aroma Japan 京都

京都悠洛ホテル Mギャラリー ~京都の香りに包まれる至極の滞在~

2021-10-02

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「旅とアロマ」にお越しくださり、ありがとうございます。

20年以上ぶりの京都滞在に選んだホテルは、京都・三条大橋のそばにある「京都悠洛ホテル Mギャラリー」。

いつも、趣のある素敵な大人旅を紹介されている「週末ごとの旅行者」さんが宿泊記をアップされていて、一目ぼれしてしまいました。

ホテルの雰囲気やサービスだけでなく、このブログのテーマ「旅」と「アロマ」のイメージそのものだったからです。今回は、 「京都悠洛ホテル Mギャラリー」 のアロマを中心に、滞在のようすをご紹介いたします。

※こちらのホテルは、ダーワ・悠洛 京都 by バンヤンツリー・グループ にリブランドされました。

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アクセス

東海道五⼗三次の⻄の終点、かつ京都の⽞関⼝である三条⼤橋。「京都悠洛ホテル Mギャラリー」は、 三条⼤橋で鴨川を渡ったすぐ 先にありました。

京都⼀番の繁華街・祇園と河原町から程近く、京都観光には最適なロケーションです。

アクセス

・地下鉄東西線三条京阪駅からすぐ(2番出口)
・京阪三条駅から徒歩約3分
・バス停(三条京阪前)から徒歩3分
・祇園や四条河原町まで徒歩約10~15分
・JR京都駅からはタクシーで約15分

1階 エントランス

古都の神秘的な隠れ家のように、街並みと調和した外観が特徴的なホテルです。

ちょうど、ホテル1階「Lounge & Bar 1867」で、フランスの炭酸入りミネラルウォーターブランド「Perrier(ペリエ)」とのコラボレーション”Perrier Promotion with KYOTO YURA HOTEL MGallery” が開催されていました。

そのため、エントランスには、世界的アーティスト・村上隆氏と「ペリエ」のコラボレーションロゴをあしらった装飾がありました。

隠れ家のようなドアの中に入ると、「遊龍の松」をイメージした豪華な一本松が出迎えてくれました。

大正ロマン時代の華族が客人をお迎えする、というコンセプトだそうです。

一段下がったところにフロントがあります。

ホテルに入ってすぐスタッフの方が来てくださったのですが、フロントまでが素敵すぎて、なかなか先へ進めませんでした。

フロントの側には竹林!

地下 1 階中央部のガーデンに植えられた竹が、吹き抜けを通して1階ロビーまで突き抜 けています。

ガーデン上部はガラス張の天窓となっており、自然光が差し込み、夜はライトアップされ昼間とは違ったムードを演出していました。

チェックイン

チェックインスペースは落ち着いた色調の空間に、ペルシャ絨毯が飾られ、側のケースには、焼き物などアートコレクションが並んでいます。

このフロントの階全体が明治時代の華族の邸宅をイメージした作りになっており、こちらは、客人をもてなす応接間だそうです。

こちらで手続きと、滞在時のサービスについて説明を受けました。

Heavenly Aroom

楽しみにしていた京都産のアロマエッセンシャルオイル・Mieuxs Selection(ミュウセレククション)の Heavenly Aroom 。

チェックインの時に説明を受けました。

香りのテーマは「京都の旅」 で、それぞれ京都にちなんだ名前が付いています。

8種類の香り

香りは8種類あり、全種類に京都産の精油(エッセンシャルオイル)を配合し、京都の美しい自然や街並みを表現しているそうです。

清水の桜

  • 特長:桜の美しさ、可憐さ、儚さをイメージした、柔らかいフレッシュフローラルの香り
  • 精油:黒文字(京都産)、ホーウッド、マージョラム、レモン

祇園の街並み

  • 特長:祇園独特の、上品かつクールな艶やかさ、華やかさをイメージしたオリエンタルシトラスの香り
  • 精油:柚子(京都産)、イランイラン、パチュリー、ライム

錦の市場

  • 特長:明るく活気があり、親しみやすい雰囲気をイメージしたスパイシーシトラスの香り
  • 精油:柚子(京都産)、カルダモン、オレンジ、グレープフルーツ

嵐山の竹林

  • 特長:神聖な竹林の様子や渡月橋を力強く流れる桂川など、嵐山の自然をイメージしたウッディハーバルの香り
  • 精油:檜(京都産)、シベリアモミ、ローレル、ラベンダー

宇治の自然

  • 特長:宇治をイメージした、フレッシュさと落ち着きを兼ね備えるフローラルハーバルの香り
  • 精油:黒文字(京都産)、ベルガモット、スペアミント、オレンジ

貴船の冬

  • 特長:雪と灯篭が織りなす冬景色をイメージしたスパイシーウッディの香り
  • 精油:北山杉(京都産)、カルダモン、シナモン、ユーカリ

大原の紅葉

  • 特長:参道や石段を歩いていると感じる木々の色付く様子や、土、苔の匂いなどをイメージしたフローラルウッディの香り
  • 精油:檜(京都産)、シダーウッド、パチュリー、オレンジ

天橋立の情景

  • 特長:見渡せば空と海の青が涼やかで、風が心地よく吹き抜ける様子をイメージしたシトラスハーバルの香り
  • 精油:北山杉(京都産)、タイム、ペパーミント、グレープフルーツ

出所:PRTIMES (Heavenly Aroomの香り) より抜粋

実際に香りをかいでインスピレーションで選ぶのが一番なのですが、迷った時は、アロマの特長で選ぶのもいいかもしれません。

実際の瓶には、「清水:Kiyomizu」や「祇園:Gion」といった地名だけが書かれています。

いろいろ香りを試して、迷いましたが、大好きな「クロモジ」や「マージョラム」が入っている「清水」にしてみました。

清水では1,000本を超えるソメイヨシノやヤマザクラが咲き誇り、まさに日本の春の象徴のような場所です。

Heavenly Aroomの「清水」は、そんな清水の春をイメージした香りだそうです。

精油は産地や季節によって芳香成分の割合が変わることがあります。以下は、一般的な精油の詳細です。

クロモジ

詳細

・学名:Lindera umbellata
・科名:クスノキ科(クロモジ属)
・抽出部位:枝葉
・抽出方法:水蒸気蒸留
・主な成分:リナロール(50~60%)、1,8シネオール、リモネンなど

クロモジ(黒文字)は、関東地方以西の本州、四国及び九州の雑木林に見られる落葉低木です。

深緑の樹皮にできる黒い斑点を文字に見立てて「黒文字」と名付けられたと言われています(諸説あり)。

樹木の精油ですが、柑橘系特有の甘い爽やかな香りがします。

シャネルNO.5の原料として使われていた「ローズウッド」に似た香りを持つ、日本産の精油です。

その主成分は、「リナロール」。ラベンダーアングスティフォリアなどにも含まれる芳香成分のひとつで、鎮静作用・血圧降下作用・抗不安作用・神経強壮作用・疲労回復作用などの効能が期待されています。

さらに、クロモジには抗菌効果もあるとされ、樹皮を残したクロモジの材で作られた爪楊枝は、高級品として茶席の和菓子などに添えられています。

ホーウッド

詳細

・学名:Cinnamomum camphora CT Linalool
・分類:クスノキ科
・抽出部位:木部
・抽出方法:水蒸気蒸留法
・主な成分:リナロール 90~99%

ホーウッドは、ショウノウノキ(樟)の変種で、甘く優しい香りで、強い殺菌力があると言われています。

入手が困難になったローズウッドの代わりとして登場した、比較的新しい精油で「リナロール」の含有量が多いことが特徴です。

ブレンドして使用すると、相乗効果が高くなると言われている精油のひとつです。

マージョラム

マージョラムの精油には2種類(スィートマジョラム・スパニッシュマジョラム)あります。

※精油には記載がなかったのですが、香りからスィートマージョラムだと想定して、解説いたします。

詳細

・学名:Origanum majorana
・科名:シソ科
・抽出部位:花の咲いた先端部分
・抽出方法:水蒸気蒸留法

マージョラムの精油は、ややスパイシーでスッキリしたハーブ系の香りで、強壮とリラックスの両方に役立つ主要な精油の一つです。

オレガノやタイムと共通の芳香成分を含んでいますが、オレガノよりまろやかで、タイムより甘い、より繊細な香りが特徴です。

日本の香りでいうと、樟脳に似ていると思います。

東洋医学から見ると、マージョラム油には気を補い、循環を促し、寒証の痰を取り除き、心を穏やかにする作用があるそうです。

余談ですが、マージョラムの学名 オリガナム マジョラナ を覚えるとき、「折り紙を折る魔女・ラナ」と教えてもらいました。なので、この香りをかぐと、折り紙と魔女を思い出してしまいます。

クロモジもホーウッドもマージョラムも、リラックスしながら元気を取り戻せる効能が期待できるので、ホテルでの滞在にはピッタリだと思いました。

ムエットに染み込ませて部屋に持って行けば、滞在中、自分好みの香りに包まれて過ごすことができます。

胡粉ネイル

もう一つ楽しみにしていたのは、 上羽絵惣 (うえはえそう) の 胡粉(こぶん)ネイルです。

「上羽絵惣」は、初代惣兵衛が宝暦元年(1751)に京都の燈籠町で 創業した、日本最古の絵具屋さんです。

創業260余年の「上羽絵惣」では、白狐印の胡粉や泥絵具、棒絵具などを扱っています。 そのノウハウから胡粉を使用したネイルを開発したそうです。

ロビーで試したあと、 お店に行って何色か買ってみました。

ジェルネイルのし過ぎで爪が弱ってしまい、しばらくネイルは控えていたのですが、この胡粉ネイルなら、気軽に使えそうです。

クラッシックルーム

部屋は一番リーズナブルなクラッシックルーム(景観なし)です。

クラシックルーム は 22㎡なのですが、廊下がある分、狭く感じました。

ただ、全室に設置されているシモンズ製のベッドは寝心地よく、西陣織のヘッドボードで落ち着く雰囲気になっています。

ベッドサイドにはアルコールスプレーが置いてありました。

滞在中、頻繁に使いましたが、手指がカサカサになるタイプではなく、安心して使えました。

入り口近くには大型のクローゼットもありますので、収納力は十分です。

大型テレビが設置されているのですが、ベッドからしか見られない位置にあるのは残念でした。

本当に景観なしで、ブラインドをあげても、何も見えません(すりガラス)。

ただ、窓側には、ゆっくり過ごせる畳の小上がりがありました。

ここではゆっくりしてもいいのですが、ヨガマットを借りて、体を伸ばすこともできます。

ヨガをやっている方にはお馴染みの、Suriaのヨガマットです。

備品

パジャマは、好きな色で、着心地も良かったです。

チェックイン時に枕も選べますので、低めの低反発枕をリクエストしました。

このほか、ふかふかのスリッパもあり、質のいい備品で快適に過ごせました。

シングル仕様ですが、ペットボトルの水が2本用意されていました。

バスルーム

シックなカラーを基調としたバスルームに、(写真には写っていませんが)LEDライトが付いた女優ミラーがありました。

歯ブラシやコットン、シャワーキャップなど、必要なものは全て揃っていました。

バスタオルは1枚でしたが(なぜか)バスローブは2人用ありました。バスローブは厚手のタオル生地なので、使い心地も良かったです。

パリのコスメブランド「サンクモンド」のアメニティーで統一されています。

個人的には、化粧落としや固形石けんがあったことが嬉しかったです。

やっぱり、シャンプーなどは、大きな設置型ではなく、個包装の方が清潔感もあっていいですね。

シャワーだけでしたが、レインもあるし湯量もたっぷりなので、疲れがとれました。

館内の仕掛け

館内は、「現代から近代へ、近代から侍の時代へ」。

まさに侍の時代が終焉を遂げる1867年頃を彷彿とさせる、和と洋を独創的に融合させたミステリアスな空間をテーマにしているそうです。

客室だけでなく、レストランやバーも洗練されたデザインなのですが、面白かったのは、エレベーターの中です。

場所によって、内装が、金・銀・銅に塗られているのです。

金と銀は部屋へ向かうエレベーター、そして銅は、エントランスの階段の側のエレベーターの内側です。

シンプルな建物の外観とは裏腹に、館内は華やかだけどどこか居心地の良い落ち着いた世界が広がっていて、まさに大人の秘密基地といった感じでした。

朝食

朝食は、地下一階の「54TH STATION GRILL」でいただきます。

三条大橋が東海道五十三次で、ここはその次、五十四次ということだそうです。

「54番目の宿場町」という意味が込められたレストランにふさわしく、「54TH STATION GRILL」では、朝から京都だけでなく、東海道の旬の食材組み合わせた料理がいただけます。

京町屋を意識した地下の通りから抜け出すと、開放的な竹林へ繋がっています。

どなたもいらっしゃらなかったので、写真をたくさん撮らせてもらいました。

明治維新・大正ロマン時代を彷彿とさせる市松模様を随所に配置しています。

梅の木をイメージした照明など、ハイセンスなデザインを感じながら贅沢な朝食となりそうです。

本来ならブッフェスタイルの朝食なので、こちらにご馳走が並ぶのでしょうね。

まずは、ジュースで体を目覚めさせます。

本来はブッフェスタイルのようですが、この時は、和食か洋食のチョイスでした。

洋食のサラダがボリュームがあると教えてもらったのですが、焼き魚も食べたかったので、和食にしてみました。

エントランスで飾られていのを見かけたクロワッサン。

パンが美味しい京都!しかもフランス系のホテル!なら美味しいに違いない!!

公式サイトに書かれていたカスタマイズをお願いしてみたところ、丁寧にジャムも付けて持ってきてくれました。とても美味しかったです^^

レストランの名前に込められた意味通り、「食を通して旅する」をキーワードにした朝食で1日をスタートすることができました。

余韻と香り

ホテルでの滞在の余韻を味わいたく、このホテルで知った京都のアロマブランド・ミュウセレクションの「Heavenly Aroom」から、何種類かのアロマやハンドクリーム、そしてバスソルトを買ってみました。

特に、この時期におすすめなのが、金木犀(キンモクセイ)の香りです。

秋に香る金木犀は、春の沈丁花(ジンチョウゲ)、夏の梔子(クチナシ)とともに、三大香木と呼ばれています。

精油の香りも強めなので、少量でもけっこう香りが広がります。

ほんの1滴垂らしただけで、次の日も、ほんのり香りを感じました。

しばらくは、家のパウダールームの香りとして楽しみたいと思います。

さいごに

ブログで拝見して一目ぼれした 「京都悠洛ホテル Mギャラリー」は、やっぱり素敵なホテルでした。

隠れ家のように寛げ、適度な距離で接してくれるスタッフの方の対応にも大満足です。食事が美味しいのも嬉しい点です。

現在はリブランドされていますので内容は変わっているかもしれません。ご了承ください。

最後までご覧いただき、ありがとうございます。

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