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中東のドバイには2つの国際空港があります。
日本からの便が発着するのは、ドバイ国際空港(DXB)。もう一つのアール マクトゥーム国際空港(DWC)は砂漠の中にできた新しい空港です。
今回は、AL MAHA航空に乗って、アール マクトゥ―ム国際空港を利用した体験記をお届けいたします(なお、現在 AL MAHA航空は運行していません)。
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ドバイの国際空港
日本からの便が発着している「ドバイ国際空港 (DXB) 」は、町中までメトロで行くことができますが、タクシーでも15~20分くらいでアクセスできるとても便利な空港です。
一方、「アール マクトゥ-ム国際空港 (DWC) 」 は、市内からタクシーで50分くらい、砂漠のど真ん中にあります 。私が行ったときは、エミレーツ航空、および外資系の貨物便が中心に発着していました。なので、DWCの周辺にはIKEAなど有名な企業の大型倉庫がたくさんありました。
将来的には、ドバイのメイン空港にすると聞いていたのですが、2024年8月現在、その様子はありません。
とは言っても、直近では検索できませんでしたので、ちょっと不安なスケジュールではありますが。
DWC
この時(UAEとカタールが国交断絶前)は、カタール航空で行くことができました。カタール航空のシンボルカラーはワインレッドですが、同じロゴで緑の飛行機がありました。AL MAHA Airways というカタール航空がサウジアラビアに設立した子会社です。カタール航空の便名(QR×××)なので、行ってみるまでは分かりませんでした。
※ 現在、AL MAHA Airways は運行停止しています。
AL MAHA Airways
同じロゴで緑の飛行機。なにか不思議な感じで搭乗しました。
「安全のしおり」も緑でした。
ビジネスクラスで予約したのですが、この区間はファーストクラスとエコノミークラスしかないため、ファーストクラスにアップグレードされました。
飛行機は、真ん中に通路が1本の小型機で、座席はJAL国内線・クラス J のような感じでした。しかし、45分ほどの短いフライトでも飲み物と食事サービスがあります。座席はクラスJでもサービスはファーストクラスです。
Welcomeから離陸
ウェルカムドリンクもありました。
中東らしく、アラビックコーヒー(デイツ付き)です。丁寧に「聞きなれていると思うけど・・・(笑)、いつもご利用ありがとうございます。」とプラチナメンバーへの挨拶もありました。
滑走路へ進んでいくとき、建設中の王室専用のターミナルも見えました。
離陸後、きれいな風景が楽しめます。
機内食
東京ー大阪のような距離ですが、食事は2種類から選べます。クレープにしてみました。
離陸後3分で食事の用意が始まり、5分後には運ばれてきました。手前の真ん中がホットクレープ、温かいパンもあり美味しかったです。フライトタイムが短いので、かきこむ感じですが・・・。
降下中
あっという間に、降下が始まりました。
カタールのドーハからドバイへのフライトです。いつもとは違った景色を見ながら町中を過ぎていきます。
空港から市内へ行くので、ここで降ろして欲しかったです・笑。
砂漠の中に滑走路が見えてきました。いつもとは違う景色を見ながら着陸しました。
運行停止となってしまった航空会社なので、今となってはいい思い出となりました。
着陸・入国まで
アール マクトゥ-ム国際空港 では、ターミナルからだいぶ離れたオープンスポットに到着しました。
2017年時点ではターミナルが完成していなかったので、バス移動ですが、 バスの中が死ぬほど寒かったです。
このときは、入国審査への入り口も仮設でした。多分、他の国だと、こんな感じでの運用はないはずなので、貴重な体験です。
そして、ターミナルまでの仮設通路も死ぬほど寒かったです。よく見ると、エアコンが3m間隔で設置されていました。寒いはずです。なお、入国方法は、ドバイ国際空港と同じです。
両替もできました(2017年当時)。
入国まではものすごい状態でしたが、内部はしっかり運営されています。
両替所・ATM・インフォメーションカウンター・免税店・無料wifi.といった必要なものは揃っていました。町中までの行き方をインフォメーションカウンターで尋ねて、外へ出ました。
メトロが、ドバイ国際空港 (DXB) まで繋がるときいていたのですが、どうやら、その計画は頓挫してしまったようです。
このときの交通手段は、バスとタクシーだけでしたので、タクシーを利用しました。ドバイのタクシーはメーター制で、物価に比べると安価に利用できます。
DWCから市内まで
行ったのは3月です。到着した朝9時ごろの気温は18度で爽やかでした。2017年当時、市内にあるラッフルズホテルまでは140ディルハム (4,200円位)でした。道も空いていたので40分位で到着しました。
空港のバス停
アルマクトゥ-ム国際空港のバス停は、出発ターミナルの入り口近くにありました(2017年現在)。
ドバイメトロのレッドライン「イブンバドゥータ (Ibn Battuta) 駅」まで50分くらい乗車し、そこから地下鉄に乗り継いで街中に出るアクセス方法があります。
24時間運行ですが、このときは1時間に一本しか運行していませんでした(2017年3月現在)。
バスチケットは、ターミナル内にあるインフォメーションカウンターでも買えますが、メトロに乗り継ぐなら ノル (Nol) カード が便利です。バス乗り場の販売機で買えるようです。
2023年現在、このバスが運行しているかどうかは分かりませんが、タクシーの方がとてもスムーズに移動できます。
出国
帰りも、アール マクトゥ-ム国際空港 を利用しました。出国のためパスポートコントロールも仮設でした (多分、今はきれいにできていると思います)。
ここからは撮影禁止ですので写真はありませんが、セキュリティは結構厳しかったです。
空港ラウンジ
市内にあるドバイ国際空港も、エミレーツ航空以外の空港ラウンジは質素なのですが、仮設のアール マクトゥ-ム国際空港 もドバイとは思えないほど寂しいラウンジでした
。スタッフの方は親切なのですが・・・建設途中の空港なので、あるだけいいのかしら?
やっぱりデイツは美味しかったです。雰囲気が(私の中の記憶にある)中央アジアの空港ぽい感じがしました。なお、寂しい食事…と思っていたら、温かい料理はオーダー制でした。
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さいごに
多分もう行くことはない(と思う)アール マクトゥ-ム国際空港 (DWC) 。緑のカタール AL MAHA Airways に乗れたことも、今となってはとてもいい思い出です。
最後までご覧いただきありがとうございます。