「旅とアロマ」にお越しくださり、ありがとうございます。
日光田母沢御用邸記念公園に隣接している「ふふ日光」。美しい山々に囲まれ、川のせせらぎが聞こえるロケーションです。
今回は、「ふふ日光」の部屋の設備や温泉についてご紹介いたします。
スポンサーリンク
ふふ日光
ふふ日光の部屋は、全24室。
全てが、56平米以上のスイートルーム仕様となっています。8タイプある客室の家具や素材、カラートーンは全て異なりますが、どの客室も随所に美しい日本様式や調度品が設えられているそうです。
エントランスの庵治石(あじいし)は、初心を継承する意味を込めて、1店舗目となる「ふふ 熱海」から移設されたものだそうです。
「ふふ 日光」のシンボルは、アヤメをモチーフにしていますが、この中庭にもひっそりと咲いていました。その花言葉は「希望」。訪れる人たちの気持ちを明るくする、モチーフですね。
ロビーやラウンジがある建物と宿泊棟、温泉は外廊下で繋がっており、雨の日でも不自由はありません。
中庭の木々のなかには、この時期と秋に赤くなる紅葉もありました。
外壁の木は何かしら?
ザ・リッツカールトン日光の滞在でいろいろ学んだので、細かなところが気になります。
スタイリッシュスィート
スタイリッシュスィートは、1階に位置しており、どの部屋にも大きな窓があり、部屋のお風呂は自家源泉の温泉です。
家具だけでなく、ファブリックもカラートーンもすべて違うデザインだそうです。
部屋に入ってすぐに感じる、ふふ日光の香り。
ふふ日光の香りについては、こちらをどうぞ。
-
ふふ日光・宿泊記① ~香りの記憶~
「旅とアロマ」にお越しくださり、ありがとうございます。 日光、2カ所目の宿は「ふふ日光」。2020年10月に開業した、スモールラグジュアリーホテルです。 また何回かに分けて滞在のようすをご紹介したいと ...
続きを見る
廊下には、コートをかけるハンガーがかかっていました。
その先に見えるのは、浴室です。
部屋の温泉
浴室の前に、オープンクローゼットがありました。
部屋のドライヤーはダイソン(大浴場のドライヤーは違いました)。
防水のポータブルテレビもあり、お風呂でテレビを見ることができます(使用時は、背面のキャップが閉まっていること要確認)。
ふふ日光には、全室に温泉が引かれています。
部屋のお風呂は、時価源泉のアルカリ性単純温泉で、最新の設備で温度を一定に保っているそうです。熱いと感じたときは自分でお水で調節できますが、バトラーの方に頼めば遠隔操作で調整してくれるそうです。
なお、「ふふラグジュアリープレミアムスイート」は、全24室の中で、唯一、露天風呂があるそうです。しかし、一番リーズナブルな部屋でもお風呂の窓が開くので、半露天風呂のようになります。
お風呂からの風景は森なので、とても開放的に感じました。
写真では広さをお伝えできませんが、浴槽は、一人で入るのはもったいないくらいの大きさです。一晩中お湯が出ており、とても贅沢な空間でした。
なお、お風呂イスや桶は、お願いすれば持って来てもらえます。
クレンジング、ローション、乳液、そしてボディローションまで、オリジナルの製品が並んでいます。
アメニティも揃っていますので、とても快適に過ごすことができました。
部屋着は、館内着、ガウン、バスローブ、そしてパジャマが用意されていました。
館内着(上の写真左)は、館内の施設すべてで利用可能です。サイズは、SS/S/M/L/LLがあり、希望で交換してくれます。寒い場合は上にガウンを羽織ることができ、襟の詩集が金地は女性、紺地は男性用だそうです。
部屋のエントランスにそばには、外部とやり取りできるバトラーボックスがありました。
使用したバスタオルを入れてスイッチを押しておけば、新しいものに変えてくれます。
お手洗の内部も木です。
杉かしら?ニオイが全く籠らず、清潔感がありました。
写真では狭く見えますが、実際は、ゆっくり寛げる広さがありました。
目の前の扉を開けると・・・
大型テレビがありました。こちらで、4Kや8Kの番組を見ることができました。
テレビの横には、館内電話や充電用のケーブルがありました。
地理的な問題なのか、夫のガラケー(3G)は、使えませんでした。ただし、ホテルのWifiはサクサクつながったので、スマートフォンを使えば問題はありませんでした。
冷蔵庫の中の飲み物は、一部が無料です。
無料
・水
・ソーダウオーター
・マスカットティー
・ビール
・コーヒー/紅茶
周囲にコンビニはないのですが、これだけ飲み物が(無料で)揃っていると、何も問題がないばかりか、嬉しいいかぎりです。
なお、大浴場には、湯上りに飲める「水」と「ビール(小さな缶)」がありました。至れり尽くせりです。
マスカットティーは、美味しいだけでなく、その容器も素敵でした。ちょうど買おうかどうか迷っていた物だったので、使用感を確認できてうれしかったです。おしゃれなだけでなく、使い勝手も良かったです。なお、有料の飲み物には、値段のタグが付いています。
部屋には、チョコレートのお菓子と、フリーズドライのいちごが置かれていました。
どちらも美味しかったのですが、特にいちごが絶品!ホテルのお土産コーナーで買うこともできます。
部屋の備品
部屋に飾られていたのは、日光東照宮で見た、見ざる聞かざる言わざるのお猿さんや眠り猫。
日光にいることを、部屋にいても感じさせてくれます。
面白かったのが、こちらのスピーカーです。
100年ほど前にアメリカで実際に使用されていた蓄音機をリメイクしており、自分のスマートフォンをセットして音楽を流すことができます。実際に使ってみましたが、音楽が部屋いっぱいに広がって(こういった設備は初めてだったので)、楽しめました。
寝室
ツインベッドルームの部屋は、ベッドを二つ合わせてダブル仕様でも利用できるようです(予約時に要連絡)。
マットレスは、ベッドメーカーのシモンズと共同開発した SLEEPLESURE (スリープレジャー) という、ふふオリジナルだそうです。もちろん、ぐっすり休めました。
シンプルだけど使いやすいベッドサイドのユニット。
そばには、空気清浄機もありました。
温泉
客室のお風呂(温泉)だけでも十分なのですが、せっかくなので、大浴場へも足を運んでみました。
源泉は、田母沢温泉 ふふ日光の湯(自家源泉湯)だそうです。
大浴場
・【朝】6:00~11:30
・【夕】15:00~24:00
※2023年6月現在
館内履きと籠。
館内履きは、温泉だけでなく、ラウンジや食事処まで、館内移動に利用できます(サイズは,M / L / LL あり)。
小さな籠は、温泉に行ったり食事処に小物を持って行くのに重宝しました。
内風呂と露天風呂。
露天風呂では力強い田母沢の木々を見ながら寛ぐことができ、四季折々に表情を変える景色を楽しめます。
早朝、雨音を聞きながら、木だちをぬけるそよ風を感じながら、この地の恵の湯に浸かりました。ふつう朝風呂は混むことが多い(と思う)のですが、お部屋の温泉が充実しているからでしょか、貸し切り状態で、とても贅沢な時間を過ごすことができました。
脱衣所には、ペットボトルの水と湯上りビール、そしてシューアイスが用意されていました。
さらに、大小のタオルだけでなく、ローション等のアメニティ類も用意されており至れり尽くせりです。
窓から見る緑
部屋の大きな窓の外には、小さな森が広がっていました。
トチの木?ホオの木?
ポイント
トチの木の葉はギザギサ(鋸歯)があるが、ホオの木の葉は滑らか(全縁)。
トチの木は、手のひらを広げたような葉の付き方をしており、5~7枚の小葉の付け根はぴったり1カ所に集まっている。
ホオの木は、それぞれの葉の付け根が微妙にずれている。下から見ると輪状に葉がついているように見える。
私たちが泊った部屋の前にあったのは「トチの木」でしょうか。
トチの木は、文字どおり栃木県の木の県で、5月頃に白やピンクの優雅な花を咲かせるそうです。大雨が降った次の日、たっぷり水を吸って、葉っぱが生き生き青々としてとても美しかったです。
朝風呂(温泉)に入りながら少し窓を開けると、木々の爽やかな香りを感じました。
時間が止まって欲しい!と、心から願った場所でした。
その他のサービス
チェックインは15時、チェックアウトは11時です。
しかし、ふふ日光にも一休.com のダイヤモンド特典があり、12時までレイトチェックアウトができました。
一休・特典
・レイトチェックアウト12:00確約(通常11:00)
・オリジナルおもたせ
オリジナルおもたせは、ピクルスのセットでした。
レンタサイクル
また、ふふ日光には、レンタサイクル(電動自転車)の貸し出しもあります。
無料ですが、到着後の予約制のため、利用の際には早めに申し出るといいようです。
お天気のいい日に周囲を走ると気持ちいいでしょうね。
スポンサーリンク
アクセス
東武日光駅、もしくはJR日光駅からのアクセスは、簡単!
今回は、東武日光駅から、「2A:湯元温泉」行きのバスに乗りました。
降りるのは、「⑫ 蓮華石(れんげいし)」。
ホテルの入り口は、すぐそばです。なお、湯元温泉(中禅寺温泉)方面から東武日光駅へ向かうバスに乗って「⑫蓮華石」で降りた場合、道を渡ることになります。日中だと、20分に1本ぐらいの割合でバスは運行しています。
ちなみに、「⑫蓮華石」は、世界遺産めぐりのフリーパスがギリギリ使えるバス停です。
※なお、「世界遺産めぐり」のバスは、こちらまで周りません。
フリーパスについては、こちらをどうぞ。
-
NIKKO MaaS (日光マース) でおトクに移動! ~使い方と特急予約~
「旅とアロマ」にお越しくださり、ありがとうございます。 5月に日光へ。しかし、初めての場所なので、主要観光地へのアクセス方法も現地のようすもイメージが湧きません。しかも、いろんなフリーパスがあって、迷 ...
続きを見る
さいごに
いつかは泊まりたいと思っていた「ふふ」。
そのなかでも「ふふ日光」は、日光の恵みを五感で堪能できる素晴らしい宿でした。ホテルオリジナルの香りに、体の芯からとろけそうになる温泉、そして清々しさを感じる緑。唯一無二の場所ではないでしょうか。
最後までご覧いただき、ありがとうございます。
次回は、ふふ日光の「食」についてご紹介したいと思います。