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カンタス航空(QF)・A330 ビジネススィート搭乗記 ~成田からメルボルンまで~

2019-08-03

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「旅とアロマ」にお越しくださりありがとうございます。

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初・カンタス航空 (QF) のビジネスクラス。

目的地のアデレードへの経由地はどこでも良かったでのすが、一番安いチケットが、カンタス航空のシドニー行きとメルボルン行きだったため、機材を確認して決めることにしました。

シドニー行きは羽田発のB747-400、もうすぐ退役するジャンボジェットのため、2席並びの旧型のシートです。一方、メルボルン行きは、成田発ですが、A330-300の新型シートが搭載されています。なので、迷うことなく成田発のメルボルン行きを選びました。

※2019年の搭乗記です。

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予約:どの座席を選ぶか?

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SeatGuru Seat Map Qantasより

1人旅なので窓側のソロシートを狙います。

ソロシートでも2種類のタイプがあり、窓側にサイドテーブルがあるか、なしかの違いです。今回は、窓側にサイドテーブルがない4Kを選びました。より窓に近い座席です。

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Seat Guruの機内インテリアだと、前方にギャレー (機内のキッチン) があるようなっていましたが、実際には、最前方にギャレーはありませんでした。

また、前方のお手洗いも客席から離れているので、1番前の席でも静かに過ごせそうです。

一方、ギャレーは座席7番の後ろにあるので、7番の座席は避けた方がいいと思いました。

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座席配列は、1-2-1。偶数の「A」と「K」を選ぶと、サイドテーブルは通路側になり、個室感が高まります。

パジャマとアメニティ

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成田発は夜便だったので、座席にはすでにべッドパッドが敷かれ、パジャマが用意されていました。

このパジャマ、すごく着心地が良かったです!お土産に頂いてきたので、その後の旅に持って行っています。

コロナ禍(多くの航空会社が運休していた時)このパジャマが通販で販売されていたので買おうとしたら売り切れでした。残念。

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アメニティケースの中に入っていたのは、以下です(2019年当時)。

  • 歯ブラシ
  • 耳栓
  • アイマスク
  • 靴下
  • リップバーム(ASPAR)
  • フェイスクリーム(ASPAR)
  • ハンドクリーム(ASPAR)

オーストラリア製の「ASPAR」は、カンタス航空の空港ラウンジにも設置されています。初めてフェイスクリームを使いましたが、濃厚ですごく良かったです。フライト中の乾燥が気になりませんでした。

ただし、航行中に開けると、気圧の関係でプシューと出てきますので、地上で開けておくことをおすすめします。

momoka
momoka
行きにした失敗を帰りにもやってしまいました(笑)。

座席周り

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このサイドテーブルに付いている収納ボックスが、とても使いやすかったです!航行中は化粧ポーチとPCなど必要なモノを入れて置くことができます。

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サイドテーブルにあるカバーの中には、コントローラーがあり、カバーには鏡が付いていました。

座席周りの収納がよく考えられているので快適に過ごすことができます。

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真ん中の座席と窓側の奇数席は、より通路側に座席が位置しており個室感は少ないのですが、その代り収納スペースが、私が選んだ座席より多くありました。

momoka
momoka
ほんとうに上手く考えられています。

座席の特長

離陸前、客室乗務員の方が座席をリクライニングさせながら「快適?」と聞きながら回っていました。

リクライニングされていない座席の状態のほうが良ければ、

Upright position(アップライトポジション:直立), please.
momoka
momoka

と言えば、戻してもらえます。

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初めはよくわからなかったのですが、新仕様のビジネススイートは、シートをリクライニングさせたまま離着陸ができるようです。

通常、離着陸時には座席の背をもとの位置に戻さないといけないのですが、この機材ではどちらにしてもいいようです。座席の操作ボタンにも🛫飛行機マークがついたものが2つありました。

ウェルカム・ドリンク

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スパークリングワインを頂きました。

カンタス航空のグラスも、やはり持ち手がないタイプです。日系のエアラインのウエルカムドリンクはプラスティックカップでの提供ですが、外資系はグラスでの提供なので、これだけで豪華な感じがします。

飲み物:ワイン

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飲みすぎ・笑。

(これだけ飲んでおいてなんですが)ワインの種類は少なく、オーストラリア産しか搭載されていませんでした。

このときはオーストラリアワインの買い出しも兼ねていたので、味見が出来てよかったのですが・・・。

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赤ワイン (シラーズ) が一番好みの味でした。

シラー?シラーズ?

シラー(Syrah)はコート・デュ・ローヌや南仏を代表する黒ぶどう品種です。一方、シラーズ(Syrahz) はオーストラリアで最も栽培されている黒ぶどうです。名前は少し違いますが、同一品種です。

ところで、グラスのワインがなくなったら、「Top up(トップアップ)しましょうか?」と聞かれました。

「Top  up」は、交通系ICカードなどをチャージするときに使う言葉で、飲み物サービスのときはのお代わりは「refill(リフィル) 」か、「another glass(アナザグラス) 」だと思っていたので、こういう風にも使われるんだ!と知り、新鮮に感じました(英語圏の方には当たりまえなのかもしれませんが)。

でも、グラスを変えてくれないので「Top up(いっぱいになるまでつぎ足す)」ですね。

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機内食

日本発は和食と洋食のチョイスがあります。洋食では、オードブルとメインを選択することができます。

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まず、サラダとパンが配られました。

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そのあとオードブルが提供されます。

ポメロとカモ肉のサラダにしてみました。ピリ辛のタイ料理風のドレッシングがかかっていて美味しかったですが、入っていたのはポメロではなく、グレープフルーツでした。しかも、オードブルというより、小皿料理です。少ない。

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メインにオージービーフなんぞを期待していたのですが、お肉はチキン、あとは椎茸のソテーとか・・・。

海老好きなので、これにしてみましたが。ソースにザーサイが入っているのかしら?ちょっと塩辛くてピリ辛でした。なお、うどんは、スーパーで格安で売っていそうな柔らか麵です。ラウンジでたくさん食べておいてよかったです。

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食事の量が少なかったので、デザートは2種類頂きました。まずは、季節のフルーツ。マンゴーが入っていて、うれしい!

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最後は、ペパーミントティーと一緒に 馬車道あいす。ハーゲンダッツを提供するエアラインが多い中、ちょっと変わっていてよかったです。これも美味しい♡

カチカチなので、ペパーミントティーをかけながら頂きました。

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温かい飲物も、オーストラリアらしく、コーヒーの種類が多かったです。

映画と景色

映画は日本語の音声のモノがたくさんありましたが、最新の映画はほとんどありませんでした。アラジンが見たかったなぁ。なので、行きは映画を諦め、星空を眺めることにしました。

満天の星空

なぜか、オーストラリアへ行くときは新月の日を選んでいるようです。機内の明かりが写り込まないよう、頭から毛布を被って窓の外を見ると、そこには満天の星空が広がっていました。

月明かりがないので、まるで宇宙空間にいるかのようでした。

とくに、グアム辺りの星空が言葉にはできないほど美しかったです。
momoka
momoka

そのあと、赤道を通過する辺りでかなり揺れましたので、シートベルトをして眠ることに・・・。いい夢が見られそうです。

到着前の食事

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3時間くらい熟睡できました。

到着の1時間半前から朝食サービスが始まりました。温かいモノのあったのですが、このあと乗り継ぎラウンジに行くので、控えめにフルーツだけ頂くことにしました。

つい余計なことを考えてしまいます。

この機内食単価はいくらなんだろう?
momoka
momoka

和食は、前菜とメイン(焼き魚)、そしてご飯とお味噌汁で普通の機内食のようです。しかし、洋食のメインはパスタやらすき焼きうどんやらで、がっつり系はチキンしかなく、量も少なめでした( ゚Д゚)

ワインもオーストラリア産のモノしか搭載されていませんし、今まで利用したビジネスクラスの中で、一番食事の単価が低いのではないか!?と思ってしまいました。

ペットボトルの水も代わりのモノはなく、なくなったら空のペットボトルに、機内の水(浄水されたもの)を注ぎ足してくれます。

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さいごに

初めてのカンタス航空・ビジネスクラス。

客室乗務員の方はフレンドリーで、座席は快適でした。夜便にはパジャマが用意されていたり、機内の乾燥対策に濃密なクリームが用意されていたり・・・食事の量以外(笑)は大満足のフライトとなりました。

でも、よく考えると、無駄にたくさんのグラスやワイン、食事を搭載しなくて(=飛行機の重量が重くならなくて) 環境保護に厳しい国の航空会社といった感じですね。乗る前にラウンジでお腹いっぱい食べられる今日、機内は最低限でもいいのかもしれません。

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