日本

【2025年】"Visit Japan Web" で入国審査と税関申告が同時に!

2022-12-17

※当サイトはアフィリエイト広告やPRを利用しています。

「旅とアロマ」にお越しくださり、ありがとうございます。

2022年11月14日、日本入国・帰国時のオンラインサービスが新しくなりました。「検疫」・「入国審査(外国人旅行者のみ)」・「税関申告」の3つの手続きが "Visit Japan Web (VJW)” に統合されました。2025年現在、「携帯品・別送申告書」の電子版として引き続き利用できます。さらに、入館と税関の手続きが一体化が順次導入!

今回は、Visit Japan Webを使った入国のようすをまとめてみました。

スポンサーリンク


Visit Japan Web (VJW)

Visit Japan Web(VJW)とは、コロナ禍に始まった帰国者や入国者のためのオンラインサービスです。

必要な情報を入力しておくことで、入国や通関をスムーズにする二次元(QR)コードを表示することができます。コロナ禍に始まった「My SOS」の検疫(ファストトラック)機能は、この VJW にまとめられました。日本のパスポート保持者(帰国者)がQRコードを表示するのは、「税関申告」のみ になります(2023年4月5日以降)。

アカウント作成

VJWは帰国、入国時に利用するものですが、通信状態が安定してる場所(日本など)で準備をしていくと、何かと便利です。

初めて利用する場合、メールアドレスを登録してアカウントを作成します。

アカウントを作成した後の手順は、以下のようになります。

  1. 利用者(本人など)情報の登録
  2. 入国・帰国の予定登録
  3. 入国審査(日本国籍以外)・税関

パスポートを用意して登録していきましょう。

ログイン

【公式】VJW 操作画面

メールアドレスを入力、パスワードを設定してログインします。

メールアドレスは、"@yahoo.co.jp" といった無料メールでも大丈夫でした。

パスワードは 10 文字以上かつ、英大文字+英小文字+数字+記号の組み合わせが必要になります。

   【例】:Ab1234567+

パスワードを忘れた場合は、同じ画面の『パスワードをお忘れの場合』から初期化できます。

ログイン後、必要な情報の登録をしていきましょう。

【公式】VJW

新規アカウントを作成してログインすると、上のような画面になります。

VJWの登録の手順

step
1
本人情報の登録

【公式】VJW 操作画面

まず、本人の情報(氏名や住所、パスポート番号など)を登録します。

My SOSでは、1人1アカウントとなっていましたが、「VJW」は、乳幼児など 一人で手続きができない人を同伴家族として登録 できるようになりました。なので、小さなお子様連れで旅行される方の手間が減りました。

登録前は「未登録」、登録後は「✔登録済」に変わります。

パスポート情報を読み取って入力する場合は、「カメラで読み取る」を選択します。パスポートの有効残存期間が6ヵ月未満の場合は、期間に応じて警告メッセージが表示されます。

step
2
入国・帰国の予定を登録

その後、入国・帰国の予定を登録します。

【公式】VJW 操作画面

※ 2023apr ICNは、任意で入力したものです。

2回目からは、【+入国・帰国予定の新規登録】をタップして入国・帰国の予定を追加登録すると、日本での住所など、前回の情報が引き継がれていました。「すべての入国・帰国日程」をタップすると、過去の登録を含めて全ての日程が表示されます。これから帰国する場合、いったん登録した後に編集もできます。

この時点では特に難しいこともなく、Web上の案内に沿って進んで行くと完了となります。

【公式】VJW 操作画面

登録が完了したら、【入国・帰国の手続きへ】に戻ります。

電子税関申告書

電子税関申告書は【日本の入国・帰国の手続き】にある "携帯品・別送品申告” をタップして、Web上で回答していくだけです。

内容は、紙の税関申告書と同じでした(以前より操作しやすくなりました)回答し終わると、「登録済」と表示され、QRコードを表示できるようになります。「税関申告書」はあとで修正できますので、私は出国前にとりあえず登録しておきました。

東京国際空港(羽田)

現在、日本帰国者の場合、VJW は、電子税関申告書として利用できます。

紙の税関申告書も未だ残っていますので、どちらを利用しても大丈夫です。

第3ターミナル

※ 以下は、2025年3月の体験談です。

東京国際空港(羽田)にある電子申告端末(QRコードを読み込ませる機械)が増えていました。入国審査を終えたすぐの場所など荷物を引き取るターンテーブルの周辺に置かれています。

必要なものは、パスポート(顔写真のページ)とQRコードです。

申告完了後に「a」や「b」といったアルファベッドが表示されますので、覚えておきましょう。

その後、左側の電子申告専用ラインから通関(顔認証)します。

2025年3月に通った時、通関の機械の前に顔認証の大きなモニターができており、その前を通るという面倒な手順が増えていました。ここで「あなたはaです」と再表示されますので、「a」を通りましょう。

ちなみに、第2ターミナルで通関したのは2024年11月が最後なのですが、そちらでもQRコードを使って申告したあとアルファベットが表示されました。

成田国際空港

2023年6月26日現在、成田国際空港にも東京国際空港(羽田)と同様の電子申告端末が導入されていました。

パスポートとQRコードが必要となります。

なお、夜遅くなると、この電子申告用の機械は閉じられ、有人カウンターの設置してある機械でQRコードを読み込ませます。なので、紙の申告用紙を書いて手渡ししたほうが断然早いです。

IT後進国の日本では、電子化されても意味をなさない現場が多いのですが、ここもその一つです。

海外の空港のようにQRコードを端末に当ててピッと通れるわけではなく、自身が申告した内容を再確認する面倒な操作があります。

ところで、電子税関申告のラインに並ぶ前、以前にあった「検疫」と同じように、係員がたくさんいて、あれこれ指示してきます。そのまま列に並ぼうとしたら、引き止められ、『QRコードを見せてください』『パスポートはお持ちですか』と、とても鬱陶しかったです。これからQRコードを読み込ませるのに、なぜ、人がQRコードを目視確認するのか、意味が分かりません。この無駄な対応が、IT後進国(日本)の特徴なのでしょうね。こちらも早くなくなって欲しいです。

他国の空港のように、分からない人(質問した人)だけ親切に対応してくれればいいと思います。

電子申告は必須?

なお、今のところ、機内で税関申告用紙が配られますので、電子申告しなくても大丈夫です(2025年3月現在)。

電子申告端末に長蛇の列ができている場合は、(今までのように)紙の税関申告書で通関してもいいのかもしれませ。両方用意しておいて、列の短いほうを選ぶことができます。また、預けた荷物が出てくる間に電子申告することもできます(時短になります)。

2023年7月に帰国した際、紙の申告書の方が、電子端末を利用した人より早く通関できました。一方、2023年8月に利用したときは、夏休みということもあり、有人の税関に長蛇の列ができていました。さらに、2023年12月に帰国したときは、電子申告書の方が、断然早く通関できました。

利用できる空港

VJWが利用できる空港は以下です。

使用可能空港

・新千歳空港
・成田国際空港
・羽田空港
・中部国際空港
・関西国際空港
・福岡空港
・那覇空港

出所:https://vjw-lp.digital.go.jp/

入国・帰国前に変更があった場合は、到着時までに修正すれば大丈夫です。

2025年4月1日より、順次、Visit Japan Webで作成した二次元コードとIC旅券を読み取らせ、案内に従って手続を進めることにより、税関・入管手続で必要な旅券情報・顔写真・申告情報等の提供を一度で完了することができるようになります。

共同キオスクで手続を完了した全ての旅客で税関検査が不要と判断され た旅客は、顔認証によりウォークスルーで税関手続を終えることができるそうです。

運用開始

上記情報の出所はこちら >>>共同キオスクの運用について(お知らせ) | 出入国在留管理庁

電子機器なのに運用時間の制限があるのが不思議ですが、人体戦術と一体化ということでしょうか。

何はともあれ、少し便利になりそうです。

スポンサーリンク


さいごに

以前に比べて、VJWの登録、そして空港での利用方法が簡単になりました。

しかし、2025年3月に東京国際空港(羽田)第3ターミナルに到着した時、QRコード申告後にアルファベット再表示させるという大きなモニターが設置されていました。こんな無駄なことにいったいいくらかけているのか?

4月からは一体化されるようですが、また実際に体験して追記したいと思います。

なお、お隣の韓国の場合、2023年5月より、申告するものがない場合、税関申告書の提出は不要となりました。タイやシンガポール、ベトナムと同じですね。

最後までご覧いただき、ありがとうございます。

-日本
-, , ,

S