「旅とアロマ」にお越しくださり、ありがとうございます。
久しぶりに、シャングリ・ラ 東京に泊まってきました。
今回は、エグゼクティブスィートの宿泊記をお届けいたします。
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シャングリ・ラ 東京
シャングリ・ラ 東京を有する「シャングリ・ラ ホテルズ&リゾーツ」は、1971年4月23日、シンガポールに最初のホテルを開業し、2021年に50周年を迎えました。現在は世界各国に80軒以上のホテルやリゾートを展開しています。
気づきませんでしたが、ロゴも新しくなり、「ホテルズ&リゾーツ」の文字が消えました。 新ロゴには、 「S」を形どったマークはそのままに、日の出の温かさを連想させるゴールドカラーが新しく採用されました。
その「S」の書体は、書道からインスピレーションを受けたものだそうです。
50周年記念オファー
このときは、50周年記念の期間限定で宿泊しました。
オファーは幾つかありますが、私が選んだのは「ご宿泊券プレゼント」 です。2021年8月15日~12月28日までの宿泊で、翌年6月30日までに、同じ部屋に、同じ宿泊数・部屋タイプの無料宿泊券がもらえるというものでした。
前日の18時までキャンセル可だったので、まずは、予約しておきました。しばらくすると、東京都の緊急事態宣言解除となりましたので、ラウンジでのお酒も解禁されるかもしれません。ということで、そのまま宿泊することにしました。
エントランス
シャングリ・ラ 東京のメインロビーは、28階にあります。
まずは、JR東京駅日本橋近くにある1階のエントランスから入ります。
ところで、シャングリ・ラ 東京といえば、エントランスをはじめ、至る所に飾られている豪華な花も楽しみのひとつです。しかし、このときは、その花が少なくなっていました。1階のエントランスは、まさかの緑のみ。ケーキなどが買える「ザ・ブティック」ができているので、調和を考えてなのか?経費削減なのか!?でも、ちょっと寂しい感じでした。
なお、ここでは、お出迎えとラウンジへの連絡があります。荷物を預けて、チェックインの時間に戻るということもできます。
エレベーターに乗ると「シャングリラ東京に来たー!」と感じるラグジュアリー感。
エレベーターの中にシャンデリア、そして、スワロフスキーの手すりがあります。
シャングリ・ラ東京の花
28階のロビー。エスカレーター乗り場の前の花です。
ここには、大きなアレンジがありました。以前よりソファの間隔をあけているようです。メインの花を、1階のエントランスからこちらに持ってきたのでしょうか。エスカレーターを降りてすぐに見える景色としては、インパクト大でした。
29階のジムへ行く途中の花(左)と、ホライゾンクラブのラウンジに飾られていた花(右)です。
秋の雰囲気なのですが、ちょっとこちらも地味な感じがします。
勝手な想像ですが、このときは、花粉を落とさないとか、持ちがいいとか、そんな手入れが少なくて済むような花が飾られていた気がします。コロナ禍では人員とか予算とかの限られた中で、いろいろ工夫していたのでしょうか(←あくまでも想像です・笑)。
ホライゾンクラブラウンジ
ホライゾンクラブとスィートの宿泊者は、37 (最上) 階にある、ホライゾンクラブのラウンジでチェックインを行います。
ラウンジに入ってスタッフの方に声をかけました。
アプリでチェックイン
ところで、シャングリ・ラの公式アプリができていました。
アプリでは、予約やバウチャーの管理だけでなく、チェックインやチェックアウトもできます。しかし、スムーズにいかないのが、ラグジュアリーホテルのオンライン操作(この点だけは、ビジネスホテルの方がよっぱど優秀だと思います)。
事前にチェックインして追加のリクエストを送信しようと思いましたが、承認されるクレジットカードが、VisaとMaster、そしてアメックスだけでした(2021年現在)。
私の場合、事前にダイナースカードで予約承認(デフォルトとして設定)されているのに、アプリでは、そのカードが承認されません。なので、アプリでのチェックインを諦め、メールで、到着予定時刻や追加のリクエストを書いて送信しました。そのメールの内容の確認とともに、クレジットカードを承認してもらい、チェックイン手続きが終了です。
なお、チェックアウトに関しては、問題なく行えました。
ちなみに、公式アプリで利用したいクレジットカードが表示されない(ダイナースカードやJCB)場合は、いったん表示されるカード(Visaなど)で支払いを承認して、ホテルでクレジットカードの変更を申し出れば、利用したいカードに変更できるそうです。
メロンジュース
他の飲み物もあるのですが、シャングリ・ラ 東京 のウエルカムドリンクと言えば、メロンジュース!
行く前には、「1杯だけ」とか「グラスが小さくなった」など、残念な情報を見ていたので心配していたのですが、満足できる量だし、夫はおかわりももらっていました(改善されたのでしょうか?)。
相変わらずの美味しさ♡
ちなみに、ストローは紙製に変わっていました。
ホライゾンクラブの特典
ホライゾンクラブ ラウンジの雰囲気は変わりませんが、以前会議室であったスペースは、個室として利用できるようになっていました。
サービスの内容は、随分変わっていました。
- 営業時間:11時30分~20時
- 朝食:(平日)インルームダイニング・(土・日)ザ・ロビーラウンジなど
- アフタヌーンティー:14時30分~16時30分(1泊につき1回)
- イヴニングカクテル:17時30分~19時30分(1泊につき1回)
- その他のサービス:スーツプレス1着サービス(ワンピースも可)
2022年5月に行ったときには、さらに変わっていました。
今後も少しずつ変更の可能性があります。
今回泊まったのは平日だったので、ラウンジでの朝食を楽しむことができませんでした。
また、ブッフェスタイルでもなくなっていました。
ブッフェの朝食は仕方がないとしても、朝日を浴びながら過ごす時間が好きだったので、早朝にラウンジが利用ができないのは残念です。
ヘルスクラブ
ところで、シャングリ・ラ 東京の29階には、ヘルスクラブがあります。
このときは、プールやジムは予約制でした。
サウナは、GO SHOWベースです。行ってみて、空きがあれば利用できます。中には、お水やスナックが用意されていました。
宿泊客は、下記の施設を無料で利用できます。ジムのウエアは無料で借りることができました(2022年現在)。
- ジム
- 室内温水プール(20m)
- ジャグジー浴場
- レインフォレストシャワー
- サウナ(男性のお客さま)
- スチームサウナ(女性のお客さま)
ジムには、最新鋭のマシンが備えられており、予約制なので混むことはありませんでした。
なお、水着は借りることができますが、ゴーグルは買い取りです。
予約方法
ジムやプールの予約は、ホライゾンクラブラウンジのコンシエルジュに頼むか、スマホでQRコードを読み込むことで完了します。
混雑状況を確認できるテレビ画面などはないようです。
QRコードは、ホライゾンクラブラウンジでもらえる案内書にありました。
QRコードを読み込み、利用者の名前を入れ、「Health Club」から、利用したい時間帯を選びます。電話番号を入力する箇所もあり、ガラケーの夫の携帯にも、確認のショートメールが送られてきました。このシステムは、便利ですごく良かったです。
天空のスイミングプール
天空のスイミングプール。晴れた日には富士山の向こうに沈む富士山が楽しめます。
同じく東京駅周辺にあるアマン東京の天空プールよりカジュアルな雰囲気ですが、どの時間帯に行っても楽しめます。
10月の滞在時には、17時からの予約で、ちょうど夕日が沈むようすを見ることができました。
プールからのこの景色を楽しみにしていたので、見られてよかったです。スタッフの方に許可をいただき、美しい景色を写真におさめました。
ただし、雲があったからか?ビル群ができてしまったからか?分かりませんが、この日は富士山が見えませんでした。
ちょうど夕日が沈むころ、窓側のキャンドルに灯がともりました。アロマキャンドルっぽいのですが、香りはよく分かりません。眼下には、東京駅と行き交う列車が見られます。のんびりして少し泳いで、このときは利用時間が50分だったので、あっという間に過ぎてしまいました。
プールには、大浴場(ジャグジーバス)やサウナもあるのでゆっくりしたいのですが、この後はイヴニングカクテルが始まるので、急ぎます。
ちなみに、女性用の大浴場には、化粧落としや化粧水なども用意されています。
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エグゼクティブスィート
エグゼクティブスィート(68㎡)は、2015年3月に誕生した客室です。
31階から35階の角部屋10室が、エグゼクティブスィートのようです。
部屋に入ると、まず目に入ってくるのは・・・
ネスプレッソの箱です!
5~6個がセットされているだけでも嬉しいのに、4種類36個!まるでお店のように箱で用意されていました。他の方のブログで知っていたので、事前に、ペットボトルのお水を少し多めに用意してもらいました。
コーヒーが大好きな夫が一番喜んだサービスです。
茶器も趣があります。
こういった備品があるだけで、非日常を強く感じます。
冷蔵庫の中の飲み物は有料ですが、持ち込みもできるように、スペースもあります。
他のホテルでは、緊急事態宣言中、部屋のミニバーなどが無料!という太っ腹なところもあったようです。その時、シャングリ・ラ 東京では、シャンペン(ハーフボトル)、もしくは赤白ワイン(フルボトル)の部屋のみ提供だったそうです。
リビング
エントランスの先は、リビング、その奥が寝室です。
リビングに胡蝶蘭!ウエルカムフルーツやお菓子も用意されていました。もうジェイド会員ではなくなったのでお酒類などはありませんが、私たちには、これで十分です。
リビングの窓からの景色はオフィスビルビューなので、滞在中、レースカーテンを開けることはありませんでした。リビングと寝室を隔てる壁がなければ、もっと光が入って開放感があったかもしれませんね。
ちょっと閉塞感がありましたが、ライトは、昼用・夜用・テレビ鑑賞用に操作できるので、明るさに問題はありませんでした。
メディア
*Wi-Fi(無料)
*49インチ 4KのスマートTV&ソニーサウンドバー
*映画チャンネル
ネットフリックスチャンネルがありましたので、ご自身のアカウントでログインしたら観賞できるかもしれません。
また、オンラインでiPhoneなどの映像をテレビに投影できるので、専用の配線が不要です。iPhoneならAirplay機能を使って、大画面で動画も見ることができます。今回は(ご厚意で)レイトチェックアウトにしてもらえたので、出発の日は、4Kテレビで映画三昧していました。
デスク周辺
リビングには、大きなデスクもありました。
椅子は皮張りのとても座り心地のいいもので、ここで毎日仕事ができたら最高でしょうね。
コンセントは、隠されていました。奥まっているので、使いづらいタイプです。
デスク横にはコンセントやUSBなどが隠されていました。
ステイショナリーは、サイドテーブルの下の方にありました(黒い消しゴムは初めて見ました)。
ケーブル類は、PC用のケーブルと、これだけです。リクエストすればあったのかもしませんが、スマホの充電器とケーブルを持ってきておいて良かったです。
一番困ったのは、Wi-Fiの繋がりがイマイチだったことです。連続して使っているときは問題はないのですが、再度使おうとすると、なかなか繋がりません。その度にWiFiの設定をON/OFFしなければならなかったのが、ちょっとストレスでした。次に泊まった時は問題なかったので、Wi-Fiの繋がりが悪かったのは、このとき(部屋?)だけだったのかもしれません。
クローゼット
デスクの横には、大きなクローゼットがあります。
左側には、バスローブやアイロン、傘、ヨガマット。右側には、セーフティボックスや靴磨きのセットがありました。
靴磨き
シャングリ・ラ 東京の靴磨きは、英国創業の靴屋さん、JOHN LOBB (ジョンロブ) の技術を身に付けたスタッフによる無料サービスです。
ボックスに入れて、サービスセンターに電話すると、取りに来てくれます。
JOHN LOBB と言えば、JALの国際線・ダイヤモンドプレミアラウンジの靴磨きサービスでも体験できます。今(2023年12月現在)、そちらは閉鎖しているので、こちらで靴を磨いてもらいたいと、2人共革靴でやって来ました。
以前(上の左の写真)は、戻ってきたときに木製のシューキーパーが入っていたのですが、今回は、最初からシューキーパーが用意されていました。返却時間はリクエストできますので、今回は、ワンピースのプレスとともに、モーニングコールのときの返却をお願いしました。翌日、いつものように、とても綺麗に磨かれて紙に包まれて戻ってきました。
バスルーム
バスルームにも窓がありますが、すぐ横はビルなので、単なる明り取りです。
以前泊まった、ホライゾンクラブ・プレミアルームからは夜景が楽しめたので、景色を重視するなら、プレミアルームの方ががいいと思いました。
さらに、シャワーのハンドルは「温」「冷」や、レインシャワーなどの表示がないので、使い勝手は良くありませんでした。
洗い場が無駄に広くとられているので、イスなどあれば快適だったかもしれません。
洗面化粧台の広さは十分にありますが、ベイスン(洗顔ボウル)は1つしかありません。
アメニティ
アメニティーは、タイ生まれのTHANN(ターン)でした。
このときの通常のアメニティーは、MOLTON BROWN(モルトンブラウン)でした。以前(ブルガリのとき)、アンケートに「ブルガリよりTHANNが好きです」と書いたところ、それ以来、何も言わなくてもTHANNを用意してくれます。何年かぶりの宿泊客の以前のリクエストも、そのまま引き継いでくれていました。
ちなみに、大浴場のアメニティは MOLTON BROWN でした。
こちらは、女性用の追加のアメニティーです。
2021年のときは、上のような感じでした。
こちらの写真は、2018年に宿泊したときのものです。
比べると、ストッキングが無くなってしまったのですが、ロクシタンのハンドクリームとアイマスクが追加されていました。ポーチのデザインは今の方が使いやすいですが、ストッキングがなくなったのは、残念です。
5万円以上する高級ドライヤー・バイオプログラミング「レプロナイザー 4D Plus」がありました。レプロナイザー 4D Plus は、髪を乾かすだけでなく、独自技術のバイオプログラミングを搭載した髪のための美容機器です。
初めて使った感想は、「仕上がりが最高!」です。
乾きが早く、仕上がりは、しっとり・さらさら、手ぐしでも簡単にまとまります。唯一の難点は、重いことです。また、スイッチなど、使い方にはちょっとコツが要ります。
使い方
*電源ボタン:ハンドル部分の左側(コンセントを差すと赤く点滅、オンにすると青く点灯)
*温風切替ボタン:温風 (赤色に点灯) / 冷風 (青色に点灯) の切り替え
*風量切替ボタン:風量は3段階 (強・中・弱) に変更可能
吹出部分 (ノズルも含む)も長いので、より重さを感じるのかもしれません。
ハンドル部分にある操作ボタンも左右に分かれているので、最初、なかなか電源ボタンを見つけられませんでした。なので、操作に慣れるまで少々時間がかかるかもしれません。
その他の備品も充実しています。
バスソルトは、ローズとカモミール、そしてジャスミンの香りがありました。
ベッドルーム
ベッドルームは一番奥にあります。
この時は、ターンダウンした状態の部屋が用意されています(現在は、ターンダウンサービスが復活しました)。
「水」と書かれたペットボトルは、もちろん水です(笑)。
エグゼクティブスィートは、全て角部屋なのですが、片側はオフィスビルに隣接しています。なので、片側の窓は、明り取りと言った感じです。
部屋からの景色
部屋は、34階でした。
可能な範囲で景色のいい部屋をお願いしておきました。
窓側のソファー(ぽい部分)に座ると、遠くにスカイツリーが見えます。
「東側の客室からは葛西臨海公園やお台場、東京ゲートブリッジを始め、東京湾まで広く見渡せます。 」とありましたが、ビル群に遮られて、よく分かりませんでした。ビル群の先は、羽田空港方面です。ときどき、飛行機が飛んでいるのが見えます。
東京ディズニーランドで花火が上がる日は、もしかしたら、右側の遠くに花火が見られるかもしれません。眼下は再開発の工事中だったので、ちょっと混沌とした感じでした(2021年現在)。
結局、もう一面の窓は、レースカーテンを閉めたままでした。
カーテンの開閉は、ベッドサイド、もしくはカーテンのそばのスイッチでコントロールできます。ホライゾンクラブラウンジ (37階) よりも低いので、景色は、ラウンジの方が断然よかったです。
部屋からの景色だけを考えるなら、以前泊まった、ホライゾンクラブのプレミアルーム(高層階)の方が、満足感が高かった気がします。その時泊まった部屋のバスルームから東京の夜景(スカイツリーも)が楽しめたので、記憶の中の滞在を美化しているのかもしれませんが。
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さいごに
シャングリ・ラ 東京は、決して新しいホテルではありませんので、ところどころ古さを感じます。でも、きれいに清掃・メンテナンスされていますので、コロナ禍でも、快適性は保証されていました。
そして、コロナ禍でも大好きなメロンジュースは健在でした。
(私の経験の中ですが)おおきく変わったのは、アフタヌーンティーが、滞在1日につき1回となってしまったことです(以前は、レイトチェックアウト時は、2回楽しめました)。スタッフの方のホスピタリティは相変わらず素晴らしかったです。
コロナ禍以前のようすも合わせてどうぞ。
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最後までご覧いただき、ありがとうございました。