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キャセイパシフィック航空の長距離線には、他の航空会社でも予約できる特別食以外だけでなく、キャセイならではの機内食も選べます。それがとても豪華なのです。
今回は、香港からシドニーまでの便で事前に注文した機内食とその味を楽しめる香港国際空港のフードコートについてご紹介いたします。
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機内食の予約システム
FCS(フルキャリアサービス)航空会社の機内食は、(例外はあると思いますが)離乳食やお子様用、そしてアレルギー対応などの健康上の理由によるものから宗教上の理由によるものまで、特別な食事を事前に予約することができます。昔は、座席に「VGML(ベジタリアンミール」などのシールを貼ることがあったのですが、今はi-Padでコントロールしているので、見かけなくなりましたね。
それ以外に、中長距離のビジネスクラス以上では、機内食を事前に注文できるシステムがあります(シンガポール航空、マレーシア航空、コリアンエアー、そしてキャセイパシフィック航空などで実施)。これで注文しておけば『お客様、もうお肉はありません』など言われなくなります。
シンガポール航空の機内食
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マレーシア航空の機内食
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どのエアラインも、予約管理(オンライン)から簡単に予約できます。
キャセイパシフィック航空
今回、初めて、キャセイパシフィック航空の機内食を予約してみました。路線は、香港からシドニーです。
カテゴリー
・Cathay Signatures
・Inflight seasonal meal
・Dietary options
3つのカテゴリーがあり、さらに何種類かのお料理があります。どれも美味しそうで迷ってしまいました。
Cathay Signatures
左から、アワビやシイタケが乗った丼、ソフトシェルクラブ、オマール海老のビスク・海鮮のせ。
どれも美味しそうで、Cathay Signatures の中でも迷ってしまいます。
Inflight seasonal meal
ところで、香港には、 ミシュランの星を獲得したレストランは合計79店舗、三つ星は7店舗、二つ星は12店舗、一つ星は60店舗あります(2024年3月15日現在)。
キャセイパシフィック航空では、そのうち、一つ星レストラン LOUISE (ルイーズ) とDUDDELL'S (ダルトス) の味を機内で楽しめるのです。そのメニューが、seasonal meal の中にありました。
フレンチの LOUISE からは、肉料理(ラム)か魚料理(オヒョウ)。
LOUISEにするかDUDDELL'Sにするか?
迷った末に、中環の高級広東料理店・DUDDELL'S の "Braised pork ribs with hawthorn sauce スペアリブの山査子 (サンザシ) ソース" にしてみました。
山査子のソースは甘酸っぱく、上品な酢豚のイメージのお料理でした。酢豚にはパイナップル、こちらのお料理には小さく切られた青リンゴが入っていました。漢方薬としても用いられる山査子。ポリフェノール類(特にカテキン)がたくさん含まれており、血液の流れをよくしたり、胃腸の働きを整える効能が期待されるそうです。
深夜便での食事、ラウンジでたくさん食べた後の食事でしたが、それでも美味しく感じました。
オーストラリアのリースリングと合わせて、いつも以上にゆっくり味わってもぐもぐ・・・
なお、予約しなくても通常の機内食に LOUISE と DUDDELL'S の一部のコラボメニューはありました。
ただし、なくなってしまう場合もありますので、やっぱり事前オーダーがいいですね。
デザートは、機内搭載の中から DUDDELL’S の豆腐タルト。
濃厚な豆腐と小豆のタルトは、台湾のデザート「豆花」に似た味でした。どちらも美味しかったのですが、個人的には別々に食べたかったなあと感じる不思議なデザートでした。
到着前
途中かなり揺れたせいか、変な夢をみながら、それでも爆睡していたようです。9時間ほどの飛行時間ですが、気づけば到着2時間前。事前に紙でお願いしていた中華朝食を用意してもらいました。
アワビがゆですが、アワビが少なくて残念。でも、美味しかったです。
到着前にこちらを完食。
オーストラリア線では卵黄の入っていない月餅が配られると聞いていたのですが、羽田ー香港と同じ、塩漬け卵黄入りの月餅でした。残念ながら持ち込めませんので、こちらでいただいていきます。
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DUDDELL'S
ところで、キャセイパシフィック航空の機内食で事前オーダーできた DUDDELL'S (ダルトス) のお料理を味わえるお店が、空港内のフードコートにもあります。気軽に入れるバージョンのお店で、場所は、香港国際空港の出国審査後の制限区域内 (Unit No. 7E161, Level 7, Departure East Hall, Terminal 1)です。
西側の出国審査場を通ったすぐの場所に、ディズニーストアやフードコートがあるのですが、その中に DUDDELL'Sが入っているのです。
乗り継ぎの場合は、西側のセキュリティチェックを受け(通過後すぐの所にある)エレベーターで7階まで上がるとすぐに見つかります。
ロンドンに次ぐ3店舗目が、まさかの空港制限区域内。しかも、空港では24時間営業なのです。
カジュアルな形態のお店ですが、料理は全て店内で蒸し、炒め、焼き上げたできたてのお料理を提供しているそうです。
同店の看板点心メニューである豚肉、エビ、ホタテの貝柱の蒸し餃子 "Pork and shrimp dumpling, conpoy " や米粉を使った生地にエビや焼豚を巻いて蒸した点心の定番 "Rice rolls with fillings including barbecued pork or shrimp" の他、麺類やご飯類、スープ、さらに空港店オープンに伴う新たなメニューもあります。その中には、持ち帰り可能なメニューもあるそうです。
上記でご紹介した蒸し餃子などのメニューは 60~70香港ドル(約1,200円~1,400円)です。キャッシュレス決済も利用できるので、香港ドルを持っていなくても大丈夫ですものね。
なお、このあとキャセイパシフィック航空のラウンジ "The Wing ビジネスクラス” に行く場合は、エレベーターなどで1階おりてください。エントランスは6階に位置しています。7階にあるのはファーストクラスラウンジの入口です。
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さいごに
キャセイパシフィック航空で事前に注文できる機内食と、香港のフードコート内にあるおすすめのお店をご紹介いたしました。
最近は、座席だけでなく、機内食もどんどん豪華になっていますね。キャセイパシフィック航空の長距離線に乗る楽しみが増えました。そして、さすが24時間オープンのハブ空港!24時間オープンのお店があるので、ラウンジが閉まっている時間帯にも利用できますね。
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