「旅とアロマ」にお越しくださり、ありがとうございます。
2018年に、世界一周航空券で旅しました。
始まりはカナダ。羽田からカナダのトロントまで、そしてトロントから大西洋横断してフランクフルトへ。その途中で体験した、エア・カナダのビジネスクラスのサービスをご紹介いたします。
※リンク切れ修正のため更新しました。
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機内のようす(羽田→トロント)
エア・カナダの国内・国際線にはファーストクラスがないので、エグゼクティブファーストと呼ばれるビジネスクラスが最上位クラスになっています。2017年は、より進化した「エア・カナダ シグネチャークラス」が導入されました。
「エア・カナダ シグネチャークラス」は、B787・B777・B767、およびA330のアフリカ、アジア、オーストラリア、ヨーロッパ、南アメリカ行きのフライトで利用できます。シグネチャークラスの座席は、エグゼクティブポッドとクラシックポッドという2種類があるそうです。今回は、エグゼクティブポッドという座席でした。
羽田空港から乗ったのは、B777-300でした。繁忙期に向けて、サイズが大きくなったようです。
座席選び
Seat guruによると、1A・D・G・K、7A・Kなど(黄色の座席)の快適性があまり良くないとされていました。
7AとKは、ギャレー(飛行機のキッチン)に近いため、少しうるさく感じるかもしれません。しかし、2018年現在、トロント到着時は、前方から2番目のドアしか開きませんので、早く降りるのには便利です。
十分な広さもあり、周囲に小物入れもあるので、長距離路線でも快適にすごせそうです。
一番前の座席も、実際はギャレーから離れているので、あまりギャレーでの作業音は気にならないようです。
なお、1Dの前のコンパートメントが、キャプテン達が休む部屋です。なので、1番前を選ぶなら機首に向かって左手側 (1AやD)が静かでいいと思いました。
真ん中の席も、隣との仕切りがしっかりしていて、プライバシーが保たれていました。
今回選んだ2Aもとっても快適に過ごすことができました。
アメニティ
アメニティーは、歯ブラシ・アイマスク・耳栓・靴下・願寝吹き。・リップバームとハンドクリームは VITRUVI というカナダのオーガニック・アロマの製品でした。こちらは、カナダ発のスキンケアとアロマグッズのブランドで、植物の種や樹皮、花びらなどを使用した100%ナチュラルの精油を使っているそうです。日本未入荷のアロマグッズですが、柑橘系の優しい香りで、使いやすかったです。その他、スリッパもありました。
座席まわり
さらに、座席周りには、少し広めも小物入れもあり、長距離のフライト用に身の回りにモノを置けるのはとても嬉しかったです。使い勝手もよかったので、座席回りに関してはストレスフリーでした。
眠るときもノイズキャンセラーのヘッドフォンをしていると、機内の騒音を気にせず休むことできます。耳をしっかり包むタイプでした。モノによってはON/OFFのスイッチがあるのですが、これはそのまま使うことができました。
座席は、足元が広くて快適です。長時間のフライトでは、なるべく足首を動かして血行を良くしておくのですが、足元が広いので、グルグル回せました。
せっかくなので、ベッドパッドを自分で敷いて休むことにしました。枕も大きくて使いやすかったです。でも、165㎝の私には、オットマンの部分が遠すぎました!ベッドタイプにしてやっと足が届く遠さです。でも、足置きだけを上げ下げできるタイプだったので不便は感じませんでした。コントローラーは、カナダらしく、英語とフランス語で表示されていました。
気が付いたら、トロントまであと5時間となっていた!くらい快適な座席でした。
最初の食事
長距離フライトなので、食事は、夕食・間食・朝食の3回サービスされます。間食は、起きている人だけ、声がけをしてもらえます。ギャレーには飲み物や、スナックなどが常備されているので、航行中の自由度が大きかったです。
最初の飲み物は、Laurent Perrier (ローランペリエ) のシャンペンにしました。ナッツは温かったです。
最近、このノンステムのグラスが主流になってきました。機内で安定するからでしょうか。エアカナダでは、結構早い時期から導入されていたようです。でもなんかビールのような泡立ち(笑)。泡立ちがきれいだったシャンパンフルートのグラスが懐かしいです。
メインは、洋食(牛フィレステーキ・チキン・魚)と和食の4種類からのチョイスでした。事前にオーダーもできるようです。
ちょっと揺れてきて写真がぶれてしまいました。台の物の「牛ほほ肉の味噌煮」とても柔らかく煮込まれていて、外資系とは思えないほど美味しかったです。ただご飯は・・・。
チーズはパスしてフルーツとポートワインにしてみました。
デザートは、ピスタチオブラウニー(激ウマ!)と定番のハーゲンダッツをいただきました。ハーゲンダッツは間食でもいただけますので、ハーゲンダッツ好きにはたまらないフライトです。
どれも美味しくて、お腹いっぱいになりました。ちょうど日本の夕食の時間なので、ゆっくり頂いて、その後、映画をみて過ごすのにちょうどよかったです。ここ何年か、有名シェフとのコラボ機内食が多く見られるのですが、正直美味しいと思ったモノにあたったことはありません。なので、コラボでない(多分)普通のお食事で良かったです。
離陸後6時間くらいして、間食のオーダーを聞かれたのですが、最初の食事の満足感が大きかったので、お腹が空きませんでした。
トロント到着前
到着の75分前に、食事サービスが始まりました。
時差調整のためか、天井の Upper&Lower ライトの一部がピンクに変わりました。
一見すごく美味しそうに見えたレーズンパン。しかし、残念な味でした。
朝食は、オムレツと和風の2種類だったので、和風にしてみました。これは普通でした。
パンにご飯 (゚Д゚;)!最初のお食事が美味しかっただけに残念な取り合わせでした。この後、シャーロットタウンへ向かい、再度、乗り継ぎのためにトロントへ戻ってきます。
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トロントでの乗り継ぎ(国内線→国際線)
大西洋横断をするため、以下のルートをとりました。
YYG YYZ FRA
- YYG:シャーロットタウン空港
- YYZ:トロント・ピアソン国際空港
- FRA:フランクフルト・アムマイン空港
トロントで、国内線から国際線へ乗り継ぎますが、この2つのターミナルはけっこう離れています。徒歩で15分くらいかかります。有償のビジネスクラス利用時は、この乗り継ぎの際、バトラーサービスが用意されています。申し込みは不要です (というか、知らなかったので申し込みもしていませんでしたが、迎えの方がいました)。
トロント到着時、飛行機を降りたゲートの辺りに、i-pad (私の名前あり) を持ったスタッフがいました。「なにごと?」と思いながら声をかけました。すると、エア・カナダのスタッフの方に『サプラーイズ!お手伝いします!!』と言われました。
事前に案内がなかったので、見逃すことろでした。サプライズでなくてもいいと思います (笑)。乗り継ぎ時間が十分あったので、まずはラウンジに案内してくれました。
BMWバレーサービス
スタッフについて専用の通路を降りていくと、そこには豪華なBMWが待っていました。これに乗って、国際線ターミナルまで移動します。初めての体験でワクワクしました。ただし、これは有償旅客のみのサービスなので、特典航空券利用時にはありませんでした。
空港ラウンジ
トロントの空港のビジネスクラスラウンジは、現在新しくなっています。私が行ったときにはまだ改装中だったので、古い「メイプルルーフ・ラウンジ」を案内されました。旧メイプルリーフ・ラウンジは、天井も高く、ガラス張りの窓からは飛行機が見られるので開放感がありました。シャワールームも広くてきれいでした。ただ、お食事は軽めであまり種類はありません。
なお、特典航空券利用時には、こちらの旧ラウンジを案内されます。
でも、大好きなクレマト (ハマグリエキス・ニンニク等が入ったトマトジュース)があり大満足です。枝豆も美味しかったです。
なお、有償のチケットで乗り継ぐときは、現在は、ワンランク上の「シグニチャー・スイート」とというラウンジが利用できます。こちらは、著名なシェフであるデイビット・ホークスワース氏が監修した食事や、カクテルラウンジで酒類、前菜、軽食などを無料で楽しむことができるそうです。
大西洋横断
シャーロットタウンからトロントで乗り継ぎ、いよいよ旅のハイライト、大西洋横断です。
羽田から乗った飛行機と同じタイプでした。座席の配列は、1-2-1のヘリボーン型です。
窓側の席にしたので、シャーロットタウンでお部屋に飾っていたお花を持ってきて飾りました。こんなこともできるスペースも十分にあります。
足元も広くて、ゆっくり休めます。
飲み物と食事
最初の飲み物はビールとクレマトを使って、オリジナルカクテルを作ってみました。
ダイン・オンデマインド
エア・カナダでは、指定のサービス時間よりも早く、または遅い時間にも食事をいただけるフレキシブルな食事オプションがあります。カタール航空方式ですね。自分の好きな時間に好きなお食事(メインの温かいお食事を含む)をいただけるのは嬉しいです。
離陸後にフルコースのサービスをいただいて、到着前に、朝食をいただきました。
エアカナダの朝食は変わり映えしないオムレツですが、最後まで美味しくいただきました(^^)
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さいごに
エア・カナダのビジネスクラスの座席は、降りたくなくなるほど快適でした。
食事も、全体的には美味しかったです。また客室乗務員さんはベテランの方が多いので(賛否ありますが)、サービスが落ち着いていると感じました。羽田からも、トロントからの大西洋横断も、とても快適に過ごすことができました。
最後までご覧いただきありがとうございます。