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久しぶりにアラスカ航空(AS)のマイルでJALの特典航空券を発券してみました。
必要マイル数が大幅に増えてしまったアラスカ航空での発券ですが、プレミアムエコノミーも対象となったので少しは必要マイルを節約できます。もちろん、JALのサイトを使えば、事前座席予約も可能です。
今回は、JALのプレミアムエコノミークラスの旅のようすをお届けいたします。
※以前の内容(BAでの発券)が古くなったので書き直しました。
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羽田空港・第3ターミナル
久しぶりの羽田空港・第3ターミナル。早朝と思えないほど多くの人で賑わっていました。
オンラインチェックインしていますが、チェックインカウンターに立ち寄ります。
プレミアムエコノミークラス利用時、羽田空港では、専用カウンターを利用できます(専用カウンターのない空港ではビジネスクラスカウンターが利用できるそうです)。(JMBの一般会員、もしくは会員でない場合でも)手荷物の受取は、ファーストクラス、ビジネスクラスの次に引き取れる「EXPRESSタグ」を付けてもらえます。これは、JMBクリスタル(ワンワールド・ルビー)会員と同等となります。
ただし、預け手荷物の数量・重さはエコノミークラスと同じで、1個当たり23kg(50ポンド)の荷物2個までとなります。
- 手荷物許容量 >>> 【公式】お預けのお手荷物(お手荷物)
保安検査
朝の6時30分過ぎ、保安検査場は1カ所しか開いておらず、長い列ができていました。
今回はJAL便なので、Face Expressを利用します。
チェックインカウンターのそばにある専用の機械でFace Expressを登録しておくと、長蛇の保安検査場の列に並ぶことなくショートカットすることができます。列が長ければ長いほど威力を発揮するFace Express、長蛇の列に割り込みするのですが、かなり時短になります。
Face Expressを登録しておくと、専用レーンから搭乗することができます。搭乗時にパスポートを見せなくていいので便利です。
今回は、アラスカ航空の会員番号が記載された搭乗券なので、搭乗順位は、アラスカ航空のステイタスに準じます。
なお、事前にJALのステイタス番号を入れておくとJALのステイタスに準じた搭乗順位になります。チェックインカウンターやラウンジでも『変更しましょうか』と声がけされましたが、あえてアラスカ航空の会員番号のままで残しておくことにしました。JALのステイタスカード(JALアプリの画面も可)を見せれば、何の問題もありませんし。
ラウンジ
プレミアムエコノミー利用時は、サクララウンジに入ることができます。
JALの上位ステイタスを持っている場合は、ラウンジの入り口で提示すると上位ラウンジに入ることができます。
今回はステイタスの恩恵を受けてファーストクラスラウンジへ。
早朝でもダイニングは混んでいますが、7時からは「鮨鶴亭」もオープンしますので、移動しました。こちらの方が(今のところ)空いていますし、自由度が高い気がします。
こちらのようすもあわせてどうぞ。
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【JAL】鮨 鶴亭が再開!羽田空港国際線ファーストクラスラウンジ・体験記
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その後は、キャセイパシフィック航空ラウンジへ。
今回の搭乗ゲートは、ちょうど2つのラウンジの中間にあったので、便利でした。
お腹いっぱいになって、出発です。
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B787-9
さて、少し遅れて搭乗が始まりました。
今回は、B777-300型機です。
ビジネスクラスは、一昔前の詰め込みタイプです。
プレミアムエコノミークラスの座席配列は、2-4-2。
座席は、新しい "JAL SKY PREMIUM" です。
搭乗時、座席の上に、ヘッドフォン、メニューカード、そして歯ブラシなどのキットが置かれていました。国際線なので、毛布と枕もあります。
Seat Alerts
当日になると使えない航空会社もあるのですが、JALではギリギリでも空席チェックすることができました(2024年6月28日時点)。
今回は、JALのステイタスを登録していないので、隣席ブロック席(✖)とはなりませんでしたが、なんとか隣は空席のようです。もし、隣に誰か来た場合席を変更してもらおうかと思って確認したのですが、このままだと快適に過ごせそうです。
(推測ですが)21DとGの方はお二人ともステイタス保持者(ダイヤモンド、もしくはJGP)のようで、最強の隣席ブロック・ラストプライオリティのようです。
ドアサイドの座席も広々としています。
昔の飛行機(B747-400など)はドアの内側にスライド(緊急脱出時にしようするもの)が入っていて、大きく内側に張り出しており窓側の座席の足元は狭かったのですが、今の飛行機は全く違いますね。B777-300の場合、ドアの中には搭載されていないようです。なので、足元も広々としていてとても寛げそうです。
バルクヘッドの前も広々としています。
これだけ座席から離れていると、バルクヘッドに足を上げる人もいないのでしょうね。
座席周り
JAL SKY PREMIUMは、機能性、プライバシー性に配慮したプレミアムシートだそうです。
前方から2席目以降のシートピッチは107cm。座席は、ひじ掛け内側のボタンで操作しますが、背もたれが倒れるのではなく、シートを前にせり出してリクライニングするタイプです。なので、2番目以降でも前席の背もたれが倒れてこないので、広々としています。
すべての座席には大型レッグレストが付いており、前方座席以外には、3段階に調節できるフットレストが付いています。
また、ひじ掛けの内側にはUSBポート、映像入力端子およびPC電源、ヘッドフォンジャックが設置されています。USBは前方にもあり、スマホの充電ができます。
最前方の座席のテーブルと個人用画面は、ひじ掛けのカバーを開けた中に入っています。
2席目以降のモニターは12.1インチと大きめなですが、最前方の座席のモニターは 10.6インチ。足元の広い席かモニターが大きな席か、いつも縄んでしまいます。
なお、最前方の座席のモニターは離着陸時に使えなので、短距離線では映画を見る時間が短くなってしまいますが、今回は5時間あるのでゆっくり見始めても大丈夫でした。
備品
ヘッドフォンは、ノイズキャンセリングヘッドフォンです。
スイッチをONにして使います。
ビニールの袋の中には、機内で使えるグッズが入っています。
以前はアルコールシートもはいっていたのですが、今回は入っていませんでした。けっこう重宝していたので、ちょっと残念です。
詳細
・マスク
・歯磨きセット
・アイマスク
・イアプラグ(耳栓)
機内Wifi
ところで、JAL国際線の機内Wifiは、原則有料です。
JMBダイヤモンドとJGCプレミア会員のみ、、キャンペーンのプロモーションコードをもらえます。
しかし、申込み制です。
しかも、申し込んでメールでコードが送られてくるまで1週間近くかかり、前回機内で気づいた私は使えませんでした。外資系のエアラインだと無料だったり、機内でコードが書かれた紙をくれるのにね。
ということで、前回の帰国後にプロモーションコードを申し込んでおきました。もらったコードは数字とアルファベットが混在しています。なので、数字の1なのか、アルファベットの " I " なのか、はたまたゼロなのか、” O " なのかよくわかりませんでした。事前チェックが必要ですね。
また、取扱い説明書にはいろいろ書かれていますが、www で始まるサイトにアクセスする必要はありません(というか、その方法ではなかなか繋がりません)。
一番簡単なのは、説明書の右上あるQRコードを読み込む方法です。
説明書通りにいろいろやったのですが全く繋がらず、客室乗務員も頼りにならず、QRコードを読み込んだらスムーズに繋がりました。無料なのは3時間だけなのですが、年間40回まで使えるので面白い映画がないときはネット検索しながら繋げて過ごすことができます。
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機内食・飲み物
さて、お楽しみの機内食。
羽田→バンコク線では、2回提供されます。離陸して1時間後に温かい食事。そして、到到着前に軽食がサービスされます。飛行時間が6時間ほどなので、十分な量でした。
ところで、プレミアムエコノミーは、「プレミアム」と付いていますが、エコノミークラスです。外資系のプレミアムエコノミーだと食事がビジネスクラス並みのところもあるようですが、JALはエコノミークラスとほぼ同じです。何が違うかというと、飲み物に シャンパン(Vollereaux Brut Reserve N.V.)と焼酎(芋焼酎 富乃宝山)があること、前方の座席なので機内食(メイン料理)の選択ができること、そしてJALオリジナルカップ麺(うどんですかい)があることでしょうか。
離陸後1時間ほどして、食事サービスが始まりました。
プレミアムと付いていますが、エコノミークラスです(←しつこい・笑)。
2022年11月に利用したときは、食事のトレイと一緒に飲み物は提供されました。しかも、ハーゲンダッツも一緒です。
メインの温かい食事(アントレ)は2種類。
- ハンバーグ:竹炭入り照り焼きソースと十六穀ごはん
- スパイス香るチキンオーバーライス
JALのファーストクラスでもおなじみ食プロデューサーの狐野芙美子氏と料理人コンペティション「RED U-35」歴代ファイナリスト6名でで作り上げた監修メニューでした。
見た目の悪い黄色・茶系の食事。
出されたものはきちんと完食するタイプですが、メインは半分以上残してしまいました。〇〇さん監修とかはもういいので、シンプルでいいので、もう少し美味しいものを出して欲しいです(昔のロイヤルさんの食事の方が、だんぜん美味しかったです)。しかも、ハーゲンダッツのアイスクリームも食事のトレイと一緒にサービスされるので、メインの後に食べたときは、けっこうとけていました。
改善された!
前回は飲み物と食事が同じタイミングで提供されたのですが、今回は、まず飲み物だけサービスされました。
飲み物も食事もデザート(ハーゲンダッツ)も全て1回で済ませる手抜きサービスから少し丁寧なサービスに変わっていました。
今回は、メルボルン ファインダイニング 山本紗希シェフ監修のメニューでした。
とても手間がかかっている(と思われる)メニューで、メインの「ごまだれ豚しゃぶと生姜ごはん」も美味しかったです。見た目は美味しそうに見えないのですが、生姜ごはんに添えられた焼きとうもろこしもいいアクセントになっていました。
ラウンジでたくさん食べてお腹は空いていなかったのですが、美味しかったので完食しました。
メニュー以外にも使用食材を書いたもの(日英)が添えられていました。
一番嬉しかったのは、ハーゲンダッツが食後くらいのタイミングで提供されたことです。
しかし、ミルクティーと書かれていますが、タルトの生地(?)がしつこくて、アイスクリーム本体が楽しめませんでした。
好みは人それぞれなので、あくまでも個人の感想なのですが、ハーゲンダッツ大好き人間が半分しか食べませんでした。好き嫌いが分かれるフレーバーだと思いました。JAL限定と書かれていますが(限定という文字に弱いですが)、売っているのを見つけても多分買わないでしょう。
到着前
到着前は、軽食のサービスがあります。
まず、コーンマヨパンが配られました(これは変わらず)。
その後、コーヒー等の持ち回りで飲み物サービスがありました。持ち回りサービスなので、欲しい飲み物が来るまで待たないといけません。食べ物と飲み物が同時でないのは、時に辛いことになります。
プレミアムエコノミーでは、パンの他に「UDON de SKY(うどんですかい)」も頼むことができます。
前回はとても丁寧な方が担当で、ひとりひとり『いかがですか?』と尋ねていたのですが、今回はリクエストしなければ提供されないようでした。メニュには書かれていますが、機内では「あまり頼んで欲しくない」雰囲気が漂っていました。担当する客室乗務員によってサービスの内容が変わるのが、残念な点ですね。
到着:タイへの入国
ところで、出発は遅れましたが、飛行時間が短かったため早着しました。
D7という入国検査場に近いゲートに着いたのですぐに入国審査の列に並ぶことができました。しかし、前に並んでいる人の入国審査に時間がかかり、入国完了まで30分ほどかかってしまいました。今回はハズレの列に案内されてしまいましたが、スムーズに行くと、飛行機を降りてから20分弱で制限エリアを出られると思います。
必要なもの
(1) パスポート
(2) 航空券
(3) ビザ (必要な方のみ)
日本を含むビザ免除国/地域からの渡航者の滞在可能期間が30日から45日に延長(2023年3月末までの措置)されました。公式サイトには上記のものが必要だと書かれていましたが、実際はパスポートを提示するだけで大丈夫でした。
入国時に指紋(両手4本と両親指)の登録と写真の撮影がなされますが、よく入国するから記録が残っているのか、右手4本の指紋だけでOKと言われ通過できました。バンコクの入国は混んでいるので、贅沢を言えば、タイの入国も自動化ゲートにして欲しいです。
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さいごに
コロナ禍以前のような安価なチケットが少なくなってきた今、プレミアムエコノミーの利用が増えてきたと聞きました。中東のエアライン、エミレーツ航空でもプレミアムエコノミークラスが登場したことを考えれば、今後、もっと注目されるかもしれません。日本の航空会社は食事がエコノミークラスとちょっと寂しいですが、JALの座席は、長距離戦で乗っても快適に過ごせそうです(もちろん、フルフラットのビジネスには叶いませんが・・・)。
最後までご覧いただき、ありがとうございます。