようです。
さらに、Quiet Areaの前にも受付のスタッフがいます。彼女に搭乗券を預けると、部屋に案内してくれました。
奥にはSPA(有料)もあります。快適すぎて寝すごさないよう、ウェィクアップ・コールをお願いしておきましょう。
中はまるでホテルの一室のようです。空港のラウンジにいるなんで信じられませんでした。
8時間以上の乗り継ぎの場合(最短の乗り継ぎがある場合は適応外)、ホテルも無料で用意してくれます。しかし、移動の手間を考えると、空港ラウンジで十分のような気がします。
ちなみに、入国する時は、ラウンジで入国審査を受けるみたいです。
シャンプーにコンディショナー、歯ブラシ、スリッパなど、必要なものは全部揃っています。
コンセントはユニバーサルタイプ、至れりつくせりです。
1人、そして乗り継ぎで休むには十分すぎる広さです。
ラウンジの椅子や家具一つひとつが素敵なラウンジ。天井が高く、空港のど真ん中の贅沢空間。
飾られた絵やオブジェを見るだけで楽しかったです。
もっと早く目的地に到着する便もあったのですが、せっかくなのでゆっくり堪能するために7時間の乗り継ぎを選びました。
そして、ラウンジの中に免税店もあります。
至れり尽くせり、まるでラグジュアリホテルのようなラウンジでした。
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さいごに
ドーハ・ハマド国際空港で、カタール航空の豪華ラウンジを利用してみました。
豪華なラウンジで食べて、飲んで、出発の1時間前まで寝ていられる!あり得ない体験でした。
ここなら、乗り継ぎも楽しくなりますね。
最後までご覧いただきありがとうございます。