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癒しの宿 SUIDEN TERRASSE 滞在記の最後は、「食」です。 SUIDEN TERRASSEが掲げる食のテーマは"Farm to Table"。山形庄内の食を知り尽くしたシェフが、海、山、川、平野、それぞれの産地から、安心・安全かつ旬の食材を厳選して、調理、提供してくれます。
今回は、SUIDEN TERRASSE の夕食と朝食をご紹介いたします。
※メニューは、2022年のものです。
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鶴岡の食文化
SUIDEN TERRASSE がある鶴岡市の面積は、1,300平方キロ。
東北地方でもっとも広く、市域には2,000m級の山々から海抜ゼロメートルまでの高低差が幅広い温度帯をつくり出しています。この土地ならではの独特な気候により、多種多様な農産物や山菜などが豊かな「食」を生み出しています。
また、市の西側には日本海があり、対馬暖流とリマン寒流の影響で季節ごとに旬の地魚が130種類も水揚げされています。
一方、市の北部には日本有数の穀倉地帯である庄内平野が広がっています。
このような土地が、独自の食文化を育んできました。
- 参考サイト:ユネスコ食文化創造都市鶴岡
農家の人々が数百年にわたり「種」を守り継いできた「在来作物」は60種類以上確認されています。こうした歴史と食文化を背景に、鶴岡市は、2014(平成26)年12月に「ユネスコ食文化創造都市」に認定されました。有名なイタリアンレストラン「アル・ケッチャーノ」だけでなく、美味しいと感じるお店がたくさんある鶴岡市。SUIDEN TERRASSE とホテル名にもスイデンが入っているので、食事もとても楽しみにしました。
MOON TERRASSE
夕食時、エントランス近くのショーケースには、山形牛や金華豚、庄内浜産の魚介のほか、だたちゃ豆など旬の食材が並んでいました。
これらの食材をゲストの目の前で調理できる、無煙調理ワゴンを導入したディナースタイルもあるそうです。
夕食
レストランの座席も坂茂氏の「紙管」を模したデザインです。
木のぬくもりがあり椅子。
クッションなどはありませんでしたが、とても座り心地が良かったです。
メニュー
ハーフブッフェで、9種類の前菜と、デザート、パンは好きなものを好きなだけいただけます。
前菜
・庄内スルメイカと金糸凧の黒オリーブ和え
・田村牛乳モッツアレラとすもものカプレーゼ
・山形ハーブ鶏と夏野菜の食べるドレッシング
・コールミート
・豚肉のテリーヌ
・夏野菜のキッシュ
・生ハムのコロッケ
・庄内産茄子のチーズ焼き
・緑のガスパチョ
メイン
・庄内産甘鯛の松笠焼き
・庄内産キジハタのソテー
・金華豚肩ロースのグリル
・山形牛赤身肉のステーキ
・米沢牛サーロインのグリル(+¥3,300)
メインは、フレッシュトマトや和風、白ワイン、そして赤ワインのソースを選ぶことができます。
この日は、メニューに書かれていた魚料理の他に、本日のおすすめが1つありました。
デザート
・チョコレートブラウニー
・レアチーズケーキ
・キャラメルロールケーキ
辺りもだんだん薄暗くなり、落ち着いた雰囲気の中でコースのサービスが始まりました。
SAKE LOUNGE で食前酒を飲んできたので、こちらではお料理に集中したいと思います。
最初に、メニューにはなかった透明のトマトジュースが運ばれてきました。薄い緑の液体ですが、飲んでみると、トマトそのものの風味が口いっぱいに広がりました。
ホテルメイドかどうかは分かりませんが、見た目と味のギャップがハンパない、初めての体験でした。
ジュースですが、新鮮なトマトに塩を少しかけて食べている感じがしました。
『もっと飲みたい!』と思いましたが、これ位の量がちょうどいいのでしょうね。
早く食べたくて(気が焦るあまり)あまりきれいに盛り付けることができませんでした。
夏野菜のキッシュが、一番好みの味でした。しかし、これでお腹いっぱいにしてしまってはいけません。
『オードブルはもう少し召し上がりますか、それともメインをお持ちしましょうか』と声をかけてくれるなど、サービスは、ゲストの食べるスピードに合わせてくれます。キッシュのお代わりだけして、メインに進むことにしました。
本日の魚料理、アラのソテーです。
見栄えも美しく、食欲をそそります。おすすめは白ワインだったのですが、和風も気になっていたので、和風ソースにしてみました。
白ワインソースにしておけばよかったです(笑)。
アラのソテーは初めてだったのですが、適度に脂が乗っていて、とても柔らかい白身のお魚でした。和風ソース自体は美味しかったのですが、少し(私には)塩気が強すぎて・・・。でも、とても丁寧に作られたお料理だと思いました。
肉料理は山形牛。
特に焼き具合は聞かれませんでしたが、とてもきれいなミディアムレアです。
こちらは赤ワインソースとともに。
付け合わせの野菜ともども美味しく頂きましたが、お皿のデザインがちょっと気になりました。
最初汚れているのかと思ってしまいました(笑)。
最後はデザート。
コーヒー等の飲み物はセルフサービスです。
今回のコースは宿泊費に含まれていたのですが、素泊まりで予約して別途いただくとなると、以下の料金です(2022年9月現在)。
料金
・1main dish ¥5,900(消費税込)
・2main dish ¥8,000(消費税込)
※2022年当時。
だんぜん、夕食付のプランにしておくほうがいいと思いました。
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夜景
お腹もいっぱいになったので、サウナに行く前に、昼間に見たあぜ道を歩いて、白い椅子のところまで行ってみることにしました。
水盤に落ちないように気を付けながら・・・
ライトアップされたSUIDEN TERRASSE も素敵です。
お天気がいいと、満点の星が見えるのかもしれません(ちょっと明るすぎるかしら)。
朝食
時間
06:30 - 09:00(L.O. 09:00)
公式サイトには6時半~となっていましたが、案内されたのは、7時~でした。
チェックアウトまでゆっくりしたかったので、少し遅めに行ってみました。
朝は、和食のブッフェです。
フルーツウオーターやスムージーなどもありました。
ソーセージやベーコンもありましたが、どちらかと言えば、野菜中心の和食メニューでした。
ご飯は、白米(2種類)と玄米を食べ比べできます。
これだけ食べておいて言うのもなんですが・・・
前日新潟で美味しいお米を食べたせいかもしれませんが、炊き方がイマイチだったのが残念でした。
なので、ご飯は、カレーをかけていただくことにしました。
やはり、記憶の中での最高の「ご飯(お米)」は、京王プラザホテルの極上朝食です!
しかし、食の都「庄内地方」の実力は、野菜で感じることができました。
好きなものは、最後にもう一度!
このイモの煮っ転がしが、めちゃくちゃ好みの味で、お鍋いっぱい食べたいほどでした(^^)
煮汁の染み込み加減といい、お芋の柔らかさといい、毎日食べても飽きない感じでした!
あと、こんにゃくも美味しかったです。こちらもおかわりしました。
最後は、鳥海高原のヨーグルトで終了です。
鳥海山の麓で作られている濃厚で優しい味のヨーグルト。
ブルーベリーとイチゴの2種類のジャムがあったのですが、イチゴをかけてみました。
イチゴと合わせることで程よい甘さになり、美味しい。
余談
SUIDEN TERRASSE に来る前に立ち寄った隣りの酒田市で買って送った朝どれ「刈谷梨」。
皮を剥いている間に、梨汁が垂れてくるほどジューシーです。実はシャキシャキしているのですが、甘くて、まるで梨のジュースを飲んでいるかのようでした。ブドウも美味しかったのですが、贅沢を言うなら、こういった地元のフルーツをもっと食べたかったです。
食後
2日目の早朝は小雨が降っていたのですが、朝食を食べている間に、少し青空が見えてきました。
ちょっと歪んでいるけど、ハート型の青空♡
あとは、部屋でのんびりして余韻を味わいます。
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さいごに
好き勝手に書かせてもらいましたが、正直、宿泊費(朝夕込)を考えたら、大大大満足の食事でした。
夕食のサービスも丁寧だし、テラス席での朝食も非日常を味わえてよかったです。SUIDEN TERRASSEではランチも頂けるので、2泊ホテルに籠っても大丈夫です。
SUIDEN TERRASSE は、短い間にリニューアルしたり、口コミで問題点として指摘されていたことを改善していたりと、快適性を追求しているホテルだと感じました。なので、次回泊まるときには、温泉の混雑が緩和されたり、さらに良くなっているかもしれません。
次回の宿泊を楽しみに・・・。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。