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久しぶりにマレーシア航空に搭乗しました。
前回(2018年)はA350-900が就航していましたが、今回はB777-300です。今回は、マレーシア航空でのWebチェックインから機内の様子についてご紹介いたします。
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チェックイン
マレーシア航空は、搭乗の48時間前から90分前までWebチェックイン(PC)やモバイルチェックイン(スマートフォン/アプリ)が可能です。
ただし、以下の場合は事前チェックインできず、空港での手続きとなります。
- 同伴者のいない未成年者(12歳未満)のひとり旅
- 特別な手伝いが必要な場合
- コードシェア便またはマレーシア航空が運航しない便利用時
- グループチェックイン(9名以上の旅行者が一緒の予約番号)
今回はツアー参加(グループチェックイン)でしたが、5人だったので、モバイルチェックインすることができました。
空港にて
マレーシア航空のチェックインカウンターは、成田空港第2ターミナル南側にありました。
そのそばに、Smart Check-inがあります。すでにチェックイン済でも、こちらのキオスクでパスポートを読み込ませ、座席を選び直すことができます。
グループチェックインの予約コードだったので、航空会社の会員番号を事前に入力することができませんでした。その場合は、当日空港で入力可能です。入力すると、EMERALD の表示も出ました。
さらに、窓(K)側の座席が1席空いているのを見つけました!
これで王様席をゲットです^^
なお、2018年から(預け入れ荷物がない場合は)、Webチェックイン後、搭乗券を印刷してそのまま出国することができるようになったそうです。Webチェックインして出発する人が多くなり、運用が変更されたと聞きました(2018年6月、チェックイン時にMH地上スタッフに確認済)。
チェックインカウンターへ立ち寄らずに出国した場合、出発ゲートのカウンターでパスポートチェックが必要です。
出国
成田国際空港は24時間空港ではなく、出国できるのは7時30分からと遅い運用です。
ただし、羽田国際空港に比べて空いているときが多いです。また、ビジネスクラス以上だけでなく、ワンワールドの上級会員(エメラルドとサファイア)もFAST TRACK から出国できます。
ラウンジ
マレーシア航空の場合、ラウンジのクーポンは特にありませんでしたが、本館のJALラウンジを案内されました(2024年7月現在)。
成田からの出発ゲートは72番だったので、ぎりぎりにラウンジを出ても大丈夫でした。
ワンワールドのEMERALDだとJALファーストクラスラウンジが利用可能です。
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【JAL】成田空港 ファーストクラスラウンジ体験記
新しくなった成田空港のJALファーストクラス・ラウンジに行ってきました。
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JAL's SALON ~成田国際空港の大人の隠れ家ラウンジ~
JAL's SALONは大人の隠れ家。
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マレーシア航空89便
以前はA350-900が就航していたのですが、今回はA330-300でした。
少し古いタイプの飛行機ですが、天井のコントロールユニットに空調のつまみがありました。これで風を調整できます。
マレーシア航空のビジネスクラスは、1ー2ー1(または2)の不思議な造りになっています。座席によって少し快適性が違う(ような気がする)ので、座席選びは重要です。
座席選び
SeatGuruでは、1A・1D・1G・1Kの座席に問題(騒音など)があるとなっていますが、日中に飛行する便であれば、1Kはあまり問題だとは感じませんでした。なんせ、1K、4K、6Kは王様席ですから。かえって、避けたいのは、2Kなど機首に向かって窓側の座席です。狭くて、隣の人が知り合いでなければ、航行中に通路へ出ることも大変そうでした。
王様席
座席の両側に小さなテーブルや小物入れがある、通称・王様席(王様シート)。
2席分のスペースがあり、空間としては(他の航空会社のビジネスクラスと比べると)、一番広いのではないのでしょうか。スイスインターナショナル(スイス)の飛行機も、このような座席配列でしたが、スイスより新しくて快適でした。
1Kの前はギャレー(飛行機のキッチン)です。
到着までずーっと映画を見ていた(ノイズキャンセリングのヘッドフォンをしていた)ので騒音は気になりませんでしたが、カーテンの隙間から明かりが漏れるときがあるので、夜間飛行だと気になるかもしれませんね。
ちなみに、A350-900 にも王様シートはありますが、前方にはビジネススィート(=ファーストクラス)があるので、ビジネスクラスの一番前の席(王様シート)でも騒音の心配は全くありません。個人用のモニターも大きいし、快適度はかなり上がりますね。
その他の座席
同じソロシートでも、機首に向かって左側の A の座席は王様席ではありません。
通路側にテーブルがあるか窓側にテーブルがあるかの違いはありますが、王様席に比べると居住空間は狭くなってしまいます。
真ん中の2席も左右で少し違いました。一方には収納ボックスが付いた小さなテーブルがありますが、もう一方には共用のテーブルだけです。
なので、真ん中の座席なら、上の写真の赤〇がいいような気がしました。小さな収納ボックスがついたテーブルがある座席です。
王様席の座席まわり
ところで、王様席は収納スペースも2倍です。なので、航行中に必要なものは全てそばに置けて快適に過ごすことができました。
テーブルのそばにも小さな収納ボックスがあります。これは嬉しい♡ 小さな荷物以外にも、水のペットボトルを立てて入れられる収納力抜群の大きさでした。
収納スペースは、A330-300もA350-900も同じでした。
また、USBでも充電でき、そのスピードも速かったです。ここまで、ストレスフリーの快適さ。
A350-900ではシートクッションの堅さを選ぶことができましたが、A330-300にはその機能がありませんでした。ただし、どちらもマッサージ機能がついています(とはいっても少し動いているなくらいですが)。
座席は、フルフラット以外にもいろんな角度が選べるので、かなり楽でした。フットレストだけでも自由度が大きかったです。
座席の上には、敷きパッド、掛け布団そして枕が用意されていました。自分でセットします。
カタール航空だと「わたくしが!」と客室乗務員の方が飛んできてやってくれるのですが、マレーシア航空では自分でやります。こういうの好きなので問題はありません。昼間の便、しかも6時間程度の中距離路線でありながら、寝具があるのは嬉しいですね。
A350-900 同様にたすき掛けのシートベルトでした。このタイプのシートベルトが増えましたね。ただし、JALのようなエアバッグ付きではありませんでした。
ちなみに、A350-900はちっと違います。ちょっと複雑でしたが、こんな感じで、肩の部分のシートベルトがシートパッドから出てきました。エアーバッグかどうか分かりませんが、腰のベルトの一部が膨らんでいるのも違いますね。
A350-900同様、テーブルはこんな感じで出てきます。
食事中はキチンと座り直さないと、テーブルがうまくセットできませんでした。食事中はお行儀よくね・笑。
機内備品
ヘッドホンはノイズキャンセリング。
スリッパは、以前のものに比べてしっかりしたタイプになっていました。スリッパは座席にセットされているのではなく、手配りでした。配布時に寝ていたら、座席の収納ボックスに入れてくれていました。
A330-300でも機内Wifiはありました。
しかも、無料(時間制限なし)です!
iPhone だと "MHconnect" と入れるとすぐに繋がると機内誌に書かれていたのですが、繋がらず。mhconnect.malaysiaairline.com でなんとか繋ぐことができました。ただし、1回繋げると到着10分前まで問題なく使えました。
アメニティ変遷
2018年当時のアメニティは、AIGNER(アイグナー)でした。
ミストやリップクリーム、歯ブラシや櫛、アイマスク、靴下と機内であると嬉しいものが揃っていました。ただ、ミストの香りが独特で、結局使わなかったのを覚えています。ケースはハンガー付きなので旅先で使いやすく、今もこれだけ使っています。
2024年7月現在、ポーチは、英国の「アスピナル オブ ロンドン」に変わっていました。こちらも繰り返しトラベルポーチとしても使えそうなしっかりしたものです。中身はPAYOT(パイヨ) というパリの老舗コスメブランドのものでした。優しい香りで塚心地もよかったです。
最近、プラスチックでない歯ブラシが増えましたね。
マレーシア航空の機内(お手洗いの中)にセットされていたのも、使い捨てかどうか分かりませんが、プラスチックではありませんでした(木製か紙製かは不明)。
ちなみに、JALのラウンジでもらえる歯ブラシは紙製です。
紙製だと言っても硬くて、木製のようにも見えました。こちらは使い捨てです。
最初に使ったとき使い捨てだと知らず、再利用して大変なことになりました。2回目(見た目は問題なし)に口に入れて歯を磨いた瞬間、口の中がブラシだらけになってしまいました。2回目は分解されるようです。SDGsの一環かもしれませんが、使い捨てだとゴミが増えるような気がしますが、どうなのでしょうね。
JALの歯ブラシの体験がトラウマとなり、マレーシア航空の歯ブラシも1回だけ使って捨ててしまいました。2つを比べてみると、マレーシア航空の歯ブラシの方がしっかりしている気もしますが。
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ウエルカムドリンク
さて、搭乗時のウエルカムドリンク。
小さなグラスですが、きちんと持ち手があるタイプでした。なお、日本発は朝だったからか、シャンパンはなく、水とジュースのチョイスでした。上の写真は、クアラルンプール発(深夜)のものです。
機内食サービス
2018年同様、今どきなリカー・カートサービスが始まりました。
今回も、食事のメニューはあったのですが、ワインリストはありませんでした。なので、カートの上に乗っているものを見て選びます。ちなみに、ワインやシャンパンは、クアラルンプール国際空港のラウンジにあったものと同じでした。
成田発は昼食のサービスから始まりました。
マレーシア航空に乗ったら食べたいサテー。
変わらぬ味で美味しかったです。
前菜はいまいち。
ガーリックブレッドは美味しかったです。
その後、白ワインに変えて、お魚料理をいただきました。ピリ辛エスニックの味で美味しかったです。デザートはチョコレートムース。こちらも美味しい^^
シェフ・オン・コール
ところで、マレーシア航空のビジネスクラスとファーストクラスでは、出発の30日前から24時間前までに機内食の予約ができる「シェフ・オン・コール」というシステムがあります。シンガポール航空のようですね。
東京発のメニュー
前回はこちらのメニューから、ビーフのバルサミコソースを選びました。
今回はツアーなので事前予約できず、残念。
ただし、ワンワールド・EMERALDなので、最初にチョイスは聞いてらえました。
軽食
到着の2時間ほど前には軽食のサービスが始まりました。
ただし、メニューにはANYTIMEと書かれているので、航行中、いつでも好きな時に頼めます。
カリフォルニアロールとアイスクリームをお願いしたのですが、フルーツもつけてくれました。
食後には『温かいヌードルもありますよ』と勧めてもらったのですが、到着後に夕食が待っているので軽くいただくことに。日本発は、どれも美味しかったです。
日本着(MH088)
帰りは朝着なので朝食サービス。
和食にしてみました。
しかし、不味い。メインが美味しくなくてもお蕎麦だけは美味しいこともあるのですが、全部見事に不味かったです。食べられたものは、たくわんと枝豆、そして味噌汁(インスタント)だけでした。
朝食とともにお願いしていたサテ。
搭乗してすぐに休みたかったので最初の軽食サービスを断ったのですが、サテだけは食べたくて到着前にサービス可能かどうかを尋ねたところ『一度温めるので品質は下がりますが』と一言断りがあったのですが、快諾してもらえました。一緒にシャンパンも。少し肉が硬くなっていましたが、美味しかったです。
JALでは、揺れていなくても、サービス終了のアナウンスがなくても、到着1時間半前に『もう出せません』と断られ朝ごはんが食べられなかった経験があるのですが(食いしん坊の食の恨みは怖い・笑)、マレーシア航空は自由度が高くていいですね。
その後、責任者の名前付きでコメントカードの記入を求められました(笑)が、しっかり excellent と書いておきました。もちろん、担当してくれた日本人客室乗務員の方の名前もあわせて書いておきました^^
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A330neo
ところで、先日、ツーリズムEXPOジャパン2024に行ってきました。
そちらで、マレーシア航空の新鋭機 A330neoの新しいビジネスクラスの座席のお披露目があり、その座り心地を体験してきました。座席の配列は、1-2-1、どの座席も通路に面しています。
これから主流になるドア付きビジネスクラス。
ドアの部分がかなり高く、閉めると個室感がありました。
王様シートはなくなってしまいますが、快適性がさらにパワーアップしたようです。
展示されているのは真ん中の座席でしたが、隣との仕切りもしっかりしていますね。
800㎏もある座席を、わざわざ本国から運んできたそうです。
実機に搭載されている座席なので、リクライニングも操作することができました。
上の左の写真は、フルフラットにした状態です。けっこうすっぽり包まれる感じでした。足元も広々としています。画面もきれいなので、映画を見るもの楽しそう。
スタッフの方曰く、日本線に導入されるのは、2025年の3月以降だそうです。その前にシドニー線に導入されるとききましたので、来年はマレーシア航空でシドニーの旅を計画したいと思います。
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さいごに
今回はA350-900ではなかったのですが、王様席に座れたので大満足のフライトになりました。ツアーでも人数が少なければWEBチェックインできたのもマレーシア航空ならではなのか?座席を事前に選べられ手便利でした。
サービスは一昔前のもので8年前とアメニティセット以外変わっていなかったのですが、行き帰り日本人客室乗務員の方が親切で、快適に過ごすことができました。今回は心配していた大幅遅延もなく、クアラルンプール着はまさかの早着。帰りは空路の混雑のために1時間遅延、でも楽しいフライトでした。
最後までご覧いただきありがとうございます。