バルト三国にあるラトビアのナショナルフラッグ・エアバルティック (Air Baltic) 搭乗記です。

2018年8月の情報です。リンク切れのみ修正しました。
air Balticとは?
airBaltic(エア・バルティック) は、1995年、スカンジナビア航空(SAS)の出資を受けて設立されたラトビア国営航空会社です。アライアンスには加盟していませんが、自社とSASにマイル加算できました(2018年時点)。

今までairBalticについて知りませんでしたが、定時率を上げたり、ロストバゲッジをなくすように意識している会社のようです。OAG(飛行機の時刻表)の on time performanceにも選ばれていて、機内誌に毎月の数字を出しており、ちょっと安心しました。

ラトビアの首都リガを拠点に欧州に展開していますので、ヨーロッパの移動に便利そうです。
航空券の購入

airBalticは国営航空ですが、LCCなので安く乗るには工夫が必要です。
私は荷物を最小限にして、公式HPで航空券を購入しました。
チケットの購入

出発と到着地、日付を入れ、「Show the low fare calendar」をチェックし「Find Flights & Fares」をクリックすると、下の画面になりました。

貨物室への預け入れ荷物なしのBasicの値段が表示されました。
黄色い座席のマークは「残数が少ない」、赤いマークは「最安値」を示しています。日にちを確認して値段をクリックすると、オプションが出ます。

HEL(ヘルシンキ)とRIX(リガ)の間は、一日3~5便就航しています。最安値は「Basic」です。預ける荷物があったり、座席指定、保険をかけるなど、オプションにより値段が変化します。

飛行時間は、45~55分ほどで、機材はボンバルディアというプロペラ機です。
通路が1本で2席並びなので、座席指定は必要ないと思い、今回はBasicを選びました。座席の画面が出ますが「No seat preference(座席選択ナシ)」を選んで、次へ進みます。ちなみに、ネット決済時にクレジットカードを使うと、数ユーロの手数料がかかりました。
預け入れ荷物

air Balticの機内持ち込み荷物は、2つまで無料です。
55×40×23㎝と30×40×10㎝の2つの合計が8kg 以内に収まっているもののみ可能です。これより大きな荷物は、空港カウンターで預けることになるのですが、当日だと60ユーロ(約7,800円)もかかるようです。
air Balticからのメール

航空券を購入すると、後日air Balticから追加購入のお知らせがきました。貨物室への預け入れ荷物(20㎏まで)がある場合、航空券購入5日以内に申し込みすると、片道5ユーロ(約650円)安くなるというものです。

今回、ハチミツやお酒などの液体類を買う予定があったので、預け入れ荷物の事前申し込みをすることにしました。(ヘルシンキとリガの空港では、当日、搭乗口で厳しいチェックはなく、液体類がない場合は、規定より少し大きな荷物も持ち込むことができているようでした)。
預け入れ荷物の追加料金は、往復で59.98ユーロ。
Premiumを選択すると無料で1個預けることができるのですが、座席指定や保険は不要だったので、この方法を選びました。その結果、Premiumを選ぶより、56.12ユーロ(7,300円)抑えることができました。
事前チェックイン
air Balticを利用する時、一番重要なのは、事前チェックインをWebで行い、搭乗券を印刷もしくは、バーコードをスマートフォンに保存しておくことです。

私はスマートフォンでチェックインしたのですが、再度air Balticから事前チェックインをすすめるメールが来ました。
良くわからなかったのですが、もう一度Webチェックインして、送られてきたメールに添付されていた搭乗券(boarding pass)も(念のため)印刷しておきました。

メールには、「A4の紙に印刷して」と書かれています。2度チェックインした形になったのですが、Wブッキングにはなっていませんでした。
※事前チェックインをやっておかないと、当日のチェックインに30ユーロ(2018年当時)もかかってしまいます。
ヘルシンキ・バンター空港

早朝に出発の便だったため、エアポートホテルに泊まりました。空港まで徒歩5分くらい。雨が降っていても安心です。

空港は、2つのターミナル(T1とT2)に分かれています。air Balticは「T1」発着です。

横長の空港なので、ゲートまでちょっと遠く感じました。ホテルからは徒歩15分くらい。
出発の1時間前にカウンターに到着しましたが、並んでいる人はおらず、すぐに荷物を預けることができました。その時、HEL→RIXの印刷した搭乗券を見せます。

正規の搭乗券(往復分)をくれました。これで一安心です。行きに帰り分ももらえるなんて、とっても便利なシステムだと思いました。

あとは、すぐ横にあるエスカレーターでセキュリティチェック場に移動します。
機内持ち込みにする荷物の中の液体類は100ml以下のものをまとめるのは、他の空港と一緒です。ヘルシンキとラトビアはシェンゲン協定国なので、慮国間の移動時はパスポートコントロールを通りません。国内線のようで、とてもスムーズに動くことができました。


朝の5時、さすがにお店はまだ空いていませんでしたが、ゲートの周辺にはフィンランドのおしゃれなお店が並んでいました。

ゲートのそばには充電ステーションがあります。
air Balticの機内


あまりLCC 経験がないのですが、座席の間隔は十分にあると思いました。
プロペラのそばの席だったのですが、そんなに煩いとは感じませんでした。安いチケットだとプロペラ近くの席なのでしょうね。
機内食


原則、全て有料で、クレジットカードで支払うことができます。ほとんどの人が利用していませんでしたが…。
リガの空港

行き帰り、定刻に到着しました。
この路線は原則オープンスポットのようで、歩いてターミナルに向かいます。と言っても、徒歩1分ですが。リガの空港は、思ったより大きくで、出発と到着が同じフロアを使うタイプです。なので、出発ゲートを横目に見ながら出口に向かいます。もちろん、パスポートコントロールだけでなく、税関もありません。日本出発前に用意した「海外旅行の保険証書(英語版)」を見せるところは、ありませんでした。
さいごに
初めてのair Baltic、とても快適でした。預けた荷物が出てくるまでの待ち時間は、20分後と表示されていましたが、10分くらいで無事出てきました。トリップアドバイザーで賛否両論ですが、今回はトラブルがなかったので、良かったです。
同じLCCでも Vueling 航空は座席指定が無料だったりするのですが、airBalticは、座席を選んだり、預け入れ荷物があると、値段が跳ね上がってしまいますので、旅程に合わせて選ぶといいかもしれませんね。
帰国後にインスタにair Balticのプロペラ写真をアップしたら、air Balticとファーストオフィサーの方が「いいね」してくれました^^
最後までご覧いただきありがとうございます。