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2019年10月1日、成田空港の本館3階にあるJALファーストクラスラウンジに "JAL’s SALON" がオープンしました。
今までのラウンジとは少し違い、まるで大人の隠れ家のような雰囲気です。一時期閉鎖されていましたが、現在は営業を再開しています。今回は、JAL’s SALON のようすをお届けいたします。
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JALファーストクラスラウンジ
2019年10月より、本館のファーストクラスラウンジは3階と4階に設置され、4つのエリアに分かれました。
本館3階
本館の3階には、シャワールームと「JAL's SALON」があります。
ソファを中心としたゆっくりと寛げる空間で、BARカウンターサービスでは「日本の匠の味」を楽しむことができます。また、期間限定の逸品を体験できるのも、この JAL's SALONです。
コロナ禍以前は、JOHN LOBB(ジョン ロブ)社のシューシャインサービスも受けることができました(2023年12月現在、閉鎖中)。
本館4階
本館4階には、ラウンジエリアと、食事ができるエリア(JAL’s Tableと鮨 鶴亭)があります。
JAL’s Table は、人気のカレーやラーメン、和朝食など、できたてのお食事を楽しむことができます。また、鮨 鶴亭 も併設されており、寿司職人が目の前で握る「握り寿司(週替わり)」が味わえます。
2つの階に分かれましたが、それぞれエレベーターで移動できます。
4階のようすは、こちらでどうぞ。
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【JAL】成田空港 ファーストクラスラウンジ体験記
新しくなった成田空港のJALファーストクラス・ラウンジに行ってきました。
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JAL's SALON
さて、ここからが、本日のメイン「JAL’s SALON」のお話しです。
まるでホテルのバーのようです。
カクテルはないのですが、水割りなどは作ってもらえます。
地下に入ったかのような、落ち着いた照明のJAL'sSALON。
こちらの棚には、ワインやシャンペンなどが並べられていました。ちょうど時間がよかったのか、入ったときは誰もおらず(ほんの少しの間ですが)貸し切りだったので、写真を撮らせてもらいました。
JAL’s SALONに入る時に『お食事はお済みですか?』と声がけされました。
JAL's SALON には、おつまみになるものと飲み物しかありません。なので、4階でお食事したあとにおすすめの場所です。
JOHN LOBB
英国の高級靴メーカーJOHN LOBB(ジョン ロブ)社とのコラボレーションによるシューシャイン・コーナー。
コロナ禍以前には、JAL's SALONの落ち着いた一角にもありましたが、こちらもしばらくの間閉鎖中のようです(2023年9月現在)。
ソファー
あまり広くない空間ですが、ソファーも何種類がありました。
ちょうど家のソファを買い替えようといろいろ探していたので、どこのメーカーのものか尋ねてみました。
残念ながら、JAL発注のオリジナルだそうです。
座り心地だけでなく、色もとても素敵で、落ち着いた空間の雰囲気を醸し出していました。
メニューカード
オープン当時、飲み物のメニューは、各座席に置かれた黒い箱に入っていました(2019年時点)。
しかし、2023年に行ったとき、このメニューカードはなくなっていました。
その箱の中には、3カ月分のメニューがまとめてありました。お酒だけでなくお茶もあり、どれも気になるラインナップです。
現在は、カウンターの上にあるi-Pad でメニューを確認できます。
冷茶
まずは、一番楽しみにしていたEN TEA社が選ぶ日本茶。
2019年10月の冷茶は「水出しゆず緑茶」でした。濃いめのお茶ですが、後味に柚子をしっかり感じることができました。
BARカウンターで提供している飲み物のグラスは、東京都湯島にある木村硝子製、おつまみを提供しているお皿は千葉県にある菅原工芸硝子製だそうです。木村硝子のグラスは、(種類は違いますが)豪華寝台列車「TRAIN SUITE 四季島」の車内や ザ・リッツカールトン日光 でも使われているものですね。
なお、和菓子は、宗家 源 吉兆庵の「織部錦」。きざみ栗入りの風味豊かな芋あんとこしあんを包んだ、素朴でしっとりとした焼饅頭です。天面にじゃ笹竜胆(ささりんどう)の図柄があしらわれていました。
今回いただいたお茶は、少し色が違いますね。
喉ごしすっきりで、美味しかったです。
2019年10月は、温かい「玉緑」もいただいてみました。
こちらは、九州北部から中部でつくられ、佐賀の嬉野が代表的な産地だそうです。荒茶製造の精揉工程がなく、回転するドラムで茶葉を乾燥してつくられたお茶だそうで、渋みが少なく、まろやかな味わいが特徴です。
お湯を淹れたままで渡されたので、何分くらい待てばいいのか分かりませんでした。30秒くらいで一度湯飲みに注いでみました。とても薄い色ですが、香りが立っていました。調べてみると、70℃位のお湯を注ぎ、1分ほど蒸らしてから、湯のみに注ぐといいようです。
クロモジと和菓子
ところで、和菓子には、きちんと「黒文字楊枝」が添えられていました。
あの薫り高いクロモジの枝でできた高級楊枝です。クロモジの枝には抗菌作用もあると言われ、千利休はお茶席で庭のクロモジの枝を切って楊枝にしたそうですよ。
いただく前に香りを確認してみました。
馴染みのある爽やかさに甘みが加わった香りがはっきりします!
香水のシャネルNo.5に使われている「ローズウッド」とほぼ同じ成分構成で、芳香成分のリナロールにはバランス機能、鎮静作用があると言われています。もし、黒文字楊枝と出会われたら、ちょこっと思い出していただければ嬉しいです。
お酒類
こちらも楽しみにしていたクラフトジンの「ROKU」 こちらは通年提供のようです。
日本ならではの6種のボタニカル(桜花、桜葉、煎茶、玉露、山椒、柚子)の草根木皮と、伝統的なジンの8種類のボタニカルを使用しています。
ジンの8種類
・ジュニパーベリー
・コリアンダーシード
・アンジェリカルート
・アンジェリカシード
・カルダモンシード
・シナモン
・ビターオレンジピール
・レモンピール
アロマに携わっているものとしては、ぜひ楽しみたい飲み物でした。
特徴は、桜の花、桜の葉、煎茶、玉露、山椒、柚子を用いており、日本の四季を感じられるということらしいです。
香りが楽しめるよう、ソーダ割りにしてもらいました。ほんのりと桜と柚子を感じました。精油で使っている「山椒」は1滴加えるだけでも強く主張する香りなのですが、ROKUでは控えめで、あまり香りは感じませんでした。
このときは、他に北海道の厚岸ウイスキーもありました。
グラスもとても素敵です!
このままずっと居たいほど快適な空間です。
期間限定のお楽しみ
ところで、JAL's SALON では、期間限定で日本の逸品を体験することができます。
今回の目玉はこちら。「1983 SUSHI CAVIAR」。
宮崎県産シロチョウザメのキャビアを独自の手法で味わい深い和風味に仕上げた逸品で、キャビア本来のコクと、醤油の旨味が熟成によって調和した美味しさが特徴です。
約4グラム瓶に、サーモンの生ハム、ヨーグルトで作ったクリームソース、エシャロット、ブリニが添えられていました。
積極的に案内しているものではないようで、知る人ぞ知る豪華体験でしたが、味わえてよかったです。
昔ファーストクラスで提供されていたキャビアに比べると少ないですが、これくらいがちょうどいい量なのでしょうね。味は、ロシア産のキャビアに比べると、あっさりしていて、いくらでも食べられそうな味でした。数量限定なので、1人1皿の提供です(2023年9月1日~9月30日)。
なお、JALの公式サイトによると、「J CAVIAR VODKA」というキャビア職人がキャビアを食べるために作ったウォッカもあったようです。
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さいごに
楽しみにしていた JAL's SALON。
いつ行っても人がほとんどおらず、静かに過ごすことができるような気がします。
海外のラウンジのようにゆっくりお酒が楽しめるバーのような空間が、日本にもできて嬉しいです。
やはり空港へは早めに行って、(ダイヤモンド、もしくはJGP会員である限りは)JALファーストクラスラウンジでゆっくりしたいと思います。
最後までご覧いただきありがとうございます。