「旅とアロマ」にお越しくださり、ありがとうございます。
コロナ禍に長期に渡って延長してくれたANAマイルの有効期限も2024年3月末まで。JALより少ないマイルで特典航空券を発券できることが多いANAのマイレージサービスですが、国際線の長距離ビジネスクラスは予約が取りにくい。なので、国内線に目を向けてみました。選んだのは龍の形をした2024年にぴったりな鳥取県です。
今回は、羽田空港からの鳥取砂丘コナン空港までの日帰り旅行でどんなことが楽しめたかをまとめてみました。
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羽田空港出発
ANA国内線は羽田空港の第2ターミナルから出発します。
明るく開放的なターミナルですね。
鳥取砂丘コナン空港行きの便は、ターミナル本館ではなく、サテライトからの出発でした。
一度バスに乗ってサテライトまでやって来ました。乗車時間は10分ほど。移動に時間がかかるので、早めに搭乗ゲートへ行くように案内がありました。サテライトにはANAラウンジはありませんが、ラウンジ専用wi-fiサービスを無料で利用できます(2024年1月現在)。
A321neo
上級ステイタスを持っている方が少なかったようで、2番目に搭乗できました。
今回は大好きなA321neo。国内線ですが、個人用モニターが付いている機材です。なので、国内線でも映画を見ることができます。
一番前の席と非常口座席は足を伸ばすことができます。今回も後方の非常口座席を事前座席指定することができました。
同じ非常口座席でも、機首に向かって左側と右側では大きく違う点があります。
機首に向かって右側(座席Hなど)の個人用画面は、収納式です。なので、離陸後しばらく経ってからしか映画を見ることができません。なお、安全のビデオは、こちらから引き出すのではなく、前方モニターで見られます。
鳥取砂丘コナン空港
定刻より15分ほど遅れて到着しました。空港から、まずは鳥取の人気観光地「鳥取砂丘」へ。
空港の名前に「鳥取砂丘」が付いているのですが、鳥取砂丘への直行バスは運行されていません(2024年1月現在)。なので、一度「鳥取駅」まで行ってバスを乗り換えることになります。位置的には空港に近いので、(日帰りトラベラーにとっては)ちょっと時間のロスです。
コンパクトな空港なので、ターミナルを出れば、すぐにバス停です。
飛行機は搭乗旅客を待っていて到着が遅れましたが、空港連絡バスは飛行機の到着に合わせて出発するので、荷物を預けていても十分に間に合います。
バスの乗り換え
鳥取砂丘行きのバスの時間まで少しあったので、JR鳥取駅への建物内にある「観光案内所」に行くことにしました。こちらで鳥取砂丘博物館の割引チケットを購入できます。また、バスの時刻表ももらうことができました。
本当は、蟹を食べに空港に近い市場に行きたかったのですが、バスの乗り継ぎが悪く断念。土日祝日ならループのバス(運賃300円)があるので行けるのですが(しかも安い)、平日は運行しておらず、残念でした(←痛恨の事前調査ミス)。
砂の美術館とランチ
「砂の美術館」で下車。ここまで鳥取駅から25分、運賃は380円でした。
鳥取砂丘を見る前に「砂の美術館」に行ってみました。
「砂の美術館」は、世界初の砂像を専門に展示している美術館です。ちょうど、エジプトをテーマにした砂像が展示されており、エジプト旅行をした気分になれました。
砂の美術館で一番気に入った砂像!
バスの乗り継ぎが悪くて移動に時間がかかる、楽しみにしていた蟹が食べられない(←どちらも自分の下調べミス)、とちょっと落ち込んでいたので、こんな顔をして歩いていたかもしれません・笑。
ランチ
砂の美術館のそばにあったレストランでランチ。
残念ながら蟹は入荷していないということで、海鮮丼にしました。砂丘のそばで海の幸。美味しかったです。
さらにそばのお店でデザート♡
ここから鳥取砂丘(の入り口)までは、徒歩5分くらいです。
お腹もいっぱいになったので、張り切って歩きましょう!
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鳥取砂丘
鳥取砂丘へは、階段やスロープで登っていきます。
鳥取砂丘は、日本海海岸に広がる広大な砂れき地で、代表的な海岸砂丘でもあります。山陰海岸国立公園の特別保護地区に指定されており、その大きさは、南北2.4 km、東西16 kmにもおよびます。路線によっては、飛行機の窓からも見ることができる国の天然記念物です。
このスロープ(もしくは木の階段)の先に見えたのは・・・
目の前に広がる砂の世界。
しかも雲一つない晴天に恵まれ、砂丘と青空のコントラストもきれいでした。
鳥取砂丘に来る前に悩んだ靴。
結局、ここまでは普通の靴で来て、砂丘に入る前にクロックスに履き替えました。少し高台になったところに椅子などがあり、そちらで履き替えることができます。
広大な鳥取砂丘のようすをお楽しみください(風の音が入っています)
さらに、歩きます。
木製の階段からここまでは、直線距離で400mくらいですが、足元が不安定で歩きにくいので、もっと距離があるように感じました。
目の前にそびえる通称「馬の背」。
馬の背の標高は47m(15建ての建物の屋上くらい)もあり、その傾斜は32度だそうです。なので、最初は戸惑いました。遠くから見るだけでも十分かな。
しかし、登ってみて良かったです!
眼下には日本海。
比較的風がない日だと言われていましたが、それでも帽子が飛ばされそうになりました。
さらに下って波打ち際まで行くこともできます。
ドバイやエジプト、チュニジアでもっと広い砂漠を見たことがあるのですが、眼下に海を見下ろせる砂丘に降り立ったのは初めてです。こんな興味深い景色は他にはないと思います(多分)。夕方までいると日本海に沈む太陽もみえるかも。とくに、6月から7月は、太陽が最も北側に沈むので日没時に海にのびる光の帯がとてもきれいだそうです。また、冬には砂丘に雪が降り積もったりと、いつ行っても楽しめそうですね。
なお、鳥取砂丘は24時間無料で入れるようです。
鳥取駅まで
帰りは、鳥取砂丘近くのバス停から鳥取駅まで戻ります。
羽田空港へ戻る飛行機は最終便だったので時間はあるのですが、鳥取駅へ戻るバスの時間は1時間に1、2本です。
バスが来るまで、休憩することにしました。
鳥取と言えば、知事の発言をきっかけに誕生したカフェ「すなば珈琲」が有名ですが、木のぬくもりを感じるおしゃれなカフェが、バス停「砂丘会館」のすぐそばにありました。とても素敵な雰囲気だったので、立ち寄ってみることにしました。
砂丘のそばでひと際目を引く「タカハマカフェ」。
2022年8月にオープンしたばかりの新しいカフェです。
隈研吾氏による砂丘をモチーフにデザインされた空間で、木の匂いに包まれた店内を上っていくと、屋上には開放的な展望台のようになっている場所がありました。外観同様、店内も木材が使用されていて、とても落ち着く印象でした。なお、建物に使用されている木材は、鳥取県産材だそうです。
メニューも地元焙煎のコーヒーや、鳥取の名産二十世紀梨を使用したものもあり、軽食もいただけます。
この日は、コーヒーとモンブラン。
美味しくいただいていると、『梨のシェイクが美味しいのよ』とバスガイドさんの声が聞こえてきました。地元の情報はバスガイドさんから聞くのが一番!と密かに思っているので、悩んだ末・・・
二十世紀梨シェイクも買ってみました。
シャリシャリの食感の中に、しっかりと梨の味を感じられ、とても美味しかったです。やっぱりバスガイドさん情報にたよって大正解でした。
大満足で、鳥取駅へ向かいます。
再び鳥取砂丘コナン空港
鳥取砂丘コナン空港行きのバスも飛行機の出発に合わせて出発します。
少し早めに鳥取駅に戻って来て、そばにある市場で野菜などを買いました。関東では見かけない鳥取の自然薯。新物を買ったのですが、普段食べているものとは段違いに粘りがあって、健康になれそうな味(←どんな?・笑)でした。
さて、鳥取砂丘コナン空港では、楽しみなことが待っています。
名探偵コナンの世界
鳥取砂丘コナン空港は、名前にもあるように『名探偵コナン』の世界を堪能できる空港です。
今回は砂丘と🦀、そしてコナン君を目当てに目的地を決めたので、最後は、空港で『名探偵コナン』の世界に浸ります。
空港のロビー全体が『名探偵コナン』博物館のようです。
とは言っても混んでいないので、あちこち自由に写真を撮るとこができました。
『名探偵コナン』に登場する、東京都米花市米花町5丁目にある喫茶店。
ここでも写真を撮ることができます。ファンには堪らない場所ですね。
いろいろな仕掛けがある鳥取砂丘コナン空港。
人が少ない時間帯だったのか、トリックアートでもゆっくり楽しめました。
しばらくすると、ガラス張りの空港に夕日が差し込んできました。
太陽が沈む方向は日本海。先ほどいた鳥取砂丘からも夕日がきれいに見えそうです。
展望台には、こんな仕掛けが!
美しい夕暮れの景色を見ていると、お腹が空いてきました・笑。
空港には、すなばカフェやレストランがありますが、しっかり食べたかったのでレストランへ。入るまで30分ほど待ちました。お急ぎの方は、早めに行かれるか売店に立ち寄るといいかもしれませんね。
龍の形をしたとっとリュウ県
ところで、鳥取県は龍の形をしているということで、2024年は「とっとリュウ県」となっています。
下の写真は フォトギャラリー【公式】三宝荒神 神崎神社 より
鳥取県内には、日本一長い全長16m龍の彫刻がある「神崎神社」があり、拝殿向拝天井の龍の龍が持つ玉の真下に立つとご利益があると言われています。他にも、多数の辰スポットがあり、鳥取県の形をした辰年マスコットキャラクター「とっとリュウ」が願いをかなえてくれるかもしれません。
もう一度鳥取へ行きたい!
今回は時間の関係で日帰りとなってしまいましたが、神社のサイトを見ていると、パワースポットを周って美味しいものを食べにもう一度行きたいと思ったのでした。
【PR】鳥取県で人気のレストランおすすめランキングBEST20 では、ラーメンやカレーなどおすすめのお店をランキングで紹介してくれてます。合わせてどうぞ。
空港のおみやげ
鳥取砂丘コナン空港では、蟹の味がするものメインにお土産を購入しました。
ANAFESTAがあったので、ANAカードで支払うとマイルも貯まりますし、割引もありました。
この中で一番のおすすめは「堅あげポテト・焼き蟹味」。ネットでも購入可ですが、実物は日本海側にある県でしか売っていないようです。これがとても美味しくて美味しくて!小袋に入っていますので、お友達へのお土産にもいいですね。
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さいごに
今回は、ANAの特典航空券で行った日帰り鳥取の旅をお届けいたしました。
平日だったので乗り継ぎが上手くいかず、行きたかった場所に全て行くことはできませんでした。ただし、土日祝日なら、ループで運行するバスがあるので、日帰りでも行動範囲を広げることができそうです。また、時短のために、観光タクシーを利用してもいいかもしれません。
しかし、1日だけではもったいない。是非泊まって、2024年中に龍のパワースポット巡りをしてみたいと思ったのでした。
最後までご覧いただき、ありがとうございます。