京都のホテルシリーズの第4弾は、「三井ガーデンホテル京都四条」の宿泊記です。
前回泊まった「三井ガーデンホテル京都新町別邸」がとても快適な滞在だったので、他の三井ガーデンホテルにも泊まってみたくなりました。
「三井ガーデンホテル京都四条」は、「新町別邸」よりカジュアルな雰囲気です。今回は、人気の朝食もいただいてみました。
さて、どんな滞在になるでしょうか?
三井ガーデンホテル京都四条
「三井ガーデンホテル京都四条」も、地下鉄やバス停がそばにあり、便利な場所にあります。
他のホテル同様、検温と手指の消毒をします。その後、機械でチェックインを行います。
「三井ガーデンホテル新町別邸」と同じく、そばにスタッフの方がいらっしゃるので、分からないことはすぐに質問できます。
ただ、今回は、ホテルの電子クーポンと紙のクーポンを持っていたので、有人カウンターで手続きしてもらいました。
ロビーやレストラン、そして本館の客室は、2020年3月にリニューアル工事を終えて再開しました。
なので、とてもきれいです。
フロントの天井には和傘をイメージした大胆な木の装飾が施されています。
ロビーの奥には、金魚柄のアートクロスがあり、提灯を灯すことで、躍動感のある空間を演出しています。
部屋のようす
宿泊したのは本館です。
本館の客室は、おちついた“緑”を基調としたデザインになっています。
壁面は京都・聚楽第の土壁から想を得た聚楽風クロスが採用されています。
アクセントとして、祇園祭を象徴する豪華絢爛な山鉾を彩る色とりどりの飾り帯がデザインされています。
ちなみに、別館の方は、家族やグループ旅行等、3名以上での利用を想定した常設でのトリプル・フォースを中心としているそうです。
この日も、修学旅行の学生さんたちが泊まっていましたが、こんなきれいなホテルに泊まれるのはいいですね。
シングルの部屋はないのでダブルルームのシングルユースです。
ただ、スリッパやタオル類は2人分用意されていました。
他の三井ガーデンホテルと同じく、缶の水(無料)が置かれていました。
クローゼットはありますが、壁にも洋服を掛けられるようになっていました。
壁側にソファーもあるので、部屋食もできそうです。
だた、座り心地はあまりよくない(座る部分が短い?)ので、寛ぐには不向きでした。
短時間の作業用ですね。
コロナ禍ならではの備品。
きれいにお掃除をしてくれていますが、気になる方は自分でも掃除できます。
窓からの景観は、こんな感じです。
先だけ見えるのは、京都タワーかしら?
今まで泊まったホテルは、景観が全く臨めない部屋が多かったので、空が見えるだけで嬉しかったです。
バスルーム
新しいので、こちらもきれいです。
ただ、本館の1階に大浴場があるので、こちらは利用しませんでした。
大浴場(本館1階)
大浴場の入り口付近は、提灯や灯篭、町屋の中から溢れる光など、夜の祇園祭に灯る様々なあかりを演出するデザインになっています。
湯船でも京都の趣に浸れるよう、市松模様が象徴的な東福寺本坊庭園をモチーフにした植栽(ライトアップあり)を見ることができます。
営業時間
15:00~09:00(宿泊者のみ利用可)
朝食レストラン「KOZUE」
山鉾巡業で奏でる軽快なお囃子、祇園祭の音色が聞こえてきそうな飾りつけのレストランです。
いつも(お腹が空いていて)本能のままの盛り付けになってしまうのですが、この日は、少し写真映えを意識してみました。
鰹と昆布の出汁をきかせた京のおふくろの味や、野菜がたっぷり摂れるおばんざいやサラダ、その他にもスムージーやビネグレットドリンクもあります。
朝に野菜がいっぱい取れる嬉しいラインナップです。
ふわふわとろとろの出し巻き玉子は、オープンキッチンで焼いているので、作りたてをいただけます。
何回もおかわりしてしまいました(^^)
だし巻き卵以外に、とても好みの味だった2品。
ナスの煮びたしと、柴漬け。
どちらもナスですが(笑)。
柴漬けは、正直あまり好んで食べていませんでした。でも、この柴漬けは、今までの中で一番好きな味で、おかわりしてしまいました。
京都自慢のだしの醍醐味をそのまま味わえる「だし茶漬け」。
いりこを使った「海のだし」と、どんこ椎茸の「山のだし」を、ふっくらと炊き上げたご飯にさっとかけていただきます。
お米にもこだわっているようで、精米技術で玄米の「健康成分」と「旨味」を残して精米した金芽米を使用しているそうです。
公式サイトには「京名物にしん蕎麦」と書かれていたので楽しみにしていたのですが、このときの麺は、カレーうどんでした。
春の桜蕎麦、夏のそうめん等、いろいろ変わるようです。
余談
昔、機内のファーストクラスでお茶漬けを提供するとき、「出汁」か「お茶」かで、日本人の先輩方が揉めていたことがあります。
もちろん、出汁をかけると仰ったのは京都出身の方です。
その時は「へ~、そういう食べ方もあるのね・・・」とくらいにしか思っていなかったのですが、実際にいただくと、出汁を勧めていた先輩の気持ちが分かりました。
最後はデザート。
そして、オマケ(笑)
京都はパンも美味しい場所なので、後悔しないよう(お腹はいっぱいなのですが)いただいておきました。
営業時間など
・営業時間 6:30~10:00(最終入店9:30)
・座席数 80席 ※全席禁煙
・料金 1,870円(税込)
こちらのホテルは、修学旅行をはじめとする団体旅行のお客様も利用されるようです。
しかし、団体専用のレストランがあるため、個人旅行者は、ゆっくり朝食をいただけました。
- 詳細はこちら >>> 楽しみになる朝食
アクセス
「三井ガーデンホテル京都四条」 は、JR京都駅から車で約10分の場所に位置しています。
阪急京都線「烏丸」駅や京都市営地下鉄烏丸線「四条」駅より徒歩6分で、観光にも便利です。
祇園祭の際には山鉾が立ち並ぶ中心地となるそうです。
また、ホテルのすぐそばには、四条西洞院(しじょうにしのとういん)というバス停がありました。
市バスの50号系統が行き来するようです。
京都駅からはこのバス1本で来られますし、二条城までも行くことができます。
- 京都市バス時刻表 >>> 50号系統
さいごに
三井ガーデンホテル2カ所めの 「三井ガーデンホテル京都四条」 の宿泊記をお届けしました。
前回泊まった「三井ガーデンホテル京都新町別邸」 が隠れ家のようなホテルだったのに対して、こちら 「三井ガーデンホテル京都四条」 は、カジュアルな雰囲気のホテルでした。
一番印象に残ったのは、朝食でした。美味しいだけでなく、ベテランのスタッフの方がいろいろ声をかけてくれ、一人旅でも楽しい朝を過ごせました。
立地もいいし、一人旅にもグループ旅行にもおすすめのホテルです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。