「旅とアロマ」にお越しくださり、ありがとうございます。
2023年(多分最後の)修行の後半は、(あまりFOPは貯まりませんが)キャセイパシフィック航空を中心に行いたいと思っています。
6月に成田から香港経由ドバイへ、7月に香港経由でバンコクへ行ってきました。まずは、キャセイパシフィック航空(A350-9)成田―香港線(ビジネスクラス)の搭乗記をお届けいたします。
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キャセイパシフィック航空
キャセイパシフィック航空は、香港を拠点とする航空会社で、ワンワールドに加盟しています。
航空運賃が高騰するなか、比較的安いビジネスクラスの運賃を提示しているので、ツアーにもよく利用されている航空会社です。
成田国際空港から香港行きの便にはファーストクラスの設定はないのですが、搭乗レーンには、ファーストクラスとエメラルド会員専用がありました。日本の航空会社の上級会員専用レーンと違って、並んだのは、多くて8人でした。本当の意味での優先搭乗ですね。
なお、成田と香港には設置されていたのですが、ドバイ国際空港とバンコク・スワンナプーム国際空港にはありませんでした。
コロナ禍以前は B777-200 が就航していた路線ですが、今回乗ったCX501便(10時40分発)は、A350-900に変わっていました。
座席数
・ビジネス:38 (フラットベッド)
・プレミアム・エコノミー:28
・エコノミー:214
合計:280
ビジネスクラス
A350-900の座席は、1-2-1配列で、窓側はソロシートになります。
A350という機材は(航空会社によって)中央に上の棚がない飛行機もあるのですが、キャセイパシフィック航空のA350-900には、中央にも上の棚がありました。JALの国内線にも同じ機材が導入されていますが、JALより上の棚の位置は低く感じました。荷物の出し入れが、JALの国内線に比べて楽でした。
棚の大きさは、小さなリモアのスーツケースを2つ並べて入れられるサイズです。
シートマップ
今回、成田ー香港ードバイの往復で4回乗り、座席は、12A/15A/16A/17Aでした。あまり変わり映えしないのですが、どの席も快適に過ごすことができました。左右も大きな差はないと思われます。
ただし、成田発の場合(個人的には)、機首に向かって右側の席が好きです。
出発して少しすると、眼下に富士山が見られるのです。上の写真は冬に乗った時に撮ったものですが、お天気がいいと美しく見え、かなり感動します。
ところで、実際に乗ってみて、シートマップ上では分からなかった「絶対に避けたい座席」が2席ありました。
避けたい席
それは、11Dと11G(上の写真の「要注意」と記した)座席です。
一つは、11D。
シートマップ上では問題はないようですが、実機では、お手洗いの真横でした。
ミールサービス終了後はカーテンがひかれて個室状態になりますが、食事中は、お手洗いの開閉を気にしながら過ごさなくてはなりません。ラストプライオリティのようですが、満席時には解放するようです。
隣の11Gも同じ状態でした。
この2席だけは、絶対に避けたいと思いました。
座席まわり
座席は、最高でフルフラットになります。
足元も広くて、快適に過ごせました(枕と毛布あり)。
座席のリクライニングは、ユニットの操作レバーで好みの角度にすることもできます。
コントローラに頭上のライトやスクリーンの操作ボタンもありました。飛行(残り)時間も表示されます。
スクリーンは収納もできるようですが、離着陸を含めて、終始このポジションでした。
日本語表示もあり、使い方は難しくなかったです。ただし、最新の映画は少なかったと思います。
また、A350では到着時の案内(乗り継ぎゲートなど)が表示されるのですが(入力していないのかどうか分かりませんが)、成田→香港の到着ゲート、乗り継ぎゲートしか見られませんでした。
他の便で到着ゲートを客室乗務員に尋ねたのですが、『分からない』とのこと。到着ゲートを知らないことに、ちょっとびっくりしました。
座席の側には、大きめの収納ボックスもありました。
なお、日本―香港線といった短距離路線では、スリッパやアメニティはありません。知らなくてスリッパをお願いしたら、靴下を探してきてくれました。また、お手洗いにミストなどは用意されていましたが、歯ブラシはありませんでした(長距離路線にはアメニティやスリッパが用意されています)。
反対側には、水のペットボトルを入れられるスペースがありました。
座席回りが広いのはいいですね。
コントローラユニットの側にも小さな鏡付の収納ボックスがあり、中にはヘッドフォンが入っています。
この中に、USBやコンセントがありました。
ちなみに、B777-300ERにも同じような座席が設置されていますが、コンセントなどの位置が違う(座席のコントローラーの下)ようです。
テーブルはサイドからの引き出し式です。
テーブルを用意して、飲み物と機内食を待ちましょう^^
飲み物と機内食
メニューカードは座席にセットされており、搭乗してしばらくすると、希望を尋ねられました。
キャセイパシフィック航空にも「機内食の選択」サービスがあり、長距離路線では「予約の確認」から好きな食事を選ぶことはできます。注文はフライトの10日前から出発24時間前まで可能ですが、今回はツアーだったので、対象外でした。
ところで、キャセイパシフィック航空では、機内食を断る「Meal Skip Option (ミール・スキップ・オプション)」のようなサービスはありませんでした。
ちなみに、英語の skip a meal は "食事を抜く” という意味にはなりますが、機内で "meal skip" というと、本来提供しないといけない人に誤って提供し忘れた状態を指す航空会社もあるので、名前にもいいイメージがありません。機内の仕事に携わっていない人が考えた名前なのでしょうか。さらに、毎回到着前に、(例え1杯しか提供しなくても)開栓したワインやジュースを大量に捨てること考えると、何人かが機内食を断ることでフードロス対策になるのかどうか疑問です。
楽しく、美味しく機内食をいただきましょう!
飲み物
キャセイパシフィック航空では、機内食に合わせて選定された受賞歴のあるワインリストを提供しています。
さまざまな料理に合わせて、フランス、イタリア、オーストリア、南アフリカ、オーストラリア、米国、ニュージーランドをはじめとする世界中の主要なブドウ栽培地域から調達した充実のセレクションが用意されているようです。
ただし、ギャレーで注いだ状態で提供されるので、エチケットを見ることができなかったのが残念でした。
なお、シャンパンは、Taittinger Brut Reserve (テタンジェ ブリュット・レゼルヴ) でした。大好きなシャンパンが搭載されていて嬉しかったです。
- ワインパネリストの詳細と搭乗クラスのワインリストは>>>こちら
CATHAY CELLAR
ところで、面白かったのが、CATHAY CELLAR というちょっと秘密裏のワインメニューがあることです。
ワインリストは、客室乗務員の方が持っている I-Pad の中にありました。名前を覚えることはできなかったのですが、オーストラリアのワインをいただきました。辛口だけどフルーティで、美味しかったです(やはりエチケットは分かりませんでしたが)。
余談ですが、短距離戦のおつまみは冷たいままですが、長距離線だと温かい(というか熱々の)ナッツが提供されます。機内には高温になるオーブンが搭載されているので、それで温めるようです。器まで熱々でした。それが大好きで、家でもアーモンドをトースターで温めてから食べるようになりました(よく見ていないと時々焦がしてしまいますが・笑)。
食事
シーフードの前菜にサラダ、そして素麺。
正直いつも変わらないのですが、好きなものばかりなので不満はありません。
そして、こちらも毎度おなじみのガーリックトースト。
機内で食べるガーリックトーストって、どうしてこんなに美味しいのでしょうね。
メイン
・グリルド・テンダーロイン(デミグラスソース)
・鱈(たら)のジンジャー・ガーリックソース
・照り焼きチキン(和風)
迷ったのですが、鱈を選びました。
安定の美味しさ!
でも、乗り継いだ次の便でまた似たようなメニューがあったので、ビーフにすればよかったです。
最後は、チーズやフルーツ、そしてアイスクリームが提供されます。
食事は、以前、ワゴンで提供していたのですが、全て手配りに変わっていました。ちょっと忙しそうでした。なので、時々、頼んだものを忘れられます。
機内に搭載されているのは、香港のラウンジと同じ JING のお茶です。
TEAS
・セイロン・ブレックファースト
・アールグレイ
・ウーロン
・ジャスミン・スプリング・チップス
・緑茶
・ペパーミント
・カモミール
お茶だけでも7種類もあり、迷ってしまいました。
この他に、エスプレッソやカプチーノもあり、さらにローファットミルクやスキムミルクも選べるようです。
香港から成田:昼間の便
帰国便の機内食も、ほぼ行きと同じでした。
しかし、ハーゲンダッツは香港のものが搭載されますので、少しフレーバーが異なり、毎回楽しみにしています。
今回は、マカロン!
ストロベリーとラズベリーのマカロン味のハーゲンダッツです。
この味のアイスクリームは、スペインにもあるそうです(他のヨーロッパの国も?)。
日本でも販売されないかしら?
香港から成田:深夜便
また別の旅行で、午前1時過ぎ(成田に早朝着)の便に乗りました。深夜便だったので朝食かと思っていたら、離陸後に夜食が提供されました。夜食といっても温かいメイン(選択あり)がある食事です。
ラウンジで食べていたので、離陸後は寝たいと思い尋ねてみると、到着前のサービスに変更してもらうこともできました。CXのこういう自由度が高いところが好きです。
到着40分前、出発時にお願いしていたフルーツとコーヒーを持って来てもらいました。
すると、きちんとテーブルクロスが敷かれたトレイに、ケーキも乗っています。
(揺れがなくても)『到着1時間前だから、提供できません』と、機内食を(うどんですかい、さえ)提供してくれなかったJAL(プレミアムエコノミークラス)に比べると、旅客にとって、とても親切な航空会社だと思いました。サービスはちょっとバタバタしているけど、頼んだものを忘れられることもあるけど、キャセイパシフィック航空の方が数倍快適でした。
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さいごに
久しぶりのキャセイパシフィック航空・ビジネスクラス。
以前の日本-香港便は、B777(2-3-2列)だったのですが、A350(1-2-1列)が導入されたことで、一気に快適度が増しました。決して新しい座席ではありませんが(日本線に導入されなかっただけ)、座席回りに小さなコンパートメントが多くて(個人的には)大好きなビジネスクラスの座席です。
しかも、香港から戻るとき、前回乗った時の客室責任者の方が搭乗されており、機内での挨拶時に『前回もお会いしましたね』と声をかけてくれました。とても明るくて親切な方だったので私も覚えていましたが、まさた、こんな短期間に再開できるとは!次回も楽しみです(^^)
最後までご覧いただき、ありがとうございます。
次回は、大好きな香港のキャセイパシフィック・ラウンジ「The Wingファーストクラス」をご紹介したいと思います。