「旅とアロマ」の高雄散策第2弾は、観光と食事です。
観光は無料で楽しめる観光地と、ここならではの美味しいものを探してきました。
カラスミチャーハン
高雄に行ったら一番食べたかったもの「カラスミチャーハン」。
MRT 後驛 (駅) から徒歩10分くらいの場所にある「阿成炒飯專賣店(アーチョン・チャオファン)」へ行こうと思います。
まずは、三民公園を目指します。
三民公園方面は、後驛 (駅) の2番出口から。
そこから徒歩10分ほどです。
写真だけだと爽やかな感じなのですが、湿度が高く、かなり暑かったです。
でも、カラスミチャーハンのために頑張って歩きます(そんなに長い距離ではありませので)。公園の中を通ると木陰もあるので、少し楽でした。ショートカットにもなりますしね。
公園を抜けたら横断歩道を渡りましょう。
カラスミチャーハンまではもう少しです。
「阿成炒飯專賣店」に到着!
半オープンエアのお店です。こちらは食事をする場所で、注文する場所は隣にあります。最初よく分からなかったのですが、お店の人が身振り手振りで教えてくれました。
こちらで注文して最初に支払います。
チャーハン専門店なのでいろんな種類のチャーハンがありますが、もちろん「カラスミチャーハン」で!ちなみに、マンゴーチャーハンというのもあったような気がします。台湾のマンゴーは有名ですが、どんな味なのでしょうね。個人的には別々に食べたいです。
ゴロゴロとカラスミが入っています。炒める際にカラスミがほぐれて適度にお米に味が染み出していて美味しい。さらに、カラスミだけでなく桜エビなども入っているので、いい感じに出汁がからまっています。
テイクアウトもできますので、夕食用にも買って帰りました。
黒糖蒸しパン
ところで、高雄だけなく、台湾に来たら必ず食べる「黒糖蒸しパン」。
台湾の朝食ブッフェででよく見かけるのですが、駅から「阿成炒飯專賣店」まで行く途中で蒸しパンのお店を見つけたので帰りに寄ってみることにしました。
蒸したてフカフカ。
ほんのり黒糖の風味が口の中に広がって美味しい♡ 1個がかなり大きいので食べ応えもありました。近所にあったら、毎日通いたいお店です。
高雄市立歴史博物館
さて、お腹もいっぱいになったのでMRTと徒歩で「高雄市立歴史博物館」へ。
ひときわ目立つこの建物は、1998年に正式にオープンした、台湾初の地方自治体が経営する歴史博物館です。
日本統治時代の1938年、清水建設により設計建設されたこちらの建物は、当時は市庁舎として利用されていたそうです。1992年に高雄市役所は高雄市政府と改名され移転したため、新たに「高雄市立歴史博物館」として開放されました。
落ち着いた薄い緑の外観は日本の帝冠様式。荘厳な西洋風の建物に日本風の瓦屋根という特長があります。さらに、壁のさまざまな文様だけでなく、八角や桃型などいろいろな形をした窓など、見どころがたくさん。この建物は2004年には高雄市の「市定古跡」に指定されたそうです。
内部には1:20の比率で当時の建物を忠実に再現したジオラマもあります。その模型を使って、二二八事件の際に旧高雄市政府で起こった武力鎮圧場面も紹介しています。さらによく見てみると、さっき見た外観と違いました。現在は建物は、後ろの部分がありません。
この時代の建物が大好きなので、じっくり見ているとあっという間に時間が過ぎてしまいました。ほかの展示室へ急ぎましょう。
大理石で創られた階段。
高雄の歴史をしっかり勉強できるだけでなく、その芸術性にも触れることができます。
館内には台湾人の祖先が苦労して山林を切り開いていった過程や昔の承認のようすなど特別展もあり、高雄の歴史を知るにはうってつけの場所でした。空いているし、しかも、外国人でも無料で見学できるのが嬉しい。おすすめの場所です。
詳細
・営業時間:9時 – 17時
・休館日:月曜日
・最寄り駅:MRT「塩埕埔駅」2番出口より徒歩で約10分。
美麗島駅
さて、夜は夜市へ。
台湾には夜市がたくさんありますが、ここ高雄にも大きな夜市があります。最寄りは、町の中心にある美麗島(メイリーダオ)駅。夜にはライトアップされてより美しくなります。
2008年に完成した美麗島駅は、MRT(高雄市地下鉄)の東西を走るオレンジライン(橘線)と南北をつなぐレッドライン(紅線)が交差する乗り換え駅です。乗り換えによく利用する駅ですが、見どころは構内にもあります。夜市に行く前に、駅を散策しましょう。
MRTの地下駅の構内中央ある「光之穹頂(光のドーム)」。
光のドームは、2本の柱を支柱として、4500枚のステンドグラスが輝いており、その美しさは圧巻です。イタリアの著名なステンドグラスアートの芸術家ナルシサス・クアグリアータ(Narcissus Quagliata)氏が4年半の歳月をかけて製作、ステンドグラスは全て手作業ではめ込まれているそうです。
ステンドグラスアートのテーマは「愛と抱擁」。時計回りに、生命を育む「水」、繁栄と成長を象徴する「土」、精神の創造を象徴する「光」、破壊と再生を象徴する「火」の4つに分けられています。これは、人間の歴史を語っており、その迫力に圧倒されました。
六合夜市
美麗島駅から歩いてすぐのところには、六合夜市もあります。
台北の夜市に比べるとこじんまりしていましたが、海鮮やフルーツジュースなど、いろいろ食べ歩きするのが楽しい場所ですね。
8月に行ったときは台風が近づいていましたが、それでも出ているお店はありました。
こちらも高雄に行ったらぜひ行きたい場所の一つです。
高雄の夜景
高雄の街は、夜の散策もおすすめです。
ボートに乗って愛河観光もおすすめなのですが、高雄で一泊した日には台風は接近していたためお休みでした。
しかし、散策だけでも十分に楽しめます。
高雄ミュージックセンター
ひとつめは、高雄ミュージックセンター。
ライトレールの駅 C11:真愛碼頭 (Love Pier) のそばにありますので、アクセスも簡単です。特に、ライトアップされた姿は大雨の中でも印象に残っています。
上から見ると、こんな感じになるようです(写真は、高雄市政府観光局 からお借りしました)。
大港橋
ライトレールの駁二大義 (Dayi Pier-2) 駅のすぐそばにある「大港橋」
今回は、このそばのホテルに泊まったので、夜のライトアップされた姿を見に行ってきました。なお、昼間は渡ることもできる観光客に人気の場所です。
駁二 (ばくに) 芸術特区
ライトレールの駁二大義 (Dayi Pier-2) 駅のそばには、壁画やユニークな芸術作品を鑑賞できるエリアがあります。
お店もたくさんあるので、台湾定番以外のお土産を探すのもいいかもしれませね。
高雄85ビル
少し歩くと、遠くに面白い形をした高層ビルを見ることができます。
別の場所から見た写真です。
ちょっと分かりにくいのですが、高雄らしく「高」の漢字の形になっているのですよ。高雄85ビルの高さは378m、高雄市内で最も高いビルです。2004年に台北101ができるまでは、台湾で一番高いビルでした。
ちょっと余談となりますが、高雄85ビルの近くにある「來來海鮮餐廳 獅甲店」
ツアーで行ったレストランでしたが、ここで食べた桜エビのおこわとタケノコの味が忘れられない。
特にタケノコは、その後行ったときに探したほどです。日本で食べるメンマより大きく歯ごたえも十分にありました。夏の間に新物が出るので、この時期に高雄に行ったらぜひ食べたい味です。
微熱山岡
定番以外のお土産探しと書いたのですが、やっぱりこちら(定番)に行ってしまいました。
高雄らしい船の形を模した独特な外見の建物。こちらは、パイナップルケーキで有名な微熱山岡(Sunny Hills)高雄店です。
パイナップルケーキで有名な「微熱山岡」では、丸々1個試食することができます。しかもお茶付き。
高雄のお店に行くのは初めてですが、2種類から選べるようになっていました。
明るく開放的な店舗内。
ガラスの向こうはキッチンがありました。イベントなんかで利用できるのでしょうか。
私がパイナップルケーキ好きになったきっかけの「パイナップルケーキ」。
クッキーのような少し固めの生地は上品なバターの香りがします。その中に、繊維質を感じるパイナップル餡。パイナップルの良い感じの酸味も残っています。この取り合わせが堪らない。
もちろん、お店で購入することもできます。
台北・桃園空港にも店舗はあり値段は一緒ですが、せっかくなのでこちらでパイナップルケーキを買いました。店舗で作っているからなのか、いつもよりフレッシュに感じました。出来たてだったのかもしれませんね。
こちらをおすすめするもう一つ理由。
微熱山岡で商品を買うと布の袋に入れてくれますが、こちらは、大港橋などが描かれている高雄店ならではのデザインになっています。こちらもいいお土産になりました。
さいごに
2024年4月3日に発生した台湾の地震により被害にあわれた方々に心よりお見舞い申し上げます。引き続き、台湾の旅行記を発信して、台湾を応援していきます。そして、その収益を義援金やクラウドファンディングに当てようと思っています。ただし、義援金等の送り先にはフェイクサイトもあるようなので、しっかり見極めなければいけませんね。被災地の1日も早い復旧をお祈り申し上げます。
最後までご覧いただき、ありがとうございます。
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