旅とアロマにお越しくださり、ありがとうございます。
夏の奈良旅の続きです。
今回は、友人に誘ってもらったラグジュアリーホテル "JWマリオット奈良” の宿泊記をお届けいたします。
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JWマリオット奈良
JWマリオット奈良は、2020年7月22日にオープンした、奈良県で初となるインターナショナルブランドのラグジュアリーホテル(全158室)です。
マリオットグループでは、「マリオットBONVOY (ボンヴォイ)」という会員プログラムを運営しており、会員は、貯めたポイントを使って宿泊することができます。
マリオットは、宿泊に必要なポイント数が変動制となり、日にちによっては以前よりも少ないポイント数で宿泊できるようになったそうです。今回は、(友人の)マリオットBONVOYのポイント泊です。室料はポイントですが、ラウンジアクセス権のみ追加料金(16,500円税込み/2人)を払いました。
チェックイン
チェックイン・チェックアウトは1階のロビーで行います。
レセプションの後ろには、奈良を囲む山々を描いた壁一面のアートウォールがありました。
チェックイン・アウト
・チェックイン 15:00
・チェックアウト 11:00
なお、マリオットボンヴォイのゴールド会員は14:00、プラチナ会員は16:00のレイトチェックアウトが無料で可能となっています。友人はゴールド会員なので、14時まで部屋にいることができました。友人は先に帰ったのですが、委任状のようなものにサインしておくと、カードホルダ―以外の同室者だけでも、残ることができました。
友人がチェックインをしている間、ロビーを散策してみました。窓側には、大きな一枚板のテーブルが設置されており、ロビーにはオリジナル(であろう)アロマの香りが漂っています。香りは、JWマリオットブランド共通の “JW Marriott Signature Scent” というオリジナルブレンドのようです。浄化作用があると言われている「セージ」と「アメリカスズカケノキ」の香りです。
しかし、この香りは、ちょっと好き嫌いが分かれるかもしれません。こういった場所のアロマはほんのり香る(何か香りがする?と感じる)程度がいいのですが、けっこう強めに飛ばしていたので、鼻についてしまったのかもしれません。
ホテルの内装は、奈良の美しい景色を思い起こさせるデザインになっています。奥にはバーカウンターがあり、その横には、開放的なレストランがありました。JWマリオット奈良の館内には、至ることろにシカが飾られています。隠れミッキーならぬ、隠れ(多くは隠れていませんが・笑)シカを探すのも面白いかもしれません(笑)。
他には、寺院をイメージした木の梁をふんだんに取り入れたりして、奈良を感じるエッセンスが散りばめられています。飾ってある植物は、鉢植えだけでなく苔や盆栽もありました。これらは、必ず根がついたものを選んでいて、切り花は使わないというこだわりがあるそうです。
カフェも併設しているロビーには、水蒸気で火を演出している暖炉もありました。こちらは、若草山の山焼きをイメージしているそうです。リニア暖炉と呼ばれるもので、炎の正体はミストなので熱くはありません。
マインドフルチェックイン
チェックイン時、カウンターの上に置かれている英国発のアロマブランド "Aromatherapy Associates (アロマセラピー・アソシエイツ) " のボディオイルを体験させてもらいました。これは「マインドフルチェックイン」と呼ばれているもので、ボディオイルを数滴、腕に垂らして塗りこみます。香りは、ジンジャーとラベンダーアングスティフォリアのブレンドのようです(スタッフの方に尋ねたのですが詳細は不明です)。
ジンジャー
冷めた気持ちをスパイシーな香りで明るく盛り上げることが期待できます。 精神的に疲れてしまったときにも活力を与えてくれる香りです。
ラベンダー・アングスティフォリア
リラックス効果の高い代表的なラベンダーで、鎮静や精神安定作用が期待されます。
ラベンダー・アングスティフォリアは、真正ラベンダーとも呼ばれ、安眠のイメージがある精油です。アロマ(精油の香り)は、好きな香りだと芳香成分の効果を感じられると言われています。その中、ラベンダー・アングスティフォリアの香りは、苦手な方でも効果が期待される稀有な精油です。私自身、正直、好きな香りではないのですが、ほんのり感じるくらいでしたので、リラックスすることができました。
「マインドフルネス」をコンセプトに掲げるJWマリオット・ホテル奈良では、この他、朝ヨガ(無料・予約不要)のサービスもあります。ヨガマットは無料レンタルできますが、ウエアは有料(上衣700円・下衣700円)です。夏の暑い時期だったからか、ラウンジ近くのスペースを使用して行うようでした。参加しようと思ったのですが、なんか落ち着かないので、やめました。
ロビーから部屋へ
エレベーターの中にも「シカ」発見!
まだ新しいホテルなので、廊下は木の香りがほんのりしました。香りというと精油を使って香りを飛ばすことが多いのですが、木にも香りがあり、抗菌や消臭効果があると言われています。せっかく館内は木をふんだんに使っているのに、こういった木の香りに注目しないのは、もったいないと感じました。
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部屋のようす
今回は、エグゼクティブラウンジを利用できる「エグゼクティブラウンジ, 客室, 2 ダブル」というお部屋です。ちなみに、客室に向かう廊下の絨毯も、奈良の山々をイメージしたデザインです。部屋は5階。部屋に行くまでのライトが良い感じにカーペットに当たっていて、床もまるで絵画のようになっていました。
落ち着いた緑色やアクセントの橙色などナチュラルカラーの客室内も、奈良を彷彿とさせるデザインになっていました。部屋の中の色は、奈良公園の東端に位置している「若草山」と、その若草山山焼きをイメージしたカラーリングが用いられているそうです。ベッドの上の鹿の角のオブジェや、木彫りの鹿の置物などがあります。ラグジュアリーホテルならではのシーツの肌触り感の良さも相まって、とても居心地のいい部屋、寝心地の良いベッドでした。
窓から見えるのは、市役所側の景色。歴史的建造物が多い奈良は、その景観を損なわないように、高層ビルの建設が条例で禁止されているそうです。決して高層階ではありませんが、遠くまで見渡すことができました。
テーブルにはマスクとアルコールジェルが置いてありました。ベッドサイドにはシカのオブジェはアロマディフューザーかと思ったのですが、違ったようです(単なるオブジェでした)。
クローゼットには、パジャマとガウンが用意されていました。パジャマも着心地がよかったですが、ガウンの内側がふわふわしていて、こちらも着心地が良かったです。アイロンやアイロン台もあります。至れり尽くせりですね。
無料の靴磨きのサービスもありました。今回は、2人ともサンダルだったので使用せず・・・。
ペットボトルのお水は4本。コーヒーはネスプレッソでした。ターンダウンダウン時、お水の補給はあったのですが、コーヒーカプセルの補給はありませんでした。
冷蔵庫の中の飲み物は有料です。今回はラウンジを利用したので、こちらを使うことはありませんでした。
バスルーム
ベッドサイドの横からバスルームへ続く空間がありました。木の大きなドアでしっかり閉めることができます。
反対側にもドアがあり、くるっと1周、追っかけっこができる感じです。両サイドが開くことで開放的になっており、空気が籠ることがありませんでした。同じスペースにお手洗いもあります。木のドア、壁も木なので、消臭効果も感じられました。
アメニティとドライヤー。ドライヤーはSALONIAというもの。リーズナブルな価格帯のドライヤーですが、速乾イオンドライヤーのようです。軽くて使いやすかったです。
ターンダウン
履き心地がよかったスリッパ。ガウンと同じデザインでした。夕食の時間帯にお願いしておいたターンダウン・サービスでベッドのそばに、きちんと揃えられていました。
ベッド上にはメッセージカードと共にピローミスト(ラベンダー)が添えられていました。ミストのケースにはラベンダーと書かれていましたが、ラベンダーには何種類かあります。香ってみたところ、こちらは "ラベンダーアングスティフォリア” 。どんな方も安心して利用できる香りです。
アメニティ
アメニティは雪肌精でした。
浴室
バスタブも広く、レインシャワーも大きめでした。水圧もしっかりあり、かなり気持ちよくシャワーを浴びることができました。
シャンプーなどは、こちらも英国ブランドの "Aromatherapy Associates" 。好きなブランド、かつ大容量だったのも嬉しい♪ 残った分は、いただいてきました。シャンプーとコンディショナーの香りは、ローズマリーとイランイラン。ボディウオッシュは、ラベンダーとイランイランの香りでした。シャンプーは少量でもしっかり泡立ち、頭皮がスッキリしました。泡切れも良かったですが、翌日もけっこう髪に香りが残っていました。
SPA
JWマリオット奈良では、スパも充実しています。24時間利用できるフィットネスセンターの他、屋内プールにジャグジー、サウナ(水風呂なし)が併設されていました。(私が行ったときは)入場制限されていましたので、それほど人は多くありませんでした。時間帯によってはお子さまが多くなる場合もありましたすが、それぞれ適度な距離を取って楽しんでいたので、快適に過ごせました。
アクセス
JWマリオット奈良は、ホテルの目の前には奈良市役所、裏側にはコンベンションセンターやスターバックスがある閑静な場所に位置しています。
東大寺やならまち等の観光地からは離れていますが、バスを利用すれば楽々移動できます。今回は、近鉄奈良駅から「ぐるっとバス」に乗ってきました。大阪方面から来た場合、「近鉄奈良」駅は終着駅ですし、駅を出たところにバス停もあります。「ぐるっとバス」に乗れば、ホテルまで100円で10分少々です。
「ぐるっとバス」は、9~17時の間(平日は30分間隔/休日は15分間隔)走っています。ホテルの前の道路を渡ったところにあるバス停「奈良市庁前」から乗ると、近鉄奈良駅を通って、奈良公園まで行くことができます。なお、JR奈良駅に行くバスは、土日祝(9~17時)のみ運行しています(2022年10月現在)。運賃は、100円です。
ちなみに、ホテルの最寄りのバス停は「奈良市庁前」です。他のアクセス方法として、近鉄奈良駅の隣駅「新大宮」駅からも歩けます(徒歩約10分)が、あまり道路状況がよくないようです。なお、土日祝日は、新大宮駅、近鉄・JR奈良駅とホテル間をシャトルバスが運行しています。(運行時間ははホテルのHPで確認できます)。
- バスルートと時刻表 >>> ぐるっとバスルート・時刻表
- リムジンバス >>> 天理・奈良ー大阪(伊丹)空港線
なお、大阪・伊丹空港とホテル近辺を結ぶリムジンバス乗り場は、「奈良県コンベンションセンター」のそばにあります。リムジンバス乗り場の近くにも「ぐるっとバス」の停留所があります。友人が、ここから伊丹空港行きのリムジンバスに乗ったのですが、バスは10分以上遅れて来たので、ちょっと心配になったようです。なお、空港行きのバスは、予約が必要です(空席がある場合は予約なしでも乗れます)。
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さいごに
友人に誘ってもらって泊まったJWマリオット奈良。ホテル内も「奈良」を感じることができるデザインでした。
また、部屋には必要なものがそろっていて、ストレスフリーで過ごせました。
担当してくれるスタッフの方が決まっているようで、何かあったらその方に相談できるのも良かったです。外国人スタッフが多いホテルなのですが、日本語が流暢なので、なんの問題もありませんでした。
次回は、JWマリオット奈良の食事についてご紹介したいと思います。
最後までご覧いただき、ありがとうございます。
※なお、記事に記載した特典などは変更される可能性もあります。