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世界一周・特典航空券 ~予約の時期とダウングレード対策、そして費用〜

2019-05-28

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330日前に予約・発券した、ANAの世界一周特典航空券(ビジネスクラス)。あっという間に出発となりました。実際に予約・発券して分かったことや、出発前に起こったダウングレードの対応策や、旅の予算をご紹介したいと思います。

予約と発券

(ANAの場合)旅程の復路ご搭乗日の355日前(ご出発日含まず)の午前9:00(日本時間)から、第一区間出発の96時間前までにお申し込みください。※往復同時予約及び発券が条件になります。※国際線と接続する日本国内線についても上記と同様です。 https://contact-jp.ana.co.jp/app/answers/detail/a_id/2523

同じアライアンス内の航空会社でも、予約開始日が違います。今回、公式サイトなどから調べて、予約開始日を以下にまとめました。調べたエアラインは、実際に利用する航空会社と、予約状況を見るために使ったユナイテッド航空です。

エアライン 予約開始
 ANA(NH)  355日前
 エアカナダ(AC)  355日前
 タイ航空(TG)  340日前*1
 ユナイテッド航空(UA)  336日前*2

*1:電話予約の際に確認しました。

*2:2020年4月19日 の便をUAの公式サイトで予約できるのは、2019年5月18日でした。

通常、特典航空券(往復) を予約するとき (特に繁忙期の場合)、気になるのは予約開始日です。一方、世界一周特典航空券の場合、最重要なのは連続した旅程の空席です。ただし、他社の予約開始日を考慮しないと、余分な距離マイル(mile)を使うことになってしまいます。

世界一周特典航空券の費用を抑えるためには、できるだけ移動距離を短くしながら空席を探すのもコツの一つです。しかし、早すぎる予約は、その時点で予約可能な航空会社だけで組まれてしまうからです。

同じ行先でも経由地で必要マイレージが違う

  • TYO   ORD   MCO:7277mile (UAを利用)
  • TYO   YUL   MCO:7698mile (ACを利用)

上のように、TYO (羽田/成田) から MCO (オーランド) に行くには、ORD (シカゴ)を経由した方が距離マイルが少ないのですが、355日前に予約しようとすると、ACでの YUL (モントリオール) 経由しか予約できないので、距離マイルが増えてしまうのです。

ただし、ゆっくりしていると、特典航空券の空席がなくなってしまいます。なので、利用航空会社の予約開始日を念頭に、準備しておくことも必要だと感じました。

体験①

繁忙期を避けての予約だったので、330日前でもNHとTG便では空席が見つかりました。一方、ACはNHの特典航空券に開放している長距離の路線(座席)が少ないのか?早すぎるのか?あまり空席が見つかりませんでした。

空席の変化

あくまで目安ですが、出発日の半年前から1週間前までビジネスクラスでの検索を続けていたときのようすです。

  • NHのBKK⇒TYO:3ヵ月前から深夜発直行便での空席はナシに!

日曜日着が希望で、最初、NHとTG、両方の深夜便(ビジネスクラス)の予約が可能でした。しかし、3ヵ月前に日程を変更しようとしたとき、直行便では、エコノミークラスしか空席がありませんでした。出発1週間前、ビジネスクラスでの空席は出てきましたが、BKK昼間発、もしくは経由便のみという状況でした。やはりNH便の予約は早い方がいいですね。

  • 大西洋横断:

トロントからの大西洋横断は、出発の1週間前まで以下の便に空席(ビジネスクラス)がありました。ちなみに、モントリオール発でも探してみましたが、トロント経由になる場合が多かったです。

 LH:ルフトハンザドイツ航空(フランクフルト/ミュンヘン)

 TK:ターキッシュエアラインズ(イスタンブール)

 LO:LOTポーランド航空(ワルシャワ)

 OS:オーストリア航空(ウィーン)

ミラノまでも上記での経由だと可能でしたが、空席は、出ては消え・・・といった状況でした。ただし、私が予約した「トロント ⇒ ミラノ」便は、最後までエコノミークラスしか出ませんでした。私が予約できたのは、ほんの一瞬でたレアチケットだったようです^^

体験②

  • NHのBKK(バンコク)→HND(羽田)の深夜便は、早い時期だと予約できる。
  • カナダから大西洋横断するときは、トロント経由の方が空席が多い。
  • 5月後半の大西洋横断は、複数の候補が残っていた。

突然のダウングレード

出発の約1ヵ月前、ANAから「重要なお知らせ」メールが来ました。いや~な予感がしつつ読んでみると「1区間ダウングレードが発生」した模様です。

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最初、旅程の一部  YYC(シャーロットタウン)   YYZ(トロント) でビジネスクラスの空席がなく、エコ三―クラスで抑えておいたのですが、出発の4ヵ月前にビジネスクラスの空席を見つけたので変更をお願いしました。

変更手数料は無料ですが、空席は自分で探します。

その際に支払った差額が4,400円*1です。最初の予約は、より円高で、燃油サーチャージが(多分)安かったのでしょう。結構増えました。

その YYC(シャーロットタウン)   YYZ(トロント) が、再度エコノミークラスになってしまいました(泣)。考えられるダウングレードの発生理由は、以下の2つです。

  1. 機材変更
  2. 有償旅客による予約増

そんなにメジャーな路線でもなく、繁忙期でもありません。状況を確認するため、ACの予約サイトで有償の予約が可能かどうかをみてみると、ビジネスクラスの運賃が出てきません。どうやら、繁忙期に向けてオールエコノミーの機材に変わったようです。

メール連絡は、ダウングレードの事後報告ではないため、受け入れるかどうか選択できます。幸い、2日前の便にビジネスクラスを見つけました。なので、シャーロットタウンでの滞在を短くして、日付の変更をすることにしました。

最初に予約していた日は、朝5時発の便しか空席がなかったのですが、2日前にすると、朝5時とお昼の便の2択となったのでかえって良かったです。早速、ANAス―パーフライヤーズデスクに電話しました。

今回は大変申し訳ございません。

ANAさんが悪いわけでもないので、なんか恐縮してしまいました。当日、空港で言われることもあるらしいので、事前に知らせていただけただけでもありがたいです。

2日前にビジネスクラスの空席があるようなので、そちらに変更したいのですが。
momoka
momoka
承知しました。今回は、ダウングレードによる変更なので、税金・燃油サーチャージはそのままで処理します。

ということで、このときは費用の増減はありませんでした。ちょっと円安傾向だったので良かったです。

発券後の変更

発券後は、元のクラスに空席が出た場合と、日程のみ無料で変更が可能です

今回は出発まで3回変更しました。変更時には、燃油サーチャージや、為替、空港使用税増なども影響してきます。支払いが増えた場合のみANAから電話連絡があります。

変更時の内訳

  1. エコノミークラス(仮)⇒ビジネスクラス(本来のクラス):+4,400円
  2. 日程変更(燃油サーチャージ減の時期):-570円
  3. ダウングレードの調整:0円

【-570円の内訳】

  • ANAの燃油サーチャージ減:-3,450円
  • 他航空会社の燃油サーチャージ・税金などの増:+2,880円

体験③

  • NHのBKK(バンコク)→HND(羽田)の深夜便は、早い時期だと予約できる。
  • カナダから大西洋横断するときは、トロント経由の方が空席が多い。
  • 5月後半の大西洋横断は、複数の候補が残っていた。

今後予想される変更

96 時間(4日)前までは、ANAマイレージセンターに電話することで変更可能*2です。ただし、当日の自己都合の変更は不可です

一方、当日、航空会社都合(天候不良た機材トラブル等) によって乗り継げなかった場合は、航空会社が代替便を手配してくれます。代替便によっては次の旅程に影響を与えるので、今回は2泊ずつ(代替便数の多いBKKのみ1泊)旅程を組むこととしました。

旅費

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716,830円は、世界一周・特典航空券の同日出発でのフレックス運賃 (羽田からカナダ・シャーロットタウンまでの往復) です。カナダは競争が少ないので、運賃が高いのです。なので、有償・特典共に世界一周航空券を利用するとき、カナダを組み入れてお得に感じました。

実際にかかった出発時の旅費は以下です。

内訳 費用
 燃油サーチャージ等  32,580 円
 手数料  2,160 円
 有償航空券(YYZ→YYC)  12,800 円
ホテル(9泊)  146,402 円
現地ツアー  16,000 円
合計  209,942 円

夢の値段です(^^)

トロントとミラノはホテル代が高いです!いつもの「予算15000円/1泊」をオーバーしてしましました。自由な一人旅ですが、こういうとき損だなぁ・・・と感じます。

直前になって、LINEトラベルでの20%ポイント還元した方が安いホテルが見つかりましたので、Booking.comで予約し直して、少し費用対効果を上げました.。あとは気持ちの問題ですが・・・

まとめ

今回わかったことは、以下です。

特典航空券の予約開始時期は、航空会社によって違う。

ANAの特典航空券はやっぱり早い時期に抑えた方がいい。

カナダ・シャーロットタウン便は、繁忙期にオールエコノミーに機材変更することがある。

燃油サーチャージが下がったときは、日付の変更で、その恩恵を受けられる。

最後に・・・いつもは早めに空港へ行ってゆっくりするのに、今回は、出発前に仕事や雑用が重なって、バタバタでした。羽田空港で郵便を出そうとしたら、国際線のターミナルには郵便局はないのですね。ゆうパックなら、国際線ターミナル1階のエアローソンで出せるそうなのですが、今回は他の郵便物だったため、シャトルバスに乗り、一度国内線のターミナルへ。無事、最後の仕事を終えることができました。ほっ(^^)

つづきはこちらをどうぞ。

世界一周
【トロント】入国審査とエアポートホテル ~ALTホテル・サンドマン シグネチャー・ホテル~

トロント空港のエアポートホテル宿泊記です。

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最後までご覧いただきありがとうございます。

*1:為替や税金の変更があったための追加です。

*2:同じ航空会社・区間・座席クラスで空席がある場合。

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