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ざくざくマイルがたまるアラスカ航空(AS)の "Mileage Plan" 。使い勝手のいいマイレージプログラムですが、2024年からは、さらにパワーアップしました。しかし、2025年にはまた少し改悪となっています。今回は、新しくなった Mileage Plan のおすすめポイントと実際に特典航空券を発券して分かったメリット等をご紹介いたします。
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アラスカ航空マイレージサービス
アラスカ航空(AS)は、2024年時点では日本に直行便を就航させていません(コードシェア便を除く)が、そのマイレージプログラムは、お得に特典航空券を発券できるのでとても人気があります。
※2025年には、日本と韓国に就航する予定だそうです。
2022年12月に特典航空券のマイルチャートが変動制(利用者にとっては改悪)となってしまいましたが、世界的にマイレージプログラムの改悪が進む中、致し方がないことだと思います。ただし、2024年には、フリークエントフライヤーにとっては朗報ともいえる改善がありました。
ASのステイタス
ステータス
・MVP
・MVP GOLD
・MVP GOLD 75K
・MVP GOLD 100K
Mileage Plan には、上のような会員ランクがあります。
それぞれのステータスに到達するには、資格対象ポイント(EQMs:elite-qualifying miles)をためていきます。必要なEQMs数は以下です。
EQMs 獲得 | MVP | MVP Gold | MVP Gold 75K | MVP Gold 100K |
---|---|---|---|---|
ワンワールド加盟・ 提携航空会社 | 20,000 | 40,000 | 75,000 | 100,000 |
ASの資格は、以下のワンワールド・ステータスに匹敵します。
MVP | MVP Gold | MVP Gold 75K | MVP Gold 100K | |
---|---|---|---|---|
ワン ワールド 資格 | ルビー | サファイア | エメラルド | エメラルド |
ある日、キャセイパシフィック航空に乗った時のフライトマイルが積算されたかどうか確認していると、ASのアプリ画面に見慣れない文字が・・・
ワンワールド・ルビーになってる!?
一回もアラスカ航空に乗っていないのに、アラスカ航空のステータスが獲得できている!
一般的に、航空会社のステータスを獲得するときは、①資格対象ポイントをためる、②その航空会社の便名が付くフライトに2~4回乗る、といった最低条件があります。しかし、アラスカ航空では、2024年に②が撤廃されたのです。
なので、単年ですが、アラスカ航空に乗らなくても、提携航空会社に乗って ASのEQMs をためるだけでステータスへの道が開けるようになりました。JALのステイタス修行も単年になったので、同じ感覚です。
EQMs
EQMsは、アラスカ航空が加盟しているワンワールドの航空会社や提携航空会社に対象運賃で搭乗すると獲得できます。JALの FOP (FLY ON POINT) のようなものです。
ステータス獲得がより簡単に:
2024年、ステータスは アラスカ航空およびグローバル・パートナー航空を通じて獲得したEQMsに基づきます。 アラスカ航空への最低搭乗回数は不要です。
※毎年1月~12月の1年間で、EQMs の条件をクリアすると会員資格が翌年の12月31日まで維持できます。
JALのFOPでステータスを狙う場合、必要FOPの半分をJAL便で獲得しないといけないという厳しい条件があります。しかし、アラスカ航空のステータスは、アラスカ航空に搭乗しなくても達成できるように変わりました。
かなり朗報ではないですか?!
ワンワールド、もしくはアラスカ航空が提携している航空会社に対象運賃で乗るだけ、つまり自由度が高いのです。しかも、JALではFOP対象外となっている国際線の予約クラス「Q」・「Y」・「O」・「N」・「G」も、EQMs の対象運賃になっていました。
なお、EQMsの積算率は、クラスだけでなく、航空会社によっても変わります。獲得したマイル(ボーナルマイルを除く)に、20~150%をかけて算出されます。
ワンワールド、および提携航空の獲得マイル数やEQMsについて調べてみました(一部抜粋)。
航空会社 | マイル | EQMs |
---|---|---|
AA | 25%~200% | 25%~200% |
AY | 25%~300% | 25%~200% |
BA | 25%~500% | 25%~300% |
CX | 25%~350% | 25%~150% |
IB | 25%~225% | 25%~125% |
JL (国際線) | 30%~350% | 30%~150% |
JL (国内線) | 75%~350% | 75%~150% |
MH | 25%~250% | 25%~150% |
QF | 25%~350% | 25%~150% |
QR | 25%~350% | 25%~150% |
KE | 25%~400% | 25%~200% |
SQ | 50%~350% | 50%~150% |
JX | 100%~350% | 対象外 |
※JL(国内線)は、予約クラスが表示されないので、対象外があるかどうかは不明です。
※上記は自社の便名での運航(条件あり)によります。
※2024年11月現在(2025年度は変更の可能性があります)
- 最新・他エアラインの積算率は、【公式】アラスカ航空|提携航空会社 でご確認ください。
CXでEQMsを獲得
ところで、比較的安い運賃、かつEQMsの積算率が高い航空会社にキャセイパシフィック航空(CX)があります。
ツアーで利用したキャセイパシフィック航空のビジネスクラス(予約クラス I )での獲得マイルは、ボーナルマイルがついて225%、EQMsは125%でした。
以下、一部を抜粋してみました。
クラス | 予約 クラス | マイル | ボーナル マイル | 合計 マイル | EQMs |
---|---|---|---|---|---|
C | J, C, D, I, P | 100% | 125% | 225% | 125% |
PY | W | 100% | 10% | 110% | 100% |
Y | E, R | 100% | 0% | 100% | 100% |
JALの同チケット(ビジネスクラス " I ")でのマイル積算率は70%(FOPも70%)でした⤵
でも、アラスカ航空ならプレミアムエコノミー(予約クラスY)でも100%!
注意点
ただし、キャセイパシフィック航空のプレミアムエコノミー搭乗時でも、航空券の予約クラスが "E" だとエコノミークラス扱いになります。マイルの積算率は100%ですが、ボーナルマイルはつきません(JALに積算するより若干その率は高くなっていますが)。
2024年度積算
今年度、CXに搭乗して実際に獲得できた EQMs は下記です。
フライト | 予約 クラス | 基本 マイル | ボーナス マイル | 合計 マイル | EQMs |
---|---|---|---|---|---|
HKG- NRT | E | 1,842 | 921 | 2,763 | 1,842 |
SYD- HKG | E | 4,580 | 2,290 | 6,870 | 4,580 |
HND- HKG | P | 1,804 | 2,255 | 4,059 | 2,255 |
HKG- SYD | P | 4,580 | 5,725 | 10,305 | 5,725 |
HKG- NRT | I | 1,827 | 2,284 | 4,111 | 2,284 |
DXB- HKG | I | 3,702 | 4,628 | 8,330 | 4,628 |
HKG- DXB | I | 3,702 | 4,628 | 8,330 | 4,628 |
NRT- HKG | I | 1,827 | 2,284 | 4,111 | 2,284 |
ー | ー | 23,864 | ー | 48,879 | 28,226 |
2024年度、CXのビジネスクラスに乗ると1年中ポイント (EQMs) 2倍キャンペーンのような感じで、ざくざくマイルがたまりました。
シドニーから成田までは格安のプレミアムエコノミー。予約クラス E でマイル積算上はエコノミークラス扱いだったのでボーナルマイルは無いはずなのですが、行きのフライトでワンワールド・ルビーになれていたので、50%のボーナスマイルが付いたようです。
今年はブリティッシュエアウェイズ(BA)とマレーシア航空(MH)にも搭乗したのですが、それらのマイルはJALに積算してしまいました。BA搭乗時のマイルをアラスカ航空に積算していたら350%!(ちなみにJALは125%⤵)MVP Gold75K(ワンワールド・エメラルド)に手が届きそうだったのになあ・・・・。知らなかったとはいえ、(知った後)かなりへこみました。知らなかったので仕方がないのですが・泣。
でも、JALでのステータス修行をやめ、自分の行きたいところに行き、後半は特典航空券目当てにアラスカ航空にマイルを積算していたら、ソウルと台湾への特典航空券を発券できました。しかも、ワンワールド・ルビーというステータスのおまけつきです。欲張ってはいけませんね。
ステータス毎のボーナス
会員特典 | MVP | MVP Gold | MVP Gold75k | MVP Gold100K |
---|---|---|---|---|
搭乗 ボーナル マイル (2024年まで) | 50% | 100% | 125% | 150% |
搭乗 ボーナル マイル (2025年~) | 25% | 50% | 100% | 150% |
資格達成 マイル (2024年まで) | ー | ー | 50,000 | ー |
100K 選択特典 (2025年~) | ー | ー | ー | 15,000 ボーナスマイル 等 |
ほんの少しですが、ぎりぎり恩恵を受けることができた2024年でしたが、2025年からは改悪がまっています。
2024年度中にMVP Gold75K に達成(ステータスマッチチャレンジなどを除く)した場合、50,000マイルが付与されていました。50,000マイルあれば、さらに台湾やソウルをビジネスクラスで往復できたのにな(←しつこい・笑)。なお、この50,000マイル付与は2025年にはなくなります。
ミリオンマイラー
なお、Mileage Plan にも生涯マイルのプログラムがあり、100万マイルの搭乗をクリアすれば「ライフタイムMVP GOLD」達成となります。
ただし、ライフタイムマイルはアラスカ航空に乗らないと駄目なようですね。
2025年度のMileage Plan
とりあえずルビーになれたので、2025年度には以下のような特典を受けられるようです(アラスカ航空とアメリカン航空搭乗時の特典は除いてあります)。
- 25%のボーナスマイル(提携航空会社を含む)
- 航空会社以外の提携会社とのステータスマッチ(Avis Preferred Plus status )
アラスカ航空やアメリカン航空に乗ると、ワンワールドルビーでもアップグレードのチャンスがあるようですが、アメリカに行かないので宝の持ち腐れというところでしょうか。
さらに、2025年にはステータス獲得以外での特典も追加されます。
新たなmilestone
2024年にステータスの取得が簡単になったMileage Planですが、2025年にはさらなるパワーアップが発表されました。
ステータス到達前には10K(10,000マイル)というランクが設定され、ステータスの間、もしくはMVP Gold 100K 以上も段階的にワンランク上の特典が付与されるというものです。
マイル | 特典 |
---|---|
10K | どれか1つを選択 ・750ボーナスマイル ・ASでの 事前機内食注文 ・ASでの無料Wi-Fiパス (1回) ・Try MVP status for a trip ・非提携航空会社で2倍マイル獲得 ・次回のAvisレンタルアップグレード |
30K | どれか1つを選択 ・2,500ボーナスマイル ・ASフライト25ドル割引 ・ASでの無料Wi-Fiパス(4回) ・Try MVP Gold status for a trip ・$100 off AS Lounge or Lounge + membership |
55K | どれか2つを選択 ・5,000ボーナスマイル ・特典航空券10,000マイル割引 ・Gift MVP for a trip ・ラウンジ無料パス(1) ・Two (2) upgrade certification |
85K | どれか2つを選択 ・15,000ボーナスマイル ・特典航空券25,000マイル割引 ・ラウンジ無料パス(2) ・Gift MVP Gold for a trip ・MVP へ誰かを招待 ・10,000EQMs繰り越し |
150K 200K 250K | どれか2つを選択 ・15,000ボーナスマイル ・特典航空券25,000マイル割引 ・ラウンジ無料パス(2) ・Two (2) upgrade certification ・10,000EQMs繰り越し |
英語表記の部分は、内容が想像できなかったので公式サイト通りに載せました。
ステータスを獲得できるまで、もしくは次のステータスに到達するまでの「特典」が加わり、途中の楽しみが増えました。この特典は2025年開始予定です。何にもないよりはいいですが、ルビーの50%ボーナスと、MVP Gold 75K達成時の50,000マイルを戻して欲しいなあ。
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アラスカ航空のマイル
ここからは、マイル積算・利用についてさらに深堀りしてみます。
マイルの積算
アラスカ航空のマイルを積算する方法はいつくかありますが、簡単なのは以下だと思います。
ためる方法
・ワンワールドや提携航空会社に対象運賃で乗る
・マイルの購入(Mileage Plan入会10日後以降)
・マリオットポイントを利用
→マリオットポイント60,000マイル → AS25,000マイル
なお、マイルの購入は時々ボーナスが付く場合があります。直近では、2024年10月16日~31日に実施されており、会員のステイタスによって最大60%のボーナスが付く案内メールがきました。ちなみに、ルビーは40%でした。
以前はステータスがなくても40~60%のボーナスマイルキャンペーンを実施していたのですが、ステータスの獲得が容易になったのでなくなってしまったのでしょうか・・・。
また、期間限定、個人をターゲットとしたバイマイルもあるようです。
2024年7月1日~9月30日で貯めたマイル(私の場合11,058マイル)の1~8倍のマイルが買えるというキャンペーンメールが届きました。8倍だと88,464マイル(1,702.93ドル:約261,740円)、30%オフなのですが、40%ボーナルマイルの方が単価が低かったので今回はパスしました。
有効期限
ところで、Mileage Plan におけるマイルの有効期限は、2年以内にアクティビティ(マイルの増減)があれば延長されるので、実質「ない」とも言えます。アクティビティがなければ口座は凍結されますが、アラスカマイルは購入もできるので、2年以内に買い足しておけば口座凍結を防げます。凍結された場合、カスタマーセンターに電話して解除依頼しましょう。
なお、凍結解除などカスタマーサービスに電話する際、日本からはスカイプを使うと無料です。
実際に電話したときのようすはこちらをどうぞ。
-
【アラスカ航空】Skypeを使ってコールセンターへ無料国際電話してみた
Skypeからアラスカ航空のコールセンター(フリーダイヤル)への国際電話は無料です。
続きを見る
特典航空券
ためやすいASマイルですが、使い勝手がいいのも人気の理由です。
アラスカ航空で発券できる特典航空券は、アジア太平洋地域内部及びアメリカ、欧州、中東、アフリカ地域への路線が対象となっています。計24もの特典航空券を発券できます(2024年10月現在)。
片道および往復のフライト、または複数の都市への組み合わせも可能で、北米出発・到着以外の便は、(空席があれば)原則出発の72時間前まで予約可能です。アメリカだと4,500マイル~特典航空券に交換できるようです。
必要マイル数
アジア・太平洋地域での狙い目は、一番上の(Distance)距離が「1,500 miles 以下」のエリア。
ここなら、最低、片道7,500アラスカマイルで発券できます。東京発着の場合、「韓国」や「台湾」が対象地域となり、同じワンワールド加盟航空会社であるJALだけでなく、他アライアンスのコリアンエアー(KE)、人気のスターラックス航空(JX)などの特典航空券が発券できます。
マイルチャートは、片道の最低必要マイル数です。このカテゴリーでの航空券がなくなった場合、より多くのASマイルが必要になります。クラスが混在する場合は上位クラスのマイル数が必要です。
※なお、必要マイル数は予告なく増える場合もあります。
発券時のメリット
2024年10月時点で、メリットだと感じる点を抜粋してみました。
メリット
・7.5kから発券可(除外日なし)
・対象航空会社が多い
・無料の国際線ストップオーバー
・基本YQなし(HU,FI,BAを除く)
・フライトの変更・キャンセルが無料
・除外日なし
以下、詳細を見ていきたいと思います。
直行便(7.5k)
7.5k (7.500) マイルで発券できる区間は以下です。
7.5k 旅程例
1.日本の国内区間
2.日本(東京)から韓国、台湾、中国東部
3.香港からタイ、ベトナム、マレーシアの一部(PENは〇、KULは✕)など
4.シンガポールから東南アジア諸国の一部
5、オーストラリア一部国内線とSYD-AKL区間
7.5k(7,500マイル)で発券できる航空会社としては、アラスカ航空と同じワンワールド加盟の航空会社だけでなく、コリアンエアー(KE)や台湾の人気航空会社・スターラックス航空(JX)なども狙い目です。(私が検索したときだけかもしれませんが)、JALの残席は以前に比べて少なくなっていました。
一方、提携を発表したばかりのJXの特典航空券が多く見受けられました。今がチャンスなのかもしれませんね。
JXのエコノミークラス(東京発着)も片道7,500マイルで発券できます。今回は、少し足して、10,000マイルでプレミアムエコノミーの特典航空券を発券してみました。
なお、特典航空券の取得に除外日(ブラックアウト)がありませんが、クリスマスシーズンや年末年始などは2か月前だと検索できない日もありました。
25k で発券
東京ー香港だと、距離が 1,501~3,000 miles の区間となり、片道 25k (25,000マイル) +40ドル(約6,000円)必要です。なお、同時期にJALのマイレージプランででJAL便を発券する場合、23,500マイル~、燃油サーチャージ等が片道13,939円~14,320円となっていました。
一見 JALのマイレージサービスで発券する方が少ないマイルでいいような感じですが、アラスカ航空の Mileage Plan の方が手数料が少なく、無料ストップオーバー(STOP OVER:途中降機)というメリットがあります。
ストップオーバー
ストップオーバーには、(通常、チケットを購入するとき)以下のルールがあります。
ストップオーバー (途中降機) | トランジット (乗り継ぎ) | |
---|---|---|
滞在時間 | 24時間以上 | 24時間以内 |
荷物 | 受け取り | 預けたまま (※) |
予約 | 複数都市 | 通常 |
追加料金 | 数千円~ | なし |
(※)航空券の発券方法によっては「受け取り」となる場合もあります。
アラスカ航空の特典航空券では、片道(14日以内)におけるストップオーバーが1回無料となります。ワンワールドの特典航空券は片道発券もできますが、往復の国際線旅程では、進行方向ごとに1回ずつ途中降機できることになります。
ストップオーバーの検索方法は以下です。
検索方法
1.Multi-city にチェック
2.Use-miles にチェック
3.STOP OVERを14日間以内に設定
東京(TYO)→ 香港(HKG)→ 台北(TPE)→ 東京(TYO)の周遊旅程を組んでみました。
同じ25,000マイルで、香港に途中降機して、その後台北にも行けます。
途中降機地をソウル(ICN)にしても、同じマイル数で発券可能でした。
帰りは台北から直行便で。
この旅程だと、成田 → 香港 → 台北 → 成田(全てエコノミークラス) を32,500ASマイルで発券できます。
もし帰りの便をスターラックス航空(JX)のビジネスクラスにすると、評判のいい台北(桃園空港)のラウンジにも立ち寄れます。
組み合わせ例
ルール上では下記のような旅程を組むことができます。
旅程例
1.日本国内線で片道2か所・往復3か所(HND-ITM-OKA等)
2.KE便:NRT-ICN-TPE等
3.CX便:ICN-TPE-HKG等
4.JX便:FUK/KMJ/OKA-TPE-MFM/CRKなど
5.QF便:BNE-SYD-MEL/ADLなど
ただし、ルール上ではOKでも、必ずしも空席があるとは限りません。
検索したとき(2024年10月)は、2,3ヵ月ほど先のKE便、CX便、JX便で空席を見つけることができました。一方、JALの国内線(東京-那覇で検索)は表示されませんでした。
なお、韓国国内線も同じように検索できるようですが、日本を経由地にする旅程 "PUS-NRT-ICN" は対象外です。コロナ禍以前に注目された 25k での外地出発日本ストップオーバー( "BKK-TYO-SIN" 等)のルートが閉じられた影響でしょうか。いろいろ試してみてくださいね。
燃油特別付加運賃:YQ
実際に、アラスカ航空のマイルを使ってコリアンエアー(提携航空会社)の特典航空券を発券したとき、燃油特別付加運賃 (燃油サーチャージ:YQ) はかかっておらず、税金などが44.7ドル、そして提携会社発行手数料が往復で25ドル(片道12.5ドル/返金不可)となっていました。
上記は、スターラックス航空(JX)とJALの特典航空券を発券した時の費用です。返金不可の手数料とともに JX 側でほんのわずかですがサーチャージ(片道で2.8ドル)かかりました。
アラスカ航空でJALの特典航空券を発券すると、燃油特別付加運賃(燃油サーチャージ)はかかりませんでした。しかし、JALで発券すると往復エコノミーの必要マイルは23,500マイル~(ASは15,000マイル)、燃油特別付加運賃もかかり手数料は+25,990 円となったので、かなりお得に発券できました。
注意点
アラスカ航空の特典航空券の多くは燃油特別付加運賃が不要ですが、例外として、HU(中国・海南航空)、FI(アイスランド航空)、BA(ブリティッシュエアウエイズ)の特典航空券を発券した時には燃油特別付加運賃が課せられますのでお気を付けください。
変更無料
アラスカ航空の特典航空券は、空席があれば、同じクラス内での変更は無料でできます。
実際に同日、同区間の別便(同クラス)に変更してみましたが費用はかかりませんでした。JALだと変更不可(3,000円を払ってキャンセル、その後再度予約)なので、同区間・同クラスなどの条件はありますが、無料で変更できるのはとてもありがたいです。
なお、特典航空券をキャンセルした場合、マイルは口座に戻り、支払った税金は返金されます。ただし、発券手数料(提携航空会社は、片道につき1回12.5ドル)は返金されません。
注意点
とても使いやすいアラスカ航空の特典航空券ですが、気をつけないといけないこともあります。
乳幼児(膝に座る場合)国際線の提携航空会社の特典が利用できません。一般的なマイル数で座席を予約する必要があります。ただし、米国内全域、またはアラスカ航空の全旅程(標準) においては、膝の乳幼児に関するポリシーが適用されます。
上記でご紹介した詳細や最新情報は、マイレージプラン利用規約(英語)をご覧ください。
座席指定
アラスカ航空のマイルを使って提携航空会社の特典航空券を発券したあと、座席指定できる場合があります。
実際に発券した JALとKAL(コリアンエアー)の場合、アラスカ航空の予約管理から各航空会社の公式サイトへのリンクがあり「Booking Mamagement」などから簡単にできました。
JALの場合
ログアウトをした状態で行います。
「予約管理」内の「国際線航空券」選びます。
「お得意様番号」にJALの番号を入れると、アプリからでも操作できるようになります。
アラスカ航空からの予約でもJALに紐づけすると、JALのステータスが利用できるようになります。
JAL(国際線)のエコノミークラスの場合、最前方の座席指定は原則有料です。
ただし、ワンワールドのステイタスを持っている場合は、無料で座席指定できます。ASで発券した特典航空券にもこのルールが適用されます。この時はJALのお客様番号に変更(=ステイタスに紐づけ)したあと無料で座席指定できました。
JXの場合
なお、JX(スターラックス航空)の場合は、公式サイトからは座席指定できません が、公式サイトにあるチャット(日本語あり)からリクエストできます。
ただし、往復のどちらかがJALの場合、予約番号が同じだったのでJALの公式サイトからも座席指定ができました。さらに、JALのサイト(アプリも可)で座席の変更もできました。
2024年12月に、スターラックス航空のプレミアムエコノミーを利用しました。
特典航空券でも出発30日前ぐらいになると、スターラックス航空の公式サイトからチャットで機内食の予約をすることができます。
飛行機は新しくてきれい、機内食は美味しい、客室乗務員の方は親切、そして満席でしたがお手洗いは常にきれいに保たれていました。座席も全く疲れず、あっという間に台北に到着。とても快適なフライトでした。
少ないマイルで取れる人気の航空会社なので、ビジネスクラスの予約は厳しくなっているようですね。
マイルの連携
アラスカ航空グループは、ハワイアン・ホールディングスの買収が完了したと発表しました。
そのため、アラスカ航空とハワイアン航空は、マイレージの相互交換に対応できるようになります。最小移行マイル数は50マイル、比率1:1で移行可能です(手数料は不要)。ただし、最大72時間の移行時間がかかり、同一名義のアカウントのみが対象となります。
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まとめ
以下、2024年11月時点でのアラスカ航空の"Mileage Plan" の優れている点と注意が必要な点をまとめてみました。
優れている点
1.ASに乗らなくてもステータスを獲得可能
2.ステータスがあると他社でもボーナルマイルが付く
3.マイルを購入できる(ボーナスあり)
4.お得な特典チャートが多い(片道、途中降機可)
5.特典航空券の手数料が安い
6. 特典航空券の変更・キャンセル無料(条件あり)
7. マイルの有効期限はないも同じ(条件あり)
ためやすい、かつ使いやすい、しかも(気を付けていれば)マイルの有効期限なし!
注意点
1.長距離線の特典航空券は必要マイル数が多くなる
2.乗継発券は総飛行距離で計算(コストが上がる)
3.クラス混在の場合は上位クラスのマイル数が必要
注意点は他社も同じような感じですね。
なお、 Mileage Plan では、一部の航空会社(Deltaなど)のステータスをお持ちの方は、90日間の Status Match Challenge もできるようです。
※2024年11月時点の情報です。今後変わる場合もあることをご了承ください。
さいごに
ディズニーのラウンジアクセス券が欲しくて最低限のステイタスに達成するまでJALのマイレージプログラムに積算しようと思っていた2024年の初め、JALに半分搭乗しないといけないハードルが高くて途中であきらめました。その後、アラスカ航空(AS)のマイレージプログラム "Mileage Plan" に積算。すると、思っていた以上のメリットが!
来年は改悪されるのでステータス達成は厳しくなりますが、とりあえず使い勝手がいいマイレージプログラムのようです。
今年の有償フライトは終了、あとは特典航空券の旅を予定しています。
スターラックス航空は、2025年以降、ワンワールドへの加盟が噂されています。もし加盟すると、スターラックス航空での特典航空券の発券の競争率が高まり厳しくなってしまうかもしれません。なので、いいタイミングだったのかも(実際どうなるかはわかりませんが)。
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最後までご覧いただき、ありがとうございます。