2019年2月にカナダへのツアーに参加しました。その再利用したエアカナダ国内線 (YVR-YYC) ・エコノミークラスの搭乗記です。
エアカナダ
エアカナダ (AC) 利用時には、エコノミークラス搭乗時でも、スタアラ・ゴールド会員だと以下の恩恵を受けることができました。
- プライオリティ・チェックイン
- 預入手荷物が無料
- 空港ラウンジ
プライオリティ・チェックイン
エコノミークラス搭乗時でも、マイルが加算できない団体(IT)チケットでも、スタアラ・ゴールドの恩恵を受けプライオリティ・チェックインすることができました。エアカナダのプライオリティ・カウンターは黒でまとめられていておしゃれな感じです。スタッフは、優しい人もそうでない人も・・・(笑)。
預入手荷物が無料
さらに、エコノミークラス搭乗時は通常有料の預入 (受託) 手荷物が、無料となりました。
機内持ち込み手荷物
エアカナダの公式サイトには、機内持ち込み手荷物について以下のような記載があります。
機内にお持ち込みいただける品目をご存じですか?梱包時の当てずっぽうは禁物です。機内持ち込み品のガイドラインを参照してください。エア・カナダ – 機内持ち込み手荷物
「当てずっぽうは禁物」と書いてあるので、きちんと調べます。
エアカナダの国内線では、行き先にかかわらず、手荷物1個 + 身の回り品1個を機内に持ち込むことができます。ただ、その大きさに制限があります。
https://www.aircanada.com/jp/ja/aco/home/plan/baggage/carry-on.html
- キャスターとハンドル部分もサイズに含みます。
- 機内持ち込み手荷物は頭上の収納棚に収納できる重さであること。
今回、リモアの小さなキャリーバックを持ち込みましたが、規定以内だったので、特に問題はありませんでした。
機内持ち込み手荷物規定の全項が厳重に順守されます。最大サイズを超える手荷物はお預けいただく必要があります。その際、追加手荷物料金が適用される場合があります。
預入手荷物
エコノミークラス搭乗時、預入手荷物は、通常1個から「有料」になります。日本だと国内線の預入手荷物は無料のことが多いので、カナダの空港へ行ってびっくり!という場合もあるようです。最初、コンパクトにまとめて機内持ち込みにしようかと思いましたが、スタアラ・ゴールド会員には恩恵があることを知りました。
調べ方
調べ方は 公式サイト(手荷物許容量)で確認できます。
【区間とステイタス】
まず、「出発地」・「到着地」・「上級会員ステイタス」・「サービスクラス」を入力、もしくはプルダウンから選択します。すると下記の画面になります
次に、「手荷物許容量を表示」をクリックします。
「YVR」から「YYC」までは「無料」と出ました!?スタアラ・ゴールド会員だと1個めは無料の恩恵を受けられるようです。
国内線から国際線に同日で乗り継ぐときは、国際線の手荷物許容量が適用されます。例えば、YYC (エコノミークラス) → YVR (ビジネスクラス) → HND の場合、YYC → YVR の国内線は、ステイタスがなくても国際線の預入手荷物の規定が適用され、無料となります。ただし、有人のチェックインカウンターでのみ可能です。
- YVR:バンクーバー
- YYC:カルガリー
- HND:羽田空港
ちなみに「ステイタスなし」でも検索してみました
ステイタスがないと、1個目から有料のようです。SFCの恩恵!嬉しい^^
ただし、2個目は有料になるようです。手荷物手数料は、チェックイン時に以下のいずれかで支払います。
- オンライン
- 携帯電話
- 空港のセルフサービス・チェックイン・キオスク
- エア・カナダのチェックインカウンター
最新情報や、詳細は以下の公式サイトでご確認ください。
- モバイルバッテリー
モバイルチェックイン をする際にも、リチウム電池などのモバイルバッテリーは機内へ持ち込むよう、上のような注意喚起が表示されました。どうぞお気をつけください。
- ペットボトルのお水
エアカナダの公式サイトには、国際線・国内線の違いは書かれていませんでしたが、下記の注意事項がありました。
機内持ち込み手荷物の中に100mL以上の容器に入った液体またはジェル状の製品が入っている場合、手荷物検査場にて没収されますのでご注意ください。エア・カナダ – 機内持ち込み手荷物
赤ちゃんのミルクなど特例もありますが、原則100ml以上の液体類は持ち込めません。国内線のセキュリティチェックでも、水のペットボトルは没収されていました。
カナダの空港には、セキュリティチェック後に給水器があります*1。なので、私はいつも小さな空の水筒を持ち歩き、飛行機に乗る前に補充するようにしています。同じようにされている方は多いようですね。
YVR→YYC
YVR から YYC までの機材は、A320、旧塗装の飛行機でした。
小型機は非常口座席が広いのですが、この機材のシートピッチは他の席とあまり変わりませんでした。非常口座席に座るには条件があります。
- 16歳以上(機内で確認あり)
- 英語が話せる
- 非常時に乗務員をアシストする
翼上の非常口座席は6席あるので、6人まとめて、非常時のドアの開け方を案内されていました。が、1人だけ非協力的な人がいて注意されていました。協力してもらえないと判断された場合は座席移動となります。
国内線でも充電は可能でした。上の棚も十分な大きさがありました。規定サイズの荷物だと余裕がありました。規定より少し大きな(と感じる)荷物も持ち込まれていましたので、運用には幅があるのかもしれません。
YYC→YVR
帰国日のお天気は雪でした。YVRまでの機材はB787-800、この時は新しいロゴの飛行機になりました。
ビジネスクラスは2-2配列
エコノミークラスは3-3配列でした。行きのA320よりもシートピッチが広い気がしました。隣も空席でゆっくりできました。ツアーメンバーにANAダイヤモンドのご夫婦もいらっしゃって、その方々の隣も空席でした。スタアラ・ゴールドの恩恵でしょうか。
電源は足元にありました。ちょっと使いづらいですが、あって良かったです。荷物入れも十分な大きさです。
【ちょっと余談】
そのANAダイヤモンドのご夫婦も5月に特典航空券で世界一周されると伺いました。またどこかでお会いできるかしら?と日程をうかがったのですが、少しずれていて残念です。でもまた違った形でお会いできるかもしれません。
De&Anti-icing
滑走路に向かっているのかと思ったら、雪の日の離陸のための準備にはいりました。
De-icing(ディ・アイシング)と言って、主翼の上についた雪や氷を取る作業です。空気で雪を飛ばす「ブロアー」と、70度に加熱した防除雪氷液を使用して雪氷を除去する「タイプ1」と呼ばれる作業がありますが、これはタイプ1かしら。思っていたより静かな作業でした。
続いて、Anti-icing(アンチアイシング)。これは、「タイプ4」と呼ばれる高濃度のグリコール液を使用して、離陸までの間に降る雪が積もるのを防ぐためのコーティングです。色が付いているのは初めて見ました。こういうことにワクワクするのは、私だけだったようです(笑)。
航行中も緑の液体は薄っすらと残っていました。機内サービスよりも、この液がいつまでもつのかが気になります。
機内サービス
飲み物(ジュースや紅茶など)は無料で、2時間以上のフライトだと有料のお酒や食事があるようです。今回確認できませんでしたが、毛布も有料だと聞いたことがあります。なので、ショールも持ち込みましたが、もともと着込んでいたので、機内は寒く感じず使いませんでした。
まとめ
今回エアカナダの国内線を利用して学んだことは以下です。
- スタアラ・ゴールド会員はエコノミークラスでも1個のみ預入手荷物が無料
- 国内線もモバイルバッテリーは機内持ち込みする
- ペットボトルの水はセキュリティで没収(される場合が多い)
- 国内線ではジュースなどの飲み物は無料
最後までご覧いただきありがとうございます。
*1:国内線ターミナルのゲート29付近、国際線ターミナルのゲート70付近で見つけました。