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世界一周・特典航空券の旅はミラノへ。
ミラノから1時間ほどで行けるコモ湖。多くの方はフェリーに乗り湖畔の美しい島を散策されるのですが、ちょっと変わったコモ湖を体験したくてブルナーテ山にも登ってみました。
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コモ湖
コモ湖(イタリア語: Lago di Como)は、イタリア北部のロンバルディア州にある湖で、逆Y 字の形(私には人が歩いているように見えるのですが)をしています。
湖水面積はイタリアで3番目に広く、湖の南西端にコモの町があります。ミラノからは、電車で1時間程で行くことができるので、日帰り観光地として大人気の町です。ミラノからの行き方はいくつかありますが、私は中央駅から電車に乗って行くことにしました。
アクセス
(多分)20年ぶりくらいのミラノ中央駅。すごく変わっていてビックリしました。
お店がいっぱいあり、昔の暗いイメージがありません!チケットを買うのに並んだ長蛇の列もありません!バカンスシーズンじゃなかったから列はなかったのかしら?でも、チケットの販売機があちこちに並んでいて、とても便利になっていました。
今回は、ここミラノ中央駅からコモ湖へ向かいます。イタリア国鉄 Trenitalia(トレニタリア)でコモ湖へ向かおうとすると、Como(コモ)と名のつく駅がいくつかあります。中央駅から到着するのは、湖から少し離れた 「Como S.Giovanni」駅です。駅からは、徒歩10分ほどで湖に着きます。
チケット事前購入
事前に trenitalia で、チケットを買うこともできます。手数料はかかりますが、日本語で操作できます。
出発地「Milano Centrale」が中央駅です。目的地「Como S.Giovanni」までは、高速列車「EC」と普通列車「R」があります。他の時間帯では、1時間少しかかる普通列車(乗り換えが必要な便もあります)が平日の9時25分発だと38分しかかからないようです。
チケットの買い方
ミラノ中央駅にある販売機の使い方はとても簡単でした。2019年現在、「Como S.Giovanni」まで4.8ユーロ(2等車)。クレジットカードも現金(コインも可)も使えます。
面白かったのは、操作しようとすると「Watch out for pick-pockets.(スリに注意!)」のような注意事項がポップアップされることです。ここはやはりミラノ^_^;
「操作方法を教えてチップを要求する」というトラブルもあるそうなので、気をつけながら操作しました。駅の奥の方にあるチケットオフィス内にも販売機は並んでいましたので、そちらを利用してもいいかもしれません。
ミラノ中央駅(出発)
ホームに入る時にチケットを見せるための係員が立っていたり、雰囲気は変わっていましたが、大きな掲示板で電車のホーム番号を確認する人の姿は昔のままでした。
国内で購入したチケットを validate(有効にする)しないといけないのも変わっていませんでした。機械は、ホームの電車を乗る場所の近くにあります。
コモ湖までは、こちらの電車に乗ります。
Como S.Giovanni駅からコモ湖へ
定刻に、Como S.Giovanni駅 に到着しました。
駅舎を出たら、階段を降りて市街地へ向かいます。バスもありますが、徒歩10分くらいなので、歩くことにしました。特に案内はありませんでしたが、まっすぐの道なりに歩けばいいようです。ちなみに、駅舎に隣接しているカフェに有料のお手洗いがありました。その前にバス停があります。
ここまで来ると、湖はもうすぐです。
10時過ぎに到着しましたが、すでに多くの人がフェリーを待っていました。
ケーブルカーに乗る
私は、そのまま湖畔沿いを歩いてケーブルカー乗り場へ進みました。
Como S.Giovanni駅 からは徒歩20分くらいでしたが、美しい景色を見ながら来られるので、遠いとは感じませんでした。美しい木の駅舎から標高750mのブルナーテ山へのケーブルカーが出ています。駅には無料のお手洗いもありました。
このケーブルカーは、1899年、コモ出身の物理学者アレッサンドロ・ボルタが電池を発明してちょうど100周年の記念に合わせて開通したそうです。冬の様子 (雪が積もるようです) や、歴史についての写真が駅舎に展示されていました。歴史を見せてくれる小さな博物館のようです。
駅の窓口で往復チケット(5.5ユーロ)を買って、有効化させて乗り込みます。
かなりの傾斜です。
途中、眼下に湖が見えてきました。
ケーブルカーの終点がBrunate(ブルナーテ)という町です。広場にはレストランやカフェなどがありました。展望台もあり、ここからでも美しい景色が十分に楽しめます。
案内板を頼りに、さらに上を目指すことにしました。20分くらい歩けば何かあるらしいです。
このときは元気だったのですが、この先結構急な道が待ち構えていました。
急な坂なのに石畳です。ミラノというと石畳でもヒールで歩いている女性をイメージしていましたが、さすがにここを行きかう人々は歩きやすい靴でした。
新緑の中のウォーキング・・・というより(私には)山登りでした。気温は25℃くらいですが、日差しが厳しかったので、お水のボトルを2本持ってきて良かったです。
やっと山っぽくなってきました。しかし、ここからの傾斜もきつかったです。
途中道に迷ったので、40分ほどかけて到着しました。
さらに3分ほど登って、灯台(Faro Voltiano)へ。
途中(暑くてきつくて)諦めようかと思いましたが、頑張った甲斐がありました!
ミラノの町やモンテ・ローザなどのアルプスの山々が見渡せる素晴らしい景観が待っていましたので(^^)/
ランチ
朝しっかり食べたのですが、急な傾斜を登ってお腹もペコペコです。灯台の麓にあったレストランに入ることにしました。
メニューになかったトマトとガーリックのパスタを作ってもらいました。手打ちパスタは美味しかったのですが、なんか塩味が足りず・・・。でもお店の女性がとても親切で、美しい景色も堪能できたので満足です。
きつかったですが、登って本当によかったです。湖畔のクルーズだけでないコモ湖を楽しむことができました。
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さいごに
コモ湖まではミラノ中央駅から日帰りで簡単に行けます。湖畔の散策が有名ですが、山に登って眼下に湖をみる旅も面白かったです。ちなみに、ミラノ中央駅からの電車はスイスのルガノ行きでした。コモ湖からも1時間弱で行けるようで、ミラノに何泊かしたら、スイスへの日帰りも可能なんだなぁ、と夢は膨らむのでした。
最後までご覧いただきありがとうございます。