沖縄・那覇空港(OKA)にあるJALの空港ラウンジヘ行ってきました。
JALの空港ラウンジには、朝夕で異なる香りが漂っていますが、OKAのラウンジには、さらに楽しみがあるのです。今回は、那覇空港ならではの香りも織り交ぜながら、JALの「ダイヤモンド・プレミアムラウンジ」のようすをお届けいたします。
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JALのカウンター
久しぶりに、那覇空港のJALカウンターに立ち寄りました。
とてもきれいになっていて、非接触の自動チェックイン機も増えていました。
奥にあるのは、荷物を預ける機械です。
主要路線の空港では、どんどん機械化が進み、自分で荷物も預けるようになりました。数年前に行ったカナダやオーストラリアの空港がこんな感じだったのですが、日本の空港も、一昔前に比べると無機質な感じになりました。
写真の手前にあるのは、自動チェックイン機です。
非接触(画面に触ることなく)チェックインすることができます。
JALのスタッフはそばにいて、分からないときは、すぐに教えてくれます。
預ける荷物がなかったり、JALタッチ&ゴーサービスを利用される方は、こちら(3階)へ立ち寄らず、直接保安検査(2階)を受けることができます。
なお、JALの空港ラウンジは、保安検査場のすぐそばにあります。
JALの空港ラウンジ
JALの空港ラウンジは、サクララウンジとダイヤモンド・プレミアラウンジの2つです。
専用の保安検査場を通ると、その先にエントランス、そしてレセプションがあります。
レセプションは、2つのラウンジ共通です。
寒緋桜
お正月を過ぎた時季、空港ラウンジでの楽しみの一つ。
レセプションの近くに飾れた、寒緋桜(カンヒザクラ)で、一足早く春を感じることができます。
分類:バラ科・サクラ属
寒緋桜(カンヒザクラ)は、沖縄や中国、台湾などに分布する品種で、緋寒桜(ヒカンザクラ)とも呼ばれます。花は直径1.3cmくらいの楕円形で、濃厚なピンク色が特徴です。早春の寒い頃から開花し、花が咲いた後、葉が出ます。
属名は Prunus、種小名は campanulata です。
”Prunus” は plum(プラム/スモモ)を意味し、 種小名の campanulata は「鐘形の」という意味です。スモモのようなかわいいピンク色の花が鐘状に下向きについており、花びらがくっついたまま落花するそうです。
1月の寒い時期に開花することから、日本一早い桜として知られています。
香りはあまり感じられませんでしたが、その姿に癒されます。
JALアロマ
ところで、レセプションのすぐそばには、JALアロマの吹き出し口があります。
この香りには2種類あり、朝と午後で香りが変わるそうです。この時は、ちょうど香りが変わったばかりのときだったので、香りの元をかがせてもらいました。
癒されます。
現在は、この香りを購入することもできるようですね。
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ダイヤモンド・プレミアラウンジ
※ 営業時間は、フライトや状況により変わる場合もあります。
入室対象者
JALのダイヤモンド・プレミアラウンジは、JALのスタイタス会員でなくても、ファーストクラスを利用すれば入室できます。
ファーストクラス旅客
- JAL国内線ファーストクラスにて、当日出発、または同クラスに当日乗り継ぎの旅客(同行者1名利用可)
- JAL(*)国際線ファーストクラスから、もしくは同クラスへ翌日午前6時までに乗り継ぎの旅客(同行者1名利用可)
(*)JALが運航する他社便名のコードシェア便と他社が運航するJAL便名のコードシェア便の一部は除きます。
なお、3歳未満の幼児は同行者としての数に含まれません。
JMBダイヤモンド、JGCプレミア各会員
同行者1名さまもご利用可能です。
なお、3歳未満の幼児は同行者としての数に含まれません。
ワンワールド・エメラルド会員
ワンワールドエリートステイタスの「エメラルド」会員も入室できます。
同行者1名さまも利用可能です。
同じく、3歳未満の幼児は同行者としての数に含まれません。
室内のようす
この他に、あと2部屋あります。
天井も低くて、決して広い空間ではありませんが、木のぬくもりを感じる雰囲気のラウンジです。
座席ごとにコンセント(USBもあり)がありますので、スマホなどの充電も問題ありません。
コロナ禍では、アクリル板で仕切られていましたが、今は取り外されており、コロナ禍以前のように戻っています。マスクは任意です。
飲み物
軽食と飲み物は、一か所にまとめられています。
ジュースは、シークワサーとグアバの2種類があり、この日はグアバでした。
沖縄らしく、オリオンビールがあります。
2023年10月に(久しぶりに)行った時、ビールの銘柄が少し変わっていました。
なお、ビール以外のお酒も増えていました。
ジャパニーズクラフトジンROKU もあったので、シークワーサージュースと割ってみました。甘酸っぱいシークワーサーの香りとジンは良く合うような気がします。
泡盛
ところで、那覇空港のダイヤモンド・プレミアラウンジには、沖縄ならではのお酒・泡盛があります。
こちらにあったのは、泡盛を3年以上熟成させた古酒でした。
初めての泡盛、ロックでいただいてみました。あまい香りがします。30度もあるので、お水をチェイサーにして、少しずつ、少しずつ・・・。
泡盛は、米(タイ米)と黒麹菌を用いて、全麹仕込みと単式蒸留・常圧蒸留で造る沖縄の本格焼酎です。
3年以上貯蔵したものは古酒(クース)と呼ばれます。
泡盛の甘い香りは何だろう?
酒類の香りは、原料由来のもの、発酵中に作られるもの、貯蔵中に作られるものがあります。
調べてみると、この香りを構成している成分の中に、バニラの香りの主成分である バニリン(Vanillin)というフェノール系の抗酸化物質の一種が含まれていることが分かりました。
米の細胞壁にあるヘミセルロースが熟成中に4-VGからバニリンへ変換し、古酒の甘い香りとなるようです。
バニリンには、抗酸化作用もあるようで、(出典:バニリンについて)、体内のサビをとってくれるとか。
ちなにみ、緊急事態宣言中や、まん延防止等重点措置が発令されている間もラウンジは開いていましたが、お酒類は時間制限でのサービスでした。
いろいろ不便でしたが、今となっては、貴重な体験だった気がします。
食べ物
ある日のこと(11時30分すぎには)、羽田空港同様に焼きカレーパンの提供が始まりました(コロナ以前は、上の写真のように並べられていました)。焼きカレーパンは、国際線ラウンジで提供されている「JAL特製オリジナルビーフカレー」をベースに開発された具をフォカッチャ生地で包んだもの。JAL国内線のダイヤモンド・プレミアラウンジ限定商品です。
以前は、タイミングがいいと、熱々のカレーパンもありました。
現在、焼きカレーパンはありますが、冷えているのであまり美味しくありません。
温かい飲みものは、味噌汁とスープがあります。
スープは2種類あり、どちらになるかは、行ったときのお楽しみ♡この日は、枝豆のスープでした。スープやお味噌汁は、以前は大きなサーバーに入っていて、自分ですくうタイプでした。
コロナ禍では、一時中止されていましたが、しばらくたって機械での提供に変わりました。
別の日のラインナップ。
この日は、トマトスープでした。ちなみに、お味噌汁は常時あります。炭水化物ばかりなのが残念ですが、朝ごはん代わりにもなります。
手前左側にあるのは、ジミーの紅芋アンパンです。
ジミーの紅芋アンパン
世界のレシピに沖縄の食材を融合させた商品を沖縄で数多く手掛ける、ジミーの味を味わうことができます。
スィーツブレッドと2種類あるのですが、おすすめは、黒ゴマが目印の紅芋アンパンです。
11時半ごろから提供されますが、人気商品なので、あっという間になくなります。
おにぎり
おにぎりは、温かい JAL特製焼きおにぎり、もしくは海苔が付いたものがあります。
一時期、”はとうがらし” のおにぎり(←激ウマ)があったのですが、最近見かけなくなり残念です。また、復活するかしら?
那覇空港のおにぎりは、お米が美味しい(気がする)ので、大好きです。なので、つい食べ過ぎてしまいます( ´艸`)
復活!
今回行ったとき、(機械ではなく)自分で注ぐスープやお味噌汁が復活していました。
これは、とても嬉しい!しかも、美味しい!!
那覇空港のダイヤモンド・プレミアラウンジへ行く楽しみが増えました。
クワイエットルーム
ところで、2022年に久しぶりにダイヤモンド・プレミアラウンジへ行くと、新たな部屋が開放されていました。
お手洗いに行く途中にある通路を、右に曲がります。
もう一つの、広めのお手洗いがあります。
そして、その先には・・・
その奥に、更にこじんまりとした空間がありました(現在は、バインダーが取り外されています)。
(あくまでも想像ですが)貴賓室として存在していた部屋を、ダイヤモンド・プレミアラウンジとして開放したのでしょうか。お手洗いを見て、そう考えてしまいました。元々あった部屋を、開放したのでしょうか?
飲み物も少し用意されています。
ラウンジのスタッフの方に伺ったところ、メインのラウンジから他の飲み物や食べ物を持ってきても大丈夫なようです。
この日は、満席といった状態ではありませんでしたが、こちらの部屋で静かに過ごすことができました。
コンセントもあります。
メインのラウンジに比べると、こちらは、クワイエットルームといった感じでした。トトロやディズニーのオルゴール曲が流れていて、とても心地よい空間です。電話ブースの声も聞こえてこないので、本当に静かに過ごすことができました。
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さいごに
那覇空港のJALの空港ラウンジのひとつ、ダイヤモンド・プレミアラウンジの変化とその香りをご紹介いたしました。
ここでは、JALアロマの香りと泡盛の甘い香りを楽しむことができます。
羽田空港に比べると、かなりこじんまりしていますが、好きなラウンジの一つです。
最後までご覧いただき、ありがとうございます。