ラトビアの空の玄関口・リガ国際空港(RIX)。初めて利用した時は、ちょっと勝手が違い迷ってしまいました。でも、コンパクトにまとまっていて、ハブ空港として使い勝手がいい気がします。いつか再び行く日のため、忘却禄も兼ねて利用した様子をまとめてみました。
リガ国際空港(RIX)
リガ国際空港は、ソ連統治時代の1974年に開港した空港で、年間の利用客は560万、これはバルト3国全体の利用者の45%に当たるそうです。2017年には、20の航空会社が乗り入れ、RIXからは100都市に就航しているそうです(2017年夏現在)。
ターミナル&フライト情報(英語)はこちらからどうぞ>>>Main | Riga International Airport
最低乗り継ぎ時間
とてもコンパクトな空港なので、最低乗り継ぎ時間(MCT:Minimum Connecting Time)も短いです。
エア・バルティックのシェンゲン圏内のMCTは、30分となっています。また、シェンゲン加盟国より非シェンゲン加盟国への乗り継ぎも40分です(Transferring At Riga Airport | Transfers | airBaltic)。
MCTは、国内線⇔国際線、国際線⇔国際線の乗継、航空会社の乗継など状況によって違ってきます。原則、MCTより短い乗り継ぎの航空券は発券されません。
エアバルティックのMCTはこちらでご確認ください >>> airbaltic・MCT(英語)
ターミナル(到着)
ヘルシンキ(HEL)から到着した飛行機 は、ゲートD近くのオープンスポットに到着し、徒歩でターミナルへ入りました。ボンバルディアというプロペラ機なので、ボーディング・ブリッジがつかないのです。雨の時はちょっと大変かもしれません。
ターミナルに入ったら階段を上がって、ゲートAの方向に進み「EXIT」の案内の下にあるエスカレーターを降ります。
https://travelwidget.com/Riga-International-RIX-airport-terminal-map
リガ国際空港のターミナルは1つですが「シェンゲン協定加盟国」と「非シェンゲン協定加盟国」のどちらから到着するかで、手荷物引き取り所の場所が違うようです。「C」もしくは「E」となります。
私は、シェンゲン加盟国のヘルシンキから到着したので、荷物引き取り所 「E」 を通り抜けてターミナルの外に出ました。
このとき、同じ便で荷物を預けていたのは2人だけせした。カルーセル(carousel:ターンテーブルの意味)は2つしかありません。あまりにも誰もいないので、ちょっと不安になってしまいましたが、案内板に引き渡し時刻がでていましたので待っていると、予定(20分待ちと表示)より早く荷物が出てきました。
荷物を引き取り、そのまま外にでましたが、さすがに6時台では、ターミナルのお店はまだ開いていませんでした。市内までのバスのチケットはバス停の販売機で買えました。空港から市内への行き方についてはこちらをどうぞ
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【ラトビア旅行】 空港から市内へ ~公共交通機関~
リガ空港から市内までの行き方をまとめてみました。
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市内から空港へ
市内からの22番バスは空港の出発階へ着きます。そのまま航空会社のカウンターへ進みます。エア・バルティックのカウンターは、バスを降りたら進行方向へずーっと歩いていくとありました。
上の写真は、朝7時少し前に到着した時の様子です。カウンターは、左から「ビジネス」「Onlineチェックイン済」「通常チェックイン」に分かれています。一番長い列は、「Onlineチェックイン」(゚Д゚;) でした。
ちょっと焦ったのですが、サクサク進み・・・
10分後、私が荷物を預けた後は、上の右の写真の状態になっていました。出発時刻の1時間前に空港に着きましたが、始発のバスに乗ってもう少し早く来ても良かったかもしれません。
空港のお店
ラトビア発のオーガニックソープのお店「STENDERS(ステンダース)」最後に少しお土産を買いました。
セキュリティチェックも他のヨーロッパの国と変わらず、こちらもスムーズに通過できました。リガ国際空港からヘルシンキへはシェンゲン協定加盟国かつ、EU圏内の移動になりますので、パスポート審査はありません。なのでm出発フロアにあるDUTY FREE 以外のお店は課税されています。
課税・非課税
お店が課税か非課税かを見極める方法は、パスポート審査を受けたかどうか(審査後は非課税)です。しかし、リガ国際空港から「シェンゲン協定加盟国」へ出発する場合、ゲートに行くまでにあるお店は、課税・非課税(DUTY FREE)の両方が混在していました。
「DUTY FREE」と書いてあるお店は分かりやすいのですが。その他のお店は、ダメもとで、スタッフに「TAX REFUNDができるかどうか」尋ねてみることをおすすめします。免税書類をもらうことができたら、最後にEU圏内を出国する時にまとめて税関のスタンプをもらい、手続きします。
日本へ帰る際、ヘルシンキの空港を利用する場合が多いと思います。ヘルシンキの空港でのTAX REFUNDについてはこちらをどうぞ。
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【2018年8月】ヘルシンキ・ヴァンター国際空港 ~TAX REFUND&ラウンジ~
ヴァンター国際空港でのTAX REFUNDの方法とラウンジの様子をまとめてみました。
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空港ラウンジ
セキュリティチェック後、Cゲートの方向に歩くと、空港ラウンジの案内があります。ここにあったのは、primeclass business lounge という共有ラウンジです。私は、ダイナースカードを提示して入りましたが、プライオリティパスでも利用できるようです。
2017年に新しくなったラウンジは、おしゃれな入り口&内装でした。入り口でwifiのパスワードをもらえます。
100人を収容できる広さがあります。朝早かったので、人も多くありませんでした。
朝ごはんの種類は多くありませんが、ラウンジの食事としては十分です!
ラトビアらしく、ブラックバルサム(薬酒)もありました。朝はスタッフがいませんでしたが、自由に飲んでいいようです。
ラウンジ内には有料の個室もあるようです。
- シングル3部屋(3時間/59€~・8時間/133€)
- ダブル1部屋(3時間/83€~・8時間/188€)
保安検査後、ゲートB1近く
05:00~02:00
シェンゲン圏内・圏外への国際線利用者のみ
参照: RIXビジネスラウンジ(英語)
おまけ
滞在時間10分でした(笑)。ラウンジからゲートまでは遠かったので、急ぎました。ゲートは「D」、行きと同じバスゲートから歩いて飛行機に乗りました。
途中、右手に和食屋さん「YAKUZA」がありました(゚Д゚;)。リガの市内にも和食屋さんは見かけましたが、ここまで・・・美味しいかどうかは不明です。
さいごに
リガの空港はコンパクトにまとまっていて、とても使いやすい空港だと思いました。空港ラウンジもきれいで、もう少し早く空港に着いていればよかったです。バルト三国の他の空港は利用していませんが、同じような感じなのかしら?リガ国際空港からヨーロッパ各地まで多くのフライトが就航していますので、ハブとして利用するのもいいのではないかと感じました。
ヘルシンキまでのフライトは、機種に向かって左の窓側でした。離陸して暫くすると、眼下にエストニアの城壁に囲まれた旧市街が見えました(シャッターチャンスを逃し、残念)。
最後までご覧いただきありがとうございます。