2022年の初夏の礼文島・利尻島ひとり旅。
今回は、礼文島で泊まった、心温まる宿「ペンションうーにー」宿泊記です。
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ペンションうーにー
ペンションうーにーは、香深港フェリーターミナルから車で5分、徒歩15分位の高台に位置しています。
フェリーターミナルには(事前に連絡しておくと)、迎えに来てくれます。
今回は楽天トラベルで予約しました。予約時に送迎の有無を伝える項目があるのですが、そこに書き込むと、とても丁寧に返答してくれました。また、予約して出発までかなり時間があったので確認のメールをしたのですが、そのメールにも丁寧に対応してくれました。
ほんの些細なことかもしれませんが、初めての場所だと、事前にやり取りができると安心感があります。
館内
今回は事前決済をしましたが、ペンションうーにーでは、PayPayや各種クレジットカードが利用できるようでした。
館内には、飲み物の自動販売機もありました。
家族経営のペンションで、清潔に保たれており、事前の印象通りとてもいい宿です。
階段の窓から光も入るので、とても明るい雰囲気でした。
部屋のようす
部屋はおまかせだったのですが、ツインにアサインされました。
一人なので十分な広さはありますが、2人でもゆとりがあると思いました。部屋着も用意されていました。ただ、この部屋着、肌触りがちょっとチクチクするので、肌が弱い方はご自身のパジャマを持って行った方がいいかもしれません。
テレビや冷蔵庫、空気清浄機が用意されています。
エアコンはなかった気がしますが、扇風機が置かれていました。日中24℃と、礼文島にしては暑い日だったのですが、窓も開きますので問題はありませんでした。
部屋には、お湯が入ったポットも置かれていました。
部屋のユニットバスは使わなかったので(写真を撮り忘れましたが)、きれいで、シャンプーなど必要なものは用意されていました。
夕食は18時からで、1泊目だと、みんなで揃ってスタートするようです。
口コミで『連泊すると夕食がバージョンアップする』と書かれていたのですが、2日目からは和食になるらしいです。宿の方曰く、食事は少しずつ変えているとか。
今後、1泊目から和食にするかもしれない、と宿の方が仰っていました(楽しみです)。
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礼文島の温泉
ところで、部屋のお風呂を使わなかった理由は、礼文島の温泉「うすゆきの湯」に連れて行ってもらったからです。
稚内からのフェリーが16時45分に着岸。
(ツアーの皆さんの後にならないよう)すぐに降りられるよう準備をしていたので、16時50分には、ペンションうーにーのスタッフの方にお会いすることができました。
彼は、お迎えの方ではないですよ(笑)
ペンションうーにーは、香深フェリーターミナルから車で5分ほどの場所に位置しています。なので、部屋に荷物を置いて、17時10分の送迎に間に合ったのです。なお、うすゆきの湯は、香深港から徒歩3分、ペンションうーにーから徒歩10分くらいなので、歩いても行くこともできます。
ただ、ペンションうーにーは高台(裏がスキー場)にあるので、ちょっと坂道を歩くことになりますが。
礼文温泉うすゆきの湯は、2009年にオープンした日帰り温泉施設です。
利尻島は、200年前に海底噴火によって生まれた火山島です。なので、掘れば温泉が湧くと言われているそうです。
一方、ほんの8kmしか離れていないこちら礼文島は、それ以前(1億5000年前~)の海底隆起で誕生し、まったく異なる形成過程を持っています。なので、掘っても温泉は出ないと思われていたのですが、掘ってみると温泉が湧いたそうです。
タオルは温泉でもレンタルできます(有料)。
下駄箱や脱衣所のロッカーは100円が必要ですので、100円コインがあるといいですね(100円は使用後に戻ります)。ちなみに、ペンションうーにーでは、『タオルは部屋から持って行ってね』と、温泉用のバッグも貸してくれました。
至れり尽くせりのサービスです。
ペンションに泊まった経験があまりないのですが、ここまで親切なところってあるのでしょうか?
内湯は「あつ湯」と「ぬるま湯」がありました。
半露天風呂からは、お天気がいいと利尻島も見えます。
泉質は、ナトリウム-塩化物-硫酸塩泉です。
透き通ったお湯は、肌にやさしく、入浴後も長く温かさが持続します(夏場はちょっと汗がひかない・・・)。
神経痛や関節痛、疲労回復、慢性皮膚病などに効果があるとされ、さらに、湯に含まれる芒硝が特に慢性婦人病に効くといわれます。
うすゆきの湯
入浴料
入浴料 | |
---|---|
大人(中学生以上) | 600円 |
小人 (小学生及び小学校就学前の幼児等) | 無料 |
貸切家族風呂(1回50分) ※事前予約が必要 | 1,000円 ※入浴料600円が別途かかります |
- 詳細はこちら >>> うすゆきの湯
夕食
夕食は、(1日目なので)洋食のコース料理でした。
1組1テーブル、もしくは、アクリル板で仕切られているテーブルでいただきます。
メニューも用意されていました。
まずは、食前酒と海鮮オードブル。
そして、ミソスープです。
シーフードサラダ。
お刺身を食べた後、野菜にドレッシングをかけます。
お刺身は、ニシン・ソイ・水ダコでした。
ニシンのお刺身なんて、初めてです!
ニシンは、コリコリとした食感があり、適度に脂がのっていて美味しかったです。小骨もきれいに処理されていて、手間のかかったお料理だなぁと感じました。
メニューには「ウニ」の写真もあったのですが、今年は(ウニ高騰のおり)、ウニなしのコース料理も用意されていました。私が選んだのはウニなしだったのですが、もしウニありを選んだら、このタイミングでサービスされるようです。
メニューにはカレイのフライトあったのですが、違った魚だった気がします(間違ってたら、すみません)。
どちらにしても、揚げたて、熱々サクサクで美味しかったです。
生ハムとヌカホッケのマリネ。
ヌカホッケは、新鮮なホッケを、まろやかな米ぬかに漬け込んだお料理です。ヌカホッケは、通常は焼くか三平汁で食べられるものですが、礼文島と利尻島では生の状態で食べることができます。マリネには生ハムも入っていましたが、このヌカホッケ自体が(魚の)生ハムのようでした。
ホッケの脂身の塩味がちょうどよく、(本当は飲むつもりはなかったのですが)、ロゼをワインを頼んでしまいました(^^)。
後で調べると、やっぱりお酒にあう珍味のようですね。
定期観光バスのガイドさんが『ヌカホッケは好き嫌いがある』と仰っていたのですが、私は、大好きな味でした。
オリジナルうーにー。
ウニの形をしたコロッケです。上に少しだけウニが乗っていました。
コーヒーやお水などは、セルフサービスです。
本当は手作りレアチーズケーキなのですが、食べられないと伝えられると『クリームブリュレかイチゴのアイスクリームならありますよ』と、ここでも親切な対応。大好きなクリームブリュレをいただきました。
朝の景色
礼文島2日め。
礼文島のトレイルを歩く予定だったので、朝から天気を心配していました。
窓を開けると一面の濃霧。
でも、少しずつ晴れてきて、ペンションの裏にあるスキー場が見えるようになってきました。
そして、朝食の前には快晴に!
お天気だけはどうしようもないのですが、晴れてよかったです。
朝食
朝食も同じ会場です。
夕食と同じく、部屋番号の札が置かれている場所に座ります。
朝からしっかりいただきます!
この他に納豆がついていたのですが、食べられないので手を付ける前にお返ししました。すると、代わりに、イカとオクラの小鉢を持ってきてくれました。
本当に優しい心遣いが嬉しい、心温まる宿でした。
出発前
この日は、定期観光バスに乗って半日観光したあと、3時間ほどトレイルを歩く予定でした。
ペンションうーにーからは、定期観光バスの出発時間に合わせて、フェリーターミナルまで送ってもらえます。ただ、(気楽に考えていて)定期観光バスの予約をしていませんでした。
オーナーの方に『予約していないのですけど大丈夫ですよね』と確認したところ、『この時期は予約しないとだめよ』と教えてくれました。さらに、定期観光バスの事務所まで電話をかけてくれて、空席の有無を確認してくれました。
残念ながら、予約はいっぱいとのこと・・・。
しかし、それだけでは終わらず、バスの時刻表をくれて『このバスに乗れば岬まで行けるし、その後トレッキングもできるからね。バスは1日乗車券を買った方がおトクよ』と丁寧に教えてくれました。
正直、その優しさに涙が出そうでした。
しかも・・・
夕方の出発のフェリーの時間に合わせて、荷物をフェリーターミナルに届けてくれるとのこと!
もちろん、フェリーターミナルにはコインロッカーがありますが、100%空いているかどうかは分からなかったので、この親切な申し出を受けることにしました。おかげで、身軽に歩くことができます。
本当に、この宿にしてよかったです!
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さいごに
夏の礼文島・利尻島では、口コミのいい宿は、かなり早くに満室になってしまいます。私が礼文島・利尻島の宿のを探し始めたのは、5ヵ月前。準備が早かったので、人気のペンションを予約することができました。
ペンションうーにーは、口コミ通り、スタッフの方の思いやりが温かく感じる宿でした。初めての訪問だったのですが、まるで『お帰りなさい』という感じに出迎えてくれました。立地も便利だし、初めての礼文島で、素晴らしい思い出ができました。
またいつか礼文島を訪れたときには、必ず泊まりたいと思います。
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