冬晴れに恵まれたアデレードの旅。トラム(Tram) に乗ってあちこち出かけました。
アデレードの市内にはトラムの無料区間があるので、シティだけだと、交通費を気にしなくても十分楽しめます!
※ 以下は、2019年の情報です。
アデレード・トラム
アデレード市内のトラムは3種類あります。
- BTANIC: Entertainment Centre ⇄ Botanic Gardens
- FESTVL: Festival Plaza ⇄ Glenelg
- GLNELG:Royal Adelaide Hospital ⇄ Glenelg
1と2は、「Adelaide Railway Station」で、2と3は「Rundle mall」で乗り換えることができます。
無料区間
そのうち無料区間は以下です。
City
- Entertainment Centre ⇄ Botanic Gardens
- Entertainment Centre ⇄ South Terrace
- Festival Plaza ⇄ South Terrace
郊外
- Glenelg⇄Brighton Road
上記の各区間は乗り降りが無料です。路線は重なっているの停留所があるので、途中で乗り換えると、市内の多くの観光地に無料で行くことができます。
乗り方・降り方
トラムは、無料区間の停留所にはすべて停まります。
しかし、有料区間は車内の「STOP」ボタンを押さないと止まらないので、注意が必要です。
トラムが停まると扉のボタンがグリーンに光りますので、乗るときも降りるときにもそのボタンを押すと扉が開きます。
行き先がトラムの前方に表示されているので、行き先を確認して乗るだけです。停留所案内は「あと何分」の時刻表にもなっていました。
無料区間は、メトロカードなどを機械にタッチする必要はありません。ただ乗って降りるだけです。
車内は広々、車いすでも、ベビーカーを持ってもそのまま乗れます。
Botanic Gardensの終点。ここで折り返します。
セントラルマーケット
市内最大のマーケットで、トラムに乗れば簡単に行けます。
お土産探しにも最適な場所です。
セントラルマーケットへ行く途中に見かけた時計塔。(逆光できれいに見えませんが) 1872年に建てられた中央郵便局だそうです。
「魔女の宅急便」のラストシーンで、飛行船がひっかかる時計塔のモデルになったと言われています。
停留所からの行き方
「Victoria Square」でトラムを降りて、ヒルトンホテルを左手に見ながら Grote St.(グロート通り) をまっすぐ進むと、3分くらいで到着します。
お店のようす
今年150周年を迎えるセントラルマーケットには、70以上のお店が入っているそうです。
Grote St.(グロート通り) の入り口付近にインフォメーション・カウンターがあってマーケット内の地図がありました。
野菜もフルーツもどれも美味しそう!オーガニックのフルーツも手軽に買うことができます。
SAY CHEESE! ネーミングが素敵なチーズ専門店です。
お店が多すぎて、どこに行ったらいいのか良くわかりません。
そんな時に役立ったのが、 セントラルマーケット・口コミマップ 。
おすすめの店を行きたい場所を教えてくれます。
今回行って良かったストール(Stall) お店をご紹介します。お店の名前の前の番号はStall ナンバーです。
45:doughでクロワッサンを買う
ストール(お店)の番号「45」。他の方のブログでも紹介されていたパン屋さんがあります。
行列ができているのですぐに見つかりました。
サクサクのクロワッサンとイチジクのタルトを夕食用に買いました。
ケーキなども味見をさせてくれました。
レーズンの入った硬めのパンがあったのですが、日持ちするということでわが家のお土産に!どれもとっても美味しかったです。
17:The Kangaroo Island Stall
カンガルー島へ行かなくても、カンガルー島のハチミツが手に入るお店です。
ハチミツの量り売りもありました。化粧品もあって試すこともできます。
ここでは、非加熱のハチミツをゲット!
オーストラリアのハチミツは、他への持ち込みを禁止している州があります。
このカンガルー島のハチミツも、持ち込めない州が書かれてていました。ただし、日本へのお土産はOKです(2019年時点)。
49: Wills & Daniel
地元の野菜やフルーツを扱っているお店です。オーガニックのリンゴを見つけたので買ってみました。
一緒に買ったのはキーウィ(4つでAUD2・安い!)でも、キーウィはニュージーランド産(笑)。
日本では木村さんの奇跡のリンゴが有名ですが、なかなか手に入らない・・・。
でも、ここでは簡単に買うことができます。
体にいいモノを食べたいのですが、何が何でもオーガニック!というタイプではありません。リーズナブルに手に入るので買ってみました。
オーガニックのリンゴは小さめですが、とてもジューシーで甘酸っぱい香りが引き立っていた気がします。
今回オーガニックにこだわって買った目的はある実験をしたかったからです。
10分後のようすです。みずみずしさが残っていて、色が変わりません。
そのまま置いておきました。上の写真は次の日の朝のようすです。
少し色が変わっただけで、良い香りはそのまま残っていました。
日本に持ち帰れないので実験はここまでですが、このまま腐らず乾燥して、ドライフルーツのようになっていくのかしら?
38:Jagger Fine Foodsのパスタ
食材屋さんです。卵面やグルテンフリー、野菜を混ぜ込んだ麵などを買ってきました。帰国後すぐに調理しました!どれも美味しかったです(^^)
営業時間とお店の検索
セントラルマーケットの営業時間です(2019年時点)。
- 月: 9:00am – 5:30pm(定休日のお店もあります)
- 火: 7:00am – 5:30pm
- 水: 9:00am – 5:30pm
- 木: 9:00am – 5:30pm
- 金: 7:00am – 9:00pm
- 土: 9:00am – 3:00pm
※ 休館日:日曜日・月曜日(営業しているお店もあります)
※今回行ったどのお店もクレジットカードを使うことができました。
※お店によって営業時間が異なりますので、行く前にご確認下さい。
お店の検索は >>> コチラ
ボタニック・ガーデン
無料で入れる植物園は、BTANIC線の片側の終点「Botanic Gardens」で降りてすぐのところにあります。
ただ、植物園の入り口のすぐそばに着くのではなく、少し歩くことになります。
降りた場所の右手側にも緑が広がっているので、最初迷いましたが、ほんの少し歩くと、植物園(右の写真)の入り口が左手側にありました。
入ったところに案内図と紙の地図がありました。私は、下側のBotanic Roadから入ったようです。
ワシントン椰子
ワシントン椰子は、北米西部乾燥地域に、Washingtonia robusta(ワシントンヤシモドキ)と2種類原産する掌状のヤシです。
乾燥に強く、痩せ地にも耐え、潮風や大気汚染にも強いそうです。
出所:http://yokoen.webcrow.jp/wasinntoniapa-mu1.htm
のびのび育った2種類のワシントン椰子。上の写真が、Washingtonia robusta(ワシントン・ロブスタ)。
オリジナルはメキシコとなっていました。
立っているのが信じられないくらいの細さと長さですが、強風にも強いそうです。
さくら
桜が満開!木の下の小川には花びらが舞っていてきれいでした。
この日は、朝14℃位でしたが、日中は快晴で18℃まで上がりました。
アデレード市内も空気が美味しいと感じたのですが、ココはさらに美味しい!
ナショナル・ワイン・センター
植物園の中からアクセスできるワインセンター。南オーストラリアで作られているワインについて展示されています。
品種ごとにブドウが展示され、入り口にはテイスティング(有料) ができるカフェもありました。
植物園へ戻ります。一つ一つ草木を見て、写真を撮って・・・植物好きならあっという間に半日が過ぎてしまいような環境です(^^)
春の予感・ワトル
ワトル(Wattle) とは、アカシア科、日本ではミモザと呼ばれている植物です。
オーストラリアの国花で、南部ではワトルの黄色い花の開花が春の訪れを告げます。
今回、ハーンドルフに行く途中でもたくさん見かけました。
世界中で1350種類以上も存在し、そのうちの約1000種類近くがオーストラリアに生息しているそうです。
先住民であるアボリジニの食料や燃料、薬、様々な木工品として活用されてきた植物です。
熱帯雨林園
中は熱帯雨林の植物が集められています。
シダの葉の下に入るのが好きです。日差しで葉が透けてきれい(^^)
バラ園
冬でも少しバラが咲いていました。
朝露がご覧になれるでしょうか?ほんのりとバラの香りが楽しめます。
アマゾンの植物
途中、アマゾンの植物を展示している建物がありました。
中に入るとムッと湿度が高く長居できませんが、きれいな蓮の花だけパチリ(この写真結構気に入っているのですが、いかがでしょう?^^)。
さらにテクテク
アマゾン館を出て歩いていると面白い花を見つけました。花の名前は分かりませんでしたが、肉厚で大きい(手のひらくらい)! 蕾も硬そうです。
ここにはカフェもあります。草木を見て休んでまた見て・・・植物好きにはたまらない場所です(^^)/
再びトラムに乗って
トラムに乗り、Bortanic Rd(ボルタニック通り) をノーステラス方面に戻る途中、アデレード大学や博物館、図書館が並んでいる場所を通ります。
博物館も無料で入ることができますので、適当に降りて散策するのに最適な場所です。
南オーストラリア州立図書館
ここでの一番のおすすめは「州立図書館」。
ガラス張りの建物に入り、右の古い建物の方に進むと・・・
アデレードの歴史などについての展示がある1階部分に着きます。
古い本が並んでいて、誰でも入ることができます。
2階に上がると、学習スペース。おやつを食べながら勉強している人がいました(笑)。
私も少しお邪魔してみました。
無料wifiもあるので、次どこに行こうかな?なんて検索もできました。
ランドル・モール
「Rundle Mall」で下車すると、お店が並んでいる繁華街に行くことができます。
ジュリーク
今回、初めてのジュリークでトリートメントを受けました。
2時間たっぷり施術してもらい、身も心もスッキリ!使った化粧品を紹介してもらったので少し購入しました。
ジュリークは免税店にも入っているのですが、帰りは乗り継ぎ時間が少ないため、免税店による時間はありません。
今のおすすめはローズウォーター。機内持ち込みにできるよう100mlのモノを買いました。
お土産探しに地元のスーパー
ジュリークから歩いてすぐのところにオーストラリアのスーパーのWoolworth(ウールワース)を発見!チョコレートクッキーのTimTamのファミリーパック(AUD3.5 )をたくさん買いました。
そして、夕食。歩き疲れたので、部屋食用にお寿司。アボガドとツナが入っていました。なにげに美味しかったです。
さいごに
トラムは、無料区間だけ乗る場合、メトロカードを機械にタッチすることなく乗り降りできます。
無料区間が終わる地点になるとアナウンスが入ります。
以前は2路線だったのが、Botanic Gardenまで路線が伸びてさらに便利になったようです。
アデレードの市内観光には欠かせない交通機関で楽しく旅ができました。
最後までご覧いただきありがとうございます。