
高級ブランド、ルイ・ヴィトンによる美術館 Fondation Louis Vuitton (フォンダシオン・ルイ・ヴィトン) に行ってきました。
※2017年の記事に2024年の情報を追記しました。
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フォンダシオン ルイ・ヴィトン
Fondation Louis Vuitton(フォンダシオン・ルイ・ヴィトン)通称「ルイ・ヴィトン財団の美術館」は、パリの西、広大なブローニュの森の敷地内にある美術館です。
2014年10月27日に、アクリマタシオン公園の一角にオープンしました。
建物は、世界的に著名な建築家である Frank Gehry (フランク・ゲーリー) の設計で、現代アートのコレクションや、財団が所蔵している希少なアートが展示されています。Frank Gehryはこれまでに作ったことのない建物を求め、ガラスをメインに発想を展開したそうです。
営業時間
・日ー木:11am to 8pm
・金曜日:11am – 11pm
※休館日:12月25日、1月1日
※時間などは変わる可能性もありますので、公式サイトもご確認ください。
予約

予約は渡仏の1週間ほど前に公式サイトから行いました。


チケット(16ユーロ)とシャトルバス(2ユーロ)を購入することにしました。
2 tickets となっているのは、入場チケットとシャトルバスのチケットです。
数量を入れたら「SET」で支払いに進みます。

支払いは日本発行のデビットカード(VISA)でも大丈夫でした。

あとは、チケットをダウンロードすれば完了です。
オンライチケットでも大丈夫ですが、私は(何かあった時のことを考え)印刷して持っていきました。
アクセス
美術館は、パリの中心地からは少し離れた場所、ブローニュの森の中、アクリマタシオン公園の近くにあります。
2024年12月現在、公共交通機関でのアクセス方法は以下です。
1. 美術館のシャトルバス(2ユーロで往復乗車可)
2. メトロ1号線 Les Sablons駅下車(950m/徒歩約15分)
3.バス73番 Charlebourg下車(300m/約5分)
4.バス73番 Les Sablons下車(650m/約10分)
シャトルバス(約20分毎)を利用すると、美術館のエントランス近くまで楽に行くことができます。以前は予約できたのですが、2024年に行ったときは予約枠が表示されず、始発が何時かも分かりませんでした。
なので、今回は行きは路線バス、帰りはシャトルバスに乗ることにしました。
公式サイトに書かれている方法は上記の1-3とレンタル自転車でのアクセスですが、4番目の方法でも行けます。
navigo(フリーパス) を持っていると、路線バスは別途運賃がかかりません。
バス73番

公式サイトには、バス73番 Charlebourg下車(300m/約5分)と書かれていたのですが、Googleマップで表示されたのは手前のバス停 Les Sablons (レ・サブロン) でした。シャンゼリゼ通りからバスに乗ったのですが、こちらの方がバスの乗車時間が短く、徒歩10分ほどなので、手前のバス停で降りても何の問題もありませんでした。

バスを降りたら、道を渡って、森を左に見ながら歩いていきます。


右手に恐竜パークが見えてきたきらいの所に、Fondation Louis Vuitton の案内板がありました。
その先、土日祝だけ運行する?(らしい)244番と63番バス停がありました。ここからあと1分ほどです。右前方にFondation Louis Vuittonの建物が見えてきました。

10分ほどで到着しました。
シャトルバス乗り場

シャトルバス乗り場は、シャルル・ド・ゴール広場(Place de Charles de Gaulle)とフリードラン大通り(Avenue de Friedland)の角にありました。メトロで行く場合は、この「Charles de Gaulle-Etoile」駅で降りて、凱旋門方面に出ます。

地下から上がるとこんな景色が広がっています。

地下鉄の出口を上がった付近に、シャトルバス乗り場がありました。
始発が何時なのかは公式サイトに書かれていなかったのですが、10時50分ごろFondation Louis Vuittonに向かって歩いているとシャトルバスとすれ違いましたので、11時頃が始発なのかもしれません。なので、11時から予約した場合、間に合わないですね。路線バスにしてよかったです。


帰りのシャトルバスは、建物から出て右の方向に進んだところから乗れます。20人くらいが乗ったらいっぱいになりそうな小さなバスなので、行きも時間を見ておいたほうがいいかもしれませんね。
美術館の入り口

建物の入り口はこちらですが、手荷物検査があるので少し先へ進みます。

バスを降りて少し歩くと入り口があります。

すでに長蛇の列でした。

列は3種類あり、左から「当日券」「毎時30分の予約」「毎時00分の予約」の列でした。その先に保安検査があります。寒い中少し待つことになりましたが雨が降っていなくてよかったです。
MoMa in Paris(館内のようす)
展示品はよく変わります。
どの展示も素敵なので、事前に公式サイトをご覧になって行かれることをお勧めします。
2017年

2017年にいったとき展示されていた「Being Modern: MoMA in Paris」(2018年3月5日まで)
MoMAを創設した3名の女性の写真も展示されていました。

MoMA(モマ)とは、ニューヨーク近代美術館の愛称で、現在、大規模の拡張工事中のため、パリに200点ものMoMAの所蔵作品が展示されているそうです。「いかにいつの時代にもモダンでいられるか」をテーマに、時代順に4フロアを使っての展示されており、ヨーロッパの絵画からデジタルアートに至るまで、コンパクトに展示されていました。

テーマ1「1929〜1939 新しいミュージアム」では、セザンヌ、ピカソなどMoMAの歴史に関係の深い作品が集められていました。
写真やオブジェだけでなく、ミッキーマウスなど、いろいろな映画も壁に映し出されていて、バラエティ豊かなラインナップでした。

ガラス張りの建物も見ごたえがあるのですが、案内のマークもかわいい。

屋上に行くと、まだ雪がとけずに一部残っていました。風がきつくて寒かったです。

遠くにはエッフェル塔が見えました。先が雪雲に覆われています。
ここから点滅するエッフェル塔を見るのも素敵かもしれませんね。
2024年

2024年に行ったとき、Tom Wesselmann(トム・ウェッセルマン)一色でした。
トム・ウェッセルマンは、電気仕掛けのヌードや静物画で知られているアーティストです。消費文化に対する皮肉な願望に突き動かされた作品が多く、音が鳴ったり映像で訴えかけてきたりと、とても面白い仕掛けがありました。
ル・フランクでランチ

美術館には、ミシュランガイドで星を獲得しているシェフ、ジャン=ルイ・ノミコス氏を迎えたレストランが併設されています。ランチの営業時間は12時から。ランチセットは、GARDEN と WATERFALL とうう2種類のメニューがあります。

前回食べた、ランチプレートGARDEN、キノコのスープとエッグベネディクトが絶品でした。

こちらのランチセットには、お水(ガスあり/なし)とコーヒー(エスプレッソ/アメリカーノ)が付いてきます。
このときは、ワインもいただいて大満足なランチとなりました^^

12時前に入った時は空いていたのですが、あっと言う間に満席に。
レストランの天井を埋め尽くすフランク・ゲーリーの魚のオブジェの下でいただくランチはとっても繊細な味でした。一人旅だと、レストランに入るのには躊躇してしまいますが、ここならいいですね。
※2024年現在、メニューは変わっている可能性があります。
限定グッズ

「限定」という言葉に弱いです(笑)
ちょうど、友人のお誕生日が近いので、自分用と2つ買ってきました。他にも、スマホのケースなど、ここでしか手に入らないものがいっぱいありました。
景観を楽しむ

展示品を堪能したら、ぜひ展望台へ行ってみましょう。


パリの景色を一望することができます。

新しいオブジェもできているのでしょうか。

前回はてっぺんが雲に隠れていたのですが、今回はお天気だったのでエッフェル塔をみるのを楽しみにしていたのですが、残念ながらそちらの方向の展望台は閉鎖されていました。なので、最後はエレベーターの窓から。少しでも見られてよかったです。
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さいごに
前回行ったときはどんより曇り空。いつか青空をバックに建物の写真を撮りたいと思っていたのですが、今回願いが叶いました。
どんな展示品があるかはその時になってみないと分からないのですが、もし興味がない場合でも建物を見るだけでも行く価値があると思います。
最後までご覧いただきありがとうございます。