2019年4月にオープンした、東京・大田区蒲田の「オリエンタルエクスプレス東京蒲田」
リーズナブルな価格なので一人旅にもおすすめですが、町工場が集積していることで有名な大田区ならではの内装も面白いホテルです。一番のおすすめポイントは、羽田空港からの近さ!京浜急行(快特)に乗れば、最短11分で到着します!
今回は、羽田空港からのアクセスが便利な、「オリエンタルエクスプレス東京蒲田」宿泊記をお届けいたします。
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蒲田駅周辺のホテル
羽田空港からの公共交通機関で都心へ向かう場合、モノレールと、バス、そして京浜急行電鉄 (京急) の3つの方法があります。
空港周辺でリーズナブルな価格のホテルが多く集まっている「蒲田駅」へのアクセスは、京急かバスが便利です。今回は「蒲田駅」周辺でホテルを探すことにしました。
2つの蒲田駅
ところで、蒲田駅には「JR蒲田駅」と「京急蒲田駅」の2つがあります。それぞれの駅の間は、徒歩で15分以上離れています。
JR蒲田駅へ行く場合は、羽田空港からのバスが便利です。所要時間は約30分です。
一方、「京急蒲田駅」までの所要時間は、京急の快特で8分、急行で12分です。バスも京急も、乗り場は、羽田空港第1・第2ターミナルに直結しているので、簡単にアクセスできます。
今回ご紹介するのは、「京急蒲田駅」から徒歩圏のホテルです。
アクセス
京急蒲田駅の改札は、1カ所です。
改札を出ると、ちょっとトリッキーな場所に出ます。
進行方向が、「↓出口」、「東口」、「西口」となっているのです。
「オリエンタルエクスプレス東京蒲田」に行く場合は、まっすぐ「東口」方面へ進みます。この地点からホテルまでは、3分~5分くらいです。
くれぐれも、↓出口(階段を降りる)や、西口出口の方向へは進まないように。
案内が分かりにくいので、初めての方は迷われるかもしれませんが、改札を出たら、まっすぐに進めば大丈夫です。
突き当りにはGUがあります(2020年6月現在)。左に曲がって階段を上ります。
あとは、高架を進み、先にある階段(もしくはエレベーターかエスカレーター)で下ります。
降りたら、セブンイレブン(2021年6月の写真)のところを左に曲がります。
その先にある横断歩道を渡って、三叉路の斜め右の道を進みます。
外観は、あまりホテルっぽくなく、最初、通り過ぎてしまいました。
ホテルのエントランス
ちょっと変わった趣の外観ですが、ここから入ります。
エントランスは明るくてきれいです。
そこには、もう使われなくなった古い旋盤機 (せんばんき) が、蒲田の象徴のように置いてありました。
旋盤機とは、金属を切り削る機械だそうです。旋盤機は、かつては、「1台買えば家が建つ」と言われたほど、工場には無くてはならないものだったそうです。ホテルのエントランスに飾られていた旋盤機は、年代は不明ですが、とてもきれいに保存されていると感じました。
館内には、他にも、町工場の技術を知ることができる展示物があります。
エントランスには、フロアサインの一部とともに、設計図と説明が展示されていました。
「ホテル オリエンタル エクスプレス 東京蒲田」のコンセプトは、「蒲田ならではの町工場を感じるホテル」だそうです。
館内には、10 社以上の地元の町工場とコラボレーションし、実際に使用していた製造機械や工業製品をはじめ、熟練した町工場の加工技術を活用したスタイリッシュな製品が飾られています。ホテルのフロアごとに、削る、折る、磨く・・・といった手仕事の工程をテーマとしているようです。
フロント
フロントは、もちろん、24時間対応です。
チェックイン 15:00 / チェックアウト 11:00
チェックイン・チェックアウトも機械でできるのですが、有人カウンターでも対応してもらえます。
フロントデスクのそjばに置いてあるアメニティを、スタッフの方に声がけして、いただきました。
荷物を少なくしたい一人旅には、こういったサービスがあると嬉しいです。なお、忘れてもホテルに来るまでにコンビニはありますので、全く困ることはありませんが。
フロントのすぐそばには、宿泊が自由に利用できるカフェスペース「エクスプレスカフェ」があります。
木のぬくもりを感じる開放感のあるスペースでした。
利用時間:朝食 6:30~10:00 / カフェ 10:00~24:00
カフェとして利用できる時間には、無料のコーヒーも飲めます。
ドリップ式のコーヒーなので、美味しかったです。
私が泊まった時には販売がなかったのですが、ワイン(有料)もあるようです。
朝食
今回は早朝発だったので食べられなかったのですが、朝食サービスもあります。
朝食はブッフェなのですが、おにぎりや卵焼き、煮物などのおかずを(お皿ではなく)、置いてあるお弁当箱に詰めて食べます。「日本の食体験を楽しんでほしい」と、町工場の職人が食べるお弁当をイメージした朝食だそうです。
地元の老舗の海苔や深蒸し茶といった蒲田の特産品も用意されているそうですよ。
部屋まで
アサインされたのは、4階でした。
廊下の壁も、町工場の雰囲気を醸し出しています。4階のフロアサインのテーマは「折る」。素人が見ても、とても美しいデザインでした。
スチールのプレートを歪ませずに美しく折り、溶接する技術を活用しているそうです。
他の階のサインは、掘削や研磨、曲げの技術が使われています。館内の1階から6階まで、それぞれ異なった技術が使われ、印象も全く異なるデザインになっているので、こういった細部を見て歩くのも楽しいかもしれません。
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オリエンタルシングル
- 部屋の広さ:13.5㎡
- ベッドサイズ:140cm×195cm(エアウィーヴ製)
壁は、一瞬打ちっぱなし?かと思ったのですが、木毛セメント板 (木片とセメントを圧縮した資材) を使ったものだそうです。
町工場の雰囲気をかもし出しているのでしょうか。
狭いなりに工夫されていて、1人(しかも早朝便のための前泊)なので、なんの問題もありません。
テーブルは折り畳み式で、使わないときは立てかけておけます。狭い部屋ならではの工夫ですね。
京急蒲田駅の西口方面まで戻ると、食事ができる場所もあるのですが、今回はコンビニで買ってきたお弁当で済ますことにしました。そんなときにも、このテーブルは使えます。
景観は全く望めませんが、窓が少し開くので、換気ができます。
駅から徒歩3分ですが、とても静かでした。
バスルーム
ユニットバスですが、新しいのできれい、清潔感がありました。
備品など
ワッフル素材のパジャマは、ユニクロとのコラボで、着心地も良かったです。
部屋のWi‑Fi環境も問題なく使えました。
その他、全室Apple TVとBluetoothスピーカーを備えていて、手持ちのスマートフォンとも連携することができます。
アプリで街歩き
蒲田の街歩きをする際のツールとして、トラベルオーディオアプリ「ON THE TRIP」がありました。
アプリからべらんめえ口調で語りかける案内人「テツさん」に導かれて、蒲田を巡るという体験ができるそうです。
こちらのアプリによる蒲田の案内は、ホテル オリエンタル エクスプレス 東京蒲田に宿泊の方のみ無料で使用できます。
ところで、蒲田は温泉が多く湧出していることでも有名です。大田区は、都内で一番銭湯の多い区であり、黒湯温泉が楽しめる銭湯も多数存在しています。その温泉は「黒湯」で、日帰りで楽しめる温泉もあります。もし時間があれば、体験してみたかったです。
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さいごに
JR蒲田駅、京急蒲田駅周辺には、一人旅でも気軽に泊まれるホテルがたくさんあります。
その中でも、新しくてきれい、リーズナブルな価格、そして駅近のホテルに泊まってみました。蒲田というと、空港利用時の前泊・後泊のイメージしかありませんでしたが、このホテルを拠点として観光するのも面白そうですね。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。