列車内に忘れ物をした場合、どこに連絡をすればいいのでしょうか?
先日、JR東日本管内を走る列車内で傘を忘れてしまいました。JR東日本のチャット機能を使ったところ無事手元に戻ってきましたので、今回は、JR東日本の "お忘れ物チャット” を実際に使ったようすをまとめてみました。
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今回の状況
特急列車「いなほ1号」で、新潟駅から山形県のとある駅まで。
車窓の景色が素敵で夢中で写真を撮っていたら、あっという間に到着しました。慌てて座席の荷物を取って列車を降り、駅舎を出たあとに座席に傘を置き忘れたことに気づきました。すぐにホームに戻りましたが、すでに遅し・・・
列車は出発してしまいました。
とても日差しが厳しい日だったので、降りる前に傘をカバンから出して席に置いたのが災いとなりました。
駅員さんに尋ねると、以下のことを教えてくれました。
- 忘れ物に関する問い合わせ先の電話番号
- 終点(この場合は秋田駅)での清掃時に見つかれば、保管される
- 忘れ物が登録されるまで探すことはできない(なので次の列車で追いかけても無駄)
フリーパスを持っていたので、(JR東日本管内なら)どこまでも行けます!
かなり気に入っていた傘なので直接「秋田駅」で尋ねてみようと思い、次の列車の時刻を尋ねると2時間後・・・。
乗車時間も考えると当日に移動するのは無理だと判断し、何かいい方法はないかと、自力で探すことにしました。
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忘れ物を探す方法
- 忘れたもの:折り畳みの傘
- 場所:いなほ1号の列車内・座席の上
まずは、ネットで情報を得ようと思いました。
使った検索ワードは「JR東日本」と「忘れ物」です。
すると、グーグル検索の一番上に、以下のサイトが表示されました。
こちらには、「お忘れ物の流れ」が書かれています。
駅等に届けられた忘れ物は、各駅によって保管期間が異なります。
なので、最寄りの駅等に尋ねるか「JR東日本お問い合わせセンター」に問い合わせをする必要があるようです(もらった電話番号はこのセンターのものでした)。その画面の下の方に、チャットでの受付 "お忘れ物チャット(JR東日本)” という文字を見つけました。
お忘れ物チャット(JR東日本)
「お忘れ物チャット(JR東日本)」は、お忘れ物のお問い合わせをチャット形式で受付し、該当するお忘れ物があるかを確認できるサービスです。
チャットでのオペレーターによる回答は、概ね8時~19時。
このとき13時過ぎだったので、十分に間に合います!
利用方法
step
1メールアドレス登録
最初に、お忘れ物チャット のページにあるフォームにメールアドレスを入力して「送信」ボタンを押します。
すると、問い合わせ内容を入力するためのURLを記載したメールが送られてきます。
そのメールに書かれているアクセスコードは、結果を見る場合に必要なので、残しておきましょう。
step
2入力画面を開く
メールに記載されているURLをクリックすると、ここからチャットの始まりです。
問い合わせ内容入力画面を開き、日時・場所などをチャット形式で入力していきます。
列車の路線に詳しくない私にとって、ちょっと難しかったのは、「乗車駅が含まれた路線名」です。
ただ、「新潟」「酒田」「路線名」にキーワードで検索すると、簡単に見つかりました。
ちなみに、私が乗った「新潟駅」が含まれる路線名は「羽越本線」。「あ行」から検索します。
このあと、忘れ物の特徴を文章で入力する箇所がありますので、色や形状、メーカーなどを詳細に書きました。
列車名とか座席番号とか座席の上とか、あらゆる情報を記入しておきました。
なお、写真を添付することもできますが、スマホの写真は画像が大きすぎて添付できませんでした。
すべて記入して送信すると、調査が始まります。
検索結果と保管されている駅については、のちほどメールで知らせてくれます。
受付した順に対応してくれるようで、受付状況により回答が翌日となる場合もあるそうです。
step
3結果連絡
調査結果は、まず、メールに連絡がきました。
『お問い合わせいただきました内容について、お伝えしたい内容がございます。』と書かれたメールにURLが貼られていますので、そちらにアクセスして結果を見ます。
結果メールを受け取ったのは、16時22分。
私の忘れ物と思われる品物が見つかったようです!
秋田犬の駅員さんも、ばんざいして喜んでくれています.
3時間ほどで、結果を受け取ることができたのはラッキーでした。
この後、受け取り方法について、再びチャット形式で入力していきます。
なお、秋田犬の駅員さんの担当は捜索のみなので、ここからはいなくなってしまいました(残念)。
step
4受け取り方法
受け取り方法は、2種類です。
直接保管されている駅に出向くか、着払いの宅配便で送ってもらうかです。
なお、当然ですが、その際の交通費や費用は自腹です。受取り方法のやり取りでは、秋田犬の駅員さんは出てこなくなりました。次の忘れ物散策に行ったのかもしれません(笑)。
私は次の日に「秋田駅」へ直接取りに行く方法を選びました。
ちなみに、「宅配便による受取」を希望した場合、その手続きは、お忘れ物チャット上ではできません。
直接JR東日本の最寄りの駅に出向いて手続きをすることになります。
step
5受け取り
秋田駅の「お忘れ物承り所」は、新幹線乗り場のすぐそばにありました。
受付は、小窓のような感じで(こんなに大きく表示されているのに)見つけることができず、またまた駅員さんに尋ねてしまいました。
チャットでは時間を選ぶ項目もありましたが、少し前後しても問題はないようでした。窓口で、メールに書かれていた明細番号(スクリーンショットでも可)を伝えました。受け取る際に「公的証明書」が必要なのですが、私は「免許証」を持参しました。
担当の駅員さんは、とても優しく『保管しておきましたよ~』と傘を持ってきてくれました。あとは書類を書いて、公的証明書と照らし合わせてもらって、品物を受け取り終了です。
軽くてコンパクト、しかも結構しっかりしている雨天兼用の傘。
JAL SHOPで買ってとても重宝していたので、置き忘れたことに気づいたときは、ショックでした。しかし、忘れた私が悪いので、誰も責められません。
JR東日本の忘れ物散策サイトには、チャット検索の機能があって助かりました。しかも、秋田駅で場所を教えてくれた駅員さんや係りの駅員さんがとても優しくて、倍感謝です。
秋田弁のイントネーションもあるのかなぁ。優しい印象でした。
注意事項
ところで、今回は忘れ物が手元に戻ってきましたが、もちろん見つからない場合もあります。
JR東日本のサイトには、以下のような注意事項(抜粋)もありました。
- 対象は、JR東日本の忘れ物検索システムに登録済の物品です。
- システムに登録されるまで時間がかかる場合があります。
- 走行中の列車内や、システムに登録される前の忘れ物の捜索はできません。
- 引き渡しは、忘れ物を保管している駅で行います。
- チャットは無料ですが、別途通信料が発生します。
- チャットは、Internet Explorerでは利用できません。
お忘れ物チャットについてのよくあるお問い合わせは、こちら (公式サイト) もご覧ください。
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さいごに
以前、有効期限前日にフリーパスを失くしてしまった経験があったので、今回はフリーパスの管理は十分に行っていましたが、慌てて降りてしまったので、列車内に忘れ物をしてしまいました。
しかし、JR東日本の便利なチャット機能と迅速な対応のおかげで、翌日に忘れ物を受け取ることができました。
忘れ物を見つけてくださった方、届けてくださった方、システムに登録・連絡してくださった方、そして受取り対応してくださった方みなさまに、この場をかりて御礼を申し上げたいと思います。
ありがとうございました。
最後までご覧いただき、ありがとうございます。