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クアラルンプール旅行記の最後は観光編です。
クアラルンプールの町を観光するため、HOP ON HOP OFF に乗りました。HOP ON HOP OFF は、好きな停留所から乗れて、好きな場所(停留所)で降りられる観光バスです。時間がないときは、そのまま乗っていれば広い町を簡単に一周することができます。
今回は、2日間かけて HOP ON HOP OFF で回った観光地をご紹介いたします。
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主な観光地
HOP ON HOP OFF のルートは2種類あります。
シティルート
01:SG WANG PLAZA(起点)
02:MASID INDIA
03:KG BARU
04:TITIWANGSA
05:INTERCONTINENTAL(ホテル)
06:KCLL(ツインタワー)
07:MATIC
08:KL TOWER
09:P RAMLEE
10:AQUARIA KCLL PARK
11:CRAFT COPLES
12:EXCHANGE106(建設中)
13:BUKIT BINGTANG(繁華街)
14:TENGKAT TONG SHIN
ガーデンルート
01:SG WANG PLAZA(起点)
15:SWISS GARDEN
16:CHINA TOWN(中華街)
17:CENTRAL MARKET
18:LITTLE INDIA
19:KL SENTRAL(セントラル駅)
20:NATIONAL MUSEUM
21:NATIONAL PALACE(新王宮)
22:BIRD PARK
23:NATIONAL MOSQUE
24:MERDEKA SQUARE
25:CHOW KIT
26:SUNWAY PUTRA
27:MERDEKA118(建設中)
最後は01番に戻ってきますので、” 01:SG WANG PLAZA” を起点にすれば、24時間乗車券で2つのルートを回ることができます。
大きく分かりやすい停留所もありますが、ときには小さくて目立たないものも。
小さな場所は、こんな目印がありました。
チケット
いつものように Klook で予約、ちょうど50%オフのクーポンがあったのでお得に購入することができました。あとは、送られてきたQRコードを表示させ、SG WANG PLAZAの停留所の近くにある窓口(BUKIT BINGTANG メインキオスク)で紙のチケットに変えるだけです。
最初に乗車するとき、スタッフが開始時間をパンチしてくれます。
この時間から24時間有効です。なので、1日目は午後から始め、2日目は午前中に別のルートを回ることにしました。
2階建てのバスで、2階は前方がオープンエアーになっています。
帽子を飛ばされないようにしっかり押さえて、いざ出発!
ときどき強い日差しを浴びましたが、帽子を被っていれば苦ではありませんでした。かえって、風が当たって気持ちよかったです。
シティルート
HOP ON HOP OFFは、クアラルンプールの町の見どころに停まってくれますが、すべてに降りる必要はありません。
1日目は午後から始めたこともあり(運行は18時まで)、バスに乗ったままでかるく周遊することにしました。
高層ビル群
最初の見どころは、KLCC ペトロナス・ツインタワー(88階建て・452m)。
タワー1は日本のハザマ(現 安藤・間)、タワー2は韓国のサムスン物産が建設した(完成当時は)世界一の高さのタワーです。2つのタワーはスカイブリッジ(41階と42階の部分)で繋がっており、80mほどの高さから空中散歩が楽しめるそうです。なお、タワーには、ショッピングセンターやオフィス、レストランが入っているのでお買い物や食事も楽しめます。
ここ十年ちょっとでかなり発展したクアラルンプールの町。
昔(約35年前)はツインタワーしか高層ビルはなかったと思いますが、コンドミニアムや商業施設、ホテルなどかなり高い建物が増えて久しぶりに来た時にびっくりしました。
夜のライトアップも見ごたえがあります。
時間によって変わるタワーの色。
人気があるのは銀色に輝くとき。
1日に何回か噴水ショーもあり、場所によっては、ツインタワーを背景に楽しめます。夜の周遊バス KL CITY OF LIGHTS を利用すると、このライトアップが楽しめますね。
なお、ツインタワーへ徒歩圏内にもいくつかホテルがありますので、徒歩でも簡単にアクセスできます。
LRT KLCC駅から徒歩10分ほどのところにある、MATIC(マレーシア・ツーリズム・センター;MaTiC)。
コロニアル建築の建物は、イギリス陸軍オフィスや日本陸軍本部としても使われていた歴史的名所ですが、現在は観光客に旅情報や多彩なサービスを提供している場所です。
KLタワー(421m)。
ツインタワーより1年早い1996年に誕生した通信塔で、クアラルンプールの町を360度楽しめる定番スポットです。
周囲に建物のないブキッ・ナナスの丘の上に建っており、上層部には、展望台やレストランがあります。町のいたるところが見え、ツインタワーとともに町のシンボルとなっています。
ライトアップもきれいな場所です。
バスは、観光地で少しの間停止してくれるので、ゆっくり写真を撮ることができました。このような観光地は、路線バスの停留所から遠い場所もありますので、HOP ON HOP OFF に乗ってアクセスするとかなり楽です。
1日目は、このままバスに乗って、「01:SG WANG PLAZA」に戻り、公共交通機関のGO KULバスに乗ってホテルまで戻りました。クアラルンプール市内には安くて便利な交通機関が縦横無尽に走っていますので、HOP ON HOP OFFと組み合わせれば、個人でも簡単に市内観光することができます。
公共交通機関
ところで、クアラルンプールには、LRT・KLモノレール・MRTなどの公共交通機関があります。
- 参照 >>> 市内交通情報
これらの中で、当時は無料だったGO KULをよく利用しました。
観光客は、レッド、パープル、ブルー、グリーンラインの4路線を主に利用すると思います。なお、実際のバスは色別にはなっていませんので、利用する際は行き先をよく確認してください。
運行時間
・平日 6:00~23:00
・週末・祝日 7:00~23:00
・運行間隔:5~10分
※2023年10月時点
GO KULは一方通行なので、停留所によっては遠回りになる場合もあります。また、時間によっては道がかなり混雑しますので、時間に余裕があるときに使うといいかもしれませんね。
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ガーデンルート
2日目は「01:SG WANG PLAZA」にあるメインキオスクに行くのが面倒だったので、ホテルの無料シャトルバスでツインタワーのある「KCLL」まで行き、そこのバス停から HOP ON HOP OFF バスに乗ることにしました。
24時間有効のチケットなので、次の日もそのまま使えます。
KCLLのバス停です。
ここで待っているとHOP ON HOP OFF バスがやってきますので、01:SG WANG PLAZAまで乗って行きます。2日目は、そこからガーデンルートに乗車します。
SWISS GARDENを抜け、見えてきたのは CHINA TOWN(中華街)。
今回はバスから見るだけですが、美味しそうなにおいが漂っている場所です。
続いてリトルインディア。
町並みを見ているだけで世界旅行している気分になれるのもクアラルンプールの町ならではですね。
アジアの町並みを通り過ぎると高層ビル群を見ながら KLセントラル駅へ向かいます。
近未来的な建物が並んでいるかと思えば、古き良き時代を感じられる場所もあるクアラルンプールの町。緑も豊かなのでバスに乗ってぼーっと町並みを眺めているだけで面白かったです。
なお、KLセントラル駅付近にもホテルはたくさんありますので、そのに泊まった時も簡単に乗れそうです。
この後、以下の順に観光していきます。
- 21:王宮(National Place)
- 23:マレーシア国立モスク(Nasional Mosque of Malaysia)
- 24:ムルデカ広場(Merdeka Square)
王宮
金色に輝くドーム型の屋根や真っ白のファサードが印象的な、National Place(王宮)は現国王の住居です。そのため、外側からの見学となります。
こちらの停車時間も長かったので、バスを降りて写真を撮る時間は十分にありました。また、バスが泊っている広場の近くにはきれいなお手洗いもあるのでお手洗い休憩にもいいかもしれません。
門には近づけるのはここまで。
中をチラ見する感じです。王宮ですものね。
なお、道路には面白い標識がありました。周囲に馬は走っていませんでしたが、王室行事があるときには馬が通る道になるのでしょうか。
国立モスク
1965年完成のマレーシア国立モスク(Nasional Mosque of Malaysia)。
高さ73mのミナレットがそびえたっています。
14角星型のターコイズブルーの屋根が特徴的で、随所に見られる伝統的なイスラム装飾が美しいモスクです。
Lonely Planetによると、1965年に完成したこのモスクの最大収容人数は15,000人、敷地面積は13エーカー(53,000㎡)と広大な敷地を誇っています。道を隔てた場所には、専用のテレビ局がありました。サウジアラビアのメッカにあるマスジッド・アル・ハラーム(Masjid al-Haram)からインスピレーションを得ているそうで、15時から内部の見学をすることができます。
ただし、見学の際、女性は髪の毛や手足を覆わなければ入れません。
入口にはアバヤ(顔と手足だけ出すコート)の貸し出しがありますが、数に制限があるため、アバヤ待ちの列ができていました。なので、15時のオープンに合わせて行かれるとスムーズに見学できると思います。
今回はバスから軽く見るだけにしました。
ムルデカ広場
続いて、バスはムルデカ広場(Merdeka Square)を目指します。
途中にあった旧鉄道駅。
こういう建物を見るたび、この時代に来てみたかったなあと思います。まだ「旅」が贅沢だった時代、いろいろ不便だったのかもしれませんが、それはそれで面白い体験ができそうです。
ムルデカ広場はクアラルンプール市内中心部に位置しており、1957年8月31日にマレーシアがイギリスからの独立を宣言した広場です。ムルデカ(Merdeka)とはマレー語で独立の意味を持つため「独立広場」とも呼ばれています。
イギリスが統治していた時代にはクリケット競技場として使用されていたそうで、芝生が敷き詰められたとても広い広場です。そこには、約100メートルのフラッグポールもあります。
ムルデカ広場周辺には、美しいコロニアル様式の建築物が立ち並んでいるため、ここで降りて周辺を観光してみましょう。ここで(時間切れ)、HOP ON HOP OFFを降りることにしました。
ムルデカ広場の南側にはナショナル・テキスタイル・ミュージアム(国立繊維博物館)があります。この博物館は、1905年に建てられた旧鉄道事務局の建物を使用しているそうです。
赤レンガと白い大理石で造られているのが特徴的な建物内部は、マレーシアの伝統的な布製品(服など)が展示されており見応え十分です。
以前は入場料は無料だったようですが、今は有料(外国人はローカルより少し高めの設定)になっています。しかし、展示品だけでなくカフェも併設されているそうなので、ムルデカ広場周辺の観光で疲れたときの休憩場所としてもいいかもしれませんね。
ムルデカ広場のすぐそばの道を挟んだ場所にあるスルタン・アブドゥル・サマド・ビル(旧連邦事務局ビル)は、1890年代にイギリス人建築家ノーマンによって設計された建物です。
左右にそびえ立つ銅製のドームはモスクのような雰囲気ですが、中央の時計塔は中世ヨーロッパを想像させる造りになっています。イギリス統治時代には連邦事務局として使用されていたそうですが、現在はマレーシアの最高裁判所となっています。そのため、内部の見学はできませんが、夜にはライトアップされるため昼間とは違った姿を楽しめそうです。
広場からはマレーシアで一番高い Merdka (ムルデカ) 118を見ることもできました。
ムルデカ118 は、KLCC にある商業用超高層ビルで、もうすぐHOP ON HOP OFF の停留所もできるようです(乗車時には立ち寄りなし)。2014年に着工し2024年の完成を目指していますが、ショッピングモールのオープンは2025年後半だそうです。高さ 678.9 m (地上118階・地下5階)なので、ツインタワーより200mも高いことになります。
ちなみに、MRTムルデカ駅ほぼ直結なので、便利な観光施設になりそうですね。
マスジット・ジャメ
ムルデカ広場から少し歩いた所に「マスジット・ジャメ (Masjid Jamek)」があります。
1909年にセランゴール州のスルタン(イスラム王朝の君王)によって造られたマスジット・ジャメは、マレー語で「泥が合流する地点」という地名の由来にもなったクアラルンプール最古のモスクです。
その名の通り、ゴンバック側とクラン川が合流する地点に位置しています。
イスラムのムーア様式とインドのムガール様式が融合しており、白い玉ねぎ状のドームと赤褐色のレンガ壁など、遠くから見ても美しいその外観が特徴です。モスク内部を見る場合は、トゥン・ペラック通りに面した入口(マスジット・ジャメ駅から徒歩1、2分)からアクセスできます。モスクなので礼拝時は入れませんし、女性は服装に要注意です。
今回は、川の合流地点とマスジット・ジャメの写真を撮ってみました。撮影位置は、ムルデカ広場の南東にある橋の上です。
最後はマスジット・ジャメの近くにある、LRT マスジット ジャメ(Masjid Jamek)駅からKLCCへ移動しました。HOP ON HOP OFF と公共交通機関を合わせて使うと、楽々観光できるのもクアラルンプールのいいところですね。
夜景ツアー
ところで、同じく名所を回ってくれるバスに KL CITY OF LIGHTS というものもあります。こちらは、文字通りライトアップされたクアラルンプールの街を回る観光バスです。
KLタワーやKCLL(ツインタワー)は簡単に行けますが、次回は(ひとりではなかなか行けない)夜の王宮のライトアップを見に乗ってみたいと思っています。
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さいごに
クアラルンプール市内の観光に最適なHOP ON HOP OFF で周った観光地をご紹介いたしました。
路線バスなど他の公共交通機関と組み合わせると、もっと行動範囲を広げることができます。また、HOP ON HOP OFF バスの停留所がそばにあるホテルもありますので利用価値は高いと思いました。簡単に観光したい方にお勧めです。
ツインタワー徒歩圏内のホテルはこちらをどうぞ。
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