最近、沖縄の那覇では、リーズナブルな価格帯でも、屋上プールやSPA、サウナ付きの大浴場があるホテルが増えているようです。
2022年2月にオープンしたばかりの那覇のホテル「HOTEL SANSUI NAHA 琉球温泉 波之上の湯」にも、2カ所のプールや天然温泉(サウナ付き)があります。
ある理由から賛否両論あるホテルですが、朝風呂(温泉)が楽しめるのは、概ね好評のようです。
今回は、「HOTEL SANSUI NAHA 琉球温泉 波之上の湯」 宿泊記をお届けいたします。
2022年2月オープン
私が泊まったのはオープンしたばかりの頃でした。
(今は大丈夫だと思いますが)15時ごろ着くと、チェックインの人が10人ほど待っており、順番が回ってくるまで1時間近く待たされました。
ロビーはこじんまりしていますが、小さなソファーがあります。なので、こちらのソファーで待っていました。
このときは、飲み物(コーヒーかオレンジジュース)をいただきました。
ただし、このウェルカムドリンクは、長時間待たなければならないことに対するお詫びのサービスだったのかもしれません。
エントランスにはたくさんのお祝いの花が飾られていました。
ちょっと植物園化していた花々を眺めながら待つことに・・・。
館内のようす
ロビーの奥(温泉の入り口近く)に売店がありました。
近くにコンビニや食堂もないので夕食になるものを探しましたが、ここにあるのはお菓子やカップラーメンといったものばかりです。
レストランはありますが、朝食時のみしかオープンしません。
なので、夕食に困りました。
新築ではなく、リノベーションなのでしょうか。
吹き抜けの面白い構造でした。
オープンエアですのでお天気が良い日はいいのですが、雨の日は結構湿気が入ってきます。
ここを部屋着で歩くことになるので、冬は(沖縄と言えど)寒かったです。
部屋のようす
エントランスが広く、荷物置き場もあります。
こちらで靴を抜いて、部屋はスリッパで寛ぐシステムのようです。
ただし、説明もなかったので、ペラペラのスリッパで館内(外)を歩いている人も見かけました。
ダブルの部屋のシングルユースだったので、ゆとりは十分にあります。
窓が開くのもいいですね。
ただし、部屋からの景観は臨めませんでした。
エントランス部分にも荷物置き場はあるのですが、部屋にも折りたたみ式の荷物置きがありました。
しかし、テーブルがありません。
なので、飲み物などは、ベッドに座ってサイドの小さな棚に置いて飲むことになります。
これが、とても不便でした。
折り畳みのテーブルなどの貸し出しはないようです。
準備が間に合わなかったのでしょうか。部屋のインフォメーションは何もありませんでした。
部屋には電話もなく、LINEのQRコードでホテルと繋がりLINE電話するか、廊下の電話を使ってフロントに連絡するようです。
私は、繋がりたくなかったので何もしませんでしたが、不便は感じませんでした。
チェックインまでの待ち時間に見ていると、他の方も(LINE電話を使わず)、フロントまで降りてきていろいろ頼みごとをしていました。
浴室
オープンしたばかりなので、とても綺麗でした。
朝も夜も温泉に行ったので、使いませんでしたが・・・。
アメニティーも、必要なものは揃っています。
天然温泉とプール
1階にある天然温泉。地下500mより湧き出ているそうです。
私が泊まった時は、我慢大会かのような、かなり高温での設定でした。
宿泊客以外も(有料ですが)、利用できます。
公式サイトには、露天風呂とサウナもあると書かれていたのですが、私が泊まった日は両方とも使用不可となっていたので様子は分かりません。
しかし、温泉だけでもかなり寛げました。
タオルも用意されていますし、化粧水なども用意されているので、身軽にいけるものいいですね。
部屋にはペットボトルの水はありませんでしたが、こちらに給水機がありましたので、お風呂上りの水分補給もできます。
けっこう熱めのお湯でしたが、肌がしっとりツルツルになったので、翌朝も入りました。
さすがに(温泉地でよく見かける)朝から混雑・・・はありませんでしたので、ゆっくり浸かれました(ただし、時間帯によっては混むようです)。
難点は、洗い場の床の造りです。
水はけが悪く、シャワーで流した泡が(排水口に流れず)広がってしまったのには困りました(他に人がいなかったので良かったですが)。
SEE-THROUGH POOL
温泉の脱衣所からは、シースループールにも行けるようになっていました。
温水のジャグジーもあります。
こちらは、ビジターの方も、浴場とセット(有料)で利用できるようです。
SKY POOL
地上48mの高さにあるスカイプールは、海側は透明なアクリル板で空と海と繋がっているように作られています。
ここからは、那覇空港・泊港・市街地、慶良間諸島まで見渡せるそうです。
ホテルの公式サイトの写真を見て期待して行ったのですが、あいにくのお天気。
プールは、もう一か所ありましたが、リゾートホテルのプールというより、東南アジアの少し安めのホテルにある小さなプールといった感じでした。
ただ、お天気が良いと(ルーフトッププールではないので)、直射日光から逃げる場所がないのは大変そうだな、とも思いました。
同じ市内のホテルの(景観が楽しめる)プールだったら、ノボテル沖縄 の方がいいと思いました(個人的感想です)。
SKY BAR AUGUST MOON
スカイプールにがっかりしたので、こちらで飲み物をいただくことにしました。
スタッフの方は親切で、フローズンベリーマンゴーも美味しかったです。
朝食
とても評判のいい朝食。
※ 写真はホテルのHPよりお借りしました。
ダシと沖縄県産塩にこだわり、食材の味を活かした調理法でいただける贅沢な朝食。
海鮮丼ぶりをはじめ、出汁のうまみが味わえるお茶漬けや旬の沖縄野菜しゃぶしゃぶなどを、ビュッフェスタイルでいただけます。
口コミによると、こちらの朝食も概ね評判がいいようです。
ただし、この日は早朝に出発したので、いただけず、残念でした。
アクセス
「HOTEL SANSUI NAHA 琉球温泉 波之上の湯」 は、空港から公共交通機関で行くには、とても不便な場所にあります。
ゆいレールでも行けますが、駅からかなり歩くことになります。
路線バス
この時は、路線バスに乗って行くことにしました。
バス停は1番。
国内線ターミナルから出て、左の方向へ歩けばすぐに見つかります。
行きは、TKB・ウミカジライナー「北向け」に乗り、1つめの停留所「那覇商業高校(松山入り口)」で降ります。
- ウミカジライナー >>> 時刻表
バスの乗車時間は約8分、その後、徒歩約10分で、ホテルに到着します。
那覇空港では、「北向け」と「南向け」のバスが同じバス停に来ますのでご注意ください。
運賃は、240円(2022年2月現在)。VisaタッチやPayPayが使えました。
バス停の周辺にはコンビニがありますので、こちらで飲み物やお弁当などを買っていくと、後々便利だと思います。
難点は立地
最初に、”このホテルの評価には賛否両論がある” とご紹介したのですが、その理由は「立地」です。
ゆいレールの駅や空港バスの停留所からも遠く(徒歩10~15分くらい)、大雨のときの公共交通機関での移動は大変です。
那覇空港からは、うみそらトンネルを抜けるので、タクシーで10分ほどです(料金は1,000円を少し超えるくらい)。
修行で利用するには、ちょっと不便です。
ホテルの周辺には、食堂もコンビニもなく、夕食に困りました(コンビニまでは、徒歩10分くらい)。
しかし、ここまでならそんなに大きな問題ではないのですが、周辺の環境が・・・。
後でグーグルマップを見て、びっくりしました。元花街、この環境の悪さは、口コミでも多くの方が言及されていました。
詳細は控えさせていただきますが、海外なら、きっちり区分けされている環境です。
コンビニに行くには、この場所を通らないといけないので、昼間でも不快でした。
男性の方の口コミによると『客引きが嫌だった』とも書かれていました。
さいごに
今回は、 オープンしたばかりの「HOTEL SANSUI NAHA 琉球温泉 波之上の湯」宿泊記をお届けしました。
オープン記念で半額以下になっており、できたばかりなので、泊まる前はとても楽しみにしていました。
新品のシーツや部屋着など、全てが新しいので、その点は気持ちが良かったです。
しかし、行ってみて、その立地にびっくり!
この立地に関しては、気にされない方もいらっしゃると思います。とくに、車で移動され、ホテルの裏側に行かない方には問題ないように思います。
なので、予約サイトの口コミをみても賛否両論です。
ただ、どちらにしても、立地に関しては、あらかじめ知っておいた方がいいと思ったホテルでした。
最後までご覧いただき、ありがとうございます。