「旅とアロマ」にお越しくださり、ありがとうございます。
沖縄に行ったら必ず買ってくる月桃のアロマ。あまり知られていない香りですが、沖縄ではマッサージの施術オイルの香りとして使われています。その他、お菓子やアイスクリーム香りづけにも使われており、沖縄では身近な香りだそうです。
今回は、そんな月桃の香りについてご紹介いたします。
スポンサーリンク
月桃とは
月桃は、ショウガ科ハナミョウガ属(アルピニア属)の多年草です。熱帯から亜熱帯のアジアに分布し、日本では九州南部から沖縄にかけて自生しています。初夏に白い花が咲き、秋になると赤く熟した実になります。
学名:Alpinia zerumbet
一般的に、月桃というと沖縄本島を中心に台湾から奄美大島、鹿児島県佐多岬を北限に広く分布している月桃を指すそうです。また、台湾北部が原産地のゲットウは、学名をAlpina uraiensisといい、「台湾北部のタイリンゲットウ」と呼ばれているそうです。さらに、台湾北部原産の月桃が父親、沖縄本島の月桃が母親の交配によって生まれた亜種あるいは変種の月桃(学名:Alpinia zerumbet var. excelsa )もあります。
月桃の花
月桃の花は4月下旬ころから咲き始め、白やピンク色のつぼみを付けます。見た目ふっくらしており、まるで桃の実のようです。それが「月桃」という名前の由来です。
その中から黄色い花を咲かせます。いつか実物を見てみたいです。
お菓子に使われる月桃の葉
月桃は、沖縄ではサンニンとも呼ばれています。
ムーチー(餅)を月桃の葉に包んで蒸すお菓子もあります。このほか、肉や魚を包んで蒸し焼きにするなど幅広く利用されています。
精油の香り
月桃の葉は、深い緑でつやつやしていて爽やかな香りがします。
長さは、40cm~60㎝ほどにもなります。葉には消臭や殺菌、防虫効果があるとして、細かくちぎって袋詰めにし、タンスの中などに入れて防虫剤として利用しているそうです。
月桃の精油は、爽やかでちょっとスパイシーな香りです。個人的には、優しい樟脳(しょうのう) のような香りにも感じました。
精油の特徴
精油の特徴として、抗菌や収斂(しゅうれん) 、鎮静、抗酸化作用が挙げられます。
葉を乾燥させたものは、足浴にも使われています。
YUI SPA
今年も石垣島で泊まったホテルでアロマの施術を受けました。
香りは、シークワーサーなど沖縄ならではモノが揃っているのですが、やはり月桃を選びました。
まずは、乾燥した月桃の葉を使った足浴からスタートします。その後、1時間月桃の香りに包まれて、隅々までケアをしてもらいました。バリバリの背中や脚を丁寧に・・・至極の時間でした(^^)
ホテルについてはこちらをどうぞ。
-
朝食が美味しい!大浴場もある!!アートホテル石垣島・宿泊記
アートホテル石垣島の宿泊記です。
続きを見る
月桃入り精油
帰りに、石垣島の空港売店で月桃が入った精油を買いました。
スポンサーリンク
月桃のお茶
こちらは昨年に宮古島で買ったものですが、石垣空港でも別の種類の月桃のお茶が売られていました。
優しい香りの月桃茶は、ポリフェノールが赤ワインの約30倍も含まれていると言われています。抗酸化作用が高く、リラックス効果も期待できます。しっかり煮出して蒸らしていただきました。
茶葉を発酵させることで、有効成分であるミネラル分やポリフェノール(ケルセチン、ケンフェロール)が増加したそうです。
スポンサーリンク
さいごに
沖縄に行ったら必ず買いたい「月桃」の香り。
少し樟脳(しょうのう)のような香りが個人的には落ち着きます。またいつか、買いに行きたいです。
最後までご覧いただきありがとうございます。