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雨でも楽しめるアーヘンの町歩きとクリスマスマーケット

2019-12-18

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今回の旅の目的はクリスマスマーケット巡りです。でも、今年のドイツのクリスマスシーズンは、あまりお天気が良くないようです。でも大丈夫!雨でも十分に楽しむことができました。最初は、アーヘンの町並みとクリスマスマーケットの様子をお届けします。

アーヘン

アーヘン (Aachen)  は、ドイツ西部ノルトライン=ヴェストファーレン州にある町で、ベルギーやオランダ国境に近接しています。今回滞在したデュッセルドルフより、ベルギーからの方が近いようです。温泉の町としても有名で、町の名前も水を意味する語に由来しているそうです。

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デュッセルドルフ中央駅からは、アーヘンを含む州を周れる1日乗車券を買って行きました。

アーヘン中央駅

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覚えたいドイツ語、一つ目は Hauptbahnhof(ハウプトバーンホーフ)、中央駅という意味です。アーヘン中央駅までは、快速列車(RE) で1時間半ほどで到着しました。背景はあいにくの曇り空、でも映える建物でした。駅前にはバス停もありますが、クリスマスマーケットの会場まで歩くことにしました。

クリスマスマーケット(概要)

アーヘンのクリスマスマーケット、見どころは3カ所です。駅に近い方から並べてみました。

  • Münsterplatz:アーヘン大聖堂の前
  • katschhof aachen:市庁舎と大聖堂の間(巨大プリテン・マン)
  • Marktplaat:市庁舎の後ろの広場

公式サイトにある mapでは、以下の地図とお店の情報などを見ることができます。

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クリスマスマーケットは大聖堂や市庁舎の周りにかたまっているので、簡単に見て回ることができます。

アクセス

まずは、アーヘン大聖堂を目指します。中央駅駅からは徒歩で15分弱、経路はいくつかありますが、Marschiertorという中世の門を通っていくことにしました。

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どことなく中世の面影が残る町並みをテクテク。

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角を曲がると見えてきた景色に一瞬息を呑みました。大聖堂の周りに立っているクリスマスマーケット、朝11時過ぎですが、すでに多くの人でにぎわっていました。

Nobisで昼食

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朝はコーヒーだけでやってきたのでお腹が空きました。はやる気持ちをおさえ、まずは、大聖堂のすぐそばにある  Nobis というお店で食事を頂くことにしました。こちらは、市内あちこちにあるお店で、スパイスとはちみつをたっぷり使った  プリンテン(Printen) という焼き菓子が有名です。カフェやベーカリーも併設しており、人で溢れていました。

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1席空席を発見!1階のベーカリーでパンを買って、2階に上がっていただきました。3階にはカフェもあります。

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食後は、お土産にプリテンを買うことにしました。パン屋さんに隣接したお店は大賑わいです。

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お土産を買って、さあ歩こう!と思ったら結構雨が強く降ってきました。なので一時避難。大聖堂に入ってみることにしました。

アーヘンの大聖堂

アーヘン大聖堂は、786年に、カール大帝*1が礼拝堂として建設したものです。高さ33メートルある八角形のドームを持ち、ロマネスク様式とゴシック様式が融合しています。1978年、世界遺産第一号に登録されました。入場は無料ですが、写真を撮るには1ユーロ(約120円)必要です。入り口付近のスタッフに支払うと、腕に「写真OK」の紙を巻いてくれます。

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大聖堂の天井は八角形でした。中世のキリスト教の世界では、「8」という数字が復活を意味したそうです。しばらく見とれていました。大聖堂内部は、古典主義やビザンティン様式、ドイツ・ロマネスク様式など、東西ローマ帝国の建築様式が融合しています。一般的な教会と異なる、独自の建築様式が楽しめるのがアーヘン大聖堂の魅力のひとつなのです。

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この礼拝堂には、高さ25メートル、総面積1000平方メートルを超える壮大なステンドグラスがあります。そのため「ガラスの礼拝堂」とも呼ばれています。

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ステンドグラスを見るには曇りの日の方がいいと聞いたことがあります。本当かどうかは不明ですが、青が濃く、荘厳で素晴らしいステンドグラスを見ることができました。

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中央には、銀製鍍金に400個もの宝石をちりばめた聖遺物箱が置かれています。カール大帝の遺骨が納められているそうです、その上からは、金色に輝く聖母子像のレリーフが吊り下がっていました。

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奥の部屋にあったステンドグラス。この色が一番心に残りました。

クリスマスマーケット

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雨もやんだので散策開始です。大聖堂から市庁舎の方へ歩いてくる途中にある広場からは、大聖堂の裏側が見られます。平日なのに、お天気が良くないのに・・・人がどんどん増えてきました。

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かわいい巨大プリテンマン。ちょうど市庁舎の裏側にあたります。

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さらに歩いて市庁舎の正面へ。ここの広場にもプリテンのお店 Nobis が出店していました。ただ商品を並べているのではなく、後ろ側では作っている様子も見ることができます。本当に人気なのですね。

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雨がまた降ってきました。市庁舎の正面には「プリテンマンの入り口」があります。もう少し左からだと、プリテン人形、看板、市庁舎、そしてクリスマスツリーも一緒に撮れるようです。みんな考えることは同じで、大勢の人、しかも大粒の雨。上手く写真が撮れなかったのが残念でした。

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夜の風景の写真は公式サイトからお借りしました。ライトアップされると、さらに素敵になりますね。

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もう一度大聖堂の方へ戻ります。

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行きに見つけた可愛いモノを買うため、別の Nobis に立ち寄りました。

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このサンタさんに惹かれたのです♡ 今年のわが家のクリスマスデコレーションに使います。もちろん、飾った後は食べられます。ある意味鏡モチ!?(笑)

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この時期、お店のデコレーションを見て歩くだけでも楽しかったです。しかし人が多い・・・。

プッペン噴水

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アーヘンの町中にはコミカルな噴水がいくつかあり大人気でした。こちらの噴水は、人形の腕が動くようです。

グリューワイン

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大聖堂の前に戻ってきました。この日は雨が降ったりやんだりの生憎のお天気です。お店には屋根があるところもありますので、雨を避けられる場所でグリューワインを頂くことにしました。

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HEXENNOF(魔女?)というワインラウンジがありました。

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反対側にもいくつかのお店が並んでいます。

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防寒対策をしてきたおかげで寒さは感じません。覚えておきたいドイツ語、2つめは Glühwein(グリューヴァイン) 。お店の看板にはドイツ語しか書いていないところが多いので、お目当ての飲み物や食べ物はチェックしておきました。

メモ

グリューワイン( 独:Glühwein) とは、ワインと香辛料などを温めて作るカクテルの一種です。英語では「mulled wine (モルドワイン)」。ちなみに mull とは、「砂糖とスパイスを入れて温める」という意味です。

その名の通り、甘くてスパイシーな飲み物で、体が温まります。赤ワインで作られるモノが良く知られていますが、白ワインもあります。

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お店によってカップの柄や形が違ったので、可愛いブーツ型のカップで提供しているお店に行ってみることにしました。カップの色は指定できました。1杯7ユーロで、200 mlとたっぷりっ入っています。少し高いのはカップのディポジットが含まれているからです。カップが要らない場合はお店に戻すと、返金されます。

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お店が集まっている場所には屋根が付いているので、雨宿りにもちょうどいいようです。たっぷりのグリューワインでお腹もいっぱいになりました。

開催期間

 2019年11月22日(金)~12月23日(月)

 11:00~21:00

※最新情報は公式サイトでお確かめください。

  公式サイト(aachenweihnachtsmarkt)

さいごに

ドイツで大人気のアーヘンのクリスマスマーケット。いつか行きたいと思っていたので、雨でもたっぷり楽しめました。この年の旅はクリスマスマーケットをメインに回り、グリューワインの飲み比べをしました。少し荷物になりますが、可愛いカップはいいお土産になりました。

こちらの記事もどうぞ。

雨上がりのピンクのベンラート城とクリスマスマーケット

お城見学とクリスマスマーケット@ベンラート

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最後までご覧いただきありがとうございます。

*1:ドイツ(神聖ローマ帝国およびオーストリアを含む)、フランス両国の始祖的英雄と見なされている。

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