「旅とアロマ」にお越しくださりありがとうございます。
今回のドバイ旅行では、今までに行ったことがない新しい場所を散策してみようと思います。
ひとり旅でも簡単にアクセスできるエティハド博物館。ドバイの歴史を知ることができる場所でした。そんな博物館までのアクセスや見どころをご紹介いたします。
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エティハド博物館
エティハド博物館は、1971年にUAEを建国した場所に建つ博物館です。ジュメイラ(Jumeirah)地区に、2017年にオープンしました。
営業時間
・営業時間 10:00 AM - 8:00 PM
・最終入場: 7:00 PM
アクセス
今回はバスでアクセスしました。
進行方向の右側にジュメイラモスクが見えてきたら、もうすぐです。博物館の真正面ではなく、少し過ぎたところにバス停がありました。
今回降りたのは Etihad Museum 1 というバス停。降車後に、バスの進行方向と逆(戻る感じ)に歩くと、博物館の敷地への入口があります。博物館がある方向は分かっていたのですが、入り口がよく分かりませんでした。でも、適当に敷地内に入ればエントランスに到着します。
入館
特徴的なその建物の外観は、1971年にUAEが建国された際に交わされた契約書を、ふわりと折り曲げた形からインスピレーションを得たそうです。
タクシーで来たときは、建物の右の方からアプローチするようです。
見る角度によって形を変える面白い建物。この角度から見ると、餡子たっぷりのどら焼き!
展示物は多くないのですが、UAE建国にスポットをおいたインターラクティブな展示物や他国との関係を学べる施設となっています。
デザインが奇抜すぎて、どこが建物の入口か分からなかったのですが、どうやらこの斜めになっているドアの向こうがレセプションのようです。
チケットは、当日レセプションで購入しました。
大人は25AED(約1,000円)と他の施設に比べると安めで、レシートともにスマートフォンで写真を撮るように言われました。その写真が入場チケットになります。
12時ごろに行ったのですが、貸切りかと思うくらい誰もいません。
(余談ですが)購入時、スタッフの方に『Would you like to see the exhibition?(展示物をご覧になりますか)』と、とても丁寧な英語で対応されちょっと焦ってしまいました。博物館の入場の際に『Would you~?』なんて言われたのは初めてです。
入り口ではアフリカ系のスタッフに『Hi!』と手を挙げて声がけされ、まるで知り合いにあったかのようにフレンドリー。出口に向かおうとしていると『ここはもうご覧になりましたか?』とか。博物館で冷たい態度をとるなんて毛頭ないのですが、ここまで丁寧に対応されると嬉しいですね。展示物より、スタッフの好印象が記憶に残っています。
展示物
さて、まずはロビー階から。
ロビーの西側には憲法の前文を描いた巨大な彫刻が設置されており、反対側には大きな階段がありました。この階段に座って全文を見られるようになっています。
なお、館内にある大きな柱は、「7つの首長国が同盟にサインをし、共に国を支え続ける」という意味から契約時に使用されたペンをイメージしているそうです。
この彫刻のそばには、ユニオンハウス(1971年、独立に向けてUAE憲法に署名された歴史的な場所)への出入り口があります。
地下1階
主な展示物は地下1階にあり、自由に見て回ることができました。
誰もいない小さな劇場。
こちらでは、UAE・アラブ首長国連邦という国の統一後にできた省の役員の方々がエピソードを話しているビデオが流されていました。英語の字幕がありますが、かなり早く流れているのでついていくのが大変でした(ので、途中で断念)。このようなオーディトリアムはもう一カ所あり、UAE建設について初めて話した場所が砂漠に建てられたテントの中という場面が印象的でした。今のUAEの姿からは想像もできない光景や背景をビデオで見ることができます。
広々としたスペースに飾られている7つの首長国の首長(Shiekh:シーク)の方々のパネル。
上の写真の右に見える(波打っている)柱は、地上にあるユニオンハウスの真下を意味するそうです。なので、こちらの全ての展示品は、ユニオンハウスを囲むように展示されています。こういうポイントは教えてもらわないと素通りしてしまいますね。
展示内容は重なっているものが多かったのですが、参加型・学習型の展示方式なので、自分で見たいものを選ぶことができます。中にはビデオ(音声は英語あり)もあるので、歴史の流れをしっかり確認することもできました。
砂漠の地から経済発展を遂げたUAEの姿を写真で追っていくと、その進化のすごさに驚かされます。
ここには、「同一性」「安全」等が書かれた7つのキューブがありました。
公式サイトには、「特定のコードを持つ 7 つのキューブと対話します。選択したキューブの暗号化された部分がインタラクティブ画面上の特定の場所に到達すると、キューブのテーマのコンセプト、コメント、写真が表示されます。」と書かれていたので動かしてみたのですが、よく分かりませんでした。私には難しすぎるゲームでした。
1971年に交わされた契約書が展示されています。その後ろには金屏風。
この契約書が建物のデザインの基になっているものですね。
奥には、アブダビに建設中の Zayed National Museum(ザイード国立博物館)の模型がありました。
アブダビには ルーブル・アブダビ がありますが、現在、その近くにグッゲンハイム美術館やこのザイード国立博物館が建設中です。こういった文化的施設はアブダビに集まっており、路線バスで(2、3時間ほど)アクセスできます。完成したらぜひ訪れたい場所です。
ちなみに、去年ルーブル・アブダビに行ったとき、そのすぐそばで建設中のザイード国立博物館を見ました。完成した姿も楽しみです。
天井にはまるで目のような光取りの窓。
図書館の隣りには中庭「ユニオンツリーガーデン」がありました。ここにある樹木は、ドバイ首相のムハンマド・ビン・ラーシド・アール・マクトゥーム(Mohammed bin Rashid Al Maktoum)氏が植樹したものだそうです。
その他の施設
こちらのカフェか3階のレストランでランチをとろうと計画してきたのですが、どちらも営業していませんでした。
この入場者数では採算が取れないのでしょうね。残念です。
ところで、ドバイの施設のお手洗いはとてもきれいです。
こちらのお手洗いは、ほとんど利用者がいないと思うのですが、定期的に掃除されているため、さらに清潔です。
お手洗いのマークも可愛いですね。
エティハド博物館館内では無料のWifiが使えました。
ドバイの他の場所(博物館やモールなど)にも無料Wifiはあるのですが、ドバイでの電話番号が必要です。しかし、ここはドバイ以外の電話番号を入力することもできました。
なお、ドバイの電話番号を無料で入手できます。方法はこちらをどうぞ。
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外国人労働者
ところで、ドバイの素晴らしい建物を見るたびに考えるのは外国人労働者の存在です。
大学院の後輩がドバイの外国人労働者に関する、とても素晴らしい修士論文を発表しました。その論文によってさまざまな背景を知ることができたのですが、ドバイの発展に関しては、建物や道路の建設に携わった外国人労働者の存在を忘れてはなりません。酷暑のドバイで、法的にも守られていない中、なにかあったら強制送還になってしまう、そんな外国人の労働力がどれだけ重要な役割を果たしたのか。
UAEが発展した理由として政策が素晴らしかったこともあると思うのですが、豪華な建物を見るたびに(決して語られることはない)、その陰にどれだけ大変な労働があったのかを考えられずにはいられません。
Careemで次の場所へ
さて、次も奇抜な建物の見学。建物の横に車寄せがあり、そちらからタクシーに乗車します。
今回は、Careemという配車アプリを使ってみました。
Careemについては、こちらをどうぞ。
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エティハド博物館はUAE建国について焦点をあてた博物館でした。
このあと、ドバイの過去、現在、そして未来を見に行こうと思います。
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さいごに
ドバイの建築物は奇抜なものが多いのですが、こちらもその一つ。外国人観光客にとっては、展示物を見に行くというより建物自体が面白かった場所で、スタッフの方がとても親切だったのも印象に残っています。おすすめ度は低いのですが、途中にはジュメイラモスク、そのままバスに乗っていればビーチにも行けるので、周囲の観光地と合わせて行かれるのもいいかもしれませんね。
最後までご覧いただき、ありがとうございます。