ジャカランダが咲き乱れている光景を見たくて、南アフリカに行ってきました。
必ずしも花の開花に合わせて予定を入れることはできないのですが、今回は、何か所かで満開のジャカランダの花を見ることができました。
南アフリカの旅行記とともにご紹介したいと思います。
南アフリカの春
南半球にある南アフリカの春は、8月初旬頃より始まります。
9月の終わりころから「紫のさくら」とも言われている ジャカランダ(Jacaranda)の花が咲き始まり、10月から11月にかけて見頃を迎えます。
ジャカランダ
- 学名:Jacaranda
- 科名:ノウゼンカズラ科キリモドキ属
ジャカランダは、カエンボク (火炎木)、ホウオウボク (鳳凰木)と並んでシウンボク (紫雲木) と呼ばれています。
世界三大花木のひとつとされており、10mを超す高木です。
一生に一回、町中に咲き乱れているジャカランダの花、そして珍しい「白いジャカランダ」が見たくて、香港経由で南アフリカまで行ってきました。
ちなみに、香港まで3~4時間、南アフリカのヨハネスブルグまでは約13時間の長旅です。
首都が3つある南アフリカと気候
南アフリカは、機能によって首都が3つに分かれています。
行政府はプレトリア、司法府はブルームフォンテーン、そして立法府はケープタウンに置かれています。
また、砂漠地帯から亜熱帯森林まで多彩な動植物が見られる南アフリカでは、行く場所によって花の開花時期が違います。
今回は、プレトリアで、満開のジャカランダを見ることができました。
プレトリア
ジャカランダ・シティと呼ばれるプレトリアは、ヨハネスブルグから北へ50キロメートルほどのところに位置しています。
9月下旬から花を咲かせ、まるで絵画のような並木道が多くの観光客を魅了します。
ただ、場所によって少し開花時期が違うようで、一番咲いている場所を選んで見学することになりました。
ジャカランダの花マップ
クラブツーリズムより
それでは満開のジャカランダの花をお楽しみください。
紫のジャカランダ
ジャカランダは桜の花のようにあっという間に散ってしまうことはないため、結構長い間見られるようです。
今回は素晴らしい風景を楽しむことができました。
香りは特にないと聞いたのですが、ほんのりバラのような甘い香りが街中に漂っている気がしました。
周りは高級住宅地。こんなところに住めていいなぁ。ずーっと見ていても飽きません。
落ちている花びらも素敵です。
種を見せてもらいました。風に乗って飛んでいきそうです。
白いジャカランダ
メインの通りを少し外れたところに、ずーっと見たかった白いジャカランダの花が咲いていました!
そばにはブーゲンビリアも咲いていて、赤と白のコントラストもとてもきれいでした。
アフタヌーンティー
もちろん、日本のようなお花の下でお食事やお酒といったお花見の習慣はありません。さらには、満開の花を楽しんでいる様子もありませんでした。
もったいない・・・。
私たちは、白いジャカランダが咲いていた近くでアフタヌーンティーをしました。
ここは故ネルソン・マンデラ氏も宿泊されたホテルだそうで、お部屋も見学できます。
デイツ・シェイク
最後に、南アフリカで出会った美味しいものもご紹介します。
今回泊まったホテルのウェルカムドリンクは、デイツ (ナツメ) のシェイクでした。もう一度どこかで飲みたいのですが、なかなか出会えない・・・すっごく美味しかったです。
それまではあまり好きではなかったのですが、このシェイクのおかげで、デイツが大好きになりました。
さいごに
参加したのは、日本からジャカランダだけを見に行く特異なツアーでした (笑)。
でも、車で走っていると、右も左も、前も後ろもジャカランダが満開で、本当に美しかったです。
26時間かけて見に来てよかったと思いました(^^)
最後までご覧いただきありがとうございます。