「旅とアロマ」にお越しくださり、ありがとうございます。
2024年初フライトはANAの特典航空券で香港へ。さらに2月にはシドニーへ。どちらも東京国際空港(以下、羽田空港)第2ターミナルからの出発でした。
今回は、羽田ANA国際線・第2ターミナルのようすと日本最大級のスペース(夜にはBarカウンターもオープン)を持つANA LOUNGEのようすをお届けいたします。
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羽田空港の発着
2024年2月現在、ANAが運航する国際線の羽田空港発着は、「第2ターミナル」と「第3ターミナル」の両方を使用しています。
2024年3月31日からは、第2ターミナル出発便を現行の16便から26便に拡大するそうです。これにより、同空港を出発するANA国際線の約6割が、第2ターミナル出発となる予定です。
どちらのターミナルから出発するかを事前にお確かめください。
「国際線=第3ターミナル」と思い込んでいたので、前日に送られてきたメッセージのおかげで間違えなくてすみました。
第2ターミナル
羽田空港に着いたら、「国際線」の案内に従って進みます。京急の駅からだと右方向へ歩くことになりますが、京急の駅からはかなり歩きました。
羽田空港第2ターミナルは、国際線と国内線の出発エリアが異なりますので、利用するエスカレーターにもお気を付けください。
出発エリア
国際線の案内があるエスカレーターで3階へ上ると、国際線チェックインカウンターがあります。
2020年4月11日よりコロナ禍の影響で閉鎖していましたが、2023年7月19日、ANAの国際線が羽田空港第2ターミナル国際線施設より運航を再開しました。窓側に有人のチェックインカウンター、フロア中央にBAGGAGE DROP(手荷物預け)の機械が並んでいるスマートな造りでした。
BAGGAGE DROPのそばに、Face Express(顔認証)の登録機もありました。
第2ターミナルの国際線フロアは、「空」をコンセプトにしており、日本の伝統文様の麻の葉文様(基本的な形は正六角形で幾何学的な形)が掛け合わされているそうです。流れる雲をイメージしたライティングが印象的でした。
ANAの国際線は出発24時間前にオンラインチェックインできます(自動ではありません)ので、オンラインチェックインしてモバイル搭乗券を発行しておけば、チェックインカウンターに立ち寄ることなしに出国することができます。
スーツケースを預ける場合は、BAGGAGE DROPへ。
SFC会員でもこちらの機械(上の写真)を利用することが可能です。
BAGGAGE DROPのレーンは、一般旅客とANAのステイタスを持っている旅客とに分かれており(合計13台、26レーン)待ち時間はほとんどありませんでした。
なお、「壊れものシール(FRAGILE TAG)」はここにはありません。そばにいる係員に声がけすると貼ってもらえます。
機械の操作は、案内に従って行えば簡単でした。また、分からないことがあれば(そばに係員がいますので)すぐに教えてもらえます。
あとは、身軽になって出国するだけです。
2024年2月現在、羽田空港第2ターミナルを発着する国際線の便はまだ多くありません。また、ANA便だけなので、保安検査場もかなり空いていました。16時過ぎに出国手続きをしようとすると、自動化ゲートではなく、有人カウンターを案内されました。前後に誰もおらず、私1人だったのです。なので、今のところ、Face Expressのメリットはそんなにありませんでした。しかも、利用した香港線とシドニー線はオープンスポット(沖止め)だったので、さらにメリットはありませんでした。JAL同様、オープンスポットにはFace Expressのレーンはありません。
今後便数が増えた場合でもゲートは少ないので、オープンスポット(バスでの移動)が多くなるかもしれませんね(あくまでも推測ですが)。
出国
ちょうど出国した時、朝日が昇ってきました。
大きな窓がたくさんある空港ターミナルは、明るいだけでなく、こういった非日常の風景が見られるのもいいですね。
出国後、左に行くと免税店やゲートがあります。さらに先にはフードコートもあり、朝7時前には開いていました。
反対に右に進むと、2か所の空港ラウンジ(POWER LOUNGEとANAのラウンジ)がありました。
2024年1月現在、POWER LOUNGEを利用できるのは、上のカードを持っている方です。
なお、期間限定で有料でも利用できるようです。営業時間は公式サイトでお確かめください。
第2ターミナルのラウンジ
羽田空港第2ターミナル国際線の「ANA SUITE LOUNGE」と「ANA LOUNGE」の営業も運航再開に合わせてオープンしました。
ラウンジは、建築家・隈研吾さんが監修しており、デザインコンセプトは「一期、一会」。「“積み重ねた時間”と“きらめきの瞬間”が融合する、ANAならではのおもてなし空間をつくり上げたい」という想いが込められているそうです。
最上級の「ANA SUITE LOUNGE」には、LIVEキッチンやバーテンダーのいるBARカウンターなど、羽田空港第2ターミナル国際線のラウンジ限定サービスもあるそうです。
営業時間
5:00~第2ターミナル国際線最終便出発まで
※ ANA ARRIVAL LOUNGEは現在閉鎖中です(2024年1月現在)。
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ANA LOUNGE
搭乗クラスや会員ステイタスごとに「ANA SUITE LOUNGE」もしくは「ANA LOUNGE」の2つのラウンジを利用できます。SFC会員でしかない私は、もちろん「ANA LOUNGE」。
こちらにも大きな窓があり、とても開放的な空間となっていました。
「ANA LOUNGE」は、主に、ビジネスクラス・プレミアムエコノミー搭乗者とSFC会員ステイタスのメンバーなどが利用できるラウンジです。
約900席もの広大な空間となっており、第3ターミナルにある「ANA LOUNGE」よりはかなり広く感じました(今後利用者数が増えたときはどう感じるかは分かりませんが)。
電話はこちらで。
食事
"3階のダイニングではシェフが作り上げる温かい料理、ヌードルバー、ビュッフェ形式のサラダ、パン、チョコレート、アルコールなど食事を楽しめます" とANAの公式サイトには書かれていたのですが、LIVEキッチンでのお料理はありませんでした(LIVEキッチンっぽい設置はあり)。
いつものメニューといった感じ。
ただし、カレーなど自分でよそえるのはいいです。個人的には、こちらのスタイルの方が好きです。
テーブルには、食事のオーダーができるQRコードがありました。
(今のところ)食事に関してはヌードルバーだけの対応のようですが、JALのシステムに比べると、搭乗券をスキャンさせなくてもいいので、使い勝手が良かったです。ショートメールの連絡がきたら、自分で取りに行きます。
早速使ってみました。
ただし、使っている人は少ないようで、カウンターに行って注文している人が多かったです。カウンターで注文した場合は、今まで同様、呼び出しの(ブルブルなる)機械をもらっていました。なお、カウンター注文だと『きつねとワカメ』といったオプションのオーダーもできます。
なお、こちらからシャワールームの予約もできるようです。
今までのように、シャワールームの入り口でも予約できます。予約方法が複数あるのはいいですね。
シャワールーム
さすがに、早朝だったので、待ち時間ゼロで利用できました。
なお、2月の18時ごろに利用したときも待ち時間はゼロでした。今後混雑してくることが予想されますが、第2ターミナルのラウンジのような2時間待っても使えないなんてことは、今のところないようです。
まだ新しいので、とてもきれいでした。
ANAのラウンジの好きなところは(混雑は別として)、雪肌精のアメニティセットがあることです。化粧落としだけでなく、化粧水や乳液もあるのがありがたいです。ドライヤもパワーがあるので、あっという間に髪が乾きました。
BARカウンター
ところで、「ANA LOUNGE」の方にも、夜にオープンするBARカウンターがありました。
JALのファーストクラスラウンジに併設している JAL's SALON の小型版といった感じでしょうか。シンガポール航空のラウンジのように、ビジネスクラスラウンジでBARカウンターがあるのは嬉しいですね。
営業時間
19:30 ~ 24:30
※2024年2月現在
最上級「ANA SUITE LOUNGE」のBARカウンターではANAのロゴカラーであるトリトンブルーとモヒカンブルーを表現したシャンパンのオリジナルカクテル「Inspiration」や、ANAペストリーシェフ・相田紀昭さん監修のクーベルチュールを使用した「ANA Original Chocolate Drink」など、ワンランク上のドリンクを楽しめるそうですが、ANA LOUNGEはどんな感じでしょうか。
深夜便での出発だったので、2回目の訪問時にはBarカウンターが利用できました。
ワインやスパークリングワインだけでなく、カクテルが楽しめるのがいいですね。
季節限定のカクテル "Very_Berry" やアルコールが入っていないモクテル ”YUZU_Moni”がありました。
Very_Berry
ミックスベリーを使用したスパークリングカクテル。
YUZU_Moni
柚子とピンクグレープフルーツジュースを使用した、爽やかな味わい。パープルカラーは、バタフライピーを使用。柚子パウダーがアクセントとなった、見た目にも美しいノンアルコールカクテルです。
Barカウンターのおつまみも自由にいただけます。
また、こちらでお酒を頼んで、ダイニングの方へ持って行けますので、食事と一緒にカクテルを楽しむこともできるようです。
まずは、カクテルの "Very berry" をいただきました。
甘酸っぱくて飲みやすいカクテルでした。
続いて、日本のウィスキー「知多」のオンザロックでオリジナルの香りを楽しみ、ソーダウオーターをもらってソーダ割りにしてみました。香りが引き立って飲みやすかったです。
なお、「ANA SUITE LOUNGE」のBARカウンターでは(スタッフの方曰く)6:00〜12:30にバリスタが作るエスプレッソなどのコーヒーメニューを提供しているそうです。
ビジネスコーナー
パソコンはありませんでしたが、コピー機などはあるので、出発前にいろいろ利用できそうですね。
キッズルーム
「ANA LOUNGE」 にはキッズルームも用意されています。日本国内にあるANAの国際線ラウンジで、キッズルームはここにしかないそうです。柔らかなフロアマットが敷かれた空間には、おもちゃが用意されていました。
実際にお子さんがいましたが、声は漏れ聞こえてきませんでした。なので、安心して遊べますね。
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乗り継ぎが便利に!
ところで、羽田空港の第2ターミナルには国内線のターミナルでもあるので、国内線との乗り継ぎがスムーズになりました。
ANA国内線からANA国際線へ乗り継ぐ場合、最低乗り継ぎ時間(MCT)は以下です。
第2旅客ターミナル への乗り継ぎ | 第3旅客ターミナル への乗り継ぎ |
---|---|
55分以上 | 70分以上 |
国際線→国内線
ANA国際線からANA国内線へ乗り継ぐ場合のMCTは、80分以上です。
シドニー便は行きはオープンスポットでした。日本着もオープンスポットが常のようですが、この日は車いすを利用されている方がいたからか、第2ターミナルのゲートに到着しました。
第2ターミナル(国際線)は第3ターミナル(国際線)に比べるとかなりコンパクトなので、飛行機を降りて入国審査場までは、とても近いです。ただし、2024年2月に利用した時、Visit Japan Webで作成した税関申告書(QRコード)も有人カウンターにある機械で税関職員の指示を受けながら操作しました。今後、便が増えると自分で操作できる機械が増えるかもしれませんね。
飛行機を降りて、わずか10分ほどで入国できました(貨物室への預けいれ荷物なし)。
乗り継ぎがある場合、あとは国内線のカウンターへ進むだけです。
電車やバス
電車やバスに乗るときもそのまま案内に沿って進むだけです。
オープンスポットの場合
なお、羽田空港着がオープンスポット(沖止め)の場合、バスが第3ターミナルに到着する場合があります(香港線で体験)。その場合、国内線に乗り継ぐためには、第2ターミナルまで移動しなくてはなりません。
第2ターミナルから出発した便であっても第3ターミナルに到着する場合もありますので、お気を付けください。客室乗務員の方に聞いたところ、到着時のゲートは着陸した後でないと分からないそうです。なので、<PR> NearMe .などでお迎えがある場合(乗車場所を指定するので)は、ちょっと面倒なことになりますね。
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さいごに
今回、再開した第2ターミナル(国際線)からの出発だったので、新しいことを体験できました。2回目の訪問では念願のBarカウンターにも立ち寄れました。
ANAにもオリジナルのアロマがあるのですが、ANA LOUNGEではその香りを感じることはありませんでした。でも、広くて明るくてきれい、さらに夜にはBARカウンターもオープンするので早めに行って寛げそうです。第2と第3ターミナルでうまく分散できたら、利用者が増えすぎずいいかもしれませんね。
最後までご覧いただき、ありがとうございます。