リオハでワインを楽しんだ後は、バルセロナに近い町、タラゴナで1泊しました。
目的は、オリーブ園に囲まれた美しいホテルでの滞在です。周囲には何もない場所ですが、記憶に残る素敵な滞在となりました。
Mas La Boella (ホテル マス ラ ボエッラ) 滞在記をお届けします。
タラゴナ
写真は タラゴナ - Wikipedia よりお借りしました。
タラゴナは、古代ローマ時代の遺跡が多く残っている地中海沿岸の町です。
ローマ時代に建設された半円形の「ローマ劇場」からは地中海を眺めることができます。他にも、「ラス・ファレラス水道橋」などあり、2000年には、タラゴナの考古遺跡群としてユネスコの世界遺産に登録されています。
今回、観光する時間がなかったのが残念だったのですが、帰国後にテレビ番組で「タラゴナ」のまち歩きを放送していて見ることができ、観光した気分になりました。すごい偶然でビックリ(^^)。
アクセス
ワインざんまいしたログローニョの町からは、高速列車・ ALVIAで3時間ほどです。
チケットは、Renfe公式サイトで購入できます。
購入の注意点
タラゴナには2つの鉄道駅があります。市街地に近い「Tarragona」と、AVEなど高速列車が発着する「Camp Trragona」です。
ログローニョからアクセスするには「Camp Trragona」一択しかありません。難点は市街地から離れていることです。
ALVIAの車内
前回乗った際には、2-2席配列だったのが、このときは1-2の配列でした。
同じく2等(Turista) の早割チケットだったのですが、この日アサインされていた車両は1等車(Preferent)でした。
他の方も「ここはTurista?」と乗って来た時はちょっと戸惑っていました。
以前、サンセバスチャンから乗った時も、1等と2等車の値段が同じ時もありました。理由は分からないのですが、ラッキー♡
Trragona -Barcelona-Sants
ログローニョからの高速列車は「Camp Trragona」にしか着かないのですが、バルセロナに行く際には、両方の駅が使えます。
「Camp Trragona」からバルセロナ・サンツ駅 まで、AVE(高速鉄道) だと30分くらい、「Trragona」からは普通の特急になりますが、1時間強です。少し時間はかかりますが、バルセロナに向かうには「Trragona 」駅の方が便利です。
「Trragona 」駅は市街地にありますし、特急は1時間に1本ぐらい(その他ローカル列車もあります)あります。
Camp Trragona駅
少し遅れて「Camp Trragona」に到着しました。駅舎は、とても近代的な建物です。
駅の前にはタクシーが待っていて、すぐホテルまで移動できました。
タラゴナのタクシー
タラゴナで利用したタクシーは、メーターと定額制の2種類がありました。
「Camp Trragona」駅から乗ったタクシーはメーターが付いていたのですが、ドライバーさんが道を間違ってしまい、全然違う方向へ行ってしまいました。「ごめんなさい、30ユーロでいいです」と言ってくれたので、正確な料金は分かりませんでした。
一方、ホテルから「Camp Trragona」駅まで利用したのは定額制のタクシーで、40ユーロ(約4,800円)*1でした。
駅から乗ったときは「30ユーロ?ぼられてない?」と友人と話していたのですが、却って少なくて、申し訳なかったです。
ホテルのエントランス
ホテルは、どうしてこんな場所に?と思う佇まいですが、緑に囲まれたエントランスに気分が盛り上がりました。
1階のエントランスでチェックインしました。本来は15時からですが、すぐにお部屋に案内してもらえました。
ロビーの横には、素敵なラウンジ。ゆっくりすることができました。
部屋のようす
部屋にはワインの品種の名前がついていました。私たちの部屋は「メルロー」。
メルローは、フランスボルドー地方原産の赤ワイン用ブドウ品種です。深みのある色合いと、きめ細やかなタンニン、少し甘めに感じる口当たりの良いワインになります。
部屋は2階、小さなバルコニーが付いていました。
木のブラインドも素敵です。電動で動かすことができました。
バルコニーに出ると、プールを見下ろすことができます。
素敵なバルコニーですが、蚊が多いのが難点です。
プレゼント
今回、ホテルの公式サイトで、朝食と夕食が含まれたパッケージを予約しました。お土産に、オリーブオイルとワインのプレゼントがありました。
そして、夕食後には、部屋にカバ(スペインのスパークリングワイン)とチョコレート・マシュマロが用意されていました。
無料の水は、ガスあり・なしが1本ずつ用意されています。ネスプレッソにきちんとお水を入れてくれていたのも嬉しい心遣いです。
バスルーム
洗面所は広々としていて使いやすかったです。
難点は、お手洗いのドアがすりカラスで、(デザインなのでしょうね)スキマがあったことです。
今回は友人との旅行。そういうことを気にする間柄ではないのですが、ちょっと・・・。
アメニティはブルガリでした。
枕も選ぶことができるようです。スリッパもありました。
窓のそばの椅子もいい雰囲気を醸し出して、洗面所にあったティッシュはバラの形。
女子旅にピッタリ!テンションが上がるポイントがたくさんありました。
ホテルのまわり
ホテルの周りは、本当に何もありません。観光地に行くにも遠いです。元々ホテルでのんびりするのが目的だったので、中庭のハーブ園などを散策して過ごしました。
エントランスから外に出ると、110ヘクタールものオリーブ畑やブドウ畑が広がっていました。
お庭の散策をしながら部屋で寛ぐと時間が過ぎていく・・・ちょっといつもとは違った滞在となりました。
朝食
普段はこちらのテーブルに料理が並べられるビュッフェスタイルらしいのですが、宿泊客が少ない時は、アラカルトになる日もあるようです。
たっぷりのパンがあるのは嬉しい♡
パンとフレッシュオレンジジュース。
スペインンのオレンジジュースは本当に美味しいです(^^) でも糖度が高い!
留学中、毎日飲んでいて1カ月後には6kg太ってしまいました。なので、少しだけいただきます。
メロンにパイナップル、イチジク。大好きなフルーツばっかりで嬉しい(^^)前日食べ過ぎたので、ちょうどいい量でした。
さいごに
ホテル自体も素敵、そして快適でしたが、隣接している裏は6500㎡もの庭園があります。
ここには教会もあって、結婚式にも利用できるようです。
また、周辺にはオリーブ畑も広がっています。
次回は、このオリーブをふんだんに利用したホテルの昼食と夕食のようすをご紹介したいと思います。
どうぞお楽しみに(^^)/
最後までご覧いただき、ありがとうございます。
*1:1ユーロ=120円/2019年10月