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2019年のメルボルン空港での乗り継ぎ体験です。
現在とは異なる可能性もありますので、参考程度にお読みいただけますと幸いです。
※リンク切れを修正して更新しました。
はじめに
日本から直行便のないアデレード空港 (ADL) までは、行き帰りメルボルン空港 (MEL) を経由しました。
行きは、ラウンジでゆっくりしたかったので乗り継ぎ時間を4時間ほど取ったのですが、帰りは乗り継ぎが1時間15分しかありません。普段なら乗り継ぎ時間の短い航空券は避けるのですが、同日に帰って来れるというメリットを選んでしまいました。
行きは国際線から国内線への乗り継ぎになります。
そして、帰りは国内線からの乗り継ぎです。「1時間15分で乗り継げるのか?」その体験をまとめてみました。
行き:国際線(QF) ⇒ 国内線(QF)
今回利用したカンタス航空(QF) には、以下のような案内がありました(2019年時点)。
乗り継ぎ
お乗り継ぎのフライト番号がQF400便より上の番号の場合、国際到着空港にて入国審査後、お預けのお荷物を一度お受け取りいただき、税関、検疫検査を受けていただく必要がございます。
メルボルン空港での乗継便はQF663便だったため、上記に該当します。
今回乗り継ぎにかかった時間は以下です。
07:45
国際線到着(早歩き)
08:00
入国審査完了
08:10
荷物引き取り
08:15
税関・検疫通過
08:25
国内線荷物預け
ほぼ定刻にメルボルン空港に到着して、全てがスムーズだったので、40分程で国内線カウンターで荷物を預け直すことができました。
メルボルン空港は、国際線と国内線のターミナルが徒歩で移動できたのですが、他の空港(シドニーやブリスベン)はターミナル間をバスなどで移動せねばならず、時間がかかります。
- 各空港での乗継につきまして、空港案内 をご参照ください。
MCT
国際線から国際線、国際線から国内線、そして国内線から国際線への乗り継ぎ時間は、航空会社や空港によって異なります。さらに、MCT(Minimum Connecting Time) が設定されています。
MCT
MCTとは、航空会社が設定している各空港での飛行機の最低乗継時間のことです。国内線⇔国際線、国際線⇔国際線の乗継、ターミナル別の乗継、航空会社別の乗継など様々な最低乗継時間が設定されています。
このMCTを厳守していたにも関わらず、旅客機が何らかの事情で遅れて接続便に搭乗できなくなってしまった場合、航空会社は最終目的地まで振替便などの手配補償をしてくれます。ちなみに、乗り継ぎ便を含めた航空券を通しで購入する場合、MCTが考慮されていない航空券は発券されません。
しかし、別々に購入する(特典航空券を別途発券する等)場合は、自分でMCT を調べて旅程を組む必要があります。またその場合、最初の便に搭乗する際「乗り継ぎ便がある」ことをチェックインカウンターで申し出て、記録に残してもらうことをおすすめします。カウンターで「お乗り継ぎはありますか?」と聞かれると思いますが。
MCTの調べ方
同じワンワールド加盟のJALの場合、メルボルン空港では以下のように設定されています。
しかし、カンタス航空の公式サイトでは見つけることができませんでした。こういうときは、公式サイトで、購入可能なチケット(最短乗継便)を参考にするという手もあります。
例えば、ADLからSYD経由、もしくはADL経由で日本着の便を検索してみました。
公式サイトでの予約可能な便であればMCTをクリアしていると言えます。
カンタス航空の2018年10月以降のスケジュールで見てみると、シドニー経由では2時間半、メルボルンは1時間25分でした。私が予約した夏ダイヤの乗り継ぎ時間が1時間15分だったので、1時間15分あれば、MCTをクリアするようです(あくまでも目安ですが)。
不安な場合は、カンタス航空のオフィスに電話をして確認することをおすすめします。
帰り:国内線→国際線は1時間15分で乗り継げるか?
さて、今回のテーマ「MELで国内線から国際線の乗り継ぎが1時間15分で可能か?」という点について見ていきたいと思います。
国内線から国際線に乗り継ぐには、3つをクリアしなければなりません。
- 国際線ターミナル(T2) へ移動
- セキュリティ・チェック
- 出国審査
今回は、遅れることなくメルボルン空港に到着しました。まずは、国際線ターミナルへ向かいます。
1.国際線ターミナルへ
飛行機を降りたら、そのまま案内に沿って進みます。途中までは、カンタス航空の国内線ターミナルへ行くのと同じ動線です。
途中、2つのルートがあります。
- 荷物引き取り所からエスカレーターで下がって国際線ターミナルへ行く
- 階段を上がって国際線ターミナルへ行く
どちらに行ってもいいのですが、私は「2」の階段を上がり、「International Terminal(国際線ターミナル)」の案内の方向に進みました。
すると、国内線のセキュリティチェック・ポイントに来ます。そのすぐそばにドアがあり、スタッフに声がけすると、逆行して通り抜けることができました。
通り抜けたところの景色です。
振り返ると、行きに通ったメルボルンの国内線セキュリティチェックがあります。
なお、初めての場所で細かく覚えて行動するのは大変です。なので、とりあえず、案内を見つけ、それに沿って進む!と覚えておけば大丈夫だと思います。
あとは、同じフロアをまっすぐ、国際線ターミナル(T2)に進みます。
国際線ターミナルに入って右に曲がると、大きく「Departures」と書かれているのでここを入って行けばOKです。プライオリティ・レーンもありました(2019年時点)。
見出し(全角15文字)
搭乗券は、出発地のアデレードで乗り継ぎ便を含め2枚もらえました。
預け入れ荷物に関しては、国内線(QF)から国際線(QF) への乗り継ぎの場合、最終目的地の成田空港で引き取ればOKです。
TAX REFUND
こんなタイトな乗り継ぎなのに、Tax Refund (免税手続き) を試みてみました。
- 07:40 ゲート23番に到着(15分の早着)
- 07:45 国際線ターミナル到着(早歩き)
- 07:54 セキュリティチェック・出国完了!
- 07:55 TSA(免税手続きカウンター) 到着
- 08:32 やっと順番がきた!
- 08:35 Tax Rufund終了(走る!)
- 08:45 5番ゲート到着(ちょうど搭乗開始)
- 09:10 搭乗機出発
ポイント
Tax Refundは国際線の出国後しかできません。
なので、乗り継ぎ時間が少ない場合は、100ml以下の商品(機内持ち込み可) を買うことをおすすめします!
搭乗口クローズの時間
搭乗券には、08時25分が搭乗開始時刻とされていましたが、実際に始まったのは08時45分でした。
出発(飛行機が動き出す時刻)が09時10分だったので、搭乗開始は25分前のようです。
ということで、1時間15分で乗り継げました。
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まとめ
メルボルン空港での乗り継ぎと、1時間15分で国内線から国際線に乗り継げるか?をテーマに、2019年の体験をまとめてみました。
Tax Refundもあったので、出発遅延を願ったのですが(笑)、定刻出発でした。航空会社によっては、出発時刻10分、もしくは20分前を過ぎると(飛行機はいても)乗せてもらえないことがあります。
カンタス航空の公式サイトには明記されていなかったのですが、機内で見ていると、9時5分ごろまではドアは開いていて、最後の乗客を待っているようでした(あくまでこの日の状況ですが)。 でも、搭乗が始まったら、少しでも早くに搭乗ゲートを通過した方がいいでしょうね。
最後までご覧いただきありがとうございます。