「旅とアロマ」にお越しくださり、ありがとうございます。
沖縄といえば、青い空や青い海をイメージしますが、神秘的な太古の森を歩くことができる場所もあります。
今回は、路線バスでも簡単に行くことができる「ガンガラーの谷」をご紹介いたします。
※2020年5月の旅行記です。
スポンサーリンク
ガンガラ―の谷
「ガンガラーの谷」は、沖縄本島の南部・南城市に位置している神秘的なパワースポットです。
数十万年前までは鍾乳洞だった場所が崩壊してできた谷間に、 自然豊かな森が広がっています。ガイドさんと一緒に歩くツアーでしか行くことができません。
- 予約はこちら >>> <PR> https://gangala.com/about/
始まりはケイブカフェ
集合は「ケイブカフェ」です。洞窟内にあるカフェで、受付をしました。
入場は、予約時に送られてきたバウチャー (スマホの画面) を見せるだけでOKです。少し早いツアーに空きがあったので、少し早くスタートしました。
ツアー前の説明
ツアーが始まる前に、ツアーの注意事項や「湊川人」についての説明を聞きます。
港川人 (みなとがわじん/Minatogawa people)とは、約20,000~22,000年前に沖縄県に存在していたとされている人類です。
4体が発見され、その内、港川人1号と言われる1体は保存状態がよく、頭の先から足の先まで骨が揃っていました。港川人の身長は、男性が約153~155cm、女性は144cm、筋肉質のしっかりとした体型でしたが、肩や腕の力は弱く、握力と咀嚼力は強かったことが骨から読み取れるそうです。
港川人 - Wikipedia
湊川人が見つかったのは、このガンガラーの谷から少し離れた場所でしたが、それでもここはその湊川人の行動範囲だったのなのではないかと考えられています。湊川人の説明を受けた後は、さんぴん茶(ジャスミンティー)を一人一本受け取りました。
この先、ガイドさんの話を聞きながら、約1㎞(谷の広さは約14500坪)の散策です。水分補給は大切ですね。
発掘調査区
カフェのそばには、現在も発掘調査をしている場所があります。
入り口の近くには、約23,000年前の「世界最古の釣り針」が見つかった場所もありました。
ちなみに、23,000年前はこんな感じだそうです。
今から7万年前、地球上は最後の氷期(最終氷期=ヴュルム氷期)を迎えました。
その後、少し寒さがゆるむ時期もありましたが、 約23,000 年前の最も寒い時期には、日本列島でも年平均気温が今より約7℃低くなり、今とはずいぶん違う風景が広がりました。
第42回特別展大化石展
ここから緑豊かな森に入ります。
森林浴
集合場所だった洞窟を抜けると、豊かな緑の森が広がっていました。雨予報が出ていたのですが、青空が広がっていました。
生い茂った森の中を歩きます。足元は整備されているので、スニーカーなどで大丈夫です。ただし、濡れている箇所では少し滑りました。
道沿いには、トトロがいそうな葉っぱがたくさんありました。
歩く木
森の中には川も流れていて、その川のそばの道を歩いて行きます。すると、その道を横切ろうとする木が目の前に現れました。
「歩く」といっても、オカルト的なものではありません・笑。
垂れ下がっている根が地面につき、その根から水分を吸うようになると、後ろ側の根はどんどん死んでしまい、新しい根に取り替わっていくそうです。つまり、新しい根が前に作られ根付きは枯れ・・・を繰り返すことで、木全体が前方に進む=「歩く」ということらしいです。一歩進むのに何年もかかりますけどね。
洞窟散策
ガンガラーの谷は、自然だけでなく、琉球王朝の時代から地元住民に信仰され続けてきた聖地もあります。
歩いていると、最初のパワースポットである「種之子御嶽 (サニヌシーウタキ) 」に到着しました。
種之子御嶽は「イナグ洞」と「イキガ洞」の2つの洞窟があります。「イナグ」は女性を意味し、「イキガ」は男性を意味するそうです。
まずは「イナグ洞」を見学します。ここは、良縁や安産などを願う民間信仰の場所です。この先の下側にある洞窟には入れませんが、少し登ったところから中を覗きます。
朝方に雨が降ったようで、少し岩肌が濡れていました。そんなときは、足元に気を付けながら見学しましょう。ただし、洞窟の中にある鍾乳石は直接見ることができません。なので、ガイドさんが写真を見せてくれました。(写真は、実際に行かれた時のお楽しみに・・・🌿)。
さらに歩いていると、前方に「イキガ洞」が見えてきました。ここは、子宝や命の成長を拝む場所です。
洞窟の中は暗いので、一グループに1つ、ランタンを貸してくれました。これをもって進みます。
洞窟の中では、大きな鍾乳石を見ることができました(こちらもインパクトのある小鍾乳石なので、写真は控えます)。
頭上注意!
次は自然にできた通路を通って行きます。ここは崩れた岩が乗っただけの通路です。自然の不思議を感じながら早歩きで通り抜けましょう。
ここを抜けた後、現在は道路となっている場所の下に着きます。
ところで、ガンガラーの谷 とは?
森の中のような場所を歩いてきましたが、本来ここは洞窟の中で、人々が住んでいた地下部分でした。その洞窟に、昔この辺りに住んでいた人が、上から石を落として遊んでいたそうです。石を落として響いた音が「ガンガラー、ガンガラー」・・・。というわけで、この場所の地名が「ガンガラー」となったそうです。
そんな話を聞きながらトンネルを抜けていくと、さらに息を呑む光景が広がっていました。
スポンサーリンク
大主ガジュマル
大主 (ウフジュ) ガジュマルが目の前に現れました。
高さ20mの巨大なカジュマルは、谷の底から地上に突き出ています。両サイドの石の壁が洞窟の名残です。洞窟の天井が崩れたから、ここまで大きくなったそうです。
この辺りには横穴の洞窟もあり、人々が住んでいたとも考えられています。
ここまで1時間くらい、木々を見ながら爽やかな風を受け(現実は、家のなかの換気の風・笑)歩き続けました。このあと、スタッフが作った見晴台から海や湊川人が見つかった遺跡の場所を見ます。
武芸洞
最後は、古代人の住居跡である「武芸洞」です。
ここには、大昔の「石棺墓 (せっかんぼ)」 があります。石棺墓とは、石棺を10cm~20cmか掘ったところに埋めたもので、縄文時代の終わり頃 (約3000年前) から弥生並行時代頃に見られたものです。この辺りはサンゴ礁が隆起してできた土地 (アルカリ性) なので、発見されたとき、とてもきれいな状態で石棺墓の中に人骨が残っていたそうです。
さらに、武芸洞の石棺墓からは、約3000年前の土器も見つかっています。石棺墓の石の一部は、地表面に露出している状態でした。
石棺墓がつくられてから3000年間、武芸洞の中は土砂が流れ込むこともなく、当時のまま保存されてきたそうです。この武芸洞は、太古の人骨が発見されただけでなく、当時のまま保存されていた!というところに魅力を感じました。3000年もの昔の人々と同じ空間を共有できる唯一無二の場所が日本にあったことにも驚きました。
スポンサーリンク
アクセス
那覇市内にあるバスターミナルから約50分 (2020年当時 590円)の「玉泉洞」方面へ行くバスに乗りました。
琉球バス系統・54番「前川線東風平廻り」か、83番 「玉泉洞線東風平経由」に乗り「玉泉洞」で下車します。正確には、「おきなわワールド文化王国」そばのバスターミナルに着きます。そこから道路を渡って「おきなわワールド文化王国村」とは反対方向へ行くと、ガンガラ―の谷の案内板があります。
スポンサーリンク
さいごに
神秘のパワースポット、ガンガラーの谷はいかがでしたでしょうか。
ガンガラーの谷には、土地を守っている神様とご先祖様がいると信じられています。また、樹齢1,000年以上と言われる大木には木の精霊が住んでいるそうです。そんな場所にお邪魔するので、神聖な気持ちで足を踏み入れましょう。神社のように鳥居はありませんが、入り口では、精霊や先祖の霊、神様に対して心の中で丁寧に挨拶するといいそうです。
パワーをいただいて、楽しい旅が続きました。
最後までご覧いただきありがとうございます。