日本

【青森】涼を求めて奥入瀬渓流へ

2020-04-17

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初夏の奥入瀬渓流を歩いてみました。森林浴をしながら、マイナスイオンを浴びながら、奥入瀬渓流を楽しめるポイントをご紹介したいと思います。

奥入瀬渓流

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十和田湖・奥入瀬渓流の魅力 ~深呼吸したくなる十和田湖・奥入瀬~ - 十和田湖国立公園協会より抜粋

奥入瀬渓流は、青森と秋田の両県にまたがる渓流を指します。

新緑や紅葉の名所としても有名ですが、それ以外でも、四季ごとの美しさや自然を体験できる癒しのスポットです。

上の地図の①の部分「奥入瀬渓流」から「子の口」を、気軽に歩くことができるおすすめの場所です。。

散策のポイント

今回は、2回に分けて歩いてみました。奥入瀬渓流は、時間や体力を考えながら様々な散策ができる場所です。

  1. 奥入瀬渓流ホテルから 石ヶ戸 まで往復
  2. 石ヶ戸 からもう少し上流まで奥入瀬渓流ホテルの「渓流シャトル」で行き、玉簾の滝まで歩き、ホテルに戻る

さらに、十和田湖側の上流を散策する場合は、JRバス (有料) と徒歩を組み合わせて楽しむこともできるようです。

1.渓流散策 (ホテルから石ヶ戸まで)

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奥入瀬渓流ホテル を出て右の方向に歩くと、渓流散策が始まります。

もっと森の中だけを歩くのかと思ったら、最初は自動車道に沿って歩きます。結構行きかう車の数が多いので、車に要注意な場所です。

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途中から渓流側にある散策路に降りました。新緑(秋は紅葉)が美しいブナ林の静かな小道を歩いて行きます。苔の橋が良い雰囲気です。

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もののけ?ゆるキャラ? が描かれている看板を目印に、歩き続けます。

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木の階段を登り深呼吸。フィットンチッドをたくさん吸い込み、身体の隅々までリフレッシュできそうです。

フィットンチッド


フィトンチッド (英語:phytoncide) とは、 植物が傷ついたとき、その傷口を菌や細菌(有害な微生物)などから守るために放出される揮発性物質です。

6月から8月にかけて、フィットンチッドは多くなり、この時期が森林浴に最適だと言われています。

森の中には、様々な堆積物や動物の死骸や排泄物があり、本来ならその臭いを感じるはずです。しかし、その臭気を感じないのは、フィットンチッドに空気を浄化する能力や消臭・脱臭効果があるからだそうです。

さらに、フィットンチッドが充満している森を歩くことで、人は「交感神経の興奮をおさえる」「脳内のα波の発生を促す」「呼吸を整える」など、健康な体を保つとも言われています。

これが森林浴効果ですね。知識では知っていても、実際に緑の中を歩くと、そのフィットンチッドの力を実感します。

三乱の流れ

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三乱 (さみだれ) の流れ まではホテルからゆっくり歩いて1時間20分くらいでした。

ここは、3つの川が合流する地点で、この辺りから奥入瀬渓流らしい景観美が始まります。

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渓流沿いを散策しながら、石ヶ戸へ。

石ヶ戸とは、この地方の方言で「石でできた小屋」という意味だそうです。

ここは、奥入瀬渓流下流の観光拠点となっていて、駐車場やビジターセンター、お手洗い、売店があります。

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営業時間:AM8:30~PM4:30

定休日:水曜日(11月から3月)

この先、ずーっと歩くと十和田湖にたどり着くことができます。しかし、1回目の散策はこちらで終了です。

帰りは、渓流シャトルで戻ります。

渓流シャトル

奥入瀬渓流ホテルの渓流シャトルは、ホテルと「雲井の滝」の間を往復しており、乗り降り自由なバスです。

2020年4月17日 (金)15:00~2020年11月29日(日) の間で運行しており、 運行時間は1時間ごとです

宿泊者は誰でも利用でき、時刻表など詳細は、ホテル、もしくは公式サイトで確認できます。

2.渓流散策(雲井の滝〜 三乱の流れ)

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散策2回目は、渓流シャトルに乗って「④雲井の滝」で降り、十和田湖の上流(図の左)にある玉簾 (たまだれ)の滝を見て、上流から下流方向に歩きます。

雲井の滝

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雲井の滝は、山の斜面にある滝です。落差のある三段滝になっていて、滝のすぐ近くまで行くことができます。

近くでマイナスイオンたっぷり浴びて、散策開始しました。

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渓流沿いの遊歩道に降ります。白布の滝は、遊歩道から渓流を挟んだ反対側に位置しているので、遠くから見るだけですが・・・。

白銀の流れ

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白銀の流れ どんどん森に入っています。

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まだ、流れは緩やかです。

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水分の多い渓流沿いや雪解けの遅い日陰側の斜面などに「トチノキ」と「サワグルミ」を中心とした林ができています。

カツラの木

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カツラは、ブナやトチノキと並んで十和田を代表する樹木です。

もっと上流ではカツラの巨木が続くそうですが、雲井の流れ 辺りでも出会えました。

左右対称の端整な樹形や新緑、黄葉の美しさから、海外でも日本の銘木として知られています。

葉はハート型で、しおれるとキャラメルやケーキを焼いている時のようなの匂いがします。

秋の香りはかなり強く、少し離れた場所にいても「カツラの木」があることが分かるほどなのですが、新緑の頃でも、ほん少し香っていました

普段は、様々な木の香りを精油で楽しんでいますが、カツラの木の精油はないので、体験してみたかった木の香りです。

苔の森

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苔むす木々も楽しめます。ホテルの部屋にはルーぺも置いてあったので、お借りしたルーペで見てみました。

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行くまでは、あまり苔には興味がなかったのですが、ホテルの部屋にも苔の本があり、滞在中は子供に戻ったかのように楽しんでいました。

初夏の花

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森の中ではあまり花は見かけませんでしたが、アジサイが咲き始めていました。このあと、、オニシモツケやミヤマカラマツの花が楽しめるそうです。

雲井流れ

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雲井の流れ には、大きな岩が点在しています。

散策の途中

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奥入瀬渓流の渓流沿いのお手洗いは、売店があった 石ヶ戸 と、この 玉簾 (たまだれ) の滝 のそばにあります。どちらもとてもきれいに保たれています。

玉簾の滝

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玉簾 (たまだれ) の滝は、奥入瀬渓流の中間地点です。

滝は道路側の岩を流れ落ちている、小さく静かな滝です。車道に上がって見ることになりますが、あまりの小ささに、ちょっとガックリ・・・。

ここから十和田湖までの遊歩道沿いには滝がたくさんあるようですが、次回に回すことにしました。

雲井の滝と玉簾の滝の間だけで3kmほどの距離があり、この区間だけでも歩きごたえがありました。

折り返して、三乱 (さみだれ) の流れ まで戻ります。

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阿修羅の流れ

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阿修羅の流れは、奥入瀬で一番有名な流れの名所です。

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大きな岩がゴロゴロしていて、いくつもの方向から水が流れ込み、名前通り、阿修羅のごとく複雑な流れになっていました。

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この先に馬門橋があり、そこから対岸に渡り、渓流を左に見ながら、ホテルに戻るバス乗り場「三乱の流れ」を目指します。

道なりに歩けばいいのですが、なんか?くるーっと回って元の道に戻るような不思議な感じがした場所でした。

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最後は、三乱 (さみだれ) の流れ に戻ってきました。

ここから渓流シャトルに乗ります。2回目の散策は、8.3km歩きました。

気候は爽やかで、きれいな景色を見ながらの散策だったので、気持ちは爽快です。

これで、奥入瀬渓流の3分の2を制覇しました。この後は、温泉でゆっくり足の疲れを癒します。

さいごに

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初めての奥入瀬渓流散策はお天気にも恵まれ、森林浴を堪能することができました。

雨が降っていても違った雰囲気を楽しめるかもしれません。ただし、足元は滑りやすくなるので、注意が必要ですが。

次回は、十和田湖までバスを徒歩を組み合わせながら、行ってみたいなぁ・・・と夢は膨らみます。

人が多くなるのですが、紅葉の時期の奥入瀬渓流散策も魅力的です(その頃には、コロナの影響が少なくなっているかしら?)

散策の拠点・奥入瀬渓流ホテルについては、こちらをどうぞ。

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