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防災の日に「宇宙食」を食べてみた!~宇宙科学館「ゆめぎんが」のお土産~

2021-09-01

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早いものでもう9月。9月1日は、防災の日です。

以前、佐賀県立宇宙科学館「ゆめぎんが」に行ったとき、宇宙食を買ってきました。

防災の日の今日は、「ゆめぎんが」の宇宙発見ゾーンを思い出しながら、非常食にもなる宇宙食をご紹介したいと思います。

佐賀県の一部地域に 「まん延防止等重点措置」の発令により、8/27(金)から当面の間、一部の展示物・プラネタリウム・天体観望会・各種ワークショップ、サイエンス教室等が休止となっています。

宇宙発見ゾーン

https://www.yumeginga.jp/

佐賀県立宇宙科学館「ゆめぎんが」の3階には「宇宙発見ゾーン」があります。

宇宙のすがた、太陽系のすがたをパネルなどで展示しており、天文学の歴史も解説されています。

どの惑星が一番軽いでしょうか?
momoka
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惑星の重さを比べる実験コーナーもあり、スタッフの方が、惑星の模型が入っている容器に水を入れてくれました。

すると、土星が浮いてきました。

太陽系で2番目に大きな惑星である土星は、そのほとんどがガスでできているため、密度は大変小さく、水よりも軽いのだそうです。

耳で聞くより、実際に水に浮く模型を見ることができるのは、結構インパクト大!でした。

momoka
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理系少女だったので、こういうプログラムが大好きなのです。

人類の宇宙へのチャレンジを物語る、ロケットエンジンの模型展示がありました。

その他、宇宙服のレプリカ展示や、宇宙船を操縦することができる「スペースアドベンチャー」もあります。

また、アメリカ宇宙開発局NASAの指令センターを体験できる場所があり、挑戦しましたが、シャトルを打ち上げることができませんでした(結構難しかったです)。

ムーンウォーク

月で歩くとどんなふうになるのでしょうか?

こちらの「ムーンウォーク」では、文字通り月面歩行を体験することができます。

しっかり固定され、歩く際に地面を強く蹴ると、高く上がります。

momoka
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とても楽しかったです!


宇宙トレーナー

「宇宙トレーナ」は、かつて宇宙飛行士の訓練に使用されていたものと同じ形の装置です。

ヘルメットをかぶって、ベルトでしっかり固定され、グルグル体験が始まります。

絶叫系のアトラクションより激しかったような気がします。

食後は避けた方がいいと思います。
momoka
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宇宙体験ゾーンと同じ3階には、プラネタリウムもあります。

常設展示の見学とは別料金です

2台の高解像度4Kプロジェクターを備え、光学式とデジタル式による統合型投映システムで、満天の星空や地球のようすが再現されます。

この時は他に人がおらず、貴重な貸し切り体験ができました。

星空散歩

空を見上げて北斗七星が見つかったら、そこから見ごろの星をたどることができるそうです。

私が行った6月は、北斗七星のひしゃくの持ち手のカーブにそって視線をのばすと、オレンジ色の明るい星が見つかります。日本では「雨夜の星」ともよばれるうしかい座の一等星です。

8月になると、頭のてっぺん近くには、大きな三角形を作っている3つの一等星がが見えます。夏の大三角です。

また南東の空には、見ごろとなる土星や木星も明るく輝き始めました。

9月も、日の入り後の辺りが暗くなってきた頃、南東の空に土星と木星が見えています。

9月16日から18日にかけて、上弦をすぎた月が、土星と木星の近くに見えます。

満月(9月21日)に向かって少しずつ満ちていきながら、東へ東へと位置を位置を変えていく月と、2つの惑星の姿を楽しむことができます。

その9月21日は、中秋の名月でもあります。

中秋の名月は満月とならないことが多いのですが、今年は、貴重な満月の中秋の名月です。

晴れるといいなぁ・・・・。

湖畔のレストラン

宇宙科学館には、オープンエアの休憩所(飲食可)もあります。そして、その隣には、湖畔のイタリア食堂「はねやすめ」。

「はねやすめ」は、開放的な窓から、周辺の木々や水面がキラキラ光る池ノ内湖を眺めながら食事ができるレストランです。

出来る限り佐賀の食材を使って調理しているそうですが、残念ながら、私が行ったときは休業中でした。

2021年8月には営業再開していましたが、今後変更となる可能性もあります。 

「はねやすめ」のパスタがとても美味しいらしいので、いつか食べに行きたいです。
momoka
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宇宙食

宇宙科学館「ゆめぎんが」には売店もあり、宇宙食が販売されています。家族への話題提供に、少し買ってみました。

販売されている宇宙食は、実際に宇宙へ持って行かれたものもあります。

スペースシャトルでは、さまざまな宇宙食が搭載されていますので、以下、一例をご紹介します。

一例

・地上で普通に売られている食品そのまま
・温度安定化食品(レトルト食品)
・加水食品(スープ、ライス、スクランブルエッグなどのフリーズドライ食品)
・半乾燥食品(乾燥フルーツ、乾燥牛肉など)
・自然形態食(ナッツやクッキーなど)
・生鮮食品(リンゴ、オレンジ、バナナ、ニンジン、セロリ、ロールパンなどの新鮮な果物や野菜)

現在、宇宙食は、200種類以上あるそうです。

宇宙食は、飛行前には、必ずNASAジョンソン宇宙センター内の「フード・ラボ」で、審査を受けることになっています。

ここでの検査に合格さえすれば、宇宙飛行士は好みの食事を宇宙に持って行くことができるのです。

また、JAXAでは、国際宇宙ステーション(ISS)に滞在するクルーに供給する宇宙食として、宇宙日本食を開発しました。

スクランブルエッグ、スープ、オレンジジュース、コーヒーなどはプラスチックの容器に入っており、水を加えてもとに戻します。ステーキやチキンなどは袋に入っていたり、缶詰になっていて、オーブンで加熱することも可能です。

実験目的で冷凍庫を持っていくミッションの場合、アイスクリームを持ち込んだこともあります。

https://fanfun.jaxa.jp/faq/detail/188.html

お土産

パンやスィーツなどの宇宙食を買いました。

現在、私たちが買えることができる宇宙食は、3種類あるそうです。

  1. 中身は宇宙で食べられているものと同じですが、パッケージが異なるもの(JAXA認証)
  2. 中身もパッケージも実際に宇宙に持って行くものと同じもの(JAXA認証)
  3. 過去の宇宙食を再現したもの(JAXA認証なし)

大きくは、JAXA認証があるか、ないかに分かれます。

今回は、①のJAXA認証あり・パッケージが違う、そして、③過去の宇宙食、を買ってみました。

スペースカレー

スペースカレーは、ハウス食品が開発した「認証あり」の商品です。

日本人宇宙飛行士用にJAXAとともに開発し、2007年6月に宇宙日本食として正式認証されました。

無重力状態で食べることを想定し、スパイシーで味が濃いのが特徴です。

さらに、長期滞在による骨の減少などのリスクを抱える宇宙飛行士のために、カルシウムやビタミンD、大豆イソフラボンといった、宇宙での生活に必要な栄養が強化されているそうです。

無重力空間では、専用の加熱トレーで温めて食べますが、地上では(普通のレトルトカレーと同様に)お湯で温めます。

一緒に、宇宙白飯も買いました。宇宙白飯は、一度炊いたお米をフリーズドライしたアルファ米で、水でも調理できるものです。

こちらは賞味期限が2023年2月なので、来年の防災の日用に取っておきます。

杏仁豆腐

こちらの杏仁豆腐は、「③ JAXA認証の記載がない商品」ですが、これは実際に過去のスペースシャトルで使用されたもので、さまざまな食品のフリーズドライシリーズです。

宇宙食に、今よりも軽さが求められた時代のものを再現しています。

宇宙食は、アメリカのスミソニアン博物館で買って以来(何十年ぶりか)ですが、種類が増えていて、杏仁豆腐まであって、ビックリしました。

大昔に買った宇宙食は、イチゴアイスです。パサパサの食感で決して美味しいものではありませんでしたが、イチゴのデザート感はしっかりあったと記憶しています。

こちらの杏仁豆腐は、真空から水分を取り出したフリーズドライ製法で出来ています。

軽い食感で、口に入れると、杏仁豆腐の風味とともにすぐに溶けます。

美味しいのですが、歯にくっついてしまうのが、難点です。

日持ちするので(非常食としていいかどうかは別として)、お土産におすすめです。

ただ、奥歯に詰め物をしている方は控えた方がいいような気がします(笑)。

たこやき

ちょっと珍しい日本風味の宇宙食「たこやき」も買ってみました。

杏仁豆腐と同じ製法の「たこやき」。見た目は、普通のたこやきですが、固いです。

大きさは、大人が一口で食べられるくらいです。

目をつぶって食べてみると・・・

「たこやき」と言われれば、「たこやき」のような気もします。

2つめは、たこ焼きソース(市販のもの)をつけて食べてみましたが、微妙な感じです。

出汁がよくきいた、たこやき味のカールを食べている感じです。

私が派遣されていた中央アジアのキルギスで、帰国前に、日本の味が懐かしいなぁ・・・なったときに食べると、「おっ!たこやき!」と喜ぶ味だと思います。

ということは、非常食には、いいのかもしれませんね。

アクセス

佐賀県立宇宙科学館「ゆめぎんが」の最寄りのJRの駅は、「武雄温泉駅」です。

IC系交通カードは使えません。紙のきっぷを改札口で出すのですが、温泉駅らしい仕掛けがありました。

駅員さんが差し出す風呂おけに、きっぷを入れるのです。
momoka
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割引券

改札を出てすぐの所に、観光案内所があります。

こちらに立ち寄ると、宇宙科学館「ゆめぎんが」の割引券をもらえました。

次は、路線バスに乗ります。

宇宙科学館「ゆめぎんが」方面へ行くバスは、駅舎を背に道を渡ったところにあります。

バスは1時間に1本(ない時間帯もあります)。なので、バスの時間を調べてから出かけた方がいいようです。

バスでは交通系ICカードも使えました。

バスを降りたら

一応案内板はあるのですが、入り口(どこを曲がっていいのか)少し迷いました。

バスを降りた少し先の横断歩道を渡り(右の方向へ)、緩やかな坂道を上っていきます。

坂を上ると湖が見えてきます。あとは、湖畔の遊歩道を歩いて行けば到着します。

バス停からは徒歩15分ほどです。

帰り(バス停)

帰り(JR武雄温泉駅方面)のバス停は、来るときに降りたバス停の真正面ではなく、少し武雄温泉駅よりにあります。

ちなみに、同じバスが、土日には宇宙科学館「ゆめぎんが」のエントランス近くまで行くようです。

さいごに

防災の日に、我が家で保管している非常食の一つ、宇宙食をご紹介いたしました。いかがでしたでしょうか。

レトルト食品の文化が浸透している日本では、さまざまな商品が簡単に手に入ります。最近では非常食用に賞味期限が2~3年となっている商品も増えました。

宇宙科学館「ゆめぎんが」での体験を思い出しながら、「ISS国際宇宙ステーションでも同じメニューが食べられたのかなぁ」と考えると、ちょっといつもとは違う防災の日となりました。

ところで、幸い、「ゆめぎんが」は、大雨の影響を受けることなく営業ができているようです。

私が行ったとき(夏休み前)、休止している施設もあったので、またいつか(自由に動けるようになったら)行ってみたいと思います。

最後までご覧いただき、ありがとうございます。

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